歯科用CTとレントゲンの違い
相談者:
たかさんさん (54歳:男性)
投稿日時:2015-06-23 16:14:04
お世話になっています
歯科医院を探しているのですが歯科用CTの設備のある歯科医院を見つけました。
歯科用CTとそれ以外のレントゲンとの違いはありますか?
被爆量の違いはあるのですか?
検査費用は病院の一般CTと同様に高いのですか?
教えてくだされば幸いです
歯科医院を探しているのですが歯科用CTの設備のある歯科医院を見つけました。
歯科用CTとそれ以外のレントゲンとの違いはありますか?
被爆量の違いはあるのですか?
検査費用は病院の一般CTと同様に高いのですか?
教えてくだされば幸いです
[過去のご相談]
回答1
回答日時:2015-06-23 16:42:46
こんにちは。
歯科用CTでは立体的に歯や周囲の骨の状態を観察出来るので、それ以外の、1枚のレントゲン写真と比べれば単純に情報量も被ばく量も多くなります。
(歯科用CTで作られる立体的なデータというのは、512枚のレントゲン写真から構築されています。
被ばく量については多いと言っても医科用のCTと違ってかなり低いレベルではあります)
ただ、歯科用CTがあれば通常のレントゲン写真は必要なくなるかと言えばそういうこともなく、例えばむし歯の診断には向きませんので、通常のレントゲン写真(デンタル撮影法)と必要に応じて併用することが多いかと思います。
逆にインプラントを検討している場合や神経の治療で確実性を高めようと思う際にはCT撮影は非常に有益となります。
費用やルール上のお話をすると保険治療では一部の例外的な状況を除いてCTの撮影は認められていません。
自費での撮影となると撮影料(診断料)は医院ごとでマチマチですが、無料〜3万円ぐらいまで幅があるかと思います。
(※無料というのは、有料にすると保険治療との併用がルール上難しくなるため、ルール違反になるのを避ける目的というのを想定しています。保険治療をしながら自費でプラスα的な使い方は基本的には出来ません)
歯科用CTでは立体的に歯や周囲の骨の状態を観察出来るので、それ以外の、1枚のレントゲン写真と比べれば単純に情報量も被ばく量も多くなります。
(歯科用CTで作られる立体的なデータというのは、512枚のレントゲン写真から構築されています。
被ばく量については多いと言っても医科用のCTと違ってかなり低いレベルではあります)
ただ、歯科用CTがあれば通常のレントゲン写真は必要なくなるかと言えばそういうこともなく、例えばむし歯の診断には向きませんので、通常のレントゲン写真(デンタル撮影法)と必要に応じて併用することが多いかと思います。
逆にインプラントを検討している場合や神経の治療で確実性を高めようと思う際にはCT撮影は非常に有益となります。
費用やルール上のお話をすると保険治療では一部の例外的な状況を除いてCTの撮影は認められていません。
自費での撮影となると撮影料(診断料)は医院ごとでマチマチですが、無料〜3万円ぐらいまで幅があるかと思います。
(※無料というのは、有料にすると保険治療との併用がルール上難しくなるため、ルール違反になるのを避ける目的というのを想定しています。保険治療をしながら自費でプラスα的な使い方は基本的には出来ません)
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2015-06-23 20:50:46
歯科用CTの保険点数は1170点だと思います。
点数は日本中共通でも保険の細かい適応基準は各県ごとに違う可能性があります。
愛知県ではCTの前にデンタルかパノラマが必ず必要です。
つまり通常のレントゲン検査では判断しづらいものに対してCTを撮影するというルールです。
おおよそ撮影できる病名や目的はありますが、細かいことははっきりしないと思います。
点数は日本中共通でも保険の細かい適応基準は各県ごとに違う可能性があります。
愛知県ではCTの前にデンタルかパノラマが必ず必要です。
つまり通常のレントゲン検査では判断しづらいものに対してCTを撮影するというルールです。
おおよそ撮影できる病名や目的はありますが、細かいことははっきりしないと思います。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-06-24 08:37:57
ご相談ありがとうございます。
>歯科用CTとそれ以外のレントゲンとの違いはありますか?
完全に違う検査と言えます。
検査方法の選択は歯科医師の裁量によります。
>被爆量の違いはあるのですか?
CTのほうが多くなります。
ふつうのレントゲンだと一番小さいサイズで,しかもデジタルであれば一枚あたり約1マイクロシーベルトです。
CTは条件により被曝量が変わり、条件を統一することができないと比較がやや困難です。
一番大きく影響する要素は、会社ごとに違う機種です。
一見同じに見えても、最大サイズの撮影でも72マイクロシーベルトの世界最小の被曝量の機械から、まるで医科用の大型CT以上に1,000マイクロシーベルト以上という被爆線量の高い最新の廉価セールス版の歯科用機械までさまざまです。
また撮影範囲の大きさと、撮影時間にも8.9秒ですむ機械から数分かかる機械まで大きく影響されます。
短時間撮影のほうが被曝量だけではなく、撮影精度も高くなります。
>検査費用は病院の一般CTと同様に高いのですか?
ふつう安いはずです。
>歯科用CTとそれ以外のレントゲンとの違いはありますか?
完全に違う検査と言えます。
検査方法の選択は歯科医師の裁量によります。
>被爆量の違いはあるのですか?
CTのほうが多くなります。
ふつうのレントゲンだと一番小さいサイズで,しかもデジタルであれば一枚あたり約1マイクロシーベルトです。
CTは条件により被曝量が変わり、条件を統一することができないと比較がやや困難です。
一番大きく影響する要素は、会社ごとに違う機種です。
一見同じに見えても、最大サイズの撮影でも72マイクロシーベルトの世界最小の被曝量の機械から、まるで医科用の大型CT以上に1,000マイクロシーベルト以上という被爆線量の高い最新の廉価セールス版の歯科用機械までさまざまです。
また撮影範囲の大きさと、撮影時間にも8.9秒ですむ機械から数分かかる機械まで大きく影響されます。
短時間撮影のほうが被曝量だけではなく、撮影精度も高くなります。
>検査費用は病院の一般CTと同様に高いのですか?
ふつう安いはずです。
回答4
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2015-06-24 18:48:55
CTの回答は上記先生方に賛成です。
しかし、仮にCTの精度が良くても、問題なのはそのCT画像を読めるかどうかです。
先生によって読影力は変わってくると思うからです。
また、CT撮影前にどうしてCTでの精査が必要なのか説明をしてくれる先生であり、かつ撮影したCTの説明をきっちりしてくれる先生であれば、CTを撮影した意味がでてくると思います。
参考までに。
しかし、仮にCTの精度が良くても、問題なのはそのCT画像を読めるかどうかです。
先生によって読影力は変わってくると思うからです。
また、CT撮影前にどうしてCTでの精査が必要なのか説明をしてくれる先生であり、かつ撮影したCTの説明をきっちりしてくれる先生であれば、CTを撮影した意味がでてくると思います。
参考までに。
タイトル | 歯科用CTとレントゲンの違い |
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質問者 | たかさんさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 54歳 |
性別 | 男性 |
職業 | その他 |
カテゴリ |
レントゲン写真 CT |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。