インプラント骨造成剤に関する質問

相談者: 凛々子さん (42歳:女性)
投稿日時:2015-06-24 21:53:24
前回は インプラントオペをどこでしたらいいのか質問させて頂き、貴重なアドバイスを有り難うございました。

まずはオペ前に噛み合わせの診察を開業医の先生にして頂ける事になりました。

しかし、先生がインプラントがあまり得意でないのか、インプラントをする場合には大学病院附属病院と協力する、とHPに書いてありました。

なので、噛み合わせの診察の際に欠損した前歯に対してどこでインプラントを受けたいのか、自分の意志をはっきりさせた方がよさそうだと思っています。

噛み合わせの先生に大学病院附属病院を紹介してもらうか←紹介状がないと受診出来ません、自分で開業医で歯周病やインプラントに長けてる先生を探すか…。


そこでご質問させて下さい。

骨造成剤として、今現在、バイオオスとβTCPにBMPを添加した物、どちらが長期的にいいのでしょうか?

間違いで無ければバイオオスなら厚生省認可なので大学病院附属病院でも使用できると思うのですが、βTCPだと認可されてないので開業医…となってしまいます。

素人なので分かりにくい文章になってしまい申し訳ありません。

アドバイスを宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-06-24 22:35:09
凛々子 さん、こんにちは。

噛み合わせの先生に大学病院附属病院を紹介してもらうか←紹介状がないと受診出来ません

殆どの歯学部の付属病院では、そのようなことは無いものと思います。


>バイオオスなら厚生省認可なので大学病院附属病院でも使用できると思うのです

バイオスは、現時点に於いて、歯周病の治療はともかく、インプラント治療としては認可されていない材料です。

従って、少なくとも歯学部の付属病院では、原則として用いることが出来ません。

何れについても、直接お尋ねになってみましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 凛々子さん
返信日時:2015-06-24 22:53:56
小林先生、有り難うございます。

…バイオス、インプラントでは使用できないのですか。。

またまた驚きです。

となると、やはり大学附属病院では難しそうな気がしてきました。。

とても貴重なアドバイスを有り難うございました。

他に、厚生省認可でない物でもどんな物が造骨剤としてお薦めなのか、長期的予後も含めて教えて下さい。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-06-24 22:57:59
凛々子 さん、ご返信ありがとうございます。

>バイオス、インプラントでは使用できないのですか

そんなことは、書いていませんよ。

歯学部の付属病院では原則として用いることが無いだけで、インプラント治療を扱う一般の歯科医院では、使用することが結構あるかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 凛々子さん
返信日時:2015-06-24 23:21:10
小林先生、有り難うございます。

書き方を間違えてしまいました。

失礼致しました。

他にもいい造骨剤があったら教えて下さい。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-06-25 11:43:39
色々な造骨材が出ては消え、出ては消え…ですからね。

>他に、厚生省認可でない物でもどんな物が造骨剤としてお薦めなのか、長期的予後も含めて教えて下さい。

短期的にはBio-OssでもβTCPでもBMPでも良いとは思います。
しかしこれらの材料の10年、20年と言った長期予後は報告されていないと思います。

従って長期予後のデータにこだわるのであれば昔からある「アパタイト製剤」しか無いと思います。
次いで報告が多いのはBio-Ossと言う事になるでしょうか。

個人的な感触としてはβTCPとBMPが良さそうには感じておりますが…。
(他の先生方の意見も聞きたいくらいです)

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-06-25 14:12:06
個人的にはbotiss社のセラボーンとかマックスリゾルブが、良い材料ではないだろか?と思っています。

botiss社の製品でしたら、骨造成に使うコラーゲン膜などの製剤でも非常に良い方向を聴いておりますので。

β-TCPの場合には、自家骨よりも多少吸収が遅い、と言う感じで、ボリュームの維持には自己骨同様???のようです。

BMPに関してはコントロールが何処まで出来るんだろうか?と言う問題があると聞きます。
私自身は、殆ど経験したことがないです。

HA、Bio-oss、セラボーンは全部ハイドロキシアパタイト製剤で、非常に吸収が遅くボリューム維持に優れている、と感じます。
個人的経験上15年以上の患者さんを何人も持っておりますが、ボリュームは然程変わらないなー、と感じてます。

でも、それが骨にとってどうなのか?は今後の研究課題でしょう。

大学病院では、多分自家骨移植とかを勧められる、と言いますか、それしか骨造成手段が法的にない感じなので、大変だと思います。

やはり、私は大学は勧めません。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-06-25 15:12:25
バイオスは海外で15年以上(20年以上?)の治療実績があり、ヨーロッパの研究で長期安定性が報告されています。

日本では認可がおりて5年弱だったと思います。

認可がおりる前から使用していますが、非常にコントロールしやすい材料だと思います。

ちなみにHAは骨と一体化せず、インプラント体との結合はしません。
あくまで、審美的に骨のボリュームを確保するために使われることが多いと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-06-25 15:49:47
追加で、

サイナスリフト手術の経験から、BTCP単独で骨はできません。
自家骨もしくは他家骨と併用しないと軟骨用組織が生成されて、吸収してしまいます。

BTCPは小児外科領域で、かなり使われているようです。
(成長期ホルモンとの相互作用によって、骨の再生に関連しているようです)

助言 助言1
助言者: mayu_sさん
助言日時:2015-06-25 15:51:06
【※編集部注】こちらは一般の方からの情報です。

基本的には「他の相談者の投稿への書き込みは禁止」ということにさせて頂いておりますので、ご理解とご協力をお願いします。

参考⇒インターネット医療相談ご利用の際の注意事項

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歯科医師ではないですがご参考までに。

外傷により前歯2本大学病院インプラント治療しました。
骨の吸収もありましたので、ドリリングした際に採取できた自家骨を、その上にカバーするかたちでHAを使用していただきました。

大学病院だから自家骨移植のみ、HAは使用できないといったことはないと思います。

インプラント体との結合は問題なく、審美的にも満足しており、外科的侵襲も最小限でした。
予約できる時間が限られることもありトータルでの治療期間はかかりましたが、なにより本当に丁寧に診ていただきました。

大学病院か開業医か、ではなく、やはり担当医が信頼できるかどうかでお選びになったほうがよいと思います。

わたしは大学病院も開業医もかなりの数まわりました。
10人近くの先生に診ていただきました。

「ドクターショッピングはやめたほうがよい」などと言われたこともありましたが、「この先生だ!」と思えるまで時間もコストも惜しみませんでした。
ちなみに20代女性です。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 凛々子さん
返信日時:2015-06-25 23:37:11
櫻井先生、有り難うございます。

アパタイト製剤は、某歯科医のHPを見たところ骨にはならないようですね。

となると、長期的データのあるバイオス…前向きに検討してみます。

松元先生、有り難うございます。

大学病院の限界がよく分かりました。

自家骨…予後も良くないようですし。。

BMPは調べたところ、整形外科領域で大量に使用した症例から悪性腫瘍の頻度増加の報告があるようですね。
これも某歯科医のHPに記載がありました。
あくまで報告なので因果関係は分かりませんが、個人的には使いたくないです。

上野先生、有り難うございます。

β-TCPと骨の併用…田舎なのでやってくれるところがあるかどうか。
探してみます。


mayuさん、有り難うございます。

自家骨とHAの併用が大学病院でも出来るのですね。

それなら私は開業医の先生に、削る時に出る骨とβ-TCPの併用が出来るかどうか、相談してみようかな、なんて。

担当医が信頼出来るかどうかは一番のポイントですよね。

貴重なご自身の体験を話してくださり、有り難うございました。

いい先生に巡り会えて、インプラントが綺麗に仕上がってよかったですね!!

沢山の貴重なアドバイスをして頂き、心から感謝しています。

まずは、自家骨とβ-TCPの併用が出来るかどうか、ダメならバイオスで、先生と相談しようと思います。

他にもいい方法があれば、教えて下さい。

本当に有り難うございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2015-06-26 11:58:40
外傷での経験を書かれている方がおられますが、骨の状況が割りと良かったのだろう、と思います。
怪我してダメになっていたのが歯牙部分だけで、骨の方の損傷はご自身で思われているよりも少なかったんではないか、と言うことです。

ご相談の患者さんは、最初から骨造成GBRの説明をされており、欠損程度が重症なんだろうと推察されます。

その違いがありますので、患者さんのご判断だけではなくキチンとした精密検査を受けられることを強くお勧めします。

又、大学病院でHAを使った、と言うのは試験的使用と言うことだったのではないでしょうか?
公のこう言う所で、大学病院がHA使用した、と書かれてしまうと、それは何処なんだ?と言うことで、もしかしたら厚労省とか文科省の締め付けが厳しくなってしまうかも知れません。

なので、申し訳ないのですが、ご用心いただきたいと思います。


骨造成してボリュームを維持されたいのでしたら、HA、バイオオス等の使用はされないといけない、と思います。

自家骨、β-TCPだけではかなり無くなる確率が高いからです。

治りたい状態が完全に医療側で提供出来るのか否か?がとても重要な鍵です。

申し訳ないのですが、多分妥協点を見出すしかないのが現実的だろう、と思われます。


やはり、実績を持っているのかの症例写真を見せていただけるのか、長期的予後でどうなのか、等々をキチンと話して下さる先生を探されるしかないだろう、と思います。

世界レベルでもかなりハイレベルな治療をしなければならないのでは、と予測されますので。

失礼しました。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 凛々子さん
返信日時:2015-06-26 13:42:43
欠損程度は重症ではありません。

骨の厚みが少し足りないかな〜。と言われただけです。

私は妥協はするつもりでいますが、先生からは妥協してね、とは言われていません。

少しの足りない部分に、造骨剤として何がいいのかな…と思い質問させて頂きました。

説明不足で申し訳ありませんでした。
助言 助言2
助言者: mayu_sさん
助言日時:2015-06-26 20:44:20
【※編集部注】こちらは一般の方からの情報です。

基本的には「他の相談者の投稿への書き込みは禁止」ということにさせて頂いておりますので、ご理解とご協力をお願いします。

参考⇒インターネット医療相談ご利用の際の注意事項

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松元先生

ご指摘ありがとうございました。
不用意な発言で申し訳ありません。
私が製品名と成分名を混同している可能性があります。
製品名は伏せますが使用されたのは厚生労働省認可のものです。
あくまで患者(素人)なのでこれ以上の言及を控えます。


凛々子さん

一経験者としてコメントいたしましたが、不確実な表現が含まれていた可能性があり、管理者に先のコメントの削除依頼をしております。混乱を招き大変申し訳ありません。

骨造成材料の制限」という点で大学病院での治療に限界があることは事実なのでしょうが、保守的であろうとも十分なコンセンサスに基づいた治療、ある程度スタンダードな治療を選択する患者がいることもまた事実です。

大学病院でインプラント治療を受けるにあたっては、過去の関連する質問でタカタ先生が「凄腕に当たる可能性も低いが、ものすごいヤブに当たる可能性もまた低い。」といった趣旨のコメントが印象的です。

どのメーカー(orシステム)のインプラントがよいか、どの材料がよいか、どの術式がよいか等は患者(素人)のリサーチではどうしても不足があり悩ましいことと思います。
これについてはまた別の質問だったかと思いますが、渡辺先生の「推し量れない場合は主治医のおすすめが最善の方法では?」といった内容のコメントが参考になりました。

何度もループしている議論かと思いますが、結局のところ「誰がオペをするか」が肝心だと実感します。
上手い先生なら、たとえオペが複数回にわたる術式であろうと治療期間が長かろうとさしたる身体的精神的負担にはなりません。
なぜなら上手いので。

素人考えですが、骨造成の材料による差よりも、術者の腕の差のほうがよりドラ スティックな気もします。
あくまで個人的な意見です。

信頼できる先生を見つけるのは本当に大変だと思います。
お気持ちは痛いほどわかります。

先生と治療への考え方や方向性が合うか、合わなくてもより掘り下げたディスカッションをすることですり合わせられるのか(私の優先順位は審美性>清掃性=長期安定性>痛み(侵襲)=治療期間>コストですが、先生によっては私が若い女性ということもあって出来る限り低侵襲を心がけてくださる方もおられました。

しかし私にとって痛みや侵襲はどうでもいいファクターです。)、先生と話している時、先生に触れられる時にしっくりくるか、なにか万が一のことが起きた時のバックアップ体制はあるか、等も材料や術式に加えて一考 される価値はあると思います。

私は結婚相手以上に慎重に選びました。
ご質問の趣旨から反れることを長々と申し訳ありません。
治療がうまくいくことをお祈りしています。
がんばってください。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 凛々子さん
返信日時:2015-06-26 21:31:58
Mayuさん、同じ患者さんからのコメント、とても嬉しく思っています。

削除申請されてる、との事ですが、誤りがあったとしてもその部分についての修正は松元先生のご指摘で出来ていますし、私としてはインプラントという高額な医療をどこでしたらいいのか悩んでる患者さんの救いになってる貴重なコメントだと思ってますので、削除はしてほしくないです。

因みに、今日、大学病院にバイオスはインプラントの造骨剤として使われているか問い合わせてみました。変事は否、でした。

なので、信頼出来る開業医の先生と相談して、お任せしてみます!!

Mayuさん、気にしないでください!!

私なんて、いきなり初めにバイオスは厚生省認可で大学病院でも使えますよね?なんて書いて、小林先生に教えて頂いてますから。

治療中、辛くなったらここのコメントを読み返すと思います。

先生方、mayuさん、有り難うございましたo(^o^)o
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2015-06-27 08:57:53
削除申請なんてなされなくて良い、と思いますよ。

私も非常に勉強になったので。

多分治験しているものなんではないかな?と推察します。

治験を通して、メーカー側はそれこそ10億超える費用掛けて国の認可通すんですから。
メーカーも大変です・・・

個人的経験上、インプラントの外側、唇側にHA系の骨材を半分位は使って欲しい、その方が加齢変化とかの吸収に対しても強い、と言うことを知っていただきたいだけです。

そして、慎重に選ばれる、本当にそれが大事ですので、頑張って下さい。




タイトル インプラント骨造成剤に関する質問
質問者 凛々子さん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
インプラントその他
インプラント関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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