インプラントと歯周病で動揺のある歯をプラスチックで繋げられるか?

相談者: ハダイジさん (64歳:男性)
投稿日時:2015-08-19 18:12:39
お教え下さい。

左上7番が自歯、6番はインプラント埋め込み済みで上物待ち、5番の動揺大と4番の動揺中位と3番を削ってプラスチックをかぶせてでつないでいます。

いずれ近い将来は、5番・4番も抜いてインプラントになりそうです。

私の希望は、それまで極力5番4番を持たせたいのです。
依って、6番から3番までプラスチックでつなげて欲しいのです。

保険自由診療の問題もあるそうですが、なんとかならないでしょうか。


すでに、右上6番5番がインプラント、上右側1番から4番の5本がインプラント埋め込み済で上物待ちです。
費用も嵩みます。

また、インプラント上物とプラスチック(保険)とはつなげられないものでしょうか?


よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-08-19 18:24:34
インプラント上物とプラスチック(保険)とはつなげられないものでしょうか?

は、繋げられませんね。
保険のものと自費のものを一体で作る、という問題もありますし、インプラントと天然の歯を一体で作ることも(全部自費でするとしても)医学的にやるべきではないと考えられています。


「極力今ある歯を長く残す」という目的であれば何よりも、歯周病の治療が重要だと思うのですが、その辺りは如何でしょうか?

歯同士を繋ぐというのはあくまでもその場しのぎ的な方法で、歯周病の解決にはなりません。


歯周病の治療には厳密なプラークコントロールや深い歯周ポケットの除去が必要ですし、もしもそれをせずにインプラントを進めているとすれば非常に問題があると思いますよ。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-08-19 18:26:12
基本的に、インプラント上部構造と天然歯を繋げてブリッジを作ることはしません。

なぜなら、インプラント体は歯槽骨と直接ひっつけ(専門用語ではオステオインテグレーション)ます。
歯は歯槽骨との間に歯根膜(厚さ健康で約30ミクロン)が介在して通常でも生理的な動きが有ります。

そういった異なった動きをするものを繋げると、がちがちにひっついているインプラント自体が動いてくる危険性があるからです。


特に前の歯に動揺がある様なので、その状態のものとインプラントと繋ぐのは非常に危険です。



別問題になりますが、保険自費の物を繋げるのは全て自費扱いになります。



渡辺先生が書かれていますが、歯周病のケアーインプラント体のケアーをきちんとしないと今後インプラントをしたところがインプラント周囲炎に陥るかもしれません。


参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハダイジさん
返信日時:2015-08-19 20:51:50
早速のご回答をいただき、ありがとうございます。

余りに早いお返事なのでびっくり致しました。

何週間も悩む必要はなかったです。
このサイトに出会って良かったです。

改めてお礼申し上げます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-08-20 11:15:26
そもそも論なのですが…

まずは渡辺先生が書かれているように歯周病治療を徹底される事をお勧めいたします。

次に歯周病の悪化を加速させる要因として歯ぎしりや食い縛り、TCH等の空く習癖が考えられます。
TCH是正指導などを受けられてみてはいかがでしょうか?

そのうえで、連結はせず、インプラント単体、天然歯を守る方向で考えられてみてはいかがでしょうか。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハダイジさん
返信日時:2015-08-20 11:47:45
お教えいただき、ありがとうございます。

18歳ころから歯ぎしりが激しく、40歳ごろに100万円以上かけて歯周病の根本治療をしました。
以来、歯磨きは、20分から30分くらいはしています。
今は、歯ぎしりがないようですが、歯周病は少しずつ進行していたようです。


先生方皆様がおっしゃっていらしゃるように、先ずは歯周病を治療して自分の歯を生かすことが大切ですね。

もっと早くこのサイトに巡り合って居れば良かったです。


ご回答、ありがとうございます。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-08-20 22:16:51
自分がちょうど今年40歳になるのですけど、この時期に100万以上かけての歯周治療というと一大決心だったと思いますが、どんな内容だったのでしょうか。

当時行った内容が感染除去(歯磨きの特訓、歯石の除去歯ぐきの手術、クリーニングなど)メインなら良いのですが、揺れてる歯を繋げる処置(連結冠ブリッジ)がメインだったとすると、そこからボタンのかけ違いが起きてるかも知れません。
歯周治療で必要なのは感染除去で、揺れを抑えることではないからです。

感染除去メインでクラウンは数本ぐらいまでだったとしたら、今のように歯周組織再生療法も一般的ではない当時にしては高額すぎる気がしますし、本当にそこまで重症な歯周病だったとしたら特殊な、非常に進行の早い歯周病(侵襲性歯周炎 当時だと若年性歯周炎という病名)で、特別高度な予後管理が今も必要かも知れませんね。
仮にそうだったとして楽観的に考えていると、間もなくインプラントも歯周病(インプラント周囲炎)に罹患するはずです。


インプラントを活かす必要最低条件は歯周治療(感染除去)です。

お隣の揺れてる歯の歯周ポケットは2〜4oとかで歯肉は引き締まって検査の時に血も全然出てこない、という状況であるべきなのですが、そういう状況なのに繋げたくなるほど歯が揺れるというケースが非常に稀なので… 回答されてる先生方が皆さんなんとなく不信に感じてしまうのだと思います。

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タイトル インプラントと歯周病で動揺のある歯をプラスチックで繋げられるか?
質問者 ハダイジさん
地域 非公開
年齢 64歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
歯周病(歯槽膿漏)治療
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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