骨が溶け歯が上にどんどん上がる?入れ歯が出来ないと言われた (海外)

相談者: hanashiさん (41歳:女性)
投稿日時:2015-04-21 01:31:31
宜しくお願い致します。
海外在住です。


上顎左2番から右3番までブリッジ、左4番がクラウンです。

8年前に地元の歯医者さんに行ったところ、骨が溶けてしまってインプラントは無理、入れ歯を検討してくださいと言われました。
若かったので決断が出来ず、どうせ抜歯なら使えるところまで使おうと抜歯はせずそのままブリッジを使い続けました。


先日、とうとう横にあったクラウンが外れてしまったので入れ歯覚悟で歯医者さんに向かいました。

すると、以下のような説明があり、奥歯を使って上の歯全部をブリッジにする旨を勧められました。
先生曰く、入れ歯が難しいという話でした。

言葉の面で不安があったので主人(現地人)に一緒に行ってもらったのですが、私自身が100%理解しきれていない部分があり、以下の内容で筋が通るかご確認頂きたく宜しくお願い致します。
また、その他ご意見がありましたら是非お願い致します。



【現在の歯・口の形】
まず、私は下顎の歯が“やや”受け口のように前に出た状態です。(極端な受け口ではないです。)

上顎はブリッジをしているのですが、そのブリッジも少し出っ歯のような形になっており、それで下の歯と上の歯がちょうど重なるような形になっています。


歯槽膿漏
先生曰く、中の骨が溶けてしまっている。
中の骨でブリッジの歯を支えているのではなく、ブリッジが歯を支えている状態になっている。
しかも、骨が溶けることで歯が上に少しずつ上がっていっている。(←こういうことがありますか?)


【入れ歯が不適であると考える理由】
入れ歯にした場合入れ歯の歯を前に突き出たような形にする必要があるが、下の歯と上手く重ならず恐らく長く使えない。


【先生の提案】
歯槽膿漏でぐらついている歯があるが、残せる歯は極力残し、更に奥歯の右と左それぞれ3本を使って上顎全体をブリッジにする。

この状態で5-10年はブリッジを使うことを目指し、今後ダメになるであろう歯が出てくるだろうからそれに応じて抜歯をするが、歯そのものよりも中の骨の状態の方が問題なのでブリッジをしながら骨を長く保つことを目指す



@入れ歯が出来ないのに、ブリッジが出来るとは思っていなかったのでちょっと驚いたのですが、上の内容で筋が通るでしょうか?


A「溶けることで歯が上にどんどん上がる」と言われたのですが、そういうことがありますか?


B全部の歯がダメになってしまったら入れ歯しかありませんが、かなり難しい状態でしょうか?


C私の理解では以上になるのですが、ご意見等ありましたら是非お聞かせください。


宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-04-21 08:25:43
ご相談ありがとうございます。


>@入れ歯が出来ないのに、ブリッジが出来るとは思っていなかったのでちょっと驚いたのですが、上の内容で筋が通るでしょうか?

おそらく歯科医師の話は無事に伝わっていると思われます。



>A「溶けることで歯が上にどんどん上がる」と言われたのですが、そういうことがありますか?

その状況であれば、噛み合わせにより歯の位置が変わっていることはあり得ます。
それを指した表現ならばあり得ます。



>B全部の歯がダメになってしまったら入れ歯しかありませんが、かなり難しい状態でしょうか?

どうもそう思えます。



>C私の理解では以上になるのですが、ご意見等ありましたら是非お聞かせください。

難しい治療となりそうです。
その理由は下記の通りです。


>8年前に骨が溶けてしまってインプラントは無理、入れ歯を検討してくださいと言われ、抜歯はせずそのままブリッジを使い続けました。
受け口のよう
>入れ歯が難しいという話
歯槽膿漏でぐらついている歯がある
>今後ダメになるであろう歯が出てくるだろう


8年前には歯周病治療や入れ歯へのチャンスが少々あった可能性がありました。
多少でも受け口状態は入れ歯でもその他でも、人工的な歯の長持ち差に大きな影響を与えます。

歯槽膿漏は正確には歯周病と言いますが、歯の基礎の病気です。
基礎が病気のままで歯を作ること自体長持ちは予想できません。
ダメになる歯を含めた治療計画はいずれ見直しがくることは間違いありません。



>この状態で5-10年はブリッジを使うことを目指し、

目先を急ぐのであれば、妥協的にはその計画も充分あり得ます。
しかしどこまで妥協するかによりますが、妥協した結果のツケを将来払わなければならなくなります。

もし今までの経過を延長した妥協であれば、今より状況の悪化は避けられません。
奥歯前歯と同じ状態になる可能性も否定できません。

それ以上長生きした場合は次に打つ手が残るかどうかも検討しておくと良いと思います。


結論として、一般的には極めて難しい治療となりそうです。
実際はお一人ずつで状況や結論は異なります。
よく相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: hanashiさん
返信日時:2015-04-22 06:22:08
さがら先生、お忙しい中大変貴重なお返事を頂きましてどうも有難うございました。


8年前は一人で現地の歯医者さんに乗り込んでしまい、インプラントが出来ないという時点で骨の状況も分かっていたはずなのですが「入れ歯」の話ばかりがショックでそちらばかりに意識が行ってしまいました。

悔やんでも悔やみきれませんが現状を変えられる話ではないので、今後はもっと慎重に歯医者さんともよく相談して決めたいと思います。



実際写真等ご確認頂いたわけではないのであくまで推測でのお話になりますが、今回のブリッジの案が「妥協した案」だとするならば、他にどんな方法が考えられそうかアイディアだけでも教えていただけると非常に助かるのですが、お時間がありそうでしたら是非宜しくお願い致します。

他に考えられる方法が全く分からいので現地の先生に質問としてお伺いすることも出来ません。

場合によっては他の歯医者さんにも行ってみるのが良いのかもしれませんが、今お願いしている先生は人柄も良く、親身に聞いてくださる方なので出来ればここでと思っております。


お忙しい中申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-04-22 08:49:10
ご返信ありがとうございます。

申し訳ありませんが、極めて難しい問題に正解はありません。

まずは現状の問題点として歯周病の管理と噛み合わせの安定を図り、その見通しが立つならば今歯の無い部分の修復を考える段取りとなるかもしれません。


同じような状態の卑近な例としては、その段取りを取った後で部分入れ歯を作り、アフターケアをして残った歯を守りながら30年以上同じ入れ歯をそのまま使えた治療例が当院にはあります。


あるいは、当院では実施していませんが、顎の状態が極めて不利な場合の修復にはザイゴマ・インプラントも方法としてはあります。
しかし、その実施もアフターケアも異常が起きた後のバックアップもはっきりしないと長期的な予後も予測が立ちにくいため、説明したとおり短期的な治療計画を妥協策とする考えもあり得ます。


妥協的とはいわば待機的な考えとも言え、短期的に乗り切りながら新たな医学の進歩による救済策の出現を待つという、藁をもつかむようなお話で申し訳ありませんが、未来へ希望をつなぐしか無い場合もあり得るということになります。




タイトル 骨が溶け歯が上にどんどん上がる?入れ歯が出来ないと言われた (海外)
質問者 hanashiさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 部分入れ歯 その他
歯周病その他
その他(歯科治療関連)
海外その他
回答者




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