病巣がある前歯のインプラントについて(シンガポール)

相談者: 前歯のインプラントさん (30歳:女性)
投稿日時:2015-07-26 12:15:49
初めまして。
インプラントの件で相談させて下さい。

現在前歯に5本繋がったクラウンが入っており、二年前に右端の歯の根元(親知らずを入れた奥から6番目)に病巣が出来、歯根切除にてその病巣を取り除いたことがあります。

一年半前からその歯の歯茎フィステルができるようになり、レントゲンを撮った結果根元の病巣が再発したとのことでした。

その際は抗生物質を処方され、一旦は改善されましたが4ヶ月ほど前にフィステルが再発し、今回は抗生物質でも改善されません。

歯根切除を担当した医師には歯根にひびが入っている可能性が高く、抜歯しかないだろうと診断されています。


そこで相談なのですが、

1.該当の歯が前歯ということもあり見た目が気になります。
抜歯後にすぐGBR処置、インプラントを挿入すれば歯茎の凹みが防げると聞いたことがあるのですが、病巣がある歯でもこの処置は可能でしょうか。

2.もし1が可能な場合でも、将来的にインプラントの持ちが悪くなることはありますか。

3.他にお勧めの治療法があればご教授下さい。


ちなみに、今回の歯の左も大分弱ってきているため、担当医からはブリッジは勧められないと言われております。

先生方、どうぞご教授のほどよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-07-26 20:38:04
抜歯即時埋入のことと思います。

歯根破折しているばあいには、唇側歯槽骨がV字型に吸収していることが多いものです。
その分をGBR で補償しようということです。
術前に抗生物質の服用をして、手術に臨めばよいでしょう。
根尖病巣等の肉芽組織はしっかり掻爬する必要があります。
骨膜まで歯肉剥離をする必要がありますので、かなり腫れますし、痛みも出ると思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-07-27 08:41:36
ご相談ありがとうございます。

>1.抜歯後にすぐGBR処置、インプラントを挿入すれば歯茎の凹みが防げると聞いたことがあるのですが、病巣がある歯でもこの処置は可能でしょうか。

病巣は退治しておけば可能です。
ただし、該当の歯は位置的にとても条件が厳しい場所です。
良く見通しを立てましょう。


>2.もし1が可能な場合でも、将来的にインプラントの持ちが悪くなることはありますか。

ありえます。


>3.他にお勧めの治療法があればご教授下さい。

できれば、その場所は歯の保存をできるだけ計りたいところです。
とても難しくなっていますから、根管治療の専門家に再手術が可能かどうか相談すると良いかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 前歯のインプラントさん
返信日時:2015-07-27 12:35:08
>松山先生

お忙しい中、御返事ありがとうございます。
腫れと痛みですか。。緊張します。

事前に抗生物質の服用をすればGBRにて即日にインプラント挿入も可能なのですね。

実は前回処方された抗生物質が効かなかったので少し不安ではありますが、きっと別の種類であれば大丈夫でしょうか。

相談してみます。ありがとうございました。



>さがら先生

お忙しい中、御返事ありがとうございます。

位置的に難しい歯なのですね。。
目立つ場所ですし、なんとか綺麗に治療できればと思うのですが。。


そうですね。保存できればそれが一番良いのですが、中の軸がとても太いのではずすのが難しいことや、歯のポケット?がとても深いことからヒビが入っているのがほぼ確実のため、本当にショックで悲しいのですが抜歯と宣告されてしまいました。。



ちなみに、病巣をうまく退治できて即日インプラント挿入できた場合に、持ちが悪くなるなど失敗リスクを減らすためどんな点に気をつけていただけばよいでしょうか??

上記、松山先生がおっしゃっているような「根尖病巣等の肉芽組織はしっかり掻爬する」の他にも成功率を上げるため気をつけるべきことがあれば是非アドバイスいただければと存じます。


実は現在シンガポール在住のため、インプラントの技術がどれくらいなのかも不安ですし、そもそもシンガポール人はみなさん歯が丈夫なようなので私のような重病患者の治療に慣れていないのでは…など、色々考えてしまい不安になっております。


どうぞよろしくお願いいたします。



タイトル 病巣がある前歯のインプラントについて(シンガポール)
質問者 前歯のインプラントさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
シンガポール
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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