角化嚢胞性歯原性腫瘍の治療、病理検査の開窓術について

相談者: nada okuさん (45歳:男性)
投稿日時:2015-08-08 21:06:40
こんにちは。
初めて質問をいたします。

先日、角化嚢胞性歯原性腫瘍の診断を受けました。

歯科医入れ歯を作りにいったときに、レントゲン写真に右下顎に影が写っておりそのまま口腔外科に行くことになりました。

切歯より第二大臼歯辺りまで影が広がっています。
現在は2週間弱前に病理検査を行い、その時にガーゼを詰めていました。
2日おきにガーゼ交換をし、現在4日前にプラスチック状の開放窓を維持する器具のようなものを装着しました。
今現在どうも開放窓がつぶれているような気がします。

当方左半身不随による車椅子生活をしております。
左手が自由に動かないので、自己洗浄がなかなかうまいこといかず困っています。

今つけている器具で開放窓を維持することができるのでしょうか?
腫瘍が縮小するまでどのくらいかかるのでしょうか?
例えば腫瘍の縮小を待たずに手術をすることは可能なのでしょうか?

痛み腫れ共にまだ強く感じます。
鎮痛剤を飲まないと寝ることさえ出来ません。

どこのサイトを調べても角化嚢胞性歯原性腫瘍の説明はあるのですが、治療法など詳しくはなかなかのっていなく少々不安になっております。

同じような病気で不安になっておられる方もいらっしゃると思います。
どうぞよろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2015-08-09 00:35:57
nada okuさん、こんにちは。

角化嚢胞性歯原性腫瘍の診断を受けられたということで、大変ご不安なことだろうと思います。

ご質問の内容をうかがう限りの個人的感想ですが、病理検査をした際に、あわせて骨の中の袋状の病変と口のなかを交通させる「開窓術」という処置がされているのではと思います。

そして、その開窓部位に食べ物が入りにくくする目的と、開窓した部位が閉じてしまわないようにする目的で、開窓部位を覆いかぶせる器具(塞栓子といいます)が装着されていることが予想されます。

開窓術は、角化嚢胞様歯原性腫瘍のような袋状の病変を縮小させる目的で行われます。

ということは、現段階でnada okuさんの角化嚢胞性歯原性腫瘍はかなり大きく、今の状態で手術をすると、かなり大がかりな処置となってしまい、また、手術で取り除いた箇所の骨欠損が相当大きくなるのでは、と予想されます。

開窓術は、最短でも半年(通常は1年〜)は継続し、病変の縮小を待ちます。

このように、開窓術は期間を要する処置であり、その間のセルフケアがどうしても必要となるため、

>当方左半身不随による車椅子生活をしております。
>左手が自由に動かないので自己洗浄がなかなかうまいこといかず困っています。

という点は、担当の先生に今一度ご相談された方が良いように、個人的には考えます。

お大事になされてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: nada okuさん
返信日時:2015-08-09 00:56:32
中本先生、ありがとうございます。

担当の先生に聞いてみてもかなり大きな病変があるらしいです。
半年から一年ですか、かなりの期間ですね。
担当の先生に相談してみます。

セルフケアにおいてはほとんど成功はしておりませんでしたので。

ありがとうございます。



タイトル 角化嚢胞性歯原性腫瘍の治療、病理検査の開窓術について
質問者 nada okuさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 口腔外科関連
専門的な質問その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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