セレックで作ったe-maxのクラウンの噛合せが合わない
相談者:
おかちゃんさん (63歳:女性)
投稿日時:2015-03-13 18:06:40
左上6番、セレックのクラウンを装着しました。
素材はe-max(イーマックス)です。
左下567はブリッジで、6番のダミーの歯は小臼歯ほどの大きさしかありません。
そのためか、e-maxのクラウンと下の歯が噛み合わない部分(舌側半分近く)がゴロゴロした感じで高く、いつも上下の歯が触れ合っています。
そのため就寝時に食い縛りがあります。
先生に言うと、ほんの少し角を削っただけで装着してしまいました。
装着後に削ることは出来るのでしょうか?
最悪やり替えになった場合、クラウンを外すことはできますか?
クラウンの素材の選択時に先生からの説明は色だけでした。
奥歯だから色はそれほど気にならないといったらセレックにされました。
できれば他院に転院してセレック以外のクラウンにしたいのですが、e-maxのクラウンを除去することは嫌がられるのではないかと危惧しています。
ご回答よろしくお願い致します。
素材はe-max(イーマックス)です。
左下567はブリッジで、6番のダミーの歯は小臼歯ほどの大きさしかありません。
そのためか、e-maxのクラウンと下の歯が噛み合わない部分(舌側半分近く)がゴロゴロした感じで高く、いつも上下の歯が触れ合っています。
そのため就寝時に食い縛りがあります。
先生に言うと、ほんの少し角を削っただけで装着してしまいました。
装着後に削ることは出来るのでしょうか?
最悪やり替えになった場合、クラウンを外すことはできますか?
クラウンの素材の選択時に先生からの説明は色だけでした。
奥歯だから色はそれほど気にならないといったらセレックにされました。
できれば他院に転院してセレック以外のクラウンにしたいのですが、e-maxのクラウンを除去することは嫌がられるのではないかと危惧しています。
ご回答よろしくお願い致します。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-03-13 19:13:04
多くの問題を抱えていますので、簡単ではないと思ってください。
ただし、見ることが多いところの、臼歯部のセラミック系で咬みあわせの低いクラウンのような、咬合高径の維持を全く無視したものであれば上下の歯のぶつかりは弱くなるので、違和感はないものに近くなります。
>左下567はブリッジで、6番のダミーの歯は小臼歯ほどの大きさしかありません。
まずこれ自体が、歯列の連続性を保っているかどうかが、問題です。
しかも、ダミーが小さいことも、それ自体で解剖学的形態が崩れているので、上下の調和が難しいのです。
簡単に言うと咬頭の数が合わなくなります。
>上下の歯が触れ合っています。
>そのため就寝時に食い縛りがあります。
元々、ブラキシズムの傾向があり、今回の処置で露呈したという
懸念があります。
装着後の削合や、撤去はできます。
>セレック以外のクラウンにしたいのですが、e-maxのクラウンを除去することは嫌がられるのではないかと
外すことはそれ程大変ではないと思います。ただし健康保険の
除去料は、非常に低いものではあります。
上記のような難しさがあるので、私事になりますが私は、微妙な調整が出来る金属製のクラウン(あえて)にして、仮着で様子を見ながら調整を進めることにしています。
ただし上下の咬みあわせの干渉を防ぐために、あるいは咬合学的にも仕方なく、咀嚼能率の劣った(咬頭対窩の緊密対合を緩めた)咬合面形態にすることも多いものです。
咬合関係の要点ををもれなくセラミック系で達成するのは、難しいものです。
ただし、見ることが多いところの、臼歯部のセラミック系で咬みあわせの低いクラウンのような、咬合高径の維持を全く無視したものであれば上下の歯のぶつかりは弱くなるので、違和感はないものに近くなります。
>左下567はブリッジで、6番のダミーの歯は小臼歯ほどの大きさしかありません。
まずこれ自体が、歯列の連続性を保っているかどうかが、問題です。
しかも、ダミーが小さいことも、それ自体で解剖学的形態が崩れているので、上下の調和が難しいのです。
簡単に言うと咬頭の数が合わなくなります。
>上下の歯が触れ合っています。
>そのため就寝時に食い縛りがあります。
元々、ブラキシズムの傾向があり、今回の処置で露呈したという
懸念があります。
装着後の削合や、撤去はできます。
>セレック以外のクラウンにしたいのですが、e-maxのクラウンを除去することは嫌がられるのではないかと
外すことはそれ程大変ではないと思います。ただし健康保険の
除去料は、非常に低いものではあります。
上記のような難しさがあるので、私事になりますが私は、微妙な調整が出来る金属製のクラウン(あえて)にして、仮着で様子を見ながら調整を進めることにしています。
ただし上下の咬みあわせの干渉を防ぐために、あるいは咬合学的にも仕方なく、咀嚼能率の劣った(咬頭対窩の緊密対合を緩めた)咬合面形態にすることも多いものです。
咬合関係の要点ををもれなくセラミック系で達成するのは、難しいものです。
相談者からの返信
相談者:
おかちゃんさん
返信日時:2015-03-13 20:20:20
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-03-13 21:15:09
>金属製のクラウンというのは、保険のクラウンのことでしょうか?
自費でも構わないと思います。
>保険治療を嫌がる先生が多いので
保険のクラウンの施術料は先進国との比較では、非常に低い点数の
ためだと思います。
>先生は外すのならセラミックにする、
断定的なのはいかがと思います。
>仮着のブリッジが外れない場合はそのまま使用していいのでしょうか?
適合が良いものであれば、良くブラッシングしていれば大丈夫なこともあります。
定期検診でチェックしてもらうと良いです。
自費でも構わないと思います。
>保険治療を嫌がる先生が多いので
保険のクラウンの施術料は先進国との比較では、非常に低い点数の
ためだと思います。
>先生は外すのならセラミックにする、
断定的なのはいかがと思います。
>仮着のブリッジが外れない場合はそのまま使用していいのでしょうか?
適合が良いものであれば、良くブラッシングしていれば大丈夫なこともあります。
定期検診でチェックしてもらうと良いです。
相談者からの返信
回答3
三浦歯科医院(小金井市緑町)の三浦です。
回答日時:2015-03-18 14:34:27
セレックは、基本的に、コンピューターが隣の歯や対合歯の形を参考に歯の形を提案してくるので、今回のように対合歯がちいさかったりすると、初期提案が満足のいかないこともあります。
その場合、形を人為的に整える必要があるので、術者による差がでます。
e-maxは金属より柔らかいので、形を修正することも可能です。
かかりつけの先生とよく相談してみては如何でしょうか。
その場合、形を人為的に整える必要があるので、術者による差がでます。
e-maxは金属より柔らかいので、形を修正することも可能です。
かかりつけの先生とよく相談してみては如何でしょうか。
相談者からの返信
相談者:
おかちゃんさん
返信日時:2015-03-20 15:33:48
タイトル | セレックで作ったe-maxのクラウンの噛合せが合わない |
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質問者 | おかちゃんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 63歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ブリッジに関するトラブル 噛み合わせに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。