神経に達している虫歯、不十分な説明のまま神経を抜かれ不信感

相談者: りょうここさん (32歳:女性)
投稿日時:2015-05-18 12:09:00
■治療経緯・状況について

3週間程前から左頬から左鼻にかけて痛みがあり(特に食事をしている際は激痛)、耳鼻科で原因が見つからず、歯科医に診ていただいたところ、レントゲン撮影を経て、左上の犬歯(3番)の治療済部分の虫歯が神経まで進行していることが原因と考えられる旨、診断を受けました。

診断後、治療済部を開けて虫歯の進行を診るとの話でしたが、十分な説明がないまま治療が進み、神経を抜かれてしまいました。
神経を抜き、薬を入れ、仮止めをした時点で、次回は被せものをするという話になり、保険適応治療(1万以下)か自費治療(10万以上)という説明をされ大変驚いたと共に、大切な神経を不十分な説明で抜かれてしまったことに担当医への不信感を抱いて帰宅しました。

神経を取るための穴は裏側に空いており、前から見た限りでは歯があります。
そのため、被せものをするために大幅に歯を削ることに抵抗があります。


■下記教えてください。

1)神経に虫歯が達している際、神経を抜く以外の治療法はあるのでしょうか。

※症状はないが、過去に治療済の歯(奥歯など)で、犬歯以外にも神経に達している可能性のある虫歯があると診断され、今後、治療予定で参考にしたいです。


2)犬歯の神経を抜いた後の治療法として、レジン充填など被せもの(クラウン)以外の選択肢はあるのでしょうか。


3)治療法としてクラウンしかない場合、
a- 今回は保険適応内のレジンなどで行ってもらい、変色や耐久性が気になった際、自費治療のセラミックに変更することは可能でしょうか。
また、その際は土台から治療し直しになるのでしょうか。
※担当医には、適応内の治療は細菌が入る可能性が高く、最初からセラミックを薦められました。

b- もしくは、今回は保険適応内で行ってもらい、変色や耐久性が気になった際、(a)のセラミックに変更でなく、治療費を抑えるため、ホワイトニングする選択肢も考えられますか。

c- 自費治療のセラミックなどにしたい際は、審美専門のクリニックに相談した方が選択肢は多いのでしょうか。



4)根管治療は初期が大変重要との記事を拝見し、CTやマイクロスコープなど施設が充実している根管治療専門の医院に変更し、続きの根管治療をお願いしようと思っています。
その際、施設以外にチェックすべき点があれば教えてください。


今回をきっかけに、これから30〜40年共に歩んでいく歯を大切にしたいと思いました。
充実した生活を送るために大変悩んでいます。
どうぞ宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-05-18 20:22:33
りょうここ さん、こんにちは。

>神経に虫歯が達している際、神経を抜く以外の治療法はあるのでしょうか。

症状の程度により、可能な場合もあろうかと思います。


>犬歯の神経を抜いた後の治療法として、レジン充填など被せものクラウン)以外の選択肢はあるのでしょうか。

実際の状態が判りませんが、あるかもしれません。


>今回は保険適応内のレジンなどで行ってもらい、変色や耐久性が気になった際、自費治療セラミックに変更することは可能でしょうか。

一般的に考えて、可能だと思いますよ。


>その際は土台から治療し直しになるのでしょうか。

残存している歯質の形状や量によるかと思います。


>今回は保険適応内で行ってもらい、変色や耐久性が気になった際、(a)のセラミックに変更でなく、治療費を抑えるため、ホワイトニングする選択肢も考えられますか。

考えられますが、個人的には、治療費を治療方法の選択の前面に考えるのは如何なものかと思います。


>自費治療のセラミックなどにしたい際は、審美専門のクリニックに相談した方が選択肢は多いのでしょうか。

メンテナンスに通院し続けるシステムが整っているかがポイントになるでしょう。


>施設以外にチェックすべき点があれば教えてください。

単に専門を名乗っているだけではなく、歯内療法だけを専門に診ていらっしゃると、より良い結果が得られる可能性が高くなるかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りょうここさん
返信日時:2015-05-19 14:42:27
小林先生、お忙しいところ御返信をいただき誠にありがとうございます。
簡潔で的確なアドバイスをいただき、大変勉強になりました。


神経を取った医院では、説明や選択肢がほとんどなかったため、不安しか残りませんでしたが、神経を取ってしまっても選択肢があることを知り、お陰様で気が楽になりました。

根管治療は、日本歯内療法学会と日本顕微鏡歯科学会の認定医の先生にお世話になることにしました。


また、ご指摘の通り治療費のみで決定するのは良くないと思い、クラウンについて色んな記事を読みました。

幾つか選択肢があり、予算と希望に見合ったものがありそうなので、しっかりフォローアップを行っていただける審美歯科にて、オールセラミックを検討したいと思います。



お忙しいところ、申し訳ありませんが、下記ご回答いただいた「神経に虫歯が達している際、神経を抜く以外の治療法」として、具体的な治療名を教えていただけませんでしょうか。
他にあると診断を受けた虫歯の治療時の参考にさせて頂ければ幸いです。

>症状の程度により、可能な場合もあろうかと思います。

よろしくお願いいたします。



タイトル 神経に達している虫歯、不十分な説明のまま神経を抜かれ不信感
質問者 りょうここさん
地域 東京23区
年齢 32歳
性別 女性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 虫歯治療
根管治療その他
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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