歯周病と歯列矯正について

相談者: トマタロウさん (42歳:女性)
投稿日時:2015-07-25 15:55:31
現在、歯周病の治療歯医者さんに通院中です。

歯並びが悪いことも重なり、だいぶ歯周病が進行しており、レベルが中等度でレントゲンでみても歯槽骨もとけていて薄くなっていました。
歯肉歯ぐきもやせています。

歯周病治療が終了し、歯ぐきの状態が安定したら歯列矯正を始めたいと考えるようになりましたが、矯正中に歯周病が悪化するケースがほとんどだと知って、今は思案しています。
果たして、自分の歯と歯茎は矯正に耐えられるのか?と考えたりもしています。

仮に矯正を始めた場合は、現在治療していただいてる歯医者に通いながら、矯正の専門医に通おうとは思っています。

矯正はせずに歯周病の進行を止まらせることは出来ても、矯正を開始して矯正中に歯周病が再発する可能性が高いと考えると怖いです。

回答どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-07-25 16:59:51
矯正中に歯周病が悪化するケースがほとんど

それは、歯周病のコントロールができていない状態での矯正治療ではないでしょうか。

むしろ、歯周病治療と矯正治療を組み合わせ、骨のレベルを揃えることは、歯の長期の保存に向けて、有効な治療方法だと思います。

歯周病治療にお掛かりの歯科医院と連携がとれている矯正歯科での治療が良いように思います。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-07-27 11:34:01
歯周病治療矯正治療とは、同じ歯科医院(担当医は別でも可)か、若しくは、普段から緊密に連絡を取り合っている歯科医院同士で受けられるのが良いと思います。

歯周組織を無視したミゼラブルな矯正治療とならないようなシステムの下で治療を進めてもらったらいいように思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-07-27 15:52:56
一般的に歯周病の患者さんでも、しっかり歯周病がコントロールしていれば比較的安全に矯正治療は勧められます。
もちろん矯正治療中のプラークコントロールがしっかりしていることが大前提です。

トマタロウさんにとって最大のメリットは、おそらく歯の並び方に関する審美性だろうと思います。
いくら矯正で歯を並べても、お手入れが疎かになっていたり、また歯周病治療が不十分であったりすれば、なんのメリットもありません。

そのあたりのことを主治医の先生と十分にお話合いをされることをお勧めします。

お大事にどうぞ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-07-27 16:02:36
歯列不正があると歯磨きがしづらく、歯周病を引き起こしやすいはずですし、歯周病が重度になれば歯周組織が弱ることで歯列が乱れて、歯列不正を引き起こしたり悪化させたりします。

小林先生もご指摘の通りで歯周病(や歯列不正も)は骨の形も不揃いになりやすいので、プラークコントロールをしやすくして今後の再発予防を考えるには矯正治療は非常に有効です。

ですが矯正専門医は通常未成年者を診ることが多く、歯周病絡みの治療を担当するということは多くないはずです。

参考⇒歯槽膿漏によって歯が伸びたようになっている、歯列矯正は可能?
参考⇒〔写真あり〕歯周病持ちです。歯列矯正をするかどうか悩んでいます


矯正をすること自体が歯周病を引き起こす訳ではないですのできちんとした歯周治療が終了して、その後注意深く矯正を行う分には問題ありません。
ですが矯正装置がついていることでプラークがたまりやすくなり、結局歯周病を引き起こしたり再発させたりする危険性は確かに考えた方が良いと思います。



要は歯周病治療+矯正治療というのは是非行った方が良い組み合わせではあるものの、各担当医の連携(もしくは同一Drであること)が重要ですから、第一選択肢としては現在歯周治療を担当して頂いている先生に相談して、その先生が信頼していてよく連携のとれる矯正専門医がいらっしゃればその先生を紹介して頂く、というのが良いのではないでしょうか?

どちらも良くなるといいですね、お大事にどうぞ。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: トマタロウさん
返信日時:2015-07-28 11:52:37
小林先生
藤森先生
大野先生
渡辺先生

お忙しい中、ご回答いただきありがとうございます。
先生方の分かりやすい丁寧な回答に感謝しています。

相談させていただいて、あらためて矯正の必要性を痛感しました。

>矯正装置がついていることでプラークがたまりやすくなり、結局歯周病を引き起こしたり再発させたりする危険性

矯正するにあたり、このリスクがつきまといますが絶対回避したいです。

そのためには歯周病治療矯正治療を行なうためには、医院選びも重要なのですね。

いま治療してくださる先生に相談してみようと思います。

当面は現在の治療を終えるまで、日々のプラークコントロールに励みたいと思います。



タイトル 歯周病と歯列矯正について
質問者 トマタロウさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯列矯正の治療法
回答者




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