クラウンの調整で他の歯を削られ噛み合せが変わり違和感

相談者: 菜々美さん (23歳:女性)
投稿日時:2015-08-16 13:59:41
はじめまして、クラウンについて相談させて下さい。

先日、左上の4番にクラウンをかぶせました。
クラウンの種類は分かりません。
自費で5万円程度でした。

私の歯は上の歯も下の歯も殆どが八重歯のように先が尖っています。

ですが、クラウンは通常?の人の歯と同じく先が平らになっています。
そのため、調整の際に左下の4番をかなり削られてしまいました。
さらになぜか4番だけでなく、5番も削られています。

上下ともに右はとがって長いのに対し、左は平らで3mm程低くなっています。
他の歯を削る説明は全くなかったため、とてもショックでした。

多少は仕方ないのかも知れませんが、右側と左側で全く別人の歯になってしまった感じです。



今でもクラウンの違和感が取れず、食べる時もどこで噛んでいいのか分からなくて食欲もないです。

尖っている元々の右は点と点、クラウンを入れて削った左は面と面で噛み合わさっている感じです。
伝わるでしょうか。

今後もクラウン以外の歯を削るしかないのでしょうか。
このような場合、何かいい方法はあるのでしょうか。
教えて頂きたいです。

また、参考までに尖った歯のクラウンは作れないのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-08-16 20:36:55
菜々美 さん、こんにちは。

クラウンの種類は分かりません、自費で5万円程度でした。

随分と激安のクラウンだったのですね。


>調整の際に左下の4番をかなり削られてしまいました。

咬み合わせの調整と称して、安易に歯を削ったり、逆に何らかを盛り足したりするのを第一選択にするのは、過去の診療スタイルかと思います。

歯を出来るだけ削らないことで、ひいては歯を長く保存するというのは、世の中の潮流です。


>今後もクラウン以外の歯を削るしかないのでしょうか。

これ以上の調整を提案されたら、一度は躊躇した方が良いでしょう。

適切な診断が出来る歯科医師に診ていただけると良いですね。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-08-17 08:38:58
ご相談ありがとうございます。

>伝わるでしょうか。

お困りのことはよく分かります。
一番してはいけないことをしてしまった可能性があるからです。


>今後もクラウン以外の歯を削るしかないのでしょうか。

それはさらに危険です。


>このような場合、何かいい方法はあるのでしょうか。

いままで削るというマイナスを重ねてひどい目に合った訳ですから、根本的な解決は全く原因とは別の方向、つまりプラスにすることです。

しかしそれができるかどうかは極めて複雑で高度でリスクも高いと言えます。
大学病院補綴科で相談してみてはいかがでしょうか。

ただし、どこでも良い訳でもなく、大学の誰でも良い訳ではなく、簡単ではないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 菜々美さん
返信日時:2015-08-17 15:20:57
小林先生、さがら先生、お忙しいところご回答ありがとうございます。

小林先生
咬み合わせの調整と称して、安易に歯を削ったり、逆に何らかを盛り足したりするのを第一選択にするのは、過去の診療スタイルかと思います。

やはり今においては最適な方法ではないのですね。
削る前に一言あったら、と思ってしまいます。

>これ以上の調整を提案されたら、一度は躊躇した方が良いでしょう。

すでに調整の提案をされているので転院を考えたいと思います。


さがら先生
>しかしそれができるかどうかは極めて複雑で高度でリスクも高いと言えます。
大学病院補綴科で相談してみてはいかがでしょうか。

やはり削ってしまってからでは難しいのですね。
補綴という言葉を初めて聞きました。

やはり大学病院でないと難しいでしょうか。
補綴歯科というのは別なのでしょうか。
何か選ぶにあたりアドバイス等があればご助言いただけたらと思います。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-08-18 08:33:27
ご返信ありがとうございます。

>やはり大学病院でないと難しいでしょうか。

そうとも限りません。
ただ大学は英知が集結している機関ですから、今回治療をお受けになった医院よりは危険度が小さいはずです。


補綴歯科というのは別なのでしょうか。

大学病院にはあります。
開業医の看板にはそういう名前は書いていませんが、歯科医師ならば全員がその教育を受けています。

補綴歯科学とは、食べたり、飲みこんだり、話したり、という機能回復のために、咬合という学問と治療を専門に研究する科目です。
良く噛め、心地よく噛めることをガイドラインとしている科です。


>何か選ぶにあたりアドバイス等があればご助言いただけたらと思います。

補綴歯科学の目標以外にも、一生歯を残すとか、歯だけではなく心身の健康と切り離せないと考えて歯科治療をしている歯科医師が理想的です。

一生歯を残すことは可能ですが、どんどん削れば残せません。
できるだけ削らないポリシーも確認されると良いかもしれません。

しかし、今回のように削りすぎた場合は、ふつうの治療スタートとは違います。
まず現状の検査と診断、それによる見通しの診断、そして治療方針の診断、という三段階の考える部分がとても重要になります。

その上で理論を実現できる技術と環境が整って初めて良い結果が出るはずです。
それは1回目に治療する時にも全く同じプロセスを通ることが大事です。

しかし、お話の状況はもう削られているため、一旦マイナスからの回復を考慮しなければなりません。
したがって、とても複雑で大掛かりな治療となる可能性があります。

それだけその計画自体がリスクを増やしますからより慎重な診断が必要となります。


皆さんは、1本の歯を詰めるだけとか、被せるだけとか、お考えの方が多いようですが、たった1本の治療が大きな分かれ道となることは少なくありません。

これからも良く検討しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 菜々美さん
返信日時:2015-08-19 11:39:49
さがら先生、アドバイスありがとうございます。
お忙しいところ、何度もすみませんでした。
一度大学病院に行ってみようと思います。

>皆さんは、1本の歯を詰めるだけとか、被せるだけとか、お考えの方が多いようですが、たった1本の治療が大きな分かれ道となることは少なくありません。
>これからも良く検討しましょう。

今回の件でとてもよく分かりました。
これからは前もってしっかりと治療方針を確認し、治療に臨みたいと思います。

本当にありがとうございました。



タイトル クラウンの調整で他の歯を削られ噛み合せが変わり違和感
質問者 菜々美さん
地域 非公開
年齢 23歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせに関するトラブル
補綴関連
クラウン(被せ)の違和感・不快感
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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