抜けたインプラントの再手術内容ととその時期について
相談者:
しょうすけさん (67歳:男性)
投稿日時:2015-02-20 18:49:33
1年ぐらい前に左上の6・7番2本のインプラント手術を行いました
ここ1週間ぐらいその歯がぐらぐらするので医院に行って手術した先生に治療してもらったところ、6番の歯が土台のねじごと抜けてしまいました。
先生は細菌が原因ではないか、責任を持って再手術すると言ってくれて、10日後にもう少し大きいねじを使って再手術する事になりました。
抜けた歯のねじは黒くなっていました。
再手術の時期・内容に問題ないでしょうか?
ちなみに手術時骨が薄いとのことで、その処置をして半年後に手術しました。
よろしくい願いします。
ここ1週間ぐらいその歯がぐらぐらするので医院に行って手術した先生に治療してもらったところ、6番の歯が土台のねじごと抜けてしまいました。
先生は細菌が原因ではないか、責任を持って再手術すると言ってくれて、10日後にもう少し大きいねじを使って再手術する事になりました。
抜けた歯のねじは黒くなっていました。
再手術の時期・内容に問題ないでしょうか?
ちなみに手術時骨が薄いとのことで、その処置をして半年後に手術しました。
よろしくい願いします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-02-20 19:49:10
結論から言うと、種々なる要件があり何とも言えません。
細菌感染によるものであれば、骨の吸収が最少で済んでいるのか、抗菌剤の投与があった方が望ましいとか、「手術時骨が薄いとのことで、その処置」が果たして十分な結果を得られたものであるか、「もう少し大きいねじを」が果たして十分な大きさなサイズなのか、などを実際に診て検証しなければならないからです。
種々なる条件をクリアーしていれば、10日ぐらいで再埋入することはあります。
細菌感染によるものであれば、骨の吸収が最少で済んでいるのか、抗菌剤の投与があった方が望ましいとか、「手術時骨が薄いとのことで、その処置」が果たして十分な結果を得られたものであるか、「もう少し大きいねじを」が果たして十分な大きさなサイズなのか、などを実際に診て検証しなければならないからです。
種々なる条件をクリアーしていれば、10日ぐらいで再埋入することはあります。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-02-21 08:28:52
ご相談ありがとうございます。
>責任を持って再手術すると言ってくれて、
それはとても良い先生をお選びになりましたね。
歯科治療とは絶対成功することを保証することはできません。
しかし、想定外のことが起きてもキチンと対処すれば失敗ではないからです。
>先生は細菌が原因ではないか、
>抜けた歯のねじは黒くなっていました。
その可能性はあり得ます。
>再手術の時期・内容に問題ないでしょうか?
時期はお一人ずつで違いがでます。
内容については、もし細菌感染が原因であればその対策ができているかどうかが、やり直しの場合のポイントとなります。
とくに感染の原因は歯周病菌ですから、治療前の歯周病治療とインプラント治療後のアフターケアとして、歯周病管理プログラムが重要です。
>ちなみに手術時骨が薄いとのことで、その処置をして半年後に手術しました。
それによる脱落の可能性も考えられます。
骨の状態は細菌感染と同じくらい重要ファクターです。
ご年齢からも骨密度の低下も検討対象となります。
最新の歯科用レントゲンCTスキャナーでは、インプラント直近の周囲の骨密度を測定できます。
また光機能化という、インプラントと骨の密着を極限まで高める、骨を増やす治療方法もあります。
あるいは「その処置をして半年後に」という処置内容と結果の検証も必要です。
>10日後にもう少し大きいねじを
原因が細菌感染だけであれば、対策として大きいねじを使うこととの整合性はありません。
大きいねじを使う意味は、強度を上げるという、力への対策です。
奥歯には食事のしかたや、意識してかばうかどうかに全く関係なく、強大な力がかかります。
したがって、その場所のインプラント治療には強度への設計がとても重要です。
その場所特有の脱落原因は、細菌感染もありえますが、ほとんどは骨の負担能力を超える異常な力がかかることによります。
対策は、それに耐えられる骨を確保すること、お口全体の噛み合わせのバランスからその場所を総合的に計画すること、その場所の被せ物の噛み合わせを適切な咬合理論で作り上げることが重要となります。
一般的なことを説明しましたが、個人差もありますから次は成功するように良くご相談することをお勧めいたします。
>責任を持って再手術すると言ってくれて、
それはとても良い先生をお選びになりましたね。
歯科治療とは絶対成功することを保証することはできません。
しかし、想定外のことが起きてもキチンと対処すれば失敗ではないからです。
>先生は細菌が原因ではないか、
>抜けた歯のねじは黒くなっていました。
その可能性はあり得ます。
>再手術の時期・内容に問題ないでしょうか?
時期はお一人ずつで違いがでます。
内容については、もし細菌感染が原因であればその対策ができているかどうかが、やり直しの場合のポイントとなります。
とくに感染の原因は歯周病菌ですから、治療前の歯周病治療とインプラント治療後のアフターケアとして、歯周病管理プログラムが重要です。
>ちなみに手術時骨が薄いとのことで、その処置をして半年後に手術しました。
それによる脱落の可能性も考えられます。
骨の状態は細菌感染と同じくらい重要ファクターです。
ご年齢からも骨密度の低下も検討対象となります。
最新の歯科用レントゲンCTスキャナーでは、インプラント直近の周囲の骨密度を測定できます。
また光機能化という、インプラントと骨の密着を極限まで高める、骨を増やす治療方法もあります。
あるいは「その処置をして半年後に」という処置内容と結果の検証も必要です。
>10日後にもう少し大きいねじを
原因が細菌感染だけであれば、対策として大きいねじを使うこととの整合性はありません。
大きいねじを使う意味は、強度を上げるという、力への対策です。
奥歯には食事のしかたや、意識してかばうかどうかに全く関係なく、強大な力がかかります。
したがって、その場所のインプラント治療には強度への設計がとても重要です。
その場所特有の脱落原因は、細菌感染もありえますが、ほとんどは骨の負担能力を超える異常な力がかかることによります。
対策は、それに耐えられる骨を確保すること、お口全体の噛み合わせのバランスからその場所を総合的に計画すること、その場所の被せ物の噛み合わせを適切な咬合理論で作り上げることが重要となります。
一般的なことを説明しましたが、個人差もありますから次は成功するように良くご相談することをお勧めいたします。
相談者からの返信
相談者:
しょうすけさん
返信日時:2015-02-21 12:03:26
タイトル | 抜けたインプラントの再手術内容ととその時期について |
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質問者 | しょうすけさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 67歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。