「少し削る」と言っていたのに、抜髄、差し歯という事態になり不信感

相談者: ユッチさん (32歳:男性)
投稿日時:2015-04-16 23:56:00
今回、新しく通い始めた歯医者さんで、以前に根管治療を受けていた前歯の左上1番2番、右上2番を差し歯にする事になりました。

今までは、保険内のプラスチックの詰め物を詰めていましたが、自分でもいつ治療を受けていたのか、わからないくらい前に治療を受けた歯です。
(少なくとも7、8以上前だと思います)
いずれの歯も2/3以上歯は残っていました。

「時間があるなら、見た感じ前歯の詰め物をそろそろ交換した方がよい」

との事でしたので、お願いする事にしました。
根の病気虫歯にもなってないとの事で自分としては、詰め物の交換程度だと思っていたのですが、

「少し整形します」

と言われ、削られていきなり土台の型を取られました。
そして、土台を入れた際に先生が

「どうしようかな」
「気になるな」

と言っていました。
と、言うのも土台を入れた前歯の、左上1番2番と右上2番の間にある右上1番が、少し出っ歯でした。
先生はそれが気になるらしく、

「気になる?」

と聞いてきました。
特に不都合もなくそれほど気にならないので、

「気にならない」

と答えましたが、それでも気になるらしく

「差し歯にする歯に併せて、平にするのに少し削ってもいいか?」

との事だったので、差し歯にする時はそういうものなのかと思い、先生も少しと言っているので

「任せる」

と、答えました。
神経のある歯なので、麻酔をして削り始めたら思いの外痛いし、長いしでなかなか終わらず

「もう少しですからね」

と、言われてやっと終わったと思ったら、なぜか神経を抜く治療を始めました。
少し削ると言っていたのになぜそんな事になったのか・・。
そして、その後に初めて差し歯になると言う説明を少しだけ聞きました。

自分は生活的にも余裕がないので、保険外の差し歯に出来ずに保険内の差し歯にする事にしました。



一通り治療の流れを書いたので質問させて頂きます。

まず、もともと詰め物をしていた歯は、削らずに新たに詰め物(保険内)等にする事は出来なかったのか?
だって土台を入れるのにかなり削ってしまっているので、もし次に虫歯などになったら、もう抜くしかないですよね?

もう1つは、もし差し歯にせざるを得ない状況だったとして、せっかく神経のある歯なのに、神経を抜く必要があったのですか?
昨年に某テレビ番組を見てから、自分の歯を生かす事の重要性をしり、それからブラッシングデンタルフロスなど、自分の中で意識が変わって来てただけに、何の説明もなく神経を抜かれたのがひどくショックです。

出来るだけ詳しい状況を説明したく、長文になってしまい本当に申し訳ありません。
色々と伝わらない部分や、答え難い部分もあると思いますが、アドバイスやご指摘何卒よろしくお願い致します


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-04-17 07:15:04
ユッチ さん、こんにちは。

差し歯にする時はそういうものなのかと思い、先生も少しと言っているので「任せる」と、答えました。

説明が不足していたのかもしれませんし、ユッチ さんの理解が不足していたようにも思えます。

また、抜髄に至ってしまったのは、矯正治療を経ずに、歯軸の方向を変えようといった際に、起きがちな事象のように思います。


>もし次に虫歯などになったら、もう抜くしかないですよね?

その可能性もありますが、そもそも虫歯や歯周病に罹患しないよう、予防を意識して生活なさってください。

フッ素の使用を含むプラークコントロールのみならず、飲料や間食を含む食品の摂り方など、生活習慣の見直しを図ってみませんか。

自分流ではなく、歯科医院で指導していただき、定期的に経過を診続けていただきましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユッチさん
返信日時:2015-04-17 07:59:28
小林先生おはようございます。

お返事ありがとうございます

「少し削る」と、言われた後にどれくらい削るか確認をしたのですが、あまり削らないとの事だったので、「任せる」と伝えるに至りました。

ですが、今になって考えると、任せると言う言葉を遣わなければよかったなと、思い後悔しています。

結果的に今回は4本並びの差し歯になりましたが、出っ歯抜髄せずに右上2番と左上1番2番で、差し歯を作った場合より4本並びの差し歯のメリットデメリット、また右上1番を抜髄した事のメリットデメリットはありますか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-04-17 08:26:00
ご相談ありがとうございます。

>まず、もともと詰め物をしていた歯は、削らずに新たに詰め物(保険内)等にする事は出来なかったのか?


お話から想像する限りでは、できそうです。



>だって土台を入れるのにかなり削ってしまっているので、もし次に虫歯などになったら、もう抜くしかないですよね?


必ずしも次が抜歯とは限りません。
しかし、一生歯を残すために越えては行けない一線を一つ越えたことは間違いありません。



>もう1つは、もし差し歯にせざるを得ない状況だったとして、せっかく神経のある歯なのに、神経を抜く必要があったのですか?


一生歯を残したい場合は、神経は抜きたくないという計画があります。
とくに炎症の無い神経を抜く場合は慎重に相談すると良いはずです。



>自分の中で意識が変わって来てただけに、何の説明もなく神経を抜かれたのがひどくショックです。


歯科治療とは歯だけを診る歯科医師と、歯と身体や気持ちと切り離せませんから、気持ちを大切にする歯科医師と完全に分かれます。

もし歯科医療とは健康を目指すのであれば、気持ちの満足も大切です。
ショックとは、歯にむし歯の穴が開いただけではなく、気持ちにも穴をあけたこととも言えるからです。

どこまで考えている歯科医師なのか良く選びましょう。



>ですが、今になって考えると、任せると言う言葉を遣わなければよかったなと、思い後悔しています。


そうです。
任せるということは、その結果については全く意義無しという前提です。
人任せにして、自分の思い通りに行く訳が無いことを今回学習できたことは良かったかもしれません。



>結果的に今回は4本並びの差し歯になりましたが、出っ歯抜髄せずに右上2番と左上1番2番で、差し歯を作った場合より4本並びの差し歯のメリットデメリット、


メリットは、自然の状態をあまり気にせず、結果がどうなるかは別として、歯科医師が意図的かつ人工的に思う存分自由にできることです。

デメリットは、人工的にすればするほど自然の状態から離れて行きます。
自然の歯や身体は38億年の生物の進化で作られた完璧さを持っています。
したがって、今の科学程度の医療技術では後で困ったことが新たに起きる危険を作るというオマケがついてくることです。


>また右上1番を抜髄した事のメリットデメリットはありますか?


メリットは治療で触ってもしみないから、お互いに楽です。
また歯並びを強引に変えるために、非常にたくさん削っても痛まないため、お互いに楽です。
また治療中歯が痛まないことは、歯医者もある意味痛みを感じないですむかもしれません。

デメリットは先ほど書きましたが、一生歯を残す原則に反することです。
一生歯を残したかったらたった二つだけ約束を守れば良いからです。
削らない、神経を抜かない、この二つです。
今回、もし仮に両方とも破ったのであれば、抜歯への近道へ急降下したとも言えます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユッチさん
返信日時:2015-04-17 14:46:11
さがら先生こんにちは

お返事ありがとうございます

自分は幼い頃、地元の歯医者さん(町立)に通っていて、先生もちょくちょく変わり、虫歯が出来たら削り、

「また痛みが出たら困るから神経を抜く

と、言うのが当たり前と思い育ってきました。
高校生くらいまでに6本くらいは、銀歯になっていたような気がします。
勿論、なかには削らなければいけない様な歯もあったとは思いますが。
自分自身も、歯磨き等は勿論していましたが、最近まで気を付けて丁寧にしていなかったのも事実です。

今、思えばもっと歯を大事にしていればよかったと、出てくるのは後悔ばかりです。これからは他の銀歯も、これ以上悪くならないよう、自分自身でしっかりメンテナンスすると共に、きちんと自分の考えと合った、歯医者さん選びをしたいと思います。

次の診療で差し歯が入り終わりになるので、もう削ってしまった歯は戻ってこないですが、きちんと説明を聞いてみたいと思います。

治療の前に、きちんとした説明を求めなかった自分も悪いですし、どういう経緯があったにせよ、任せると言った自分も悪いです。
ですが、納得出来ない部分もあります。
「もう少しきちんとした説明」をしてくれても良かったんじゃないかとも思います。

詰め物をとって、歯を削って差し歯にする」
出っ歯なので、差し歯に併せる為に抜髄をしてそこも差し歯にする」

先にこう説明されていたら、自分も色々と先生に聞く事が出来たと思います。
勿論「最悪の場合どこまで削る事になりますか?」等と聞かなかった自分にも至らなかった所が沢山ありました

今回の件で、これから自分がもっと歯を大切にする意識等、色々と考え直す事も出来ました。抜歯したわけではなく、土台部分はまだ自分の歯なので、少しでも長く抜かなくても良い様に大切にしていきたいと思います。

さがら先生の御回答、大変勉強になりました。
ありがとうございました。


とても長くなってしまい申し訳ないのですが、もう1つだけ質問させて下さい

今回の件で、歯医者さんを変えようと考え色々と調べてみたら、函館に良い(削らずに歯を残す)歯医者さんがいる事をしりました。
(田舎からなので電車もなく100kmほど離れていて車で2時間かかりますが(涙))
今回作った差し歯(保険内)が壊れる等して、他の歯医者さんで作り直した場合は、2年以内は全額負担となるのでしょうか?

お忙しい中かと思いますが、気が向いたらお返事よろしくお願い致します

長くなってしまい誠に申し訳ありません。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-04-17 15:55:11
ユッチ さん、ご返信ありがとうございます。

>電車もなく100kmほど離れていて車で2時間かかります

車でとなると大変かもしれませんが、距離や時間だけでしたら、首都圏の通勤時間に当てはめると、問題ない範囲かもしれません。


>良い(削らずに歯を残す)歯医者さん

このサイトの過去ログを読む限り、例えば、ホームページなどでは、そのように謳っても、必ずしも期待した通りでない場合もあるようですから、もし、歯を削るなど不可逆的なことを提示されたら、事前に納得いくまで説明していただく習慣をつけましょう。


>他の歯医者さんで作り直した場合は、2年以内は全額負担となるの
でしょうか?

下記のリンク先をご一読ください。

補綴物維持管理料

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユッチさん
返信日時:2015-04-17 22:28:36
小林先生お返事ありがとうございます

通うとなっても週に1回か2回くらいだと思うのでドライブがてら行きたいと思います。

「事前に納得いくまで説明を受ける」
今回の事で大切さを痛感しました。きちんと説明を聞き、きちんとこちらの意向を伝える。そういった事をきちんとする事によって、お互いが納得する治療を受けられるのかもと思います。
もう1ヶ月早く気付いていたらと、後悔ばかりしてしまいますが、今回の事をきちんと次回に反映する様に気を付けます。

最後に、小林先生、さがら先生アドバイスありがとうございました。
とても勉強になりました。

両先生の様な先生が近くにいてくれたら、迷わず伺わせて頂いたと思います。



タイトル 「少し削る」と言っていたのに、抜髄、差し歯という事態になり不信感
質問者 ユッチさん
地域 北海道
年齢 32歳
性別 男性
職業 自営業・フリーランス
カテゴリ 虫歯治療
歯医者への不信感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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