虫歯治療で神経に達してしまったが神経を残せないですか

相談者: さくら88さん (32歳:女性)
投稿日時:2015-07-20 11:49:26
どうぞよろしくお願いいたします。

一昨日、地元の歯医者定期健診を受けた際、パノラマを撮り、上右奥の7番目の歯の詰め物部分が二次カリエスになっているとのことで、詰め物を外しました。

虫歯にはなっていましたが、神経には達していないはずと言うので虫歯を削ったところ神経まで貫通してしまったそうで、1〜2mm程度の穴があいてしまいました。

神経を抜きましょうと言われたのですが、どうしても抵抗があり、今はカルシウムを塗って仮の詰め物をして様子を見ています。

穴が小さいのでカルシウムで蓋ができるかもしれないから、1週間様子を見て、痛みがなければそのまま銀の被せ物、痛みがあれば神経を抜いて銀の被せ物をしましょうと言われましたが、神経まで達しているので、そのまま被せるのはお勧めしないと言われました。

虫歯が神経に貫通してしまった場合、神経を残す方法は無いでしょうか。
神経を残すとデメリットの方が多いのでしょうか。
3mix法やDoc's Best Cementは手遅れでしょうか。



現時点で痛みは無いので、そのまま被せ物をすることになると思うのですが、神経まで穴があいていたので、神経にバイ菌が入らないのか心配です。

また、どうしても神経を抜く以外に方法が無い場合は、自費でも構わないのでマイクロスコープラバーダム、銀の被せ物ではなく、長持ちする素材で処置してくれる所にかかりたいのですが、今から転院しても大丈夫でしょうか。

現在、仮詰めの状態なので、1週間程度で転院先を探さなければと焦っています。



なお、10代のころ矯正をしており、親知らずは4本とも抜き、下の4番目の歯も左右2本抜いています。
そのため上の左右7番目の歯はかみ合わせで下の歯にはほとんど当っていないので、徐々に下に伸びてきている感じです。

矯正時代に虫歯がたくさんできてしまい、これまでブラッシングを頑張ってきましたが、今まで神経を抜いたことが無く不安でいっぱいです。

お忙しいところ大変お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-07-20 12:04:52
んんん…

>また、どうしても神経を抜く以外に方法が無い場合

逆ですね。
個人的には「できれば最初の治療をマイクロスコープを見ながらやってほしかった」です。

抜髄になるかならないかの判断が難しいケースこそマイクロスコープが最も力を発揮する場面だからです。

ただ裸眼であっても、現状で適切な処置をされているとすれば歯髄保存は可能かもしれません。


3mix法やDoc's Best Cementは手遅れでしょうか。

無駄だと思いますよ。
と言うより「(手探りでも)削らない治療」が売りですから、今から使っても意味はないような気がします。

そもそも3mix法やDoc's Best Cementはマイクロスコープを使って「確実に感染歯質を除去する」と言うコンセプトとは真逆の方法ですから、


自費でも構わないのでマイクロスコープやラバーダム、銀の被せ物ではなく、長持ちする素材で処置してくれる所にかかりたい

と言うことであれば選択肢から外れると思います。



>今から転院しても大丈夫でしょうか。

大丈夫かどうかは実際に拝見していないのでなんとも言えませんが、今からでもマイクロスコープを使う歯科医に診てもらうことは悪いことではないように思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さくら88さん
返信日時:2015-07-20 12:46:15
さっそくのご回答、本当にありがとうございます。


>抜髄になるかならないかの判断が難しいケースこそマイクロスコープが最も力を発揮する


そうなんですね…。

安易に最初の処置を受けてしまい後悔だらけです。

詰め物を外した後、7番目の歯だけをアップでレントゲンを撮り、神経まで達していないだろうと言われて油断していたので、ゴリゴリ削られ、貫通してしまったと聞いた時は本当にびっくりしました。

そのあとうがいをしたような気もするので、すでに細菌が入ってしまっているかもしれません…。

神経まで達しているのに、カルシウムを塗っただけでそのまま上から被せ物をするのは問題がありますでしょうか。

のちに炎症を起こす可能性と、今自覚症状がないうちに神経を抜いておくのと、どちらがいいのでしょうか。


いずれにせよ、今からでもマイクロスコープやラバーダムを使ってもらえるところにかかった方がよさそうですね。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-07-20 13:17:37
自費診療にはなりますがMTAセメントによる直接 覆髄の治療成績はかなり良いという発表は聞いた事があります。
その発表者によれば95%ぐらいだった記憶があります。

ただしこれはある一人の発表でありそのまま鵜呑みにすることはできませんし、今回のように二回触るとなるとどうなるかはわからない部分が出てくると思います。

参考にされてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-07-20 13:19:33
>神経まで達しているのに、カルシウムを塗っただけでそのまま上から被せ物をするのは問題がありますでしょうか。

カルシウムを塗る前にしっかり洗浄されたかどうかがキーポイントになると思います。
(理想的にはラバーダムをかけて)


>のちに炎症を起こす可能性と、今自覚症状がないうちに神経を抜いておくのと、どちらがいいのでしょうか。

これは実際に見ないと判断できません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-07-21 17:17:50
さくら88 さん、こんにちは


>>抜髄になるかならないかの判断が難しいケースこそマイクロスコープが最も力を発揮する

>安易に最初の処置を受けてしまい後悔だらけです。

虫歯の部分を削り取って、肉眼で確認できるような穴が開いてしまうようなケースでは、マイクロスコープがあっても結果は同じでしょう。

マイクロスコープを使えば穴が開くことを防げるわけではありません。
マイクロスコープで削るわけではないですからね。

削り取って、肉眼で神経に穴が空いたかどうかがはっきりしないケースでは、マイクロスコープは威力を発揮するかもしれません。
肉眼で穴が確認できなくても、マイクロスコープで穴が見つかれば、早めに直接服髄をするか、神経を取るかの判断がしやすいでしょう。


詰め物を外した後、7番目の歯だけをアップでレントゲンを撮り、神経まで達していないだろうと言われて油断していたので、ゴリゴリ削られ、貫通してしまったと聞いた時は本当にびっくりしました。

>そのあとうがいをしたような気もするので、すでに細菌が入ってしまっているかもしれません…。

虫歯を削り取って神経まで穴が開くようなケースでは、削る前からすでに神経まで細菌が入っていると考えても良いでしょう。

新たな細菌を入れないとという意味では、口をゆすがず、ラバーダムをしてもらえる方が、その後の処置の結果は多少は良くなるかもしれませんね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さくら88さん
返信日時:2015-07-21 19:08:01
ご回答ありがとうございます。

>柴田先生

MTAセメントというものがあるのですね。
調べてみるととてもよさそうですが、やはり2回目となると不安ですね。



>櫻井先生

しっかり洗浄していなかったような気がします。
しかも今の仮詰めも隙間があるように感じます。
きっちりされているところは、そもそも虫歯を削る前からラバーダムをされるのでしょうか。



>小牧先生

削る前からすでに神経まで細菌が入ってしまっている可能性が高いんですか。
痛みもないので、神経は無事かと思っていました。
となると、残念ですが抜髄した方がよさそうですね…。
今後はラバーダムをしてもらえるところを探したいと思います。



タイトル 虫歯治療で神経に達してしまったが神経を残せないですか
質問者 さくら88さん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
根管治療その他
回答者




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