[写真あり] 生後4ヶ月、乳児の舌小帯短縮症の手術について
相談者:
こけしちゃんさん (31歳:女性)
投稿日時:2015-01-30 19:32:36
生後4ヶ月の息子がいます。
舌小帯短縮症の手術をするかで迷っています。
小児科の先生は発音には関係ないことも多く、現代ではあまり切ることはしないとおっしゃっています。
ですが、ハート舌になってることと、それが自然に治る期待はしない方が良いと聞いてやはり将来を考えて切除した方がいいのかなと迷っています。
画像をご覧いただきどれくらいの程度かをみていただきたいです。
泣いてる時の様子をみていたら、舌は上顎には全くついている様子はありませんでした。
あと、4ヶ月で手術をするのと2〜3歳で手術をすることを考えたら、月齢が早いほど良いですか?
2歳くらいまでに、舌小帯の位置が後退していく可能性はありますか?
よろしくお願いいたします。
舌小帯短縮症の手術をするかで迷っています。
小児科の先生は発音には関係ないことも多く、現代ではあまり切ることはしないとおっしゃっています。
ですが、ハート舌になってることと、それが自然に治る期待はしない方が良いと聞いてやはり将来を考えて切除した方がいいのかなと迷っています。
画像をご覧いただきどれくらいの程度かをみていただきたいです。
泣いてる時の様子をみていたら、舌は上顎には全くついている様子はありませんでした。
あと、4ヶ月で手術をするのと2〜3歳で手術をすることを考えたら、月齢が早いほど良いですか?
2歳くらいまでに、舌小帯の位置が後退していく可能性はありますか?
よろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-01-30 20:06:29
現時点では哺乳にまで影響がある状態ではないと思われますし、普通はそこまで問題はないことが殆どでしょう。
離乳食になっていったとしても、初めは嚥下に対する影響は少ないと思われます。
風を引いて咳がひどいと、下顎前歯が生えている場合には舌の裏がこすれて、傷になることはあります。
構音にも今のところ影響はないと考えてよいでしょう。
したがって私は、月齢での乳幼児では手術を勧めていません。
嚥下時の舌の態様、構音、顎の発達などの問題が生じる可能性がありますから、4歳位くらいまでには手術をするようにしています。
余談ですが、耳鼻いんこう科で保険が効かないなどと言われて10万円かかると言われたケースがありました。
保険は効きますから、老婆心ながら。
離乳食になっていったとしても、初めは嚥下に対する影響は少ないと思われます。
風を引いて咳がひどいと、下顎前歯が生えている場合には舌の裏がこすれて、傷になることはあります。
構音にも今のところ影響はないと考えてよいでしょう。
したがって私は、月齢での乳幼児では手術を勧めていません。
嚥下時の舌の態様、構音、顎の発達などの問題が生じる可能性がありますから、4歳位くらいまでには手術をするようにしています。
余談ですが、耳鼻いんこう科で保険が効かないなどと言われて10万円かかると言われたケースがありました。
保険は効きますから、老婆心ながら。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-01-30 23:47:19
舌小帯短縮症の構音障害ですが、舌の先を下の歯にくっつけてしゃべったような感じになります。(簡単にためせるのでやってみるとイメージがつかめると思います。)
舌足らずな、ちょっと聞き取りにくくなるだけで会話が成立しないなどということはないレベルです。
気にする子もいれば気にしない子もいます。
手術は障害が明らかになってでもできますが、舌の使い方に癖がついてしまっているため、直すにはリハビリが必要になりますし、滑らかにしゃべれるようにはならない可能性もあります。
障害がはじめから出ないようにするには遅くとも小学校に入る前には治しておいたほうがよいと思われますので、私も松山先生同様に4歳前までの手術を勧めることが多いです。
舌足らずな、ちょっと聞き取りにくくなるだけで会話が成立しないなどということはないレベルです。
気にする子もいれば気にしない子もいます。
手術は障害が明らかになってでもできますが、舌の使い方に癖がついてしまっているため、直すにはリハビリが必要になりますし、滑らかにしゃべれるようにはならない可能性もあります。
障害がはじめから出ないようにするには遅くとも小学校に入る前には治しておいたほうがよいと思われますので、私も松山先生同様に4歳前までの手術を勧めることが多いです。
相談者からの返信
相談者:
こけしちゃんさん
返信日時:2015-01-31 17:26:06
松山先生、森川先生、ご回答いただきありがとうございます。
小児科の先生にも今すぐに手術することはおすすめはしないとおっしゃっていました。
しかし、切除の場合お願いしようかと思って調べました歯科の先生は、3歳くらいまでは局所麻酔で行うが、それ以降は局所麻酔ができないため、大学病院等で行ってもらうとのことでした。
4歳くらいで手術をした場合は、ほとんどの場合が全身麻酔で行うことになるでしょうか?
舌を前歯につけて試してみましたが、自分としては聞き取りにくいと感じました。本人が気にしないとしても、舌短縮症である限りこのような舌の使い方になるのは避けられないでしょうか?
画像を載せさせていただきました。
画像1
小児科の先生にも今すぐに手術することはおすすめはしないとおっしゃっていました。
しかし、切除の場合お願いしようかと思って調べました歯科の先生は、3歳くらいまでは局所麻酔で行うが、それ以降は局所麻酔ができないため、大学病院等で行ってもらうとのことでした。
4歳くらいで手術をした場合は、ほとんどの場合が全身麻酔で行うことになるでしょうか?
舌を前歯につけて試してみましたが、自分としては聞き取りにくいと感じました。本人が気にしないとしても、舌短縮症である限りこのような舌の使い方になるのは避けられないでしょうか?
画像を載せさせていただきました。
画像1
相談者からの返信
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-01-31 18:31:43
局所麻酔で切除のみを行う場合は、低年齢のほうが簡単です。
構音障害を防ぐために、舌の可動域を広げるだけであればそれで十分と考えます。
局所麻酔の切除であれば、4歳でも行えますが、癒着や術後出血の可能性がやや高くなるようです。
ただ、どこの小児科、小児歯科でも行っているわけではないです。
さらに小学校高学年くらいまで放置してしまえば、小児歯科でなくても局所麻酔で行えるようになります。
構音障害を防ぐために、舌の可動域を広げるだけであればそれで十分と考えます。
局所麻酔の切除であれば、4歳でも行えますが、癒着や術後出血の可能性がやや高くなるようです。
ただ、どこの小児科、小児歯科でも行っているわけではないです。
さらに小学校高学年くらいまで放置してしまえば、小児歯科でなくても局所麻酔で行えるようになります。
相談者からの返信
相談者:
こけしちゃんさん
返信日時:2015-01-31 20:24:48
森川先生、ありがとうございます。
局所麻酔についてですが、小児科の先生は麻酔をするこのリスクが、今切除することのメリットを上回るとおっしゃいました。
麻酔によるリスクとは局所麻酔の場合でもかなりあるのでしょうか?
局所麻酔で麻酔によって危険になった事例などはありますか?
また局所麻酔で切除のみの場合は、再癒着の可能性が高くなるのでしょうか?
乳児ですがやはりだんだん力も強くなり暴れるのではと考えると、切除のみがいいかなと思うのですが、再癒着の可能性が高いとなると縫合した方がいいのかなと。。。
もちろんやってくださる先生がいらっしゃったらなのですが。
新生児の頃にもっと真剣に考えておけばよかったと悔やまれます。
局所麻酔についてですが、小児科の先生は麻酔をするこのリスクが、今切除することのメリットを上回るとおっしゃいました。
麻酔によるリスクとは局所麻酔の場合でもかなりあるのでしょうか?
局所麻酔で麻酔によって危険になった事例などはありますか?
また局所麻酔で切除のみの場合は、再癒着の可能性が高くなるのでしょうか?
乳児ですがやはりだんだん力も強くなり暴れるのではと考えると、切除のみがいいかなと思うのですが、再癒着の可能性が高いとなると縫合した方がいいのかなと。。。
もちろんやってくださる先生がいらっしゃったらなのですが。
新生児の頃にもっと真剣に考えておけばよかったと悔やまれます。
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-01-31 23:46:25
>また局所麻酔で切除のみの場合は、再癒着の可能性が高くなるのでしょうか?
歯科ですと1歳半健診のときに指摘され受診することが多いです。
そのころであれば遅いということはまったくないです。
私の場合は二十例程度ですが、癒着したことはないですね。
>麻酔によるリスクとは局所麻酔の場合でもかなりあるのでしょうか?
局所麻酔といっても(麻酔注射の時間よりもハサミで切除する時間のほうが短いので)表面麻酔しか行わないのでそれほどリスクは高くないと思います。
処置時間は表面麻酔の時間も含めて5分以内です。
>再癒着の可能性が高いとなると縫合した方がいいのかなと。
乳幼児の場合、縫合するなら普通は全身麻酔です。
歯科ですと1歳半健診のときに指摘され受診することが多いです。
そのころであれば遅いということはまったくないです。
私の場合は二十例程度ですが、癒着したことはないですね。
>麻酔によるリスクとは局所麻酔の場合でもかなりあるのでしょうか?
局所麻酔といっても(麻酔注射の時間よりもハサミで切除する時間のほうが短いので)表面麻酔しか行わないのでそれほどリスクは高くないと思います。
処置時間は表面麻酔の時間も含めて5分以内です。
>再癒着の可能性が高いとなると縫合した方がいいのかなと。
乳幼児の場合、縫合するなら普通は全身麻酔です。
相談者からの返信
相談者:
こけしちゃんさん
返信日時:2015-02-01 07:25:17
回答5
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-02-01 20:00:26
>切除するという方向で考えていきたいと思います。
私の行っている方法はたぶん一般的ではないです。(私一人しかやっていないものでももちろんありませんが)
ですので、受診された医療機関の先生とよく話をされてから決めたほうが良いと思いますよ。
私の行っている方法はたぶん一般的ではないです。(私一人しかやっていないものでももちろんありませんが)
ですので、受診された医療機関の先生とよく話をされてから決めたほうが良いと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
こけしちゃんさん
返信日時:2015-02-02 10:31:30
ありがとうございます。
できたら、少しでもリスクがあることはしたくないという思いは強いのですが、様子見が多いということも踏まえつつ、でも将来のことも考えてよく相談して決めたいと思います。
ありがとうございました。
できたら、少しでもリスクがあることはしたくないという思いは強いのですが、様子見が多いということも踏まえつつ、でも将来のことも考えてよく相談して決めたいと思います。
ありがとうございました。
タイトル | [写真あり] 生後4ヶ月、乳児の舌小帯短縮症の手術について |
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質問者 | こけしちゃんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児歯科治療 舌の病気・異常 その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。