歯列矯正後の奥歯の位置がずれても噛み合わせに問題は無いのか?
相談者:
るんぱ25さん (33歳:女性)
投稿日時:2015-05-20 14:48:17
ひどくはないのですが、前歯が出っ歯で、というより以前より出てきているのを感じ、今後も歯並びの悪さで出っ歯が進行しそうだと思い、矯正を検討しています。
先日レントゲン検査をし、昨日、診断結果と診療方針の説明を受けてきました。
方針は、上2本と下の親不知1本を抜歯して、前を引っ込めるというものです。
(抜かない方法については説明・検討済)
治療後のモデル図を見ると、横顔は多少口元が引っ込んで改善するかなぐらいなのですが、気になったのは、上の歯を抜く分、その分上奥歯だけが前に出てきて、今、奥歯のかみ合わせがあっているのが、上の歯だけが前にズレる形になっているのです。
今現在は、逆に奥歯だけがかみ合わせがあっていて、中間や前歯はあっていない形です。
(奥歯だけで噛んでいる状態)
これは通常のことなのでしょうか??
奥歯が半分ぐらいずれてもかみ合わせは平気なのでしょうか?
先生はそれでよいと思って、治療方針を固めたのだと思いますが、自分でも納得してこれから治療を始めるか、決断するところなので、他の先生にもお尋ねしたく、何卒よろしくお願いいたします。
先日レントゲン検査をし、昨日、診断結果と診療方針の説明を受けてきました。
方針は、上2本と下の親不知1本を抜歯して、前を引っ込めるというものです。
(抜かない方法については説明・検討済)
治療後のモデル図を見ると、横顔は多少口元が引っ込んで改善するかなぐらいなのですが、気になったのは、上の歯を抜く分、その分上奥歯だけが前に出てきて、今、奥歯のかみ合わせがあっているのが、上の歯だけが前にズレる形になっているのです。
今現在は、逆に奥歯だけがかみ合わせがあっていて、中間や前歯はあっていない形です。
(奥歯だけで噛んでいる状態)
これは通常のことなのでしょうか??
奥歯が半分ぐらいずれてもかみ合わせは平気なのでしょうか?
先生はそれでよいと思って、治療方針を固めたのだと思いますが、自分でも納得してこれから治療を始めるか、決断するところなので、他の先生にもお尋ねしたく、何卒よろしくお願いいたします。
回答1
相談者からの返信
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-05-21 14:37:35
>今現在は、逆に奥歯だけがかみ合わせがあっていて、中間や前歯はあっていない形です。
>(奥歯だけで噛んでいる状態)
この様な咬合様式は普通、開咬と称されるものです。
それが本当にあなたに当てはまるかどうかは、診ないことにはわからないことですが、そうだと仮定しましょう。
前歯が出ているということですが、この事象は歯の位置の前後的な
ことと、とらえているわけですが、もし、開咬となると、臼歯部の
咬合高径の問題となり、上下の高さの事象となってきます。
となると本質的な治療方針が異なってきます。
上抜歯による前突を改善する方法は前歯を後退させますが、ついでに臼歯部咬合高径の低下により確かに前方部の咬みあわせも閉じることになり、開咬にとっては好都合かもしれません。
しかし、上顎の歯の数不足を招くことになります。
ところであなたは、面長顔貌ではありませんか。
そのようなケースでは、抜歯矯正では、一時的に改善しても、臼歯部咬合高径の低下は、下顎が余計に開くことを誘発します。
ということは歯だけ見れば、治ったように見えるが余計に面長になるということを意味します。
もしも開咬となると、顎態の診断が必要となる重要な要素ですし、ただ単に舌の癖による開咬であればすこし意味合いは異なってきます。
わずかな上顎前歯の前突の状況で、抜歯矯正をすると、抜歯部のスペースが余ることになり、これは術後の歯列の安定のためにはマイナス要因になることがあります。
>(奥歯だけで噛んでいる状態)
この様な咬合様式は普通、開咬と称されるものです。
それが本当にあなたに当てはまるかどうかは、診ないことにはわからないことですが、そうだと仮定しましょう。
前歯が出ているということですが、この事象は歯の位置の前後的な
ことと、とらえているわけですが、もし、開咬となると、臼歯部の
咬合高径の問題となり、上下の高さの事象となってきます。
となると本質的な治療方針が異なってきます。
上抜歯による前突を改善する方法は前歯を後退させますが、ついでに臼歯部咬合高径の低下により確かに前方部の咬みあわせも閉じることになり、開咬にとっては好都合かもしれません。
しかし、上顎の歯の数不足を招くことになります。
ところであなたは、面長顔貌ではありませんか。
そのようなケースでは、抜歯矯正では、一時的に改善しても、臼歯部咬合高径の低下は、下顎が余計に開くことを誘発します。
ということは歯だけ見れば、治ったように見えるが余計に面長になるということを意味します。
もしも開咬となると、顎態の診断が必要となる重要な要素ですし、ただ単に舌の癖による開咬であればすこし意味合いは異なってきます。
わずかな上顎前歯の前突の状況で、抜歯矯正をすると、抜歯部のスペースが余ることになり、これは術後の歯列の安定のためにはマイナス要因になることがあります。
相談者からの返信
相談者:
るんぱ25さん
返信日時:2015-05-22 13:47:25
ご意見誠にありがとうございます。
どちらかというと、開咬というのが当てはまると思います。
ただ、ひどくはなく、普段口は閉じていられますが、ぴったりきちんと閉じるにはやや力が必要という感じです。
また、私は面長ではありません。
どちらかというとエラ、アゴしっかりしている方です。
歯科衛生士の方には、少し舌の癖は訓練した方がよいと言われました。
ということは、この方針的には合っているということでよいでしょうか。
かみ合わせの高さについては考えていませんでした、
上2本を抜いて前歯が奥に下がったとして、下ときちんと高さが合うものなのか?少し疑問が残っています。
今見ると、上の歯の下面の位置は、下の歯のかみ合わせ面より結構下にあります。
また、抜歯したスペースが余りそうな感じがしていてとても気になります。
診断した先生にも質問してみます。
ご丁寧にありがとうございます。
どちらかというと、開咬というのが当てはまると思います。
ただ、ひどくはなく、普段口は閉じていられますが、ぴったりきちんと閉じるにはやや力が必要という感じです。
また、私は面長ではありません。
どちらかというとエラ、アゴしっかりしている方です。
歯科衛生士の方には、少し舌の癖は訓練した方がよいと言われました。
ということは、この方針的には合っているということでよいでしょうか。
かみ合わせの高さについては考えていませんでした、
上2本を抜いて前歯が奥に下がったとして、下ときちんと高さが合うものなのか?少し疑問が残っています。
今見ると、上の歯の下面の位置は、下の歯のかみ合わせ面より結構下にあります。
また、抜歯したスペースが余りそうな感じがしていてとても気になります。
診断した先生にも質問してみます。
ご丁寧にありがとうございます。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-05-22 20:45:56
稀ですが、前場の咬みあわせが閉じているにも関わらず、小臼歯の部分が開いている場合があります。経験では舌の先端部をハート型にして、両脇の部分を歯(小臼歯部)の間に差し込む嚥下様式の人がいます。
いずれにしても良く相談されて決定するのが良いです。
抜歯しない方法も提示されているようですので、私的にはそちらを薦めます。
いずれにしても良く相談されて決定するのが良いです。
抜歯しない方法も提示されているようですので、私的にはそちらを薦めます。
タイトル | 歯列矯正後の奥歯の位置がずれても噛み合わせに問題は無いのか? |
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質問者 | るんぱ25さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 上顎前突(出っ歯) 歯並びが悪くなってきた |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。