約10年前に奥歯に充填したレジンの耐久性について
相談者:
naka73さん (41歳:男性)
投稿日時:2015-01-30 15:17:54
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2015-01-30 23:56:46
こんばんは。
耐久性といっても、何をもってして耐久性とするかによると思います。
というのは、同じレジンでも緊密に詰めてあって研磨も綺麗にされていればかなりの年月持ちますが、そうやってみても前歯と奥歯では力のかかり具合も違うし、その方の手入れの問題も出てきます。
詰めたレジンやメタルは何ともないが、その歯の方になにか問題が出た時、その以前の治療の結果はそこで止まった事になります。
という観点で考えた場合、その奥歯ももう10年経っている状態で今現在特に何もなければ、擦り減ったり、多少端っこが欠けてきたりしているかも知れませんが、それでも「治療」としては10年間無事成り立っているわけです。
なので、その物質が頑丈かどうかという事よりも治療としてどのくらい長持ちしているのかという点が大切なのではと思っています。
実際レジンと金属で素材を比較したら、所詮プラスティックとメタルですから金属の方が素材としては安定しているでしょう。
しかし治療としてどのくらい持つ?という点では、実はあまり差がありません。
ただ歯の治療は全てにおいて、今の歯科医学の技術ではなかなか一生物とはならない事が大部分です。
しかしどうすればより、長持ちするのかという糸口は見えている状況ではないかと考えます。
なのでその歯が例えば検診で大丈夫という診断があったとしたら、「治療」として十分な施術がされたという事ではないでしょうか。
耐久性といっても、何をもってして耐久性とするかによると思います。
というのは、同じレジンでも緊密に詰めてあって研磨も綺麗にされていればかなりの年月持ちますが、そうやってみても前歯と奥歯では力のかかり具合も違うし、その方の手入れの問題も出てきます。
詰めたレジンやメタルは何ともないが、その歯の方になにか問題が出た時、その以前の治療の結果はそこで止まった事になります。
という観点で考えた場合、その奥歯ももう10年経っている状態で今現在特に何もなければ、擦り減ったり、多少端っこが欠けてきたりしているかも知れませんが、それでも「治療」としては10年間無事成り立っているわけです。
なので、その物質が頑丈かどうかという事よりも治療としてどのくらい長持ちしているのかという点が大切なのではと思っています。
実際レジンと金属で素材を比較したら、所詮プラスティックとメタルですから金属の方が素材としては安定しているでしょう。
しかし治療としてどのくらい持つ?という点では、実はあまり差がありません。
ただ歯の治療は全てにおいて、今の歯科医学の技術ではなかなか一生物とはならない事が大部分です。
しかしどうすればより、長持ちするのかという糸口は見えている状況ではないかと考えます。
なのでその歯が例えば検診で大丈夫という診断があったとしたら、「治療」として十分な施術がされたという事ではないでしょうか。
回答2
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2015-02-01 10:04:51
こんにちは。
臼歯部のレジン充填の耐久性については十分にあるといえます。
日本歯科保存学会う蝕治療ガイドライン作成委員会が作成した「う蝕治療ガイドライン」のCQ11とCQ12にこれについての記載があります。この結論の根拠として9篇の参考文献が挙げられ、そのうちの3篇が構造化抄録として紹介されています。
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/usyoku/usyokugl.pdf
臼歯部のレジン充填の耐久性については十分にあるといえます。
日本歯科保存学会う蝕治療ガイドライン作成委員会が作成した「う蝕治療ガイドライン」のCQ11とCQ12にこれについての記載があります。この結論の根拠として9篇の参考文献が挙げられ、そのうちの3篇が構造化抄録として紹介されています。
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/usyoku/usyokugl.pdf
タイトル | 約10年前に奥歯に充填したレジンの耐久性について |
---|---|
質問者 | naka73さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) 材料・機材関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。