[写真あり] 上7番奥の虫歯治療は咬合面から削らないといけませんか?
相談者:
enoughisenoughさん (48歳:女性)
投稿日時:2015-07-09 18:16:40
親不知とその隣の歯の間に虫歯ができました。
親知れずは抜歯しました。
上7番の奥(喉側)の虫歯の治療では、どうしても咬合面から削らないと無理なのでしょうか?
虫歯箇所は、下側で歯茎の境目付近にもあるようです。
7番の咬合面には虫歯治療の跡があり、過去にレンジで補充してあるようです。
レジン補充されてる咬合面から削って、咬合面から金属のかぶせ物をするとの話でした。
自分でも7番奥側が磨きにくいので、器具が入りにくいのは想像できるのですが、やはりあの箇所に器具を入れて虫歯治療をするのはほとんど無理なのでしょうか?
神経には到達してないが、若しかしたら虫歯を削る際に、神経を抜く可能性もわずかにあると言わました。
上から削る場合は、神経に到達しやすいとか説明がありました。
検知液を使って虫歯を削るやり方と、使わないで削るやり方では、どちらが余計に削らないで済むのでしょうか?
先生方、ご教授の程、よろしくお願いします。
本当は、ここまで悪くならないうちに、素早く治療をしておくべきでした。
何もなくても、最低でも数か月に1度歯科医院に通うべきなんだと痛感しました。
親知れずは抜歯しました。
上7番の奥(喉側)の虫歯の治療では、どうしても咬合面から削らないと無理なのでしょうか?
虫歯箇所は、下側で歯茎の境目付近にもあるようです。
7番の咬合面には虫歯治療の跡があり、過去にレンジで補充してあるようです。
レジン補充されてる咬合面から削って、咬合面から金属のかぶせ物をするとの話でした。
自分でも7番奥側が磨きにくいので、器具が入りにくいのは想像できるのですが、やはりあの箇所に器具を入れて虫歯治療をするのはほとんど無理なのでしょうか?
神経には到達してないが、若しかしたら虫歯を削る際に、神経を抜く可能性もわずかにあると言わました。
上から削る場合は、神経に到達しやすいとか説明がありました。
検知液を使って虫歯を削るやり方と、使わないで削るやり方では、どちらが余計に削らないで済むのでしょうか?
先生方、ご教授の程、よろしくお願いします。
本当は、ここまで悪くならないうちに、素早く治療をしておくべきでした。
何もなくても、最低でも数か月に1度歯科医院に通うべきなんだと痛感しました。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-07-09 18:30:08
enoughisenough さん、こんにちは。
>上7番の奥(喉側)の虫歯の治療では、どうしても咬合面から削らないと無理なのでしょうか?
実際に虫歯になってしまっている部位や、enoughisenough さんのお口の大きさや開き具合によるかと思います。
また、術者の手技や、用いる機材にもよるかと思いますよ。
>本当は、ここまで悪くならないうちに、素早く治療をしておくべきでした。
そもそも、虫歯にならないように、フッ素を用いたプラークコントロールのみならず、間食や飲料を含む食品の摂り方などを、これを機に見直してみませんか。
自分流にならないよう、歯科医院でよく指導していただきましょう。
>上7番の奥(喉側)の虫歯の治療では、どうしても咬合面から削らないと無理なのでしょうか?
実際に虫歯になってしまっている部位や、enoughisenough さんのお口の大きさや開き具合によるかと思います。
また、術者の手技や、用いる機材にもよるかと思いますよ。
>本当は、ここまで悪くならないうちに、素早く治療をしておくべきでした。
そもそも、虫歯にならないように、フッ素を用いたプラークコントロールのみならず、間食や飲料を含む食品の摂り方などを、これを機に見直してみませんか。
自分流にならないよう、歯科医院でよく指導していただきましょう。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-07-09 18:46:44
>上7番の奥(喉側)の虫歯の治療では、どうしても咬合面から削らないと無理なのでしょうか?
>やはりあの箇所に器具を入れて虫歯治療をするのはほとんど無理なのでしょうか?
虫歯の大きさにもよりますが、ほとんどの場合、無理だと思います。
もちろん、可能性が無いわけではありませんが、「マイクロスコープ」と「それを使いこなす確かなウデ」が無いと結果は期待できないでしょう。
今年の井野先生の顕微鏡歯科学会の発表がそのようなケースでしたね。
(つまり、成功すれば学会発表レベルだと言う事です)
>検知液を使って虫歯を削るやり方と、使わないで削るやり方では、どちらが余計に削らないで済むのでしょうか?
大変申し訳ございませんが、そもそもの発想の転換が必要だと思います。
enoughisenough さんは
「虫歯を取り残しても(再発しても)いいから歯を削らないで欲しい」
のか
「(再発したくないから)しっかり虫歯を取り除いて欲しい」
のか、どちらでしょうか?
検知液を使うと言う事は「虫歯の取り残しを少なくする」と言う事です。
検知液で染まった所は「感染している」わけですから、一見健康に見える歯質であっても削ります。
そのうえで歯髄に感染が無ければ良いでしょうし、歯髄感染があれば再発防止のためには抜髄した方が良いと言う判断になります。
検知液を使わないと言う事はそもそも「感染歯質が残っているかどうか解らない」わけですから、虫歯の取り残しがあろうが無かろうが「術者の勘」で治療する事になります。
この場合、「一見健康に見える歯質は削らない」かも知れませんので、(今回は)小さく削って神経取りにはならないかもしれませんが、将来的には重大な問題が起きる事が予想されます。
そもそも僕の中では「検知液を使わない」と言う治療は「あり得ない」のですが…。
(達人は使わないのかもしれませんが、凡人は使った方が圧倒的に良いと思います)
>やはりあの箇所に器具を入れて虫歯治療をするのはほとんど無理なのでしょうか?
虫歯の大きさにもよりますが、ほとんどの場合、無理だと思います。
もちろん、可能性が無いわけではありませんが、「マイクロスコープ」と「それを使いこなす確かなウデ」が無いと結果は期待できないでしょう。
今年の井野先生の顕微鏡歯科学会の発表がそのようなケースでしたね。
(つまり、成功すれば学会発表レベルだと言う事です)
>検知液を使って虫歯を削るやり方と、使わないで削るやり方では、どちらが余計に削らないで済むのでしょうか?
大変申し訳ございませんが、そもそもの発想の転換が必要だと思います。
enoughisenough さんは
「虫歯を取り残しても(再発しても)いいから歯を削らないで欲しい」
のか
「(再発したくないから)しっかり虫歯を取り除いて欲しい」
のか、どちらでしょうか?
検知液を使うと言う事は「虫歯の取り残しを少なくする」と言う事です。
検知液で染まった所は「感染している」わけですから、一見健康に見える歯質であっても削ります。
そのうえで歯髄に感染が無ければ良いでしょうし、歯髄感染があれば再発防止のためには抜髄した方が良いと言う判断になります。
検知液を使わないと言う事はそもそも「感染歯質が残っているかどうか解らない」わけですから、虫歯の取り残しがあろうが無かろうが「術者の勘」で治療する事になります。
この場合、「一見健康に見える歯質は削らない」かも知れませんので、(今回は)小さく削って神経取りにはならないかもしれませんが、将来的には重大な問題が起きる事が予想されます。
そもそも僕の中では「検知液を使わない」と言う治療は「あり得ない」のですが…。
(達人は使わないのかもしれませんが、凡人は使った方が圧倒的に良いと思います)
相談者からの返信
相談者:
enoughisenoughさん
返信日時:2015-07-11 01:45:56
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-07-11 09:47:20
>25年程前に虫歯治療した箇所は全てその後全く問題ありません。
>当時は検知液なんか使ってなかったわけですよね?
どうでしょうね…。
僕が歯科医師になって約20年ですが、大学の授業では検知液の事を習いましたから、「当時は無かった」わけではないと思います。
>その先生の技術があったということなんでしょうか?
もちろんそれも考えられます。
また、検知液など使わずとも、健康な歯質も含めてしっかり削れば20年以上問題無く過ごせる事もあります。
ただ、ここで問題になるのは「健康な歯質も含めて削る」と言う事です。
再度書きますが、検知液を使うと言う事は「虫歯を取り残し無くしっかり削る」ですが、その言葉の中には「必要最小限の切削で」と言う意味が含まれます。
別に脅すわけではありませんが、25年前の治療時に検知液を使われていなかったとして、それが「問題無く経過している」とすれば「虫歯を取り残さないために、削る必要が無い健康な歯質もガッツリ削られている可能性がある」と言う事も考えなくてはなりません。
下図で言えば@が僕が回答2で書いた検知液を使わず「虫歯を取り残しても(再発しても)いいから歯を削らない方法」です。
Aが検知液を使い「必要最小限の切削で虫歯の取り残しをしない方法」です。
Bが検知液を使わず「虫歯を取り残さないために、削る必要が無い健康な歯質もガッツリ削る方法」です。
>実際に、検知液を使わずに削った場合は、虫歯を完全に取り除くことが出来ずに、治療後再度虫歯が進行するケースもあるのでしょうか?
これは@に該当します。
検知液を使わないと言う事は「勘」で削るわけですから@かBのどちらかにしかなりません。
虫歯だけをピンポイントで狙って削るにはAの検知液を使って「染まった所だけをしっかり狙って」削る必要があります。
その結果、当然、@よりもAの方が削る量は多少は多くなりますが、削り残す可能性は低くなります。
enoughisenough さんとしてどの方法を望まれるかです。
画像1
>当時は検知液なんか使ってなかったわけですよね?
どうでしょうね…。
僕が歯科医師になって約20年ですが、大学の授業では検知液の事を習いましたから、「当時は無かった」わけではないと思います。
>その先生の技術があったということなんでしょうか?
もちろんそれも考えられます。
また、検知液など使わずとも、健康な歯質も含めてしっかり削れば20年以上問題無く過ごせる事もあります。
ただ、ここで問題になるのは「健康な歯質も含めて削る」と言う事です。
再度書きますが、検知液を使うと言う事は「虫歯を取り残し無くしっかり削る」ですが、その言葉の中には「必要最小限の切削で」と言う意味が含まれます。
別に脅すわけではありませんが、25年前の治療時に検知液を使われていなかったとして、それが「問題無く経過している」とすれば「虫歯を取り残さないために、削る必要が無い健康な歯質もガッツリ削られている可能性がある」と言う事も考えなくてはなりません。
下図で言えば@が僕が回答2で書いた検知液を使わず「虫歯を取り残しても(再発しても)いいから歯を削らない方法」です。
Aが検知液を使い「必要最小限の切削で虫歯の取り残しをしない方法」です。
Bが検知液を使わず「虫歯を取り残さないために、削る必要が無い健康な歯質もガッツリ削る方法」です。
>実際に、検知液を使わずに削った場合は、虫歯を完全に取り除くことが出来ずに、治療後再度虫歯が進行するケースもあるのでしょうか?
これは@に該当します。
検知液を使わないと言う事は「勘」で削るわけですから@かBのどちらかにしかなりません。
虫歯だけをピンポイントで狙って削るにはAの検知液を使って「染まった所だけをしっかり狙って」削る必要があります。
その結果、当然、@よりもAの方が削る量は多少は多くなりますが、削り残す可能性は低くなります。
enoughisenough さんとしてどの方法を望まれるかです。
画像1
タイトル | [写真あり] 上7番奥の虫歯治療は咬合面から削らないといけませんか? |
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質問者 | enoughisenoughさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 48歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。