抜歯の痛みを抑えたいのでテルプラグ検討中だが妊娠への影響は?

相談者: るきなさん (29歳:女性)
投稿日時:2015-04-22 08:17:30
妊活中ですが、親知らずを抜歯します。

できるだけ早く痛みをおさえたいのと前に抜歯したときにドライソケットになったため、テルプラグを検討していますが、テルプラグはもし妊娠した場合影響ありますか?
どれくらいたてば体に吸収されますか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-04-22 09:28:34
るきなさん、こんにちは。

テルプラグを入れたからといって、痛みが少なくなる、ドライソケットを防止できるというわけではありません。

むしろ、テルプラグは異物ですので、個人的には、異物を入れるほうが痛みは出やすいように思います。

親知らずの抜歯なら、何も入れないことをお勧めします。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-04-22 09:41:38
るきなさん、こんにちは

小牧先生に同意です。

私も親知らずの抜歯時には原則として何も入れません。
ただし止血困難などの場合に限り止血材を使用することはあります。

またテルプラグは妊娠には影響は無いと思いますが詳細に関しては担当の先生と良く御相談ください。

参考になれば幸いです。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-04-22 11:20:18
抜歯すれば必ずそこには穴が開きます。
ドライソケットのなった経緯は分かりませんが、私個人では殆ど経験したことがありません。

そのコツと言いますか、勘所に関しては必ず骨からの出血があることを確認する、だと思っています。
そして、その血を出来るだけ傷口に保持・維持させて穴を塞ぐこと、特に歯茎の穴の開いている土手の上の部分での歯茎の再生が鍵を握っている、と考えています。


実際、テルプラグの開発者であられ、世界で一番最初に再生療法を考えられた神奈川歯科大教授の児玉利郎先生の研究結果では、テルプラグを喪失した組織維持、ボリュームの保持の為にちゃんとした使い方をすれば治癒が早まり、痛みとかも予防する効果がある、と論文に書かれています。

この成果に関してもPRDと言う業界で最も権威が高い、とされてエビデンスにも影響与える、とされている業界誌にキチンと採用されて発表されております。

PRDに載るには通常3年以上待ち、競争率も100倍以上と言われ、審査員の厳正な審査も受けるものですから、それなりに信憑性が高い、と考えて良いのではないでしょうか。


なので、私自身はテルプラグ等の再生材料に関しては、かなり肯定的考え方を取っておりますし、更に言えば自己血用いた多血小板療法とか血漿用いるCGF、AFG療法とかも用いて痛んだり腫れたりすることを出来るだけ予防するようにしております。

何も入れないで良いと言う考え方もありますが、自己血由来のモノでしたら異物ではありませんし、治癒阻害をするとは考えにくいと思います。

テルプラグに関してもアテロコラーゲン処理と言う、他にはない生体にとって安全な作用しかしない処理を施されており、現に市販以来拒否反応とか、テルプラグ原因と思われるトラブルの報告は皆無だそうです。


どこの親知らずを抜歯されるのか?上顎なのか下顎なのか?骨に埋まっているのか埋まっていないのか?埋まっているとしたらその状態は?と色々と状況が変わり、難易度も変わります。

どの場合でも、私個人ではテルプラグ用いてボリューム維持するように、穴が早く塞がるように、と言う処置をさせていただいて、痛み腫れをかなり抑えることに成功しております。

但し、正しい使い方、が鍵になりますので、そこを軽く見ないで欲しいです。


以上、個人的考えですが、少しでもご判断の目安になれば、と思い書かせていただきました。



妊娠とかへの影響等をご心配のようですが、まず有り得ない、と考えて宜しい、と思います。

生体に吸収されると言う表現は、少し違います。

アテロコラーゲン処理しておりますので、それが架橋構造の元になって血餅保持に非常に役立ち、創傷治癒の足場になる、と考えられています。


足場になったアテロコラーゲンは、生体組織のホメオスタシス、ターンオーバーと言う古い細胞が無くなり、新しい細胞に置き換わる、と言う反応を経てなくなって行き、新たなご自分の細胞と置き換わります。
大きく言えば、吸収と言えるかも、と感じられるかも知れませんね。

何れにしましても、この業界では色々な考え方、治し方が混在し、それぞれの先生方がご自分の信じる道で治療に当たられている、と言うのは間違いのない事実で、どれを選ぶかは実は患者さんの選択なんです。

どれが正しい、とかではなく、時代の流れて行く中で色々な潮流が生まれて、より良い成果・結果を残せたものが生き残り次代に受け継がれて行く訳です。
そして、生き残ったモノも、やがては又新たなモノに変わって行くのです。

その中で何を信じ何をするか、はその人の自由、と言うことです。


長くなりましたが、個人的には痛まない、早く治る、と言う希望があるなら、正しいテルプラグの使い方をしていただいておく、と言うのは良い選択ではないか、と思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るきなさん
返信日時:2015-04-22 12:50:17
詳しい説明、ありがとうございました。


妊娠には影響がないということで安心しました。
主治医と相談して決めたいと思います。



タイトル 抜歯の痛みを抑えたいのでテルプラグ検討中だが妊娠への影響は?
質問者 るきなさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
親知らずの抜歯
口腔外科関連
妊娠希望・不妊治療中
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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