角化嚢胞性歯原性腫瘍の再発で、辺縁切除

相談者: だんだんさん (31歳:男性)
投稿日時:2015-03-15 03:16:54
こんにちは。
どうぞよろしくお願い致します。


先日、角化嚢胞性歯原性腫瘍の再発を宣告されました。
場所は下顎の前歯部分です。

前回の治療は、保存的治療と言うのか、抜歯はせずに腫瘍部分の歯茎を切開して取り出す方法でして下さいました。
今後の治療について、以下の様に主治医から言われております。

全身麻酔をし、三本抜歯で、辺縁切除をして治療します」

三本抜歯は諦めがつくのですが、辺縁切除というものがいまいち理解出来ていない事に、今気付きました。


説明が難しいのですが、これは歯茎に谷が出来るような状態になるということでしょうか。
漢字で言えば、「回」の真ん中の口の部分にブロック状の穴を開けるのではなくて、抜歯部分を「凹」のような状態にざっくりと上から、裏側まで切り取ってしまうという事でしょうか。

もしも谷の様な状態になると、その後歯肉や骨はどの程度復活するのでしょうか。
顔の形が変わる、声を発し辛くなるなどありますでしょうか。


また、角化嚢胞性歯原性腫瘍の再発において、辺縁切除というのは一般的(?)でしょうか。
メリットとデメリットと言ったらおかしいのですが、それが釣り合うのかが分かりません。


主治医に聞くべきなのは分かっているのですが、今とても不安になり、この掲示板を見つけたので利用させて頂きました。

ご回答頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-03-15 09:41:49
こんにちは。

角化嚢胞性歯原性腫瘍は周囲の骨内に小さな腫瘍が残りやすく、再発しやすい腫瘍です。

再発した場合には初回の手術よりも広い範囲で周囲の骨を取り除く必要があります。
そのため、元の腫瘍が大きかった場合には辺縁切除か、さらに大きく骨を取る区域切除が必要となります。


下顎骨辺縁切除とは下顎骨の上端の部分(歯が並んでいる部分)を含めて骨を取り除く方法です。
そのため、術後はその部分の骨がなくなり、大きな陥没が生じます。

ただし、顔貌の変化はほとんど起こりません。
変化があるとすれば、下唇が少し内側に入る程度です。


辺縁切除した部分を再建する方法もあります
。自家骨や人工骨による骨移植術、骨延長術、皮膚移植術などです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: だんだんさん
返信日時:2015-03-16 02:20:36
ご回答頂きまして、ありがとうございました。

辺縁切除に関して理解する事が出来ました。
また切除部分の再建に関して伺うことが出来、希望が持てました。

主治医と相談をして、今後の治療を決めたいと思います。



タイトル 角化嚢胞性歯原性腫瘍の再発で、辺縁切除
質問者 だんだんさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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