インレーの選択及び良好な口腔環境による二次カリエス予防について
相談者:
ペン田さん (21歳:男性)
投稿日時:2015-07-01 22:16:31
歯科医の皆さま、こんにちは
日頃の不摂生と知識不足が祟り、現在合計およそ15箇所の虫歯を治療しています。(どれも奥の歯と歯の間)
7年近く前に入れたインレーの下でも二次カリエスが発症してしまっているようで、あれこれ調べた結果、これ以上二次カリエスが発生し神経を抜くことにならないようゴールドインレーを考えております。
しかし母親にはかれこれ20年以上前の銀歯でさえ二次カリエスが発生していないらしく(少なくとも自覚症状は無し)、とりあえず銀歯で様子をみたほうがいいのではといわれています。
母親は歯並びが悪く、家系的にも歯が弱いらしく歯茎も下がってきてしまっているのですが、普段よりかなり歯の手入れには力をいれておりで定期的に歯科検診にもいっています。(幸い私は歯並びがよく、歯も丈夫とよくいわれます)
そこで、経年劣化によって銀歯の二次カリエスリスクが高まっても、しっかり歯のケアを怠らず口内環境を整えいれば、二次カリエスの発生・進行を遅らせることが可能ではないのかと思った次第です。
実際このようなことは可能なのでしょうか?
もし可能なのであれば、経済的問題もあるのでまずは銀歯を入れ、次に寿命がきてしまったときにゴールドに変えようと考えています。
最後に、私自身まだたった一か月ではありますが、治療を始めてから事の重大さに気づき甘いもの・間食は絶ち、ブラッシングをはじめできる限り口腔環境を良好に保つ努力を毎日続けております。
回答のほど、よろしくお願いします。
日頃の不摂生と知識不足が祟り、現在合計およそ15箇所の虫歯を治療しています。(どれも奥の歯と歯の間)
7年近く前に入れたインレーの下でも二次カリエスが発症してしまっているようで、あれこれ調べた結果、これ以上二次カリエスが発生し神経を抜くことにならないようゴールドインレーを考えております。
しかし母親にはかれこれ20年以上前の銀歯でさえ二次カリエスが発生していないらしく(少なくとも自覚症状は無し)、とりあえず銀歯で様子をみたほうがいいのではといわれています。
母親は歯並びが悪く、家系的にも歯が弱いらしく歯茎も下がってきてしまっているのですが、普段よりかなり歯の手入れには力をいれておりで定期的に歯科検診にもいっています。(幸い私は歯並びがよく、歯も丈夫とよくいわれます)
そこで、経年劣化によって銀歯の二次カリエスリスクが高まっても、しっかり歯のケアを怠らず口内環境を整えいれば、二次カリエスの発生・進行を遅らせることが可能ではないのかと思った次第です。
実際このようなことは可能なのでしょうか?
もし可能なのであれば、経済的問題もあるのでまずは銀歯を入れ、次に寿命がきてしまったときにゴールドに変えようと考えています。
最後に、私自身まだたった一か月ではありますが、治療を始めてから事の重大さに気づき甘いもの・間食は絶ち、ブラッシングをはじめできる限り口腔環境を良好に保つ努力を毎日続けております。
回答のほど、よろしくお願いします。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-07-01 22:23:53
ペン田 さん、こんにちは。
>最後に、私自身まだたった一か月ではありますが、治療を始めてから事の重大さに気づき甘いもの・間食は絶ち、ブラッシングをはじめできる限り口腔環境を良好に保つ努力を毎日続けております。
自分流ではなく、予防に力を入れている歯科医院で、よく指導していただきましょう。
修復について考える前に、まずは、こちらを優先すべきかと思います。
>最後に、私自身まだたった一か月ではありますが、治療を始めてから事の重大さに気づき甘いもの・間食は絶ち、ブラッシングをはじめできる限り口腔環境を良好に保つ努力を毎日続けております。
自分流ではなく、予防に力を入れている歯科医院で、よく指導していただきましょう。
修復について考える前に、まずは、こちらを優先すべきかと思います。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-07-02 08:21:13
ご相談ありがとうございます。
とても大事なことに気がつきましたね。
銀歯が悪い治療ではありません。
>実際このようなことは可能なのでしょうか?
ふつう誰にでも可能です。
>しかし母親にはかれこれ20年以上前の銀歯でさえ二次カリエスが発生していないらしく
同じ結果を出すことは充分可能です。
当院でもたくさんいらっしゃいます。
なお「二次カリエス」と一言で言っても意味がいろいろあります。
治療した歯に又虫歯の穴が開いた、という意味であれば、それは初めの治療に問題があったからそうなる運命だったと言える、か、あるいは単純にむし歯予防ができていないために又新しい虫歯ができたけれどそれがたまたま以前に治療が終っていた歯であったという事情、か、です。
前者は二次的な障害(被害?)とも言えます。
後者は新たな障害と言えます。
いずれにしろ、本当の予防医療を計画した上での治療計画でないと、障害のくり返しとなるだけです。
>できる限り口腔環境を良好に保つ努力を毎日続けております。
自己流では無駄になり易いので、本当の予防医療を受けましょう。
そうすれば新しい虫歯ができないはずで、銀歯だろうが金歯だろうが長持ちします。
とても大事なことに気がつきましたね。
銀歯が悪い治療ではありません。
>実際このようなことは可能なのでしょうか?
ふつう誰にでも可能です。
>しかし母親にはかれこれ20年以上前の銀歯でさえ二次カリエスが発生していないらしく
同じ結果を出すことは充分可能です。
当院でもたくさんいらっしゃいます。
なお「二次カリエス」と一言で言っても意味がいろいろあります。
治療した歯に又虫歯の穴が開いた、という意味であれば、それは初めの治療に問題があったからそうなる運命だったと言える、か、あるいは単純にむし歯予防ができていないために又新しい虫歯ができたけれどそれがたまたま以前に治療が終っていた歯であったという事情、か、です。
前者は二次的な障害(被害?)とも言えます。
後者は新たな障害と言えます。
いずれにしろ、本当の予防医療を計画した上での治療計画でないと、障害のくり返しとなるだけです。
>できる限り口腔環境を良好に保つ努力を毎日続けております。
自己流では無駄になり易いので、本当の予防医療を受けましょう。
そうすれば新しい虫歯ができないはずで、銀歯だろうが金歯だろうが長持ちします。
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-07-02 11:25:34
そうですね。
小林先生、さがら先生の書かれているように予防に気が付いたと言う事はとても大切な事だと思います。
>二次カリエスリスクが高まっても、しっかり歯のケアを怠らず口内環境を整えいれば、二次カリエスの発生・進行を遅らせることが可能ではないのかと思った次第です。
個人的には二次カリエスの発生は
1 虫歯の取り残し
2 不適合な修復物
3 口腔衛生不良
4 力(クラックの発生など)
だと考えています。
患者さんにできる事は3と4の対策です。
定期的に歯医者さんでメインテナンスを受け、プラークコントロール
、力のコントロールをされていればある程度は二次カリエスの発生を防ぐ事が出来ると思います。
逆に1と2は歯科医側の問題となります。
虫歯の取り残しが無く、しっかりとした技工物を作ると言う事です。
患者さんとしては「信頼できる腕の良い歯科医を探す事」が一番重要です。
小林先生、さがら先生の書かれているように予防に気が付いたと言う事はとても大切な事だと思います。
>二次カリエスリスクが高まっても、しっかり歯のケアを怠らず口内環境を整えいれば、二次カリエスの発生・進行を遅らせることが可能ではないのかと思った次第です。
個人的には二次カリエスの発生は
1 虫歯の取り残し
2 不適合な修復物
3 口腔衛生不良
4 力(クラックの発生など)
だと考えています。
患者さんにできる事は3と4の対策です。
定期的に歯医者さんでメインテナンスを受け、プラークコントロール
、力のコントロールをされていればある程度は二次カリエスの発生を防ぐ事が出来ると思います。
逆に1と2は歯科医側の問題となります。
虫歯の取り残しが無く、しっかりとした技工物を作ると言う事です。
患者さんとしては「信頼できる腕の良い歯科医を探す事」が一番重要です。
相談者からの返信
相談者:
ペン田さん
返信日時:2015-07-05 22:27:01
タイトル | インレーの選択及び良好な口腔環境による二次カリエス予防について |
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質問者 | ペン田さん |
地域 | 茨城 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 大学生・短大生・専門学生 |
カテゴリ |
保険のインレー(銀・金属) 詰め物の下の虫歯(二次カリエス) 二次カリエス(2次的な虫歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。