海外での子供の虫歯の治療に悩んでいます (マレーシア)
相談者:
y-kaigetuさん (44歳:男性)
投稿日時:2015-05-08 15:32:29
マレーシアのクアラルンプールに駐在しております。
こちらの歯医者に子供を通わせているのですが、治療方法等に疑問があり、日本か他の国で治療すべきではないかと悩んでいます。
もうすぐ4歳になる子供が虫歯(右の下D)になり、こちらの歯医者(日本語の話せるマレーシア人医師)で治療したのですが、無理やり治療をしてしまったので、治療も中途半端、子供はトラウマで歯医者をとても怖がるようになってしまいました。
その後、虫歯が悪化し時々歯をとても痛がるようになったので、小児歯科を勉強した女性医師がいる歯医者(こちらは日本語通じません。)に行ったのですが、やはり子供がかなり怖がるので、満足な治療ができていません。
この女性医師は
・一番悪化している右のDは全身麻酔をして抜歯することを薦める。
その場合は設備の整った大学病院を紹介する。
・そのほかの虫歯はクラウンをかぶせる。
(左の下D,E、右の下E, 左の上D、右の上D)
とのことでした。
実際左の下Dはすでにクラウンをかぶせ、今週末に左の下Eにクラウンをかぶせる予定なのですが、特に治療もせずに単にクラウンをかぶせただけです。
4歳の子供に全身麻酔は怖いですし、クラウンをいっぱいかぶせて、銀歯だらけにされてしまうのもどうかと思い、このような治療が問題ないのか、全身麻酔して抜歯するという治療方法しかないのか教えてください。
当方英語があまり達者ではなく、この女性医師とのコミュニケーションも十分に出来ているわけではありません。
よろしくお願いします。
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こちらの歯医者に子供を通わせているのですが、治療方法等に疑問があり、日本か他の国で治療すべきではないかと悩んでいます。
もうすぐ4歳になる子供が虫歯(右の下D)になり、こちらの歯医者(日本語の話せるマレーシア人医師)で治療したのですが、無理やり治療をしてしまったので、治療も中途半端、子供はトラウマで歯医者をとても怖がるようになってしまいました。
その後、虫歯が悪化し時々歯をとても痛がるようになったので、小児歯科を勉強した女性医師がいる歯医者(こちらは日本語通じません。)に行ったのですが、やはり子供がかなり怖がるので、満足な治療ができていません。
この女性医師は
・一番悪化している右のDは全身麻酔をして抜歯することを薦める。
その場合は設備の整った大学病院を紹介する。
・そのほかの虫歯はクラウンをかぶせる。
(左の下D,E、右の下E, 左の上D、右の上D)
とのことでした。
実際左の下Dはすでにクラウンをかぶせ、今週末に左の下Eにクラウンをかぶせる予定なのですが、特に治療もせずに単にクラウンをかぶせただけです。
4歳の子供に全身麻酔は怖いですし、クラウンをいっぱいかぶせて、銀歯だらけにされてしまうのもどうかと思い、このような治療が問題ないのか、全身麻酔して抜歯するという治療方法しかないのか教えてください。
当方英語があまり達者ではなく、この女性医師とのコミュニケーションも十分に出来ているわけではありません。
よろしくお願いします。
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回答1
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2015-05-08 17:06:56
現時点で痛みが出ているということなので、右下Dに関しては根の処置が必要な状態であると考えられます。
海外では根の処置が必要な乳歯は抜歯する傾向が強いようです。
小児歯科に精通した歯科医師であれば一般の歯科医師よりもお子さんが嫌がらずに治療できるようなテクニックも持ち合わせているとは思いますが、言葉の壁があればそれも難しいかもしれません。
となると右下Dを全身麻酔で抜歯するというのもやむを得ないように感じます。
その他の歯のクラウンに関しては診察していないため妥当性を判断することはできません。
海外では根の処置が必要な乳歯は抜歯する傾向が強いようです。
小児歯科に精通した歯科医師であれば一般の歯科医師よりもお子さんが嫌がらずに治療できるようなテクニックも持ち合わせているとは思いますが、言葉の壁があればそれも難しいかもしれません。
となると右下Dを全身麻酔で抜歯するというのもやむを得ないように感じます。
その他の歯のクラウンに関しては診察していないため妥当性を判断することはできません。
相談者からの返信
相談者:
y-kaigetuさん
返信日時:2015-05-10 11:41:28
堀先生
ご回答ありがとうございます。
やはり海外で治療する以上、抜歯せざる得ないのでしょうかね。
全身麻酔も致し方ないでしょうか。
昨日左下Eにクラウンをかぶせました。
その際に右下Dは改めて抜歯を勧められました。
ただ抜歯の後はそのまま抜けたままにしておくと言われましたが、それが通常なのでしょうか?
また上の歯はレントゲンを撮って初めてわかった虫歯でそれほど進行してないように思い、クラウン以外の治療はないのか聞きましたが、サイド側の虫歯なので、治療が難しく、詰め物をしてもいづれとれる。
何度も治療が必要だし、クラウンをはめ込むだけでも相当抵抗している状況を考えるとお勧めできないと言われました。
いまいちこの先生の言っていることが信用できない気がするのですが妥当なことをおっしゃっているのでしょうか?
ご回答ありがとうございます。
やはり海外で治療する以上、抜歯せざる得ないのでしょうかね。
全身麻酔も致し方ないでしょうか。
昨日左下Eにクラウンをかぶせました。
その際に右下Dは改めて抜歯を勧められました。
ただ抜歯の後はそのまま抜けたままにしておくと言われましたが、それが通常なのでしょうか?
また上の歯はレントゲンを撮って初めてわかった虫歯でそれほど進行してないように思い、クラウン以外の治療はないのか聞きましたが、サイド側の虫歯なので、治療が難しく、詰め物をしてもいづれとれる。
何度も治療が必要だし、クラウンをはめ込むだけでも相当抵抗している状況を考えるとお勧めできないと言われました。
いまいちこの先生の言っていることが信用できない気がするのですが妥当なことをおっしゃっているのでしょうか?
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-05-10 23:16:58
>何度も治療が必要だし、クラウンをはめ込むだけでも相当抵抗している状況を考えるとお勧めできないと言われました。
>いまいちこの先生の言っていることが信用できない気がするのですが妥当なことをおっしゃっているのでしょうか?
歯科医師が無理をして治療を行うのはできれば避けたほうがよいです。
結果が思わしくないことが多いので。
ただそうだからといって、虫歯の治療の必要性が消えてなくなるわけではありません。
そういった点で「歯医者がきらいになるから」とか「トラウマになるから」とかいって、あたかも治療の必要性がないような言い方をするよりは、、治療の必要性について目をそらさないという点で信頼できると思います。
小児歯科治療はどちらかというと特殊な分野なのでどこでもある程度の水準の治療が受けられるわけではありません。
東アジア以外の地区(欧米も含む)では日本の小児歯科専門医と同レベルの局所麻酔下の治療を受けるのは難しいようです。
日本でも地域によっては同様ですし、このサイトの他の多くの回答者の先生の意見から察するに、乳幼児の局所麻酔下での治療は専門家が行う場合であってさえも否定的に捉える日本の歯科医師は少なくないようです。(ですので、紹介すらしてもらえません)
簡単に言うと、どこであっても小児が治療を受けられる歯科医院を探すのは簡単ではないと思われます。
>いまいちこの先生の言っていることが信用できない気がするのですが妥当なことをおっしゃっているのでしょうか?
歯科医師が無理をして治療を行うのはできれば避けたほうがよいです。
結果が思わしくないことが多いので。
ただそうだからといって、虫歯の治療の必要性が消えてなくなるわけではありません。
そういった点で「歯医者がきらいになるから」とか「トラウマになるから」とかいって、あたかも治療の必要性がないような言い方をするよりは、、治療の必要性について目をそらさないという点で信頼できると思います。
小児歯科治療はどちらかというと特殊な分野なのでどこでもある程度の水準の治療が受けられるわけではありません。
東アジア以外の地区(欧米も含む)では日本の小児歯科専門医と同レベルの局所麻酔下の治療を受けるのは難しいようです。
日本でも地域によっては同様ですし、このサイトの他の多くの回答者の先生の意見から察するに、乳幼児の局所麻酔下での治療は専門家が行う場合であってさえも否定的に捉える日本の歯科医師は少なくないようです。(ですので、紹介すらしてもらえません)
簡単に言うと、どこであっても小児が治療を受けられる歯科医院を探すのは簡単ではないと思われます。
回答3
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2015-05-11 11:03:33
>抜歯の後はそのまま抜けたままにしておくと言われましたが、それが通常なのでしょうか?
まだ永久歯が生えてくるまでは5年近くかかりますので、抜けたままにしておくと前後の歯が抜いた隙間に倒れこんできて永久歯の生えるスペースをふさいでしまう可能性があります。
そのため、これを防ぐ処置(保隙)を行うことが望ましいです。
しかし、担当医がそのことに触れなかったということは、そこの地域、あるいは担当医にとっては抜歯したまま放置するのが普通なのかもしれません。
その他の治療についての妥当性については先の回答にも書いた通りここでは判断できかねますが、
>サイド側の虫歯なので、治療が難しく、詰め物をしてもいづれとれる。
>何度も治療が必要だし、クラウンをはめ込むだけでも相当抵抗している状況を考えるとお勧めできないと言われました。
担当医がそのように言っているのであれば、他の治療方法は期待できない(無理にお願いしても良好な結果が得られない)と考えられます。
まだ永久歯が生えてくるまでは5年近くかかりますので、抜けたままにしておくと前後の歯が抜いた隙間に倒れこんできて永久歯の生えるスペースをふさいでしまう可能性があります。
そのため、これを防ぐ処置(保隙)を行うことが望ましいです。
しかし、担当医がそのことに触れなかったということは、そこの地域、あるいは担当医にとっては抜歯したまま放置するのが普通なのかもしれません。
その他の治療についての妥当性については先の回答にも書いた通りここでは判断できかねますが、
>サイド側の虫歯なので、治療が難しく、詰め物をしてもいづれとれる。
>何度も治療が必要だし、クラウンをはめ込むだけでも相当抵抗している状況を考えるとお勧めできないと言われました。
担当医がそのように言っているのであれば、他の治療方法は期待できない(無理にお願いしても良好な結果が得られない)と考えられます。
相談者からの返信
相談者:
y-kaigetuさん
返信日時:2015-05-12 10:12:33
タイトル | 海外での子供の虫歯の治療に悩んでいます (マレーシア) |
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質問者 | y-kaigetuさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児歯科治療 その他(写真あり) 乳歯の虫歯(むし歯) マレーシア |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。