インプラント体の適切なピン(フィクスチャー)の長さについて
相談者:
ガラスの玉ねぎさん (54歳:女性)
投稿日時:2015-02-04 01:15:23
回答1
回答日時:2015-02-04 04:54:34
インプラントのピン(フィクスチャー)の適切な長さについて○○mmあれば大丈夫、といったことはまだ一概には言えないのですが、少し前までの標準的な長さは、
長さ10mmぐらい、直径(幅)4mmぐらい、
だったと思います。
それが最近になって、もう少しなら短めでも大丈夫かも? というデータが出てきている様に感じます。
ガラスの玉ねぎさんの場合の、
>長 さ:8.5mm、 幅:4.5mm
であれば、表面積で計算すれば上記の数値とほぼ同等だと思いますので、感覚的にほぼ問題なさそうな感じはしますね。
>質問ですが、深さが8.7mmのところ、8.5mmとすると、0.2mmの余裕しかありませんが、突き抜けたりしないのでしょうか。
についてはその通りで、骨に穴を開けるドリルは先端が必ず△に尖っていて、その長さは+で必要ですから、実質8.5+0.何mmかの穴はあけます。
そもそも手作業ですから、コンマ1mm単位でのコントロールはまず無理ですし、突き抜ける可能性は小さくないと思われます。
ですが、上顎の骨を突き抜けて上顎洞に貫通する場合、おそらく説明もあったと思うのですが骨の上にある膜だけ残して完全には貫通させないテクニックもありますし、仮に完全に貫通してしまっても上顎洞は「身体の外側」になるので問題が起きることはおそらくない、ということも言えると思います。
ですので長さの安心を取るか、術式の安心を取るか、どちらも悪くありませんので、
>先生は、ピンは長い方がいいけれど、不安なら7.5mmでもいいですよと仰っていましたが、
という説明になると私も思います。
ガラスの玉ねぎさんに決めきれなければ、先生に一任されてはいかがでしょうか?
長さ10mmぐらい、直径(幅)4mmぐらい、
だったと思います。
それが最近になって、もう少しなら短めでも大丈夫かも? というデータが出てきている様に感じます。
ガラスの玉ねぎさんの場合の、
>長 さ:8.5mm、 幅:4.5mm
であれば、表面積で計算すれば上記の数値とほぼ同等だと思いますので、感覚的にほぼ問題なさそうな感じはしますね。
>質問ですが、深さが8.7mmのところ、8.5mmとすると、0.2mmの余裕しかありませんが、突き抜けたりしないのでしょうか。
についてはその通りで、骨に穴を開けるドリルは先端が必ず△に尖っていて、その長さは+で必要ですから、実質8.5+0.何mmかの穴はあけます。
そもそも手作業ですから、コンマ1mm単位でのコントロールはまず無理ですし、突き抜ける可能性は小さくないと思われます。
ですが、上顎の骨を突き抜けて上顎洞に貫通する場合、おそらく説明もあったと思うのですが骨の上にある膜だけ残して完全には貫通させないテクニックもありますし、仮に完全に貫通してしまっても上顎洞は「身体の外側」になるので問題が起きることはおそらくない、ということも言えると思います。
ですので長さの安心を取るか、術式の安心を取るか、どちらも悪くありませんので、
>先生は、ピンは長い方がいいけれど、不安なら7.5mmでもいいですよと仰っていましたが、
という説明になると私も思います。
ガラスの玉ねぎさんに決めきれなければ、先生に一任されてはいかがでしょうか?
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-02-04 08:33:04
ご相談ありがとうございます。
> 質問ですが、深さが8.7mmのところ、8.5mmとすると、0.2mmの余裕しかありませんが、突き抜けたりしないのでしょうか。
その可能性はあります。
おそらくご担当の先生はすでに突抜も想定している計画とも考えられます。
その訳は、その数字がどういう検査で出て来たかが分かりませんが、現在どのようの検査方法でも1mmの何分の一までを予想して正確に量る事は困難です。
また渡辺先生も説明していますが、埋めるピンの長さ以上にドリルの構造上、先へ深く削り進めなくては埋められません。
したがってピンの長さよりも1mmちかくは深く削ります。
厳格に制限したい場合は2mm離す計画を勧められているくらいです。
実際には、お一人ずつで全く違います。
突き抜ける場合の、膜の健康状態、そこの骨の密度、隣の歯の健康状態、全体の噛み合わせ、口腔衛生状態、などなどの条件を総合的に加味して診断するからです。
> 先生は、ピンは長い方がいいけれど、不安なら7.5mmでもいいですよと仰っていましたが、どちらが良いのか、判断がつきません。
ピンの長さは昔は長いほうが良いという定説がありました。
最近はその根拠が逆転しています。
ご担当の先生から計画の根拠と成功の見通しを、実績などを含めて説明して頂くと安心できます。
> 質問ですが、深さが8.7mmのところ、8.5mmとすると、0.2mmの余裕しかありませんが、突き抜けたりしないのでしょうか。
その可能性はあります。
おそらくご担当の先生はすでに突抜も想定している計画とも考えられます。
その訳は、その数字がどういう検査で出て来たかが分かりませんが、現在どのようの検査方法でも1mmの何分の一までを予想して正確に量る事は困難です。
また渡辺先生も説明していますが、埋めるピンの長さ以上にドリルの構造上、先へ深く削り進めなくては埋められません。
したがってピンの長さよりも1mmちかくは深く削ります。
厳格に制限したい場合は2mm離す計画を勧められているくらいです。
実際には、お一人ずつで全く違います。
突き抜ける場合の、膜の健康状態、そこの骨の密度、隣の歯の健康状態、全体の噛み合わせ、口腔衛生状態、などなどの条件を総合的に加味して診断するからです。
> 先生は、ピンは長い方がいいけれど、不安なら7.5mmでもいいですよと仰っていましたが、どちらが良いのか、判断がつきません。
ピンの長さは昔は長いほうが良いという定説がありました。
最近はその根拠が逆転しています。
ご担当の先生から計画の根拠と成功の見通しを、実績などを含めて説明して頂くと安心できます。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-02-04 18:22:52
フィクスチャーの長さについて
上顎洞底から歯槽頂までの骨の高さが足りないときは、ソケットリフトという方法があります。
この方法は上顎洞底の骨を突き抜けた後にその部の粘膜を持ち上げてしまい、骨高より長いフィクスチャーを埋入する方法です。
術式は色々あるのですが、このための専用のドリルも販売されています。
担当の歯科医がどの程度の守備範囲を持っているかなのですが、0、何ミリか突き抜けそうであればソケットリフト法に準じて行えばよいことです。
専用のドリルであればソケットリフトを意識するほどのことでもなく、簡単にできます。
担当の歯科医次第になるという可能性のコメントにならざるを得ません。
上顎洞底から歯槽頂までの骨の高さが足りないときは、ソケットリフトという方法があります。
この方法は上顎洞底の骨を突き抜けた後にその部の粘膜を持ち上げてしまい、骨高より長いフィクスチャーを埋入する方法です。
術式は色々あるのですが、このための専用のドリルも販売されています。
担当の歯科医がどの程度の守備範囲を持っているかなのですが、0、何ミリか突き抜けそうであればソケットリフト法に準じて行えばよいことです。
専用のドリルであればソケットリフトを意識するほどのことでもなく、簡単にできます。
担当の歯科医次第になるという可能性のコメントにならざるを得ません。
相談者からの返信
相談者:
ガラスの玉ねぎさん
返信日時:2015-02-05 22:49:26
適切なご回答をありがとうございました。
不安でいろいろ検索してみたのですが、全く分からなかったところ、先生方のおかげで、主治医に確認すべき内容を勉強することができました。
明日、受診日なので、きちんと内容を納得して施術していただこうと思います。
本当にありがとうございました。
不安でいろいろ検索してみたのですが、全く分からなかったところ、先生方のおかげで、主治医に確認すべき内容を勉強することができました。
明日、受診日なので、きちんと内容を納得して施術していただこうと思います。
本当にありがとうございました。
タイトル | インプラント体の適切なピン(フィクスチャー)の長さについて |
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質問者 | ガラスの玉ねぎさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 54歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | インプラント治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。