左上奥歯、破歯細胞による吸収が始まった歯の治療について
相談者:
もり じゅんさん (44歳:女性)
投稿日時:2015-08-22 15:19:08
こんにちは。
よろしくお願いいたします。
左上八重歯の奥隣の歯が、破歯細胞による吸収が始まりました。
その歯は痛みも腫れもなく、他の歯は虫歯・歯石もない状態です。
歯骨を引っ張り出して切断(削る?)して、そこにセラミック(もしくは代替の被せ物)で被うことを歯医者さんと検討しています。
しかし、治療費が高額で、踏ん切りがつかない状況です。
そこで、破歯細胞を放置しておくと、他の歯も吸収が始まるなどの影響はありますか?
この1本の歯の治療をしなかったが為に、今後他の歯の治療がかさむ可能性があるなら、手術を受けようかと考えております。
アドバイスなどいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
左上八重歯の奥隣の歯が、破歯細胞による吸収が始まりました。
その歯は痛みも腫れもなく、他の歯は虫歯・歯石もない状態です。
歯骨を引っ張り出して切断(削る?)して、そこにセラミック(もしくは代替の被せ物)で被うことを歯医者さんと検討しています。
しかし、治療費が高額で、踏ん切りがつかない状況です。
そこで、破歯細胞を放置しておくと、他の歯も吸収が始まるなどの影響はありますか?
この1本の歯の治療をしなかったが為に、今後他の歯の治療がかさむ可能性があるなら、手術を受けようかと考えております。
アドバイスなどいただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-08-22 16:52:33
・歯骨を引っ張り出して切断(削る?)して、そこにセラミック(もしくは代替の被せ物)で被うこと
恐らく、抜歯をして、吸収部にセメントを付けて再植するということでしょうか。
それしかおもいつかないのです。
その場合は、抜髄、根管充填が必要となります。
吸収部が根尖に近いものでしたら、初めから抜髄根管充填をしてみて、様子をみたらいかがでしょう。
破歯細胞による吸収は比較的珍しいですから、それが隣近所に波及するということは考えられにくいです。
したがって何もしないで様子を見るということもあるでしょう。
必ず進行性とは限らないからです。
高額の治療費を提示されているならば、インプラント治療費と比較検討して、将来インプラントを覚悟しておくのも方法かもしれません。
吸収部によっては、歯肉切開、歯槽骨削除にてアプローチ可能かもしれませんが、確実な治療法が一般的には、提示されていないような気がします。
咬みあわせが深い咬合の持ち主は、下顎が後方移動しやすい要素を持っている場合があり、このために上顎第一小臼歯の近心側(手前)の当たりが強くなり、咬合性外傷の結果としての破歯細胞出現の可能性があるかもしれません。
恐らく、抜歯をして、吸収部にセメントを付けて再植するということでしょうか。
それしかおもいつかないのです。
その場合は、抜髄、根管充填が必要となります。
吸収部が根尖に近いものでしたら、初めから抜髄根管充填をしてみて、様子をみたらいかがでしょう。
破歯細胞による吸収は比較的珍しいですから、それが隣近所に波及するということは考えられにくいです。
したがって何もしないで様子を見るということもあるでしょう。
必ず進行性とは限らないからです。
高額の治療費を提示されているならば、インプラント治療費と比較検討して、将来インプラントを覚悟しておくのも方法かもしれません。
吸収部によっては、歯肉切開、歯槽骨削除にてアプローチ可能かもしれませんが、確実な治療法が一般的には、提示されていないような気がします。
咬みあわせが深い咬合の持ち主は、下顎が後方移動しやすい要素を持っている場合があり、このために上顎第一小臼歯の近心側(手前)の当たりが強くなり、咬合性外傷の結果としての破歯細胞出現の可能性があるかもしれません。
タイトル | 左上奥歯、破歯細胞による吸収が始まった歯の治療について |
---|---|
質問者 | もり じゅんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
専門的な質問その他 その他(歯科治療関連) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。