根にクラックが入りぐらつく右下6番の抜歯の是非について
相談者:
あきやんさん (66歳:男性)
投稿日時:2015-04-02 06:41:26
おはようございます。
3ヶ月ほど前から右下6番大臼歯にぐらつき、ものを噛むと痛い症状が出始め、治療を開始しました。
咬合不良との事で、その調整を行いましたが、改善されません。
そうしている間に、痛みが激痛に変わり、かつ、歯肉が腫れ、歯肉と歯の間から膿が出てくる事態となりました。
X線写真を精査したところ。一方の歯根にクラックが入っていて、これが病巣になっているとの事でした。
現在は、咬合面の調整と、その病巣部への消毒薬の注入と言う治療を続けています。
鋭い痛みはなくなったものの、不快感は続いています。
医師によれば、不快感は徐々に快方に向かうと思う、出来るだけ歯は残しておく方針だが、病巣のある歯の歯分を抜くか、あるいは全部を抜いて、ブリッジを装着するのが最終的な治癒への道だといわれています。
抜歯すれば又新たな問題に直面することになるのではないかと不安が生じて来ます。
現在の治療を続けるべきか、抜歯するほうが良いのか。
ご助言をお願いいたします。
3ヶ月ほど前から右下6番大臼歯にぐらつき、ものを噛むと痛い症状が出始め、治療を開始しました。
咬合不良との事で、その調整を行いましたが、改善されません。
そうしている間に、痛みが激痛に変わり、かつ、歯肉が腫れ、歯肉と歯の間から膿が出てくる事態となりました。
X線写真を精査したところ。一方の歯根にクラックが入っていて、これが病巣になっているとの事でした。
現在は、咬合面の調整と、その病巣部への消毒薬の注入と言う治療を続けています。
鋭い痛みはなくなったものの、不快感は続いています。
医師によれば、不快感は徐々に快方に向かうと思う、出来るだけ歯は残しておく方針だが、病巣のある歯の歯分を抜くか、あるいは全部を抜いて、ブリッジを装着するのが最終的な治癒への道だといわれています。
抜歯すれば又新たな問題に直面することになるのではないかと不安が生じて来ます。
現在の治療を続けるべきか、抜歯するほうが良いのか。
ご助言をお願いいたします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2015-04-02 06:57:34
>医師によれば、不快感は徐々に快方に向かうと思う、出来るだけ歯は残しておく方針だが、病巣のある歯の歯分を抜くか、あるいは全部を抜いて、ブリッジを装着するのが最終的な治癒への道だといわれています
基本的には主治医の言うとおりです。
歯根にクラック(根破折)がはいった歯(根)は抜歯が適応です。
基本的には主治医の言うとおりです。
歯根にクラック(根破折)がはいった歯(根)は抜歯が適応です。
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-04-02 07:15:45
あきやん さん、こんにちは。
>X線写真を精査したところ。一方の歯根にクラックが入っていて、これが病巣になっているとの事でした。
この文面を読む限り、「咬合面の調整と、その病巣部への消毒薬の注入と言う治療を続けて」いても、根本的な改善には繋がらないように思います。
むしろ、一般的には、徐々に病巣が大きくなり、抜歯後の治療の障害になることが多いように思います。
>抜歯すれば又新たな問題に直面することになるのではないかと不安が生じて来ます。
まさに、その通りかと思います。
新たなステップに進むにあたり、得られるベネフィットと、保存しておくリスクをよく比較し、納得して抜歯に臨みたいものです。
どうしても迷うようでしたら、自主的に他院でご相談になってみるか、経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう。
>X線写真を精査したところ。一方の歯根にクラックが入っていて、これが病巣になっているとの事でした。
この文面を読む限り、「咬合面の調整と、その病巣部への消毒薬の注入と言う治療を続けて」いても、根本的な改善には繋がらないように思います。
むしろ、一般的には、徐々に病巣が大きくなり、抜歯後の治療の障害になることが多いように思います。
>抜歯すれば又新たな問題に直面することになるのではないかと不安が生じて来ます。
まさに、その通りかと思います。
新たなステップに進むにあたり、得られるベネフィットと、保存しておくリスクをよく比較し、納得して抜歯に臨みたいものです。
どうしても迷うようでしたら、自主的に他院でご相談になってみるか、経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求めてみてはいかがでしょう。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-04-02 08:06:40
ご相談ありがとうございます。
先生方の回答通り、早めの抜歯など外科処置をお勧めいたします。
その歯はとても重要ですから抜歯となればとても残念ですが、そのままではもちろん何らかの処置をしても感染をすっかり防ぐことは不可能です。
さらに感染が体中に広がっているはずですから、身体の重体な病気になる前にその歯だけで食い止めることは価値があります。
新たな問題の直面も、身体まで巻き込んでしまっては大事件になるからです。
先生方の回答通り、早めの抜歯など外科処置をお勧めいたします。
その歯はとても重要ですから抜歯となればとても残念ですが、そのままではもちろん何らかの処置をしても感染をすっかり防ぐことは不可能です。
さらに感染が体中に広がっているはずですから、身体の重体な病気になる前にその歯だけで食い止めることは価値があります。
新たな問題の直面も、身体まで巻き込んでしまっては大事件になるからです。
相談者からの返信
相談者:
あきやんさん
返信日時:2015-04-02 10:03:50
おはようございます。
早朝の書き込みだったのにも係わらず、親身なコメントを頂戴し、ありがたく存じます。御礼申し上げます。
抜歯が妥当な処置であろうとの、皆様のご見解にほぼ納得が行きました。
現今の状況は膿の排出は止まっておりまして、歯茎の痛みや腫れは解消しております。
鈍い通奏低音のように持続する痛みとも言えない様な下顎部の不快感も軽快方向へ向かっています。
噛んだときの痛みは、恐らくは過度の食いしばりによるものであろうとの事で、マウスピースの使用も薦められております。
抜歯は最後の手段として採用するものとしてとっておき、ここ暫くはマウスピースの採用と、咬合調整および消毒で様子見。
その後、クラック部が原因とされる腫れ等が発生したら、抜歯を採用すると言うのはいかがでしょうか。
この時は他の歯科医にも診察を仰ごうと思います。
いろいろと、多岐にわたる見解を拝見し、大いに参考になりました。
重ねてのコメントを賜れば、有難く存じます。
早朝の書き込みだったのにも係わらず、親身なコメントを頂戴し、ありがたく存じます。御礼申し上げます。
抜歯が妥当な処置であろうとの、皆様のご見解にほぼ納得が行きました。
現今の状況は膿の排出は止まっておりまして、歯茎の痛みや腫れは解消しております。
鈍い通奏低音のように持続する痛みとも言えない様な下顎部の不快感も軽快方向へ向かっています。
噛んだときの痛みは、恐らくは過度の食いしばりによるものであろうとの事で、マウスピースの使用も薦められております。
抜歯は最後の手段として採用するものとしてとっておき、ここ暫くはマウスピースの採用と、咬合調整および消毒で様子見。
その後、クラック部が原因とされる腫れ等が発生したら、抜歯を採用すると言うのはいかがでしょうか。
この時は他の歯科医にも診察を仰ごうと思います。
いろいろと、多岐にわたる見解を拝見し、大いに参考になりました。
重ねてのコメントを賜れば、有難く存じます。
回答4
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2015-04-02 10:13:55
あきやんさん、諸先生の回答をよく読んでくださいね。
小林先生の
一般的には、徐々に病巣が大きくなり、抜歯後の治療の障害になることが多いように思います。
さがら先生の
>さらに感染が体中に広がっているはずですから、身体の重体な病気になる前にその歯だけで食い止めることは価値があります。
破折の診断はしっかりしなければなりませんが、抜歯の必要な破折と診断されたら早期の抜歯が望ましいと思います。
小林先生の
一般的には、徐々に病巣が大きくなり、抜歯後の治療の障害になることが多いように思います。
さがら先生の
>さらに感染が体中に広がっているはずですから、身体の重体な病気になる前にその歯だけで食い止めることは価値があります。
破折の診断はしっかりしなければなりませんが、抜歯の必要な破折と診断されたら早期の抜歯が望ましいと思います。
相談者からの返信
相談者:
あきやんさん
返信日時:2015-04-02 16:32:44
細見先生 再度のコメント、誠に有難うございます。
歯根の深部で破折ないしクラックがあれば抜歯が適切であることは承知いたしました。
文字でクラックと書くと明瞭に認識されているように思われるかもしれませんが、画像で認識されたのは、担当医の言葉によれば、恐らくはここに見えるものがクラックではないかと思われるというようなもので、明確に認識されるものではありませんでした。
もちろん、一面的な透視像ですので、クラックの幅や方向によって見え方が異なるのは承知しています。
今のところ、上記のように症状は軽快に向かっております。
そのようなときに敢えて抜歯する必要があるだろうかというのが、気になりますし、怖いなぁというのが、躊躇するおおもとです。
皆様のコメントを私なりに(ここが引っかかるところかと思われるでしょうが)咀嚼し、担当医とともに検討したいと思います。
有難うございました。
歯根の深部で破折ないしクラックがあれば抜歯が適切であることは承知いたしました。
文字でクラックと書くと明瞭に認識されているように思われるかもしれませんが、画像で認識されたのは、担当医の言葉によれば、恐らくはここに見えるものがクラックではないかと思われるというようなもので、明確に認識されるものではありませんでした。
もちろん、一面的な透視像ですので、クラックの幅や方向によって見え方が異なるのは承知しています。
今のところ、上記のように症状は軽快に向かっております。
そのようなときに敢えて抜歯する必要があるだろうかというのが、気になりますし、怖いなぁというのが、躊躇するおおもとです。
皆様のコメントを私なりに(ここが引っかかるところかと思われるでしょうが)咀嚼し、担当医とともに検討したいと思います。
有難うございました。
タイトル | 根にクラックが入りぐらつく右下6番の抜歯の是非について |
---|---|
質問者 | あきやんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 66歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯のひび割れ、破折で抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) 歯根破折 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。