重度の自閉症児(7歳)の虫歯治療
相談者:
あやちゃやさん (7歳:女性)
投稿日時:2015-08-31 18:49:47
小学校2年生の重度の自閉症児の母です。
一昨日より虫歯が痛むらしく「イタタタタ」と言っています。
よく見せてくれないので確かではないのですが、右下の前から五番目の歯だと思います。
虫歯治療に連れていきたいのですが、診察椅子に座らせることがまず無理なのです。
暴れて診察どころではありません。
私が一緒でもです。
通っていた歯科医院からは障害者専門のところに行ってくださいと言われてしまいました。
インターネットで全身麻酔による治療があると目にしました。
リスクも承知しているつもりです。
拘束具を使い恐怖心を与えるよりも寝ている間に終わらせてあげたいと思うのは浅はかでしょうか?
真剣に悩んでいます。
ご回答お願いします。
一昨日より虫歯が痛むらしく「イタタタタ」と言っています。
よく見せてくれないので確かではないのですが、右下の前から五番目の歯だと思います。
虫歯治療に連れていきたいのですが、診察椅子に座らせることがまず無理なのです。
暴れて診察どころではありません。
私が一緒でもです。
通っていた歯科医院からは障害者専門のところに行ってくださいと言われてしまいました。
インターネットで全身麻酔による治療があると目にしました。
リスクも承知しているつもりです。
拘束具を使い恐怖心を与えるよりも寝ている間に終わらせてあげたいと思うのは浅はかでしょうか?
真剣に悩んでいます。
ご回答お願いします。
回答1
オーラルプロポーションクリニック(東京都渋谷区)の小野です。
回答日時:2015-08-31 19:08:54
あやちゃやさん
はじめまして、オーラルプロポーションクリニックの小野です。
お子さんのことをとても愛されているのが伝わってきます。
やはり一般の歯科より、他の自閉症の患者さんを多く診ている診療科での治療が安全面や医療者側の心構えの面でも良いかと思われます。
治療も急に全身麻酔を行うのではなく、お子さんが慣れるまで通うだけということが何回かあるかと思われます。
(病院によって差はあると思います。)
先生方もお子さんを理解し歩み寄ろうとしてくれる姿勢があるので、決して冷たい判断ではないと思います。
少しでも悩みが解決できればと回答させていただきました。
お大事になさってください。
はじめまして、オーラルプロポーションクリニックの小野です。
お子さんのことをとても愛されているのが伝わってきます。
やはり一般の歯科より、他の自閉症の患者さんを多く診ている診療科での治療が安全面や医療者側の心構えの面でも良いかと思われます。
治療も急に全身麻酔を行うのではなく、お子さんが慣れるまで通うだけということが何回かあるかと思われます。
(病院によって差はあると思います。)
先生方もお子さんを理解し歩み寄ろうとしてくれる姿勢があるので、決して冷たい判断ではないと思います。
少しでも悩みが解決できればと回答させていただきました。
お大事になさってください。
回答2
回答日時:2015-08-31 20:13:16
あやちゃやさん、こんばんわ。
お住まいの近くの大学歯学部付属病院や歯科大学附属病院には「障害者歯科」があります。
そこの先生たちは、日々あやちゃやさんのお子さんのような患者さんの治療をしているので、対応に慣れていると思います。
もちろん緊急性が高ければ、全身麻酔や拘束具が必要になるかもしれません。
しかし、その後の予防や再度虫歯になってしまった時の対応など、お願いできるところがあると、あやちゃやさんも安心だと思います。
また、少しずつでもあやちゃやさんのお子さんが歯科治療に慣れていけば、全身麻酔や拘束具が無くても治療できるようになるかもしれませんし、さらにできるようになれば対応してくれる一般歯科医院で治療ができるかもしれません。
お掛りの先生のご助言通り、一度、専門歯科を受診してみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。
お住まいの近くの大学歯学部付属病院や歯科大学附属病院には「障害者歯科」があります。
そこの先生たちは、日々あやちゃやさんのお子さんのような患者さんの治療をしているので、対応に慣れていると思います。
もちろん緊急性が高ければ、全身麻酔や拘束具が必要になるかもしれません。
しかし、その後の予防や再度虫歯になってしまった時の対応など、お願いできるところがあると、あやちゃやさんも安心だと思います。
また、少しずつでもあやちゃやさんのお子さんが歯科治療に慣れていけば、全身麻酔や拘束具が無くても治療できるようになるかもしれませんし、さらにできるようになれば対応してくれる一般歯科医院で治療ができるかもしれません。
お掛りの先生のご助言通り、一度、専門歯科を受診してみてはいかがでしょうか。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
あやちゃやさん
返信日時:2015-08-31 21:42:19
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-08-31 22:29:59
障がい者の受け入れに関してはほとんどの都道府県で歯科医師会が中心になって対応しています。
あやちゃやさんの都道府県でも「(都道府県名)歯科医師会 障がい者歯科」で検索していただくと対応可能な施設が検索できます。
あと7歳以下であれば小児歯科でも十分に対応が可能です。
>拘束具を使い恐怖心を与えるよりも
一般の方はもちろん、多くの歯科医師までもが誤解しているようですが、障がい児が長期間にわたる恐怖感を抱くとすれば、それは抑制したことが理由ではなくて治療中に痛みを与えてしまったことが最大の原因だと個人的には感じています。
これまた個人的な考えですが、確実に除痛できているのに長期間にわたる恐怖感を与えてしまったのであれば、それは抑制治療という方法自体に原因があるのではなく、それを行う医療従事者が未熟であると考えます。
あと、全身麻酔は障がい者治療において非常に有効な方法かと思いますが、たとえば根管治療のように回数がかかる治療においては、全身麻酔を短期間に何度も行うのは難しいため、ある程度進んだ虫歯については抜歯になる可能性が局所麻酔と比べて、かなり高まることが予想されます。
あやちゃやさんの都道府県でも「(都道府県名)歯科医師会 障がい者歯科」で検索していただくと対応可能な施設が検索できます。
あと7歳以下であれば小児歯科でも十分に対応が可能です。
>拘束具を使い恐怖心を与えるよりも
一般の方はもちろん、多くの歯科医師までもが誤解しているようですが、障がい児が長期間にわたる恐怖感を抱くとすれば、それは抑制したことが理由ではなくて治療中に痛みを与えてしまったことが最大の原因だと個人的には感じています。
これまた個人的な考えですが、確実に除痛できているのに長期間にわたる恐怖感を与えてしまったのであれば、それは抑制治療という方法自体に原因があるのではなく、それを行う医療従事者が未熟であると考えます。
あと、全身麻酔は障がい者治療において非常に有効な方法かと思いますが、たとえば根管治療のように回数がかかる治療においては、全身麻酔を短期間に何度も行うのは難しいため、ある程度進んだ虫歯については抜歯になる可能性が局所麻酔と比べて、かなり高まることが予想されます。
相談者からの返信
相談者:
あやちゃやさん
返信日時:2015-08-31 23:06:02
森川先生ありがとうございます。
うちの娘は半年に一回のペースでフッ素塗布等の定期検診に通っていたので痛みがあるような治療は今までなかったように思います。
それでも座っていられないんです。
ですのでお言葉を返すようで大変恐縮なのですが、抑制されることにも恐怖を感じているようです。
歯科医師会には本日の昼に問い合わせしたのですが、全身麻酔による治療はしていないとのことでした。
娘のように診察椅子に座っているのも難しい子でも笑気麻酔や鎮静麻酔は有効なのでしょうか?
また、笑気麻酔や鎮静麻酔は短期間に複数回行っても問題はないのでしょうか?
本人が恐怖を感じないようでしたら多少の抑制も致し方ないと考えております。
うちの娘は半年に一回のペースでフッ素塗布等の定期検診に通っていたので痛みがあるような治療は今までなかったように思います。
それでも座っていられないんです。
ですのでお言葉を返すようで大変恐縮なのですが、抑制されることにも恐怖を感じているようです。
歯科医師会には本日の昼に問い合わせしたのですが、全身麻酔による治療はしていないとのことでした。
娘のように診察椅子に座っているのも難しい子でも笑気麻酔や鎮静麻酔は有効なのでしょうか?
また、笑気麻酔や鎮静麻酔は短期間に複数回行っても問題はないのでしょうか?
本人が恐怖を感じないようでしたら多少の抑制も致し方ないと考えております。
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-09-01 00:30:08
>それでも座っていられないんです。
歯科治療というのは「嫌なこと」ですから7歳で自閉症なら当然かと。
もしかして、恐怖感をなくすのではなくて、いやがらずに自発的に治療を受けることを求めておらるのでしょうか?
だとすると私にはそういった方法は思いつきません。
お役にたてずすみません。
歯科治療(抜歯なども当然含みます)を楽しく受けるなどということは大人であっても大半は不可能と思いますので。
>娘のように診察椅子に座っているのも難しい子でも笑気麻酔や鎮静麻酔は有効なのでしょうか?
笑気は私の経験では厳しいと思います。
嫌な気持ちを多少弱めるだけであって、その気持ちがなくなるのを期待するには無理があると思います。
あと静脈内鎮静は小児ではあまりおこなわれていないようです。
全身麻酔と比べ効果がそれほど確実ではないのに対しリスクはそれほど低くはないことが理由と思われます。
歯科治療というのは「嫌なこと」ですから7歳で自閉症なら当然かと。
もしかして、恐怖感をなくすのではなくて、いやがらずに自発的に治療を受けることを求めておらるのでしょうか?
だとすると私にはそういった方法は思いつきません。
お役にたてずすみません。
歯科治療(抜歯なども当然含みます)を楽しく受けるなどということは大人であっても大半は不可能と思いますので。
>娘のように診察椅子に座っているのも難しい子でも笑気麻酔や鎮静麻酔は有効なのでしょうか?
笑気は私の経験では厳しいと思います。
嫌な気持ちを多少弱めるだけであって、その気持ちがなくなるのを期待するには無理があると思います。
あと静脈内鎮静は小児ではあまりおこなわれていないようです。
全身麻酔と比べ効果がそれほど確実ではないのに対しリスクはそれほど低くはないことが理由と思われます。
回答5
ニコ小児歯科医院(札幌市北区)の堀です。
回答日時:2015-09-01 09:36:40
恐怖を感じさせずに治療を行うことはもちろん大切なのですが、それよりも現在の痛み・苦痛の解放を優先させなければいけない状況もあります。
全身麻酔での治療の場合、術前検査や処置(入院)日の決定などがあるため実際の処置まで少なからず日数を要します。
また、術前検査(採血等も行う)自体が難しいという問題もあります。
今の痛みがどの程度かにもよるのですが、少なくとも最初の痛みをとる処置に関しては抑制下で行うことも致し方ないのではないかと思います。
全身麻酔での治療の場合、術前検査や処置(入院)日の決定などがあるため実際の処置まで少なからず日数を要します。
また、術前検査(採血等も行う)自体が難しいという問題もあります。
今の痛みがどの程度かにもよるのですが、少なくとも最初の痛みをとる処置に関しては抑制下で行うことも致し方ないのではないかと思います。
タイトル | 重度の自閉症児(7歳)の虫歯治療 |
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質問者 | あやちゃやさん |
地域 | 大阪 |
年齢 | 7歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
小児歯科治療 子供(子ども)の虫歯 歯科と全身疾患その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。