[写真あり] 左下7番、抜歯してインプラントしかない?(オーストラリア)

相談者: youbotさん (46歳:男性)
投稿日時:2015-07-21 16:16:01
こんにちは

オーストラリア在住です。

治療履歴:

#20年ほど前、虫歯が原因で左下7番(第二臼歯)を治療した。

#その数年後、治療した左下7番が痛みだし、根管治療をして、金属製の被せ物をした
その際、歯をかなり削ったもよう。
というのも、歯茎の境目から被せ物があり、残っている歯の白い部分は見えない。

#4年前に、被せ物が外れ、あたらしい被せ物を作った。


以上は全て日本での治療で、以下はオーストラリアでの治療です。


#1年前に、その新しい被せ物がはずれ、セメントで再び接着した。

その際、セメントで再び接着することは難しいので、次回、被せ物が外れた場合は、歯を抜いて歯無しにするか、インプラントにするしかないと言われた。

その理由は「土台の接着面の凹凸が少ないため強固な接着は望めないから」とのことだった。



そこで質問です。

1)インプラントしか治療選択が無いのでしょうか?

根管治療をした歯をさらに削る、あるいはその歯にネジを刺すなどして、あらたな被せ物を接着する手段はないのでしょうか?

というのも、以前、別の歯の詰め物が外れた時、この詰め物と同じようなものはオーストラリアでは作れないと言われました。

その時は、その詰め物をそのまま再び接着するので、日本に帰国した際に治療を受けてくださいと言われたことがあります。
今回も、オーストラリアではそのような歯科技術が無いため、インプラントの選択肢しかないと言われた可能性も考えたので、質問するしだいです。

よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-07-21 20:29:02
国によって治療計画は若干変わってくるように思います。

日本ではまずは歯を残す方法から考える先生が多いと思いますが、海外ですと自費治療の関係からか確実性を重視する方向もあり、何かあれば抜歯を進めることが多いようにこのサイト他の患者さんの質問内容からも思います。

診てみないと分かりませんが、根管治療をした歯をさらに削る、あるいはその歯にネジを刺す(コアを立てる)などして、あらたな被せ物をすることは可能かもしれません。


また、抜歯になったとしてもインプラント以外に、

義歯入れ歯
ブリッジ
歯牙移植親知らずが余っていれば)

などが治療方法だと思います。

ただし、海外では歯があまり保存できないと判断した場合は直ぐに抜歯して、ある程度長期予後の見込めるインプラントを進めることが多いかと思います。

もしもインプラントになった場合は、世界的にシェアのあるインプラントメーカー(例えば第一位のストローマン)にされた方が、帰国されたり他に転勤などになってもどこでも治療が可能なことが多いと思います。

海外で聞きにくいとは思いますが、頑張って相談してみて下さいね。

参考までに。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-07-21 21:58:01
youbot さんこんばんは

>「土台の接着面の凹凸が少ないため強固な接着は望めないから」とのことだった。

とのことであれば、凹凸を大きくすれば、つまり土台からやり直すことができればかぶせることは可能なのかもしれません。

左下7番(第二臼歯)なので一般的に凹凸は少ないと思いますが。

>今回も、オーストラリアではそのような歯科技術が無いため、インプラントの選択肢しかないと言われた可能性も考えたので、質問するしだいです。

については、その可能性もあるとおもいますし、また加藤先生のおっしゃるような事情がある可能性も十分考えられると思います。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-07-22 08:00:51
ご相談ありがとうございます。

>1)インプラントしか治療選択が無いのでしょうか?

いいえ、先生方の回答通り他にもあります。


>今回も、オーストラリアではそのような歯科技術が無いため、インプラントの選択肢しかないと言われた可能性も考えたので、質問するしだいです。

技術の問題ではなく、国民性に違いが大きい要素です。
海外では抜歯が第一選択肢ですから、迷いがありません。

郷に入れば郷に従うか、あるいは民族性の違いもありますから、日本人を貫き通すのかの選択かもしれません。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: youbotさん
返信日時:2015-07-22 08:32:40
先生方、明解な回答をありがとうございます。

歯を温存できる可能性が少しでもあれば、常に温存が第一選択肢というわけではないのですね。

インプラント以外にも選択肢があるが、抜歯を第一選択肢にするのは、国民性に違いに起因する可能性があるとのこと、したがって「 抜歯してインプラント」「歯を温存」の選択肢のどちらが良いという統一見解があるわけでないとのことを理解しました。

「 抜歯してインプラント」は「歯を温存」と比較してより良い予後が期待できるようですが、「歯を温存」と比較して「 抜歯してインプラント」に短所はあるのでしょうか?

ある場合は、どのような短所があるのでしょうか?

回答いただければ幸いです。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-07-22 21:58:44
>「 抜歯してインプラント」は「歯を温存」と比較してより良い予後が期待できるようですが、「歯を温存」と比較して「 抜歯してインプラント」に短所はあるのでしょうか?

日本国内においては、保険治療が歯を温存できる治療の1つが利点で(自費治療でもかのうですが・・・)、インプラント治療は基本的に保険外治療で費用が掛かることが欠点です。
根の治療は海外で自費治療であれば、インプラント治療と比較して費用の差が少ないこともあります。

また、インプラント治療は外科的処置を含むことも欠点かもしれません。
そして、根の治療が順調で治療できたとすれば、インプラント治療の方が一般的に被せものまでにある程度時間がかかります。

まして、抜歯を含むとすると最終補綴(被せもの)が入るまでには、抜歯した部分の骨が出来るまで待つとすると時間がかかりますね。

即時荷重(インプラント治療日に歯が入る治療)という方法もありますが、抜歯するので条件は良いとは言えませんので、時間がかかることが多いと思います。


その他、歯を保存する方法は根の治療の専門家に相談して保存可能かどうか相談する必要があるかもしれませんね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: youbotさん
返信日時:2015-07-23 11:21:07
加藤先生

忙しいなか回答をありがとうございます。

昨日、現地の歯科医の診察を受けました。

医師曰く

「残っている歯はほぼ根の部分だけなので、これ以上削ることは難しく、したがって温存して被せ物をするのは難しい」

とのことでした。

「海外では抜歯が第一選択肢」というさがら先生のコメントを実感した次第です。

現在は、左下7番(第二臼歯)は被せ物を取って、残っている歯が剥き出しの状態にあります。

被せ物+詰め物は添付の写真の通りです。

私の左下7番(第二臼歯)レントゲンの写真は入手できませんでしたが、印象としては、下記のページの第二臼歯の写真に非常に似ていました。

http://y-dental-clinic.up.n.seesaa.net/y-dental-clinic/(11)---.jpg?d=a0


さらに医師曰く「他の歯がしっかりしているので、左下7番(第二臼歯)が無くても支障がないと思われるので、抜歯してインプラント無しでも問題ないでしょう。
ただの下の歯がないと上の歯に圧がかからなくなり、次第に上の歯が抜け落ちる。とのことでした。


#「抜歯してインプラント無し」というのは選択肢としてありえるのでしょうか?

加藤先生のコメントの通り、インプラント治療には時間を要するとのことで、完了するまでには半年から一年かかるとのことでした。


#インプラント治療で歯を入れるまでの間に左上7番が抜け落ちることはないのでしょうか?

いずれにせよ、添付のインプラントの説明書を読んで、現時点ではインプラント治療を考えており、3週間後にインプラント治療を担当する医師と相談をする予定です。
インプラントではストローマンを使用するとのことでした。

画像1画像1 画像2画像2
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-07-24 11:08:24
>#「抜歯してインプラント無し」というのは選択肢としてありえるのでしょうか?

あり得ると思います。

保存不可能と言う診断であれば、早めに抜歯をして、歯の無い間、不自由を感じないのであれば「そのまま経過観察」でよろしいのではないでしょうか。


>#インプラント治療で歯を入れるまでの間に左上7番が抜け落ちることはないのでしょうか?

上の歯が降りて来るかどうかはその人次第です。
ただ、数カ月〜1年くらいで降りて来る事は稀だと思います。

回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-07-24 11:46:06
もし7番の歯根長が充分あれば、クラウン・レングスニングで保存出来ないかを尋ねてみてください。
もし専門分業されてるなら、Periodontistになると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: youbotさん
返信日時:2015-07-24 12:24:09
櫻井先生、藤森先生

お忙しいなか回答をありがとうございます。

抜歯してインプラント無し」という選択肢はあり得るのですね。
1年くらいで上の歯が降りてくる事は稀と聞き安心しました。

クラウン・レングスニング(Crown lengthening)という方法も含めて、次回の診察の際に医師に尋ねてみます。
回答 回答7
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-07-24 12:54:54
>1年くらいで上の歯が降りてくる事は稀

そんな事はないと思いますよ。個体差は非常に大きいと思います。
特に、元々、歯冠長の短い人は要注意だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: youbotさん
返信日時:2015-07-29 11:16:50
藤森先生

回答ありがとうございます。

>そんな事はないと思いますよ。個体差は非常に大きいと思います。
>特に、元々、歯冠長の短い人は要注意だと思います。

この点も合わせて、次回の診察でインプラントについて相談したいと思います。

先生方、アドバイスをありがとうございました。



タイトル [写真あり] 左下7番、抜歯してインプラントしかない?(オーストラリア)
質問者 youbotさん
地域 非公開
年齢 46歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:7番(第二大臼歯)
クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
その他(写真あり)
オーストラリア
クラウンが取れた・外れた
回答者




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