痛みは無いが残存歯質が少なく根尖に黒い影。抜髄回避はできるか

相談者: ktcさん (40歳:男性)
投稿日時:2015-08-15 16:08:54
よろしくお願いします。

10年程前に詰め物をした右上5番ですが、特に温痛覚の異常を認めておりませんでしたが、1ヶ月前に咬合面が崩壊して中で虫歯が拡がっておりました。

かかりつけの歯科医院を受診し、薬を入れ1ヶ月程経過観察し、再度診て頂きました。

虫歯は両隣接面から拡がっており、前面と後面にエナメル質は残るものの両サイドは削られて存在しない、いわゆる二の字形の状態です。

他にX線上、根尖部に1mm×1.5mm程度の辺縁不明瞭な小さい黒い陰影がありました。
主治医としては

「削って被せるにも厚みが無く、根尖部も気になる。折れちゃうリスクもあるので、二度手間三度手間になるより、抜髄して被せましょう」

とのことでした。

歯科医師の先生方が、残せる歯は可能な限り残そうとして頂いてるのは十分理解しているのてすが、やはり出来れば神経を残したく思います。

そこで質問なのてすが、

1.この状態では、一般的に神経を残してオンレークラウンの適応とはならないのでしょうか?
歯根破折からの抜歯は困りますがエナメルチッピングや部分的な欠損であれば抜髄までの時間が稼げるのでお願いしたいです。

2.あるいは、温痛覚に異常が無いのは失活してるからと主治医が判断しているのでしょうか。
こういう状況ではデンティンブリッジはあまり認められないものですか?
もちろん、失活しているようならば諦めて抜髄してクラウンをお願いしようと思います。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-08-15 16:23:20
んん…

実際に拝見しないと何とも言えませんが…


>1ヶ月前に咬合面が崩壊して中で虫歯が拡がっておりました。
>X線上、根尖部に1mm×1.5mm程度の辺縁不明瞭な小さい黒い陰影がありました。

という事から考えると失活している可能性はあると思います。
電気的歯髄診断やパルパーなどの冷刺激診断はされていないのでしょうか?


>1.この状態では、一般的に神経を残してオンレークラウンの適応とはならないのでしょうか?

神経を残すのであれば歯根破折のリスクは少ないでしょうからインレーレジン充填の適応にはなるよう思います。

ただ、抜髄するのであれば教科書的にはクラウンになると思います。


>2.あるいは、温痛覚に異常が無いのは失活してるからと主治医が判断しているのでしょうか。
>こういう状況ではデンティンブリッジはあまり認められないものですか?

これは実際に拝見していないので何とも言えません。

セカンドオピニオンを求めて他の歯科医の診断を聞くのも悪くは無いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ktcさん
返信日時:2015-08-16 10:32:55
丁寧なご回答、有り難う御座います。

>電気的歯髄診断やパルパーなどの冷刺激診断はされていないのでしょうか?

冷たいエアを吹きかけたり、軽く叩いたりして頂きましたが、痛みは全く有りませんでした。
普段の生活でもこの歯は全く沁みたことはないです。

象牙質の層は大分カリエスが進んでいたようで、神経の近くまで削った上で薬を詰めて頂いておりますが、現時点でも自覚症状はありません。

一般的な歯科治療の判断と照らして、ひとまず抜髄せず保存的に経過観察したいという希望が、(現状を診て頂かないともちろん分かりませんが)乖離したものではないと分かりましたので、ひとまず主治医にその希望を伝え、その上で判断等に疑問があればセカンドオピニオンを考えたいと思います。

有り難う御座いました。
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-08-16 11:04:38
神経の温存を希望されるのでしたら、そのために必要な治療を受けられる方が宜しいようには思われます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ktcさん
返信日時:2015-08-16 16:44:13
藤森先生、ご回答有り難う御座います。

>神経の温存を希望されるのでしたら、そのために必要な治療を受けられる方が宜しいようには思われます。

これは神経を温存する具体的な治療法の提案でしょうか、それとも希望する治療があるのであれば異なる判断をしている主治医と相談するより、温存と判断する歯科医師を探した方が良いとのご提案でしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-08-17 13:58:50
前者のつもりでコメントさせていただきました。
しかし、後者も言えそうですね。

まずは温存可能であるかどうかの診断が必要です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ktcさん
返信日時:2015-08-22 18:04:17
PCトラブルで返信が遅れました。
申し訳ありません。

先生方にご提案頂いたように、セカンドオピニオンをひとまず受けて温存が可能かどうかの客観的意見を尋ねてみようと思います。

有り難う御座いました。
回答 回答4
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-08-22 18:13:38
私もすでに失活している可能性が高いと思われます。

しかも歯冠崩壊がはなはだしいので、修復にはインレーアンレーなようなものでは長期にわたって使用に耐えられるような状態とはおもえません。
便宜抜髄を含めて仕方ないと思いますが、根管充填ののちにしっかりした、コアー、クラウンが必要でしょう。

その辺のところを相談すると良いと思います。




タイトル 痛みは無いが残存歯質が少なく根尖に黒い影。抜髄回避はできるか
質問者 ktcさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
根管治療その他
クラウン(差し歯・被せ)その他
回答者




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