左下7番、インプラントにゴールド冠が適切と考えますがいかがですか?

相談者: クマもんさん (54歳:女性)
投稿日時:2015-01-22 03:39:45
こんにちは。

現在、左下の奥歯(前から7番目)のインプラント治療中です。

質問は、冠の材質についてです。

事前に、カタログ写真を見てゴールド冠で依頼しました。

先日、ゴールド+側面セラミック冠を歯科技工士さんが持ってきました。
依頼したものと違うことを話し、強度を尋ねると、ゴールド材質のほうが強いという返答でした。

ただ、セラミックは巻き込んであるということ、そして、壊れた場合は、修理可能ということでした。

それでも、腑に落ちません。
また、転勤などで転居した場合、同じ修理ができるかわかりません。

希望であれば、全ゴールド冠にするということで、現在、当方の返答待ちの状態です。

歯科医師の方は、補足的に、これまで患者さんから特に(クレームが)無かった、ゴールドは重いという言葉が聞かれました。


質問1 
当初の注文どおり、ゴールド冠が適切と考えます。
いかがでしょうか。

質問2 
注文時のカタログ説明で側面セラミックの話は皆無でした。
どうしてこのような品物が出てきたのか、考えられる理由を挙げていただけるますでしょうか。

当該歯科医院では、(仕方が無いので)希望があれば、全ゴールド冠にするという営業姿勢ですが、当方としては、謝罪があってもよいのではないだろうかと、一般常識上、考えています。

電話をかけるのが圧迫されているようで苦痛を感じています。
※ 治療は、自費治療で行っています。


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-01-22 08:49:00
ご相談ありがとうございます。


>質問1 当初の注文どおり、ゴールド冠が適切と考えます。
>いかがでしょうか。


お口の状況や目的が分かりませんので適切かどうかここでは判断できません。

一般的にはありえます。
私も選択する時があります。



>質問2 注文時のカタログ説明で側面セラミックの話は皆無でした。


説明が不十分だったように思われます。



>どうしてこのような品物が出てきたのか、考えられる理由を挙げていただけるますでしょうか。


考えられる事は、お話にあるように

>ゴールドは重いという言葉が聞かれました。


つまり、ゴールドの重さを減らした事が理由として考えられます。

あまり重くなると正確に鋳造できないために、中身をくりぬいて軽くする事は普通に行われています。
これは正確な治療をする事が第一で、次に金のコストを軽減する事が目的です。
   
ただし、セラミックを使う事はありません。
ふつう硬質レジンを使います。

その説明はあったほうが良かったと思います。



>当方としては、謝罪があってもよいのではないだろうかと、一般常識上、考えています


説明不足はありそうですから、その点についてはそういう感情を持たれる方もいるかもしれません。

それ以前に充分信頼関係が取れているのであれば、はっきり説明してくれれば分かった、許せるよ、という方もおられるかもしれません。



>電話をかけるのが圧迫されているようで苦痛を感じています。


それでは直接あってお話をしたほうが良いのではないでしょうか。
そういう自由な雰囲気や関係が本当の歯科治療には大事だと思います。



>※ 治療は、自費治療で行っています。


それは保険を使わずにお金をかけたという意味なのでしょうか。
あるいは、何でも自由に話せて、理想を目指す「自由診療」という意味なのでしょうか。

ただお金をかけたというだけでは、自由までは買えない約束なのかもしれません。
お話し合いをなさり、楽しい結末を共同作業される事をお勧めいたします。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クマもんさん
返信日時:2015-01-22 13:36:34
こんにちは。

ご返信ありがとうございました。

私の現実的な質問の核心は、下の奥歯の高さの低い歯に、セラミックを使う必要があったかどうかです。


今回の返答からは、高い技巧の技術水準を求められ、場合によっては、作り直しなどが出てくるのに比べて、セラミックを使うことで、調整がしやすくなり、加えて、安価ですむという提供者側の問題であるという確信を強めました。

なお、シルバーの場合には、3万円、ゴールドの場合には、9万円という価格のカタログを事前に確認しての選択です。


さて、ご質問のありました

「※ 治療は、自費治療で行っています。」の記載は、事実を記述した以上でも以下でもありません。

上記のご質問がありましたので、以下、付け加えさせて頂きます。

私は、歯科医師ではありませんから、注文した商品と出てきたものが違うことをお詫びしない姿勢が是とされるのなら、それは、感情の問題であろうはずがありません。

このような認識は、歯科医師会全体の問題だろうと考えています。

なお、医師からの補足説明も、私が聞いた話と違うので考えたいと発言した後になって、ぽそっと出てきた説明です。
私に語りかけられた説明ではありません。

「他の患者さんから、特に問題ない、金は重い」という言葉は、私の治療台の直後にいる技工士さんの、さらに後ろに立って、他の患者さんの治療から、ちょこっと移動してきたときに言った言葉です。

以上、事実を追加して記載しました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-01-25 18:54:36
>私の現実的な質問の核心は、下の奥歯の高さの低い歯に、セラミックを使う必要があったかどうかです。

あると思います。

さがら先生が書かれているように、鋳造の精度や重さというものは重要だと考えます。

金属量が多くなるとそれだけ鋳造収縮が大きくなり、精度が落ちてしまします。
また、重さに関しても、敏感な方だと保険の銀歯からセラミックスに変えることで「口の中が軽くなった」と答えられる方がいらっしゃいます。

そういった理由から「金属くりぬき」でクラウンを作る事は多々あります。


>注文した商品と出てきたものが違うことをお詫びしない姿勢が

当たり前の話ですが、注文と違うものが出て来れば最初に謝るのが普通です。
その上で、説明不足を詫び、きちんとした理由を説明して納得していただくか、作り直すかになると思います。

その流れがなかったのは、担当医のキャラクターとコミュニケーション不足が原因であると考えます。


>このような認識は、歯科医師会全体の問題だろうと考えています。

一人二人の歯科医師の対応を例に挙げ、「歯科医師会全体の問題」というのはあまりにも話が飛躍しすぎていると思います。

繰り返しになりますが、僕は「担当医のキャラクターの問題」だと考えます。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クマもんさん
返信日時:2015-01-25 20:02:16
こんにちは。

ご返信ありがとうございます。

>あると思います。

今回の場合が、もし「ある」の方ならば、歯科技工士の方は、ことを大きくしたくないという表情で、「作り直しますか」ともいい(変わり身が早過ぎる)、歯科医の方は、「話は聞きました」といったのか。

今回、歯科医の方と歯科技工士の方のもちつもたれつの関係ではなく、歯科医の一定の判断の下に作成されたならば、その診断理由を述べられるべきであったと思います。

そこに、櫻井先生のご回答頂いた根拠が今回真にあるなら、こちらは、ここまで悩まないからです。

歯科医としての社会一般の通俗的権威は保持されるのだけれども、歯科医としての診断根拠の開示(説明)がなく、選択責任を背負わない(歯科技工士に代替させているようだ)。

このアンバランスによって、患者が負担を背負っているということが、理解されていないように見えます。


>「歯科医師会全体の問題」というのはあまりにも

先のさがら先生は、当方の文章から考えられることをお書き頂いた訳で、そのポジティブ感はこちらにも伝わっておりますが、


>ただお金をかけたというだけでは自由までは買えない約束なのかも
しれません。

これは、当方の投稿の本意から大幅に離れ、一般論として拡大解釈された点があったように思います。

ですから、当方としては、患者側の問題を提案するよりも前に、

1.医療行為についての事前説明の有無と患者の同意の有無
2.医療行為の一環で行われれているという自覚・責任感の程度

これらの認識の是非を飛び越して、「自由とは何か(論)」を持ち出されては困るということです。

担当医師の方は、お忙しいのか、初回の際に、説明はしっかりと聞きたい方だというのに○をしたと思いますが、最近は、次は何の予定だということばかりでなく、今日は何をしますというのも判然としない中で、治療が始まり出す、思ったより長いので、慌てて聞くと、だったら、ここまでにしますかという、このような中でのことです。

医師と二人、カタログを見ながら、シルバー、ゴールドなどの写真を見て、冠を選ぶ際も、

「先生は、どれを薦められますか」

とたずねると、金額が違うので、

「○○さんに選んでもらわないと」

とお答えになる。

しかし、私が選んだものとは同じではなかった。
選んだ責任、あるいは、これから選ぶ責任だけがのしかかってくる。

先生方もお時間を使いお答え頂いている中ですが、こちらもこの件のために、いろいろと考え、多くの時間を使っていることを(人として悪い人ではないのでしょうが)歯科医としてご想像されていないように思います。


話が拡大しましたが、私は歯科専門ではありませんが、全ゴールドにします。



櫻井先生へ

理論的整合性のあるご回答をありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クマもんさん
返信日時:2015-01-30 03:54:31
こんにちは。

説明の機会をリクエストしました。



タイトル 左下7番、インプラントにゴールド冠が適切と考えますがいかがですか?
質問者 クマもんさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ゴールドクラウン(金の被せ物)
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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