左下7番、補綴物維持管理料が絡んだ歯の今後の治療について
相談者:
優幸さん (44歳:男性)
投稿日時:2015-09-02 13:48:17
現在、左下7番の歯の治療をしていただいております。
虫歯の進行は、かなり進んでいる状況で、歯が少し割れています。
割れた部分は、取り除いていただきました。
診ていただいている先生の診断としては、抜歯をするかどうか、微妙なところとの事。
私としては、抜歯は避け出来るだけ温存したいと思っています。
大変親切な先生ですので、温存は了解していただきましたが、補綴物維持管理料の絡みがあり、万が一、2年間以内に悪化しても
・2年以内は、保険が使えない。
・抜歯も保険が使えない。
そのため、抜歯も含め、全額自己負担となると判断しているようです。
過去の掲示板では、抜歯は保険が適用すると確認できたのですが、私の主治医とは意見が異なっております。
私自身も、何とか歯を温存したいと困難な事を言っている事は理解していますので、2年以内に歯が悪化しても、補綴物維持管理料を支払ったのだから、無料で治せと言う気持ちは毛頭ありません。
そうなった時は、保険を適応させ、抜歯し、義歯かブリッジにするべきだと思っております。
そこで質問なのですが、補綴物維持管理料で治療をした歯が2年以内に、悪化した場合は、抜歯、義歯、ブリッジは保険が適応しないのでしょうか?
私がいろいろ調べた結果としては、ブリッジは保険が適用できませんが、抜歯や義歯は保険が適応するのではないかと思っております。
さすがに、すべてが保険がきかないとなると厳しいです。
保険内の治療を行っていきたいと思っていますので、すべてが保険適用でなければ、現時点での治療方針も見直したいと思っています。
なにとぞ、ご教授ください。
虫歯の進行は、かなり進んでいる状況で、歯が少し割れています。
割れた部分は、取り除いていただきました。
診ていただいている先生の診断としては、抜歯をするかどうか、微妙なところとの事。
私としては、抜歯は避け出来るだけ温存したいと思っています。
大変親切な先生ですので、温存は了解していただきましたが、補綴物維持管理料の絡みがあり、万が一、2年間以内に悪化しても
・2年以内は、保険が使えない。
・抜歯も保険が使えない。
そのため、抜歯も含め、全額自己負担となると判断しているようです。
過去の掲示板では、抜歯は保険が適用すると確認できたのですが、私の主治医とは意見が異なっております。
私自身も、何とか歯を温存したいと困難な事を言っている事は理解していますので、2年以内に歯が悪化しても、補綴物維持管理料を支払ったのだから、無料で治せと言う気持ちは毛頭ありません。
そうなった時は、保険を適応させ、抜歯し、義歯かブリッジにするべきだと思っております。
そこで質問なのですが、補綴物維持管理料で治療をした歯が2年以内に、悪化した場合は、抜歯、義歯、ブリッジは保険が適応しないのでしょうか?
私がいろいろ調べた結果としては、ブリッジは保険が適用できませんが、抜歯や義歯は保険が適応するのではないかと思っております。
さすがに、すべてが保険がきかないとなると厳しいです。
保険内の治療を行っていきたいと思っていますので、すべてが保険適用でなければ、現時点での治療方針も見直したいと思っています。
なにとぞ、ご教授ください。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-09-02 14:07:51
>補綴物維持管理料で治療をした歯が2年以内に、悪化した場合は、抜歯、義歯、ブリッジは保険が適応しないのでしょうか?
>私がいろいろ調べた結果としては、ブリッジは保険が適用できませんが、抜歯や義歯は保険が適応するのではないかと思っております。
その通りです。
抜歯、義歯は保険適応となります。
ブリッジも「(歯科医院が)保険請求ができない」と言うだけであって「自費でやらなければならない」というわけではありません。
むしろ、患者が希望しないのに「自費で治療すること」はルール違反になります。
個人的には、2年以内にダメになる可能性の高い歯を治療することは「税金の無駄遣い」であると考えます。
本来であれば、現時点で抜歯すべきかと考えます。
もしくは、2年以内に抜歯となった場合には「何も入れない」ということを検討されることをお勧めいたします。
(そもそも下顎の7番であれば抜歯後何も入れずに経過観察という事はよくあります)
>私がいろいろ調べた結果としては、ブリッジは保険が適用できませんが、抜歯や義歯は保険が適応するのではないかと思っております。
その通りです。
抜歯、義歯は保険適応となります。
ブリッジも「(歯科医院が)保険請求ができない」と言うだけであって「自費でやらなければならない」というわけではありません。
むしろ、患者が希望しないのに「自費で治療すること」はルール違反になります。
個人的には、2年以内にダメになる可能性の高い歯を治療することは「税金の無駄遣い」であると考えます。
本来であれば、現時点で抜歯すべきかと考えます。
もしくは、2年以内に抜歯となった場合には「何も入れない」ということを検討されることをお勧めいたします。
(そもそも下顎の7番であれば抜歯後何も入れずに経過観察という事はよくあります)
相談者からの返信
相談者:
優幸さん
返信日時:2015-09-02 20:39:33
櫻井先生、ご回答ありがとうございます。
こんなに早くご回答頂いたにもかかわらず、返信が遅くなり申し訳ありません。
抜歯、義歯は保険適応と聞き、一安心しております。
私としては、抜歯に対する恐怖心、義歯への抵抗感も強いのです。
「2年以内にダメになる可能性がある」と思うより、「2年はダメにならない可能性がある」と思いたいのです。
ですが、櫻井先生に頂いたアドバイスをもとに、もう一度主治医と相談してみたいと思います。
そこで、質問なのですが、2年以内に抜歯となった場合には「何も入れない」という選択は、何か良い理由があるのでしょうか?
私自身も、奥歯であるので、抜歯後はそのままでもいいのではないと思っていたのですが、主治医より、周囲の歯や上の歯に悪影響がると言われていたので、断念していたこともあるので、詳しく知りたいと思いました。
こんなに早くご回答頂いたにもかかわらず、返信が遅くなり申し訳ありません。
抜歯、義歯は保険適応と聞き、一安心しております。
私としては、抜歯に対する恐怖心、義歯への抵抗感も強いのです。
「2年以内にダメになる可能性がある」と思うより、「2年はダメにならない可能性がある」と思いたいのです。
ですが、櫻井先生に頂いたアドバイスをもとに、もう一度主治医と相談してみたいと思います。
そこで、質問なのですが、2年以内に抜歯となった場合には「何も入れない」という選択は、何か良い理由があるのでしょうか?
私自身も、奥歯であるので、抜歯後はそのままでもいいのではないと思っていたのですが、主治医より、周囲の歯や上の歯に悪影響がると言われていたので、断念していたこともあるので、詳しく知りたいと思いました。
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2015-09-02 21:59:20
西山です
平均的な噛み合わせで親知らずがない場合、7番目の歯を失っても問題が生じにくいという研究報告は多数あります。
抜歯後に傷が癒えてから食事が困るとか、話しにくいとか出るようなら考えるのも方針の一つだといえます
平均的な噛み合わせで親知らずがない場合、7番目の歯を失っても問題が生じにくいという研究報告は多数あります。
抜歯後に傷が癒えてから食事が困るとか、話しにくいとか出るようなら考えるのも方針の一つだといえます
相談者からの返信
相談者:
優幸さん
返信日時:2015-09-03 09:03:58
回答3
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-09-03 09:12:51
>親知らずはまだ残っている状態なのですが、その状態で7番を失っても、問題は生じないでしょうか?
>経過観察をして、問題が出た時点で検討してもよいでしょうか。
日本人の場合「一般的=親知らずが無い状態」です。
優幸 さんのケースに関しては個別に検討すべきでしょうね。
>経過観察をして、問題が出た時点で検討してもよいでしょうか。
日本人の場合「一般的=親知らずが無い状態」です。
優幸 さんのケースに関しては個別に検討すべきでしょうね。
相談者からの返信
相談者:
優幸さん
返信日時:2015-09-03 11:10:53
櫻井先生、ご回答ありがとうございます。
日本人は、親知らずが無い状態が多いとは知りませんでした。
私は歯並びが悪く(下顎が上顎より前に出ていた)、小学生の頃矯正をしたのですが、その時に、親知らずがきちんと生える様にと歯茎を切開した記憶があります。(子供の時なのでとても怖かったです)
そのおかげか、まっすぐに生えています。
私は、抜歯の経験がないので、抜歯する人はそうそういないものだと思い込んでいました。
職場で聞いてみたところ、親知らずが無い人が多かったです。
もちろん、抜歯を経験している人も多かったです。
私は抜歯に対する恐怖心が強くて、抜歯に対する誤解(抜歯すると予後が悪い)も、あったようです。
もう一度、主治医と相談していきたいと思います。
とても、安心できました。
本当にありがとうございます。
大変感謝しております。
日本人は、親知らずが無い状態が多いとは知りませんでした。
私は歯並びが悪く(下顎が上顎より前に出ていた)、小学生の頃矯正をしたのですが、その時に、親知らずがきちんと生える様にと歯茎を切開した記憶があります。(子供の時なのでとても怖かったです)
そのおかげか、まっすぐに生えています。
私は、抜歯の経験がないので、抜歯する人はそうそういないものだと思い込んでいました。
職場で聞いてみたところ、親知らずが無い人が多かったです。
もちろん、抜歯を経験している人も多かったです。
私は抜歯に対する恐怖心が強くて、抜歯に対する誤解(抜歯すると予後が悪い)も、あったようです。
もう一度、主治医と相談していきたいと思います。
とても、安心できました。
本当にありがとうございます。
大変感謝しております。
回答4
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2015-09-03 15:39:02
親知らずが健康でまっすぐ生えているなら、矯正的に親知らずを7番の位置に動かすという治療法もあります。
もしこの方法が可能であれば、個人的にはお勧めの方法です。
ただ、この方法は行っている歯科医師と行っていない歯科医師がいますので、現在の担当医から提案が無いようであれば一度矯正治療にも取り組まれている先生に相談をされても良いかもしれません。
もしこの方法が可能であれば、個人的にはお勧めの方法です。
ただ、この方法は行っている歯科医師と行っていない歯科医師がいますので、現在の担当医から提案が無いようであれば一度矯正治療にも取り組まれている先生に相談をされても良いかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
優幸さん
返信日時:2015-09-03 16:49:49
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-09-04 08:11:12
>この様な状態でも可能なのでしょうか。
可能かもしれませんが…
参考⇒インターネット医療相談ご利用の際の注意事項
相談者の注意事項
■ ネット相談でできないこと
治療法・投薬等の指示
ネット上では診断ができませんので、当然、治療法や投薬の指示もできません。
「○○という方法は可能でしょうか?」
「私にはどの治療法が最適でしょうか?」
という内容のご相談も多いですが、実際に診察を行った上でないと正確な判断はできませんので、まずは担当医とご相談頂くことを前提としてお考えください。
可能かもしれませんが…
参考⇒インターネット医療相談ご利用の際の注意事項
相談者の注意事項
■ ネット相談でできないこと
治療法・投薬等の指示
ネット上では診断ができませんので、当然、治療法や投薬の指示もできません。
「○○という方法は可能でしょうか?」
「私にはどの治療法が最適でしょうか?」
という内容のご相談も多いですが、実際に診察を行った上でないと正確な判断はできませんので、まずは担当医とご相談頂くことを前提としてお考えください。
相談者からの返信
相談者:
優幸さん
返信日時:2015-09-04 09:04:00
櫻井先生、ご回答ありがとうございます。
そうですね、ネットでは診断できないですよね。
それにも関わらず、ご回答いただいた櫻井先生の優しさに感謝いたします。
ここで教えていただいた事を参考に、担当医と相談したいと思います。
そうですね、ネットでは診断できないですよね。
それにも関わらず、ご回答いただいた櫻井先生の優しさに感謝いたします。
ここで教えていただいた事を参考に、担当医と相談したいと思います。
相談者からの返信
相談者:
優幸さん
返信日時:2015-09-08 15:53:22
この度は本当にありがとうございました。
治療や今後の予後について、色々と不安があったのですが、おかげさまで解決でき、安心し治療を受けれるようになりました。
治療方針としては、抜歯をせずに温存する事になりました。
そのために、根管治療をしっかりと行う事になりました。
3〜4回ほど行うとの事です。
過去にかかっていた歯科では、そんなに悪くないと、根管治療も一回のみでしたので、現担当医の丁寧な治療には、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
色々なアドバイスを頂いたにもかかわらず、温存する事になってしまいましたが、先生方から頂いた知識は今後の治療に役立てたいと思います。
また、今回は非常に勉強になりました。
何でもかんでも、先生にかませるのではなく、患者自身も知識を持って治療を行なうべきだと思いました。
これからは、自分自身でも、知識を付けて担当医と相談しながら治療をしていきたいと思います。
それと、しっかりと虫歯予防を行っていきたいと思います。
櫻井先生、西山先生、田尾先生
丁寧なご回答を頂き、本当にありがとうございました。
田尾先生には、このような素晴らしいサイトを開設して頂き感謝しております。
ありがとうございました。
治療や今後の予後について、色々と不安があったのですが、おかげさまで解決でき、安心し治療を受けれるようになりました。
治療方針としては、抜歯をせずに温存する事になりました。
そのために、根管治療をしっかりと行う事になりました。
3〜4回ほど行うとの事です。
過去にかかっていた歯科では、そんなに悪くないと、根管治療も一回のみでしたので、現担当医の丁寧な治療には、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
色々なアドバイスを頂いたにもかかわらず、温存する事になってしまいましたが、先生方から頂いた知識は今後の治療に役立てたいと思います。
また、今回は非常に勉強になりました。
何でもかんでも、先生にかませるのではなく、患者自身も知識を持って治療を行なうべきだと思いました。
これからは、自分自身でも、知識を付けて担当医と相談しながら治療をしていきたいと思います。
それと、しっかりと虫歯予防を行っていきたいと思います。
櫻井先生、西山先生、田尾先生
丁寧なご回答を頂き、本当にありがとうございました。
田尾先生には、このような素晴らしいサイトを開設して頂き感謝しております。
ありがとうございました。
タイトル | 左下7番、補綴物維持管理料が絡んだ歯の今後の治療について |
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質問者 | 優幸さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯が割れた・折れた・欠けた 治療費・費用 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。