自由診療の根管治療か保険診療で抜歯か悩みます
相談者:
ゆっき〜さん (42歳:女性)
投稿日時:2015-03-19 08:45:47
保険診療内では抜歯といわれました。
自由診療の歯科医院では、根管治療を専門医できちんと土台をつくるまで治療をしたら抜歯はしなくても大丈夫と最新のレントゲンで説明。
当然費用もすごい。
自身は右上親不知と手前と2本抜歯といわれてます。
ブリッジも難しいし、上の歯なのでインプラントもお奨めしないと言われたので部分入れ歯になると。
さけたいのでできれば歯を残したいのですが、自由診療をうけたことがないので、費用かけてでもきちんと根管治療してもらえたら、痛みや腫れもなく歯を使い続けれルのだろうか。
ちなみに今回は一度痛くなり根管治療を保険内でほどこし、5年以内にまた痛くなり膿がたまりほほが腫れて現在の状態です。
ほほの腫れは切開にて膿をだし、落ち着いています。
近くの歯科医院ならこのあとは抜歯の治療…自由診療歯科医院で根管治療…すごく悩みます。
アドバイスよろしくお願いします。
自由診療の歯科医院では、根管治療を専門医できちんと土台をつくるまで治療をしたら抜歯はしなくても大丈夫と最新のレントゲンで説明。
当然費用もすごい。
自身は右上親不知と手前と2本抜歯といわれてます。
ブリッジも難しいし、上の歯なのでインプラントもお奨めしないと言われたので部分入れ歯になると。
さけたいのでできれば歯を残したいのですが、自由診療をうけたことがないので、費用かけてでもきちんと根管治療してもらえたら、痛みや腫れもなく歯を使い続けれルのだろうか。
ちなみに今回は一度痛くなり根管治療を保険内でほどこし、5年以内にまた痛くなり膿がたまりほほが腫れて現在の状態です。
ほほの腫れは切開にて膿をだし、落ち着いています。
近くの歯科医院ならこのあとは抜歯の治療…自由診療歯科医院で根管治療…すごく悩みます。
アドバイスよろしくお願いします。
[過去のご相談]
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2015-03-19 09:31:01
根管治療に保険内、保険外の差は無いと思いますが、歯内療法専門医(根の治療専門)の先生はその分野に特化していますのでその分技術は高いかもしれません。
つまり保険だから、自費だからと云う事ではなく、その先生の技術力と云う事になります。
あと歯冠長延長術などの保険給付外の技術を使えば自費になります。
もう1点感染根管は100パーセント治癒すると云う物ではありません。
つまり保険だから、自費だからと云う事ではなく、その先生の技術力と云う事になります。
あと歯冠長延長術などの保険給付外の技術を使えば自費になります。
もう1点感染根管は100パーセント治癒すると云う物ではありません。
回答2
回答日時:2015-03-19 12:04:57
悩ましいところですね。
細見先生がおっしゃる様に、根管治療について保険内、外の差というのは、材料的にはほとんどありません。
保険適用出来るかそうでないかの判断は、通常は材料の違いで決められますので、そういう言い方になります。
でも、保険の範囲内での治療計画としては抜歯で、自費(自由診療)も含めるなら保存、という判断は私はあり得ると思います。
ルール上、保険診療というのは懇切丁寧に行われます(行う義務がある)ので、決して手を抜いているとかそういうことではないのですが、一方で診療報酬も細かく決められています。
つまり、懇切丁寧に決まった診療報酬の範囲内で行われるのが保険診療、という理解になるかと思います。
これには少し相反する部分があって、懇切丁寧な処置というのはやればやるほど説明や処置に時間がかかるのですが、診療報酬が決まっているなら逆算的にかけられる時間の制限が出て来ます。
丁寧さと時間で優先度が高いのは採算に関わるところにどうしてもなってしまいますので、言い方を変えれば「制限時間内に出来る限り懇切丁寧に行う」のが保険診療であり、それは治療方針にも影響してくる場合があると思います。
ざっくりとした説明をするなら、保険診療の場合の根管治療は1回あたり10〜15分程度の制限時間なのに対して、自費治療だとそれが自由に設定が出来て、海外の専門医なら60〜90分ぐらいが一般的の様です。
根管治療というのは根管の中の「お掃除」ですので、例えるなら
ベテラン主婦の15分のお風呂掃除と、特別な訓練を受けているプロの90分のお風呂掃除ぐらいの差は出る可能性があります。
(高い費用だけ頂いてやっている内容は普通とかそれ以下、というのはあり得ますが)
特に今回の場合は、ベテラン主婦がお手上げ状態の汚れ具合、という状況だと思います。
ただルール上、時間をかけたいから自費、というのはかなり特殊な場合を除いて許されていませんので、根管治療を自費で受けたい場合は今回の様に自費專門の医院で受けるのが一般的になります。
それと、今回抜歯宣告を受けているのは前から数えて7番と8番(=親知らず)という意味ですよね?
抜いたとしても部分入れ歯を入れるケースはあまり多くないと思いますし、理想的ではないとしても抜歯後そのまま放置されることが多いような気もします。
治療方針を決定するには費用対効果も考える必要があると思いますので、諦めて抜いた場合の方針も含めて、これまでの先生や、場合によっては他の先生とも相談してみてもいいのではないでしょうか。
お大事にどうぞ。
細見先生がおっしゃる様に、根管治療について保険内、外の差というのは、材料的にはほとんどありません。
保険適用出来るかそうでないかの判断は、通常は材料の違いで決められますので、そういう言い方になります。
でも、保険の範囲内での治療計画としては抜歯で、自費(自由診療)も含めるなら保存、という判断は私はあり得ると思います。
ルール上、保険診療というのは懇切丁寧に行われます(行う義務がある)ので、決して手を抜いているとかそういうことではないのですが、一方で診療報酬も細かく決められています。
つまり、懇切丁寧に決まった診療報酬の範囲内で行われるのが保険診療、という理解になるかと思います。
これには少し相反する部分があって、懇切丁寧な処置というのはやればやるほど説明や処置に時間がかかるのですが、診療報酬が決まっているなら逆算的にかけられる時間の制限が出て来ます。
丁寧さと時間で優先度が高いのは採算に関わるところにどうしてもなってしまいますので、言い方を変えれば「制限時間内に出来る限り懇切丁寧に行う」のが保険診療であり、それは治療方針にも影響してくる場合があると思います。
ざっくりとした説明をするなら、保険診療の場合の根管治療は1回あたり10〜15分程度の制限時間なのに対して、自費治療だとそれが自由に設定が出来て、海外の専門医なら60〜90分ぐらいが一般的の様です。
根管治療というのは根管の中の「お掃除」ですので、例えるなら
ベテラン主婦の15分のお風呂掃除と、特別な訓練を受けているプロの90分のお風呂掃除ぐらいの差は出る可能性があります。
(高い費用だけ頂いてやっている内容は普通とかそれ以下、というのはあり得ますが)
特に今回の場合は、ベテラン主婦がお手上げ状態の汚れ具合、という状況だと思います。
ただルール上、時間をかけたいから自費、というのはかなり特殊な場合を除いて許されていませんので、根管治療を自費で受けたい場合は今回の様に自費專門の医院で受けるのが一般的になります。
それと、今回抜歯宣告を受けているのは前から数えて7番と8番(=親知らず)という意味ですよね?
抜いたとしても部分入れ歯を入れるケースはあまり多くないと思いますし、理想的ではないとしても抜歯後そのまま放置されることが多いような気もします。
治療方針を決定するには費用対効果も考える必要があると思いますので、諦めて抜いた場合の方針も含めて、これまでの先生や、場合によっては他の先生とも相談してみてもいいのではないでしょうか。
お大事にどうぞ。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-03-19 13:18:14
ご相談ありがとうございます。
>保険診療内では抜歯といわれました。
そういう分類をする歯科医師もいるのですね。
世の中には多額なお金がないと治療もしないという歯科医師もいるようです。
>きちんと土台をつくるまで治療をしたら抜歯はしなくても大丈夫
どうやら残すことができる歯のようですね。
>一度痛くなり根管治療を保険内でほどこし、5年以内にまた痛くなり膿がたまりほほが腫れて現在の状態です。
その状況は前よりもひどくなっていますから、治っているとか、歯を残せるとか、とはどうやら違う結果のようです。
つまり保険の治療は初めから、今すぐか、あるいは、何度か治療した後でか、結論は抜歯と決めている歯科医師なのかもしれません。
>ブリッジも難しいし、上の歯なのでインプラントもお奨めしないと言われたので部分入れ歯になると。
その場所はそうなることが良くあり、ふつうのことです。
>さけたいのでできれば歯を残したいのですが、
おっしゃるとおりです。
ある意味では、決して失ってはいけない歯とも言えます。
したがって、ちょっとしたむし歯で削らなければならない初期の段階も、やむを得ず神経を抜かなければならない中期の段階も、ゴールは歯を残す!という治療目標が、健康上必須と私は考えています。
大きな奥歯は食べるため以外にも、他の歯を一生支える大切な役割も持っています。
大事な1本を失うことは、場合によっては全部の歯を失う総入れ歯コースの入り口に入ることを意味するとも言えます。
初めから、保険は抜歯、という分類をしている歯医者はその道をこれからも突進するつもりかもしれません。
全部の歯を一生残すことは、ふつう可能です。
まずだいじな一本目の抜歯を防ぐことはとても大きな一歩となり得ます。
もちろんその後にも、歯を残す治療を具体的に計画・実行・検証が欠かせません。
よく相談しましょう。
>保険診療内では抜歯といわれました。
そういう分類をする歯科医師もいるのですね。
世の中には多額なお金がないと治療もしないという歯科医師もいるようです。
>きちんと土台をつくるまで治療をしたら抜歯はしなくても大丈夫
どうやら残すことができる歯のようですね。
>一度痛くなり根管治療を保険内でほどこし、5年以内にまた痛くなり膿がたまりほほが腫れて現在の状態です。
その状況は前よりもひどくなっていますから、治っているとか、歯を残せるとか、とはどうやら違う結果のようです。
つまり保険の治療は初めから、今すぐか、あるいは、何度か治療した後でか、結論は抜歯と決めている歯科医師なのかもしれません。
>ブリッジも難しいし、上の歯なのでインプラントもお奨めしないと言われたので部分入れ歯になると。
その場所はそうなることが良くあり、ふつうのことです。
>さけたいのでできれば歯を残したいのですが、
おっしゃるとおりです。
ある意味では、決して失ってはいけない歯とも言えます。
したがって、ちょっとしたむし歯で削らなければならない初期の段階も、やむを得ず神経を抜かなければならない中期の段階も、ゴールは歯を残す!という治療目標が、健康上必須と私は考えています。
大きな奥歯は食べるため以外にも、他の歯を一生支える大切な役割も持っています。
大事な1本を失うことは、場合によっては全部の歯を失う総入れ歯コースの入り口に入ることを意味するとも言えます。
初めから、保険は抜歯、という分類をしている歯医者はその道をこれからも突進するつもりかもしれません。
全部の歯を一生残すことは、ふつう可能です。
まずだいじな一本目の抜歯を防ぐことはとても大きな一歩となり得ます。
もちろんその後にも、歯を残す治療を具体的に計画・実行・検証が欠かせません。
よく相談しましょう。
相談者からの返信
相談者:
ゆっき〜さん
返信日時:2015-03-20 16:52:58
アドバイスありがとうございました。
参考にさせていただき、一番よい方法を検討してみます。
今後ともよろしくお願いいたします。
参考にさせていただき、一番よい方法を検討してみます。
今後ともよろしくお願いいたします。
タイトル | 自由診療の根管治療か保険診療で抜歯か悩みます |
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質問者 | ゆっき〜さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療に関するトラブル その他(保険と保険外) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。