右下7番抜歯後、放置かインプラントかマウスピースか? (ドイツ)
相談者:
クリスティ〜さん (43歳:女性)
投稿日時:2015-06-12 03:57:58
3日前に日本に帰省中に朝起きたら、右一番奥下の歯の部分の、歯茎の痛みと腫れが起こっており、明らかに状態が悪かったので、日本の保険は入ってないのですが、2日後にドイツに戻らなければならない為、近所の、親が通っている歯科で診てもらった所、
歯骨がかなり無くなって来ていて、歯周ポケットも、自分では綺麗に出来ない所まで行ってしまっているので、遅かれ早かれ抜歯になります、との診断でしたので、そちらで抜歯をお願いし、翌日に、縫合の抜糸や消毒、薬を塗っていただき、抜歯のままのこの状態でも大丈夫ですと言われ、
翌日ドイツに戻り、その翌日、定期検診の時期でもあったので、こちらでの歯科医院で再び診てもらい、こちらの先生にも、
「3日前に抜いたとは思えない程綺麗な状態にしてもらってあり、抜歯した後の残りの歯もありますが、それも問題ないです」
と言っていただき、
(ただ、日本のようにうがい薬などでの消毒は奨められず、痛い時はパラセタモールなどで良いとの事(こちらでは痛み止めで一般的な薬なので)、まだ腫れは残っているので歯磨き時は優しく、辛いものなどは避けて、冷めたカモミールティーで口をゆすいで、今はリステリンなど刺激の強いマウスウォッシュは1週間ぐらいは使わないように、言われました)
日本の先生に、この抜いたままでも大丈夫だと言われた旨を伝えた所、
「大丈夫、でも、もしかすると、上の歯が、今まで当たっていた下の歯が無いせいで、下方へ伸びて来て、動揺してくるかも知れない、先の事だが、それに対しては、インプラントという選択もある。
しかし、今は抜歯したばかりだから、今は心配したり決断する必要はない。
半年後ぐらいにでも定期検診で来られた時にでも、必要に応じて考えましょう。
インプラントは、上手く行く人も居れば、合わない人も居ます。
費用は、大体1600ユーロ前後だと考えて下さい。」
と言われました。
(今の日本円に換算すると22〜23万円です)
上と下の歯を合わせた状態で歯の当たりを見てみると、抜歯した対面の上の一番奥の歯へは、残念ながら何も当たっていない状態です。
しかも抜歯した歯が下なので、その対面の歯が上ですので、重力も手伝えば、余計に伸びてくる可能性が高いかと思うと、インプラント治療を考えて、情報収集や日本での治療も考え始めておいた方が良いかと思っています。
(保険がどうせきかない治療だったら、日本でのインプラント治療も、帰省時などなら可能です。
所要期間にもよりますが。)
あるいは、マウスピースで寝ている時だけでも保護する、というのが、体にとっては一番優しいのでしょうか。
(ただ、以前、歯ぎしりでの摩耗を防ぐため、保険の範囲内で作れるマウスピースをドイツで作ってもらったのですが、保険適用のマウスピースだったせいか、違和感が過ぎて、結局使えませんでした。)
長々と申し訳ありません。
今まで歯の治療で苦労した事がない上に、20年程仕事でほとんど海外在住の為、分からない事が多く、ご意見を伺えれば、非常に心強いです。
よろしくお願いします。
歯骨がかなり無くなって来ていて、歯周ポケットも、自分では綺麗に出来ない所まで行ってしまっているので、遅かれ早かれ抜歯になります、との診断でしたので、そちらで抜歯をお願いし、翌日に、縫合の抜糸や消毒、薬を塗っていただき、抜歯のままのこの状態でも大丈夫ですと言われ、
翌日ドイツに戻り、その翌日、定期検診の時期でもあったので、こちらでの歯科医院で再び診てもらい、こちらの先生にも、
「3日前に抜いたとは思えない程綺麗な状態にしてもらってあり、抜歯した後の残りの歯もありますが、それも問題ないです」
と言っていただき、
(ただ、日本のようにうがい薬などでの消毒は奨められず、痛い時はパラセタモールなどで良いとの事(こちらでは痛み止めで一般的な薬なので)、まだ腫れは残っているので歯磨き時は優しく、辛いものなどは避けて、冷めたカモミールティーで口をゆすいで、今はリステリンなど刺激の強いマウスウォッシュは1週間ぐらいは使わないように、言われました)
日本の先生に、この抜いたままでも大丈夫だと言われた旨を伝えた所、
「大丈夫、でも、もしかすると、上の歯が、今まで当たっていた下の歯が無いせいで、下方へ伸びて来て、動揺してくるかも知れない、先の事だが、それに対しては、インプラントという選択もある。
しかし、今は抜歯したばかりだから、今は心配したり決断する必要はない。
半年後ぐらいにでも定期検診で来られた時にでも、必要に応じて考えましょう。
インプラントは、上手く行く人も居れば、合わない人も居ます。
費用は、大体1600ユーロ前後だと考えて下さい。」
と言われました。
(今の日本円に換算すると22〜23万円です)
上と下の歯を合わせた状態で歯の当たりを見てみると、抜歯した対面の上の一番奥の歯へは、残念ながら何も当たっていない状態です。
しかも抜歯した歯が下なので、その対面の歯が上ですので、重力も手伝えば、余計に伸びてくる可能性が高いかと思うと、インプラント治療を考えて、情報収集や日本での治療も考え始めておいた方が良いかと思っています。
(保険がどうせきかない治療だったら、日本でのインプラント治療も、帰省時などなら可能です。
所要期間にもよりますが。)
あるいは、マウスピースで寝ている時だけでも保護する、というのが、体にとっては一番優しいのでしょうか。
(ただ、以前、歯ぎしりでの摩耗を防ぐため、保険の範囲内で作れるマウスピースをドイツで作ってもらったのですが、保険適用のマウスピースだったせいか、違和感が過ぎて、結局使えませんでした。)
長々と申し訳ありません。
今まで歯の治療で苦労した事がない上に、20年程仕事でほとんど海外在住の為、分からない事が多く、ご意見を伺えれば、非常に心強いです。
よろしくお願いします。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-06-12 08:34:28
ご相談ありがとうございます。
>放置かインプラントかマウスピースか。
どれも選択の理由があります。
放置は目先が一番、楽・簡単・早い・安いというメリットがあります。
デメリットは、いくつかの条件によっては後で大きなツケを払うこともあり得ます。
インプラントは失った歯の機能を回復できる可能性があります。
デメリットは、インプラントにとっては少々難しい場所ですから、適切な治療を受けないと後でトラブルの元となり得ます。
マウスピースは放置のメリットの次の段階のメリットがあります。
デメリットは、対面の歯を抑える効果は期待できません。
>放置かインプラントかマウスピースか。
どれも選択の理由があります。
放置は目先が一番、楽・簡単・早い・安いというメリットがあります。
デメリットは、いくつかの条件によっては後で大きなツケを払うこともあり得ます。
インプラントは失った歯の機能を回復できる可能性があります。
デメリットは、インプラントにとっては少々難しい場所ですから、適切な治療を受けないと後でトラブルの元となり得ます。
マウスピースは放置のメリットの次の段階のメリットがあります。
デメリットは、対面の歯を抑える効果は期待できません。
相談者からの返信
相談者:
クリスティ〜さん
返信日時:2015-06-12 14:17:58
ご返答ありがとうございます
この選択から見ると、インプラントが一番メリットがありそうですので、ぜひ検討していきたいと思います。
場所が少々難しいというのが、素人にとっては厳しい所です。
処置直後でまだ時間があるので良いのですが、どれぐらいの時期にインプラント治療をするのが良いでしょうか。
(放置の選択での、いくつかの条件によっては後で大きなツケを払う事もあり得るというのを、ご意見お聞かせいただければ嬉しいです。)
ありがとうございます。
この選択から見ると、インプラントが一番メリットがありそうですので、ぜひ検討していきたいと思います。
場所が少々難しいというのが、素人にとっては厳しい所です。
処置直後でまだ時間があるので良いのですが、どれぐらいの時期にインプラント治療をするのが良いでしょうか。
(放置の選択での、いくつかの条件によっては後で大きなツケを払う事もあり得るというのを、ご意見お聞かせいただければ嬉しいです。)
ありがとうございます。
相談者からの返信
相談者:
クリスティ〜さん
返信日時:2015-06-15 16:12:31
インプラント治療に関して、自分の歯が一番奥で、先生のご意見から
「デメリットは、インプラントにとっては少々難しい場所ですから、適切な治療を受けないと後でトラブルの元となり得ます。」とのことで、歯科医選びのポイントが分かりません。
自分は日本では保険加入していないので、そんなにいろんな所を回るのも厳しく、また帰省時の滞在期間が長くて2週間程なので、
1. 一般的に、日本ではインプラントの治療期間がどれぐらいなのか、
2. 例えば、土台をまず治療していただき、次回の帰国時に治療再開が出来るものなのか、一般的なインプラント治療の、段階においての期間などが分かれば助かります。
3. ドイツで診てもらっている歯科医さんのところで、インプラントをしたという知り合いはいないので、そちらで治療をするかどうか、インプラントの歯科医さん選びの判断ポイントがあれば教えていただきたいです。
どうぞよろしくお願いします。
「デメリットは、インプラントにとっては少々難しい場所ですから、適切な治療を受けないと後でトラブルの元となり得ます。」とのことで、歯科医選びのポイントが分かりません。
自分は日本では保険加入していないので、そんなにいろんな所を回るのも厳しく、また帰省時の滞在期間が長くて2週間程なので、
1. 一般的に、日本ではインプラントの治療期間がどれぐらいなのか、
2. 例えば、土台をまず治療していただき、次回の帰国時に治療再開が出来るものなのか、一般的なインプラント治療の、段階においての期間などが分かれば助かります。
3. ドイツで診てもらっている歯科医さんのところで、インプラントをしたという知り合いはいないので、そちらで治療をするかどうか、インプラントの歯科医さん選びの判断ポイントがあれば教えていただきたいです。
どうぞよろしくお願いします。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-06-18 08:33:58
ご返信ありがとうございます。
>放置の選択での、いくつかの条件によっては後で大きなツケを払う事もあり得る
全体の状況により個人差があります。
悪条件として、歯周病がある、噛み合わせが不安定、噛み合わせにより上の奥の間に食片が挟まり易い、他の歯への負担が強い、予防医療を受けていない、ストレスが強い、などがある場合です。
悪い結果が出る場合は、上の奥歯に食片が挟まり、痛くなるか上の挟まる両側の2本が虫歯か歯周病になり易いリスクが出ます。
上の奥が落ちてくることがあります。
やはりその隣の歯との間の健康が維持できなくなり易く、予防がより難しくなったり、隣の歯を失うリスクが出てきます。
反対側で噛むことが多くなり、反対側の弱い歯に異常が出易くなります。
全体の噛み合わせが狂うことがあり、それにより身体の異常が出ることもあるとも言われています。
>1. 一般的に、日本ではインプラントの治療期間がどれぐらいなのか、
早ければ3ヶ月前後です。
長ければ1年くらいです。
>2. 例えば、土台をまず治療していただき、次回の帰国時に治療再開が出来るものなのか、
可能です。
半年に一回くらいの通院で2年くらいかかったことも経験しています。
>一般的なインプラント治療の、段階においての期間などが分かれば助かります。
最短で3回くらい、初めの段階で最低約1週間は滞在があると安心です。
後は数日あれば充分です。
>3. ドイツで診てもらっている歯科医さんのところで、インプラントをしたという知り合いはいないので、そちらで治療をするかどうか、インプラントの歯科医さん選びの判断ポイントがあれば教えていただきたいです。
インプラントをするだけなのか、一生困らないようにしたいのかのお気持ちによって違います。
前者ならば、ご都合次第でそれに合えばどこでも良いと思います。
もし後者ならば、歯周病管理をきちんと受けられるところ、それにもうこんなことは終わりにしたければ、残った歯の虫歯を根絶してもらえる予防医療を受けられるところ、そのためには予防のトレーニングを受けた歯科衛生士が常駐しているところ、などがポイントになりそうです。
>放置の選択での、いくつかの条件によっては後で大きなツケを払う事もあり得る
全体の状況により個人差があります。
悪条件として、歯周病がある、噛み合わせが不安定、噛み合わせにより上の奥の間に食片が挟まり易い、他の歯への負担が強い、予防医療を受けていない、ストレスが強い、などがある場合です。
悪い結果が出る場合は、上の奥歯に食片が挟まり、痛くなるか上の挟まる両側の2本が虫歯か歯周病になり易いリスクが出ます。
上の奥が落ちてくることがあります。
やはりその隣の歯との間の健康が維持できなくなり易く、予防がより難しくなったり、隣の歯を失うリスクが出てきます。
反対側で噛むことが多くなり、反対側の弱い歯に異常が出易くなります。
全体の噛み合わせが狂うことがあり、それにより身体の異常が出ることもあるとも言われています。
>1. 一般的に、日本ではインプラントの治療期間がどれぐらいなのか、
早ければ3ヶ月前後です。
長ければ1年くらいです。
>2. 例えば、土台をまず治療していただき、次回の帰国時に治療再開が出来るものなのか、
可能です。
半年に一回くらいの通院で2年くらいかかったことも経験しています。
>一般的なインプラント治療の、段階においての期間などが分かれば助かります。
最短で3回くらい、初めの段階で最低約1週間は滞在があると安心です。
後は数日あれば充分です。
>3. ドイツで診てもらっている歯科医さんのところで、インプラントをしたという知り合いはいないので、そちらで治療をするかどうか、インプラントの歯科医さん選びの判断ポイントがあれば教えていただきたいです。
インプラントをするだけなのか、一生困らないようにしたいのかのお気持ちによって違います。
前者ならば、ご都合次第でそれに合えばどこでも良いと思います。
もし後者ならば、歯周病管理をきちんと受けられるところ、それにもうこんなことは終わりにしたければ、残った歯の虫歯を根絶してもらえる予防医療を受けられるところ、そのためには予防のトレーニングを受けた歯科衛生士が常駐しているところ、などがポイントになりそうです。
相談者からの返信
相談者:
クリスティ〜さん
返信日時:2015-06-18 16:33:04
さがら先生 ご回答、本当にありがとうございます。
とっても参考になり、非常に助かります。
現在の所、抜歯から一週間、抜歯した所に食べ物が残るといった所で、歯磨きやうがいで取れていると思われます。
後は、反対側に負担が増さないよう、抜歯の一本前の歯と、その対面の歯 でも噛むように、心がけています。
歯磨きは、毎食後するようになりました。
>インプラントをするだけなのか、一生困らないようにしたいのかのお気持ちによって違います。
>前者ならば、ご都合次第でそれに合えばどこでも良いと思います。
>もし後者ならば、歯周病管理をきちんと受けられるところ、それにもうこんなことは終わりにしたければ、残った歯の虫歯を根絶してもらえる予防医療を受けられるところ、そのためには予防のトレーニングを受けた歯科衛生士が常駐しているところ、などがポイントになりそうです。
もちろん後者です。
本当にこんな事は終わりにしたく、痛感です。
また質問をさせていただきたいのですが、
1.「残った歯の虫歯を根絶してもらえる予防医療」とは、名称で言うと、例えば歯科定期検診のことでしょうか?
それとも、具体的に、歯石取りなどの事でしょうか?
他にも、予防医療の項目はありますか?
ドイツでは、年に一度、歯科に検診に行く義務があり、それを怠って歯科の治療に行くと、状態・内容によって保険が下りない事があり得るので、年に一度は行くようにしていますが、歯石取りは、保険適用外なので、検診の時に特に何も言われない限りは、していませんでした。
2. 歯石取りは、1年に一度ぐらいはする事をお勧めされますか?
保険適用外のものに関しては、ドイツでも適用外なので、これからは、日本でしていただければと思っています。
本当にお世話になりますが、よろしくお願いします。
とっても参考になり、非常に助かります。
現在の所、抜歯から一週間、抜歯した所に食べ物が残るといった所で、歯磨きやうがいで取れていると思われます。
後は、反対側に負担が増さないよう、抜歯の一本前の歯と、その対面の歯 でも噛むように、心がけています。
歯磨きは、毎食後するようになりました。
>インプラントをするだけなのか、一生困らないようにしたいのかのお気持ちによって違います。
>前者ならば、ご都合次第でそれに合えばどこでも良いと思います。
>もし後者ならば、歯周病管理をきちんと受けられるところ、それにもうこんなことは終わりにしたければ、残った歯の虫歯を根絶してもらえる予防医療を受けられるところ、そのためには予防のトレーニングを受けた歯科衛生士が常駐しているところ、などがポイントになりそうです。
もちろん後者です。
本当にこんな事は終わりにしたく、痛感です。
また質問をさせていただきたいのですが、
1.「残った歯の虫歯を根絶してもらえる予防医療」とは、名称で言うと、例えば歯科定期検診のことでしょうか?
それとも、具体的に、歯石取りなどの事でしょうか?
他にも、予防医療の項目はありますか?
ドイツでは、年に一度、歯科に検診に行く義務があり、それを怠って歯科の治療に行くと、状態・内容によって保険が下りない事があり得るので、年に一度は行くようにしていますが、歯石取りは、保険適用外なので、検診の時に特に何も言われない限りは、していませんでした。
2. 歯石取りは、1年に一度ぐらいはする事をお勧めされますか?
保険適用外のものに関しては、ドイツでも適用外なので、これからは、日本でしていただければと思っています。
本当にお世話になりますが、よろしくお願いします。
タイトル | 右下7番抜歯後、放置かインプラントかマウスピースか? (ドイツ) |
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質問者 | クリスティ〜さん |
地域 | 海外 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(技術系) |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) インプラント治療法 ドイツ 歯軋り用マウスピース・ナイトガード |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。