ビスホスホネート製剤による顎骨壊死なのかどうかについて
相談者:
はまかぜさん (65歳:女性)
投稿日時:2015-09-02 10:42:33
よろしくお願いいたします。
正確には覚えていないのですが、15年以上は昔に 左下6番の歯を抜いて、7番と4,5番で支えるブリッジにしていました。
2年前にその6番に骨が露出してきました。
それまで、5年半の間、ビスホスホネート製剤(ボナロン)を服用していました。
その時点で、服用をやめました。
口腔外科で「BP製剤による顎骨壊死」と診断され、経過を診ていましたところ、2年経って、骨に肉が完全に被さって来ましたので、また、ブリッジをするなどを、検討してよいと許可が出ました。
ブリッジにするについては、歯の高さや、ブリッジの厚みなど、いろいろ問題があり、(それも相談させて頂きたいのですが、次回にします。)、それまで通っていた歯医者さんから、口腔外科もある補綴科がいいでしょうとのことで、大学病院を紹介して頂きました。
(ずっと通っていた口腔外科のある病院には歯科がありません。)
そこの補綴科の先生のお話です。
「歯を抜いたのは、薬を服用する大分前のことだから、顎骨壊死ではないのではないか。
歯を抜いたあとに、骨や歯のカケラが出てくることがある」
2年間、口腔外科では顎骨壊死以外の可能性を聞いたことがありませんでした。
@そうでなかったらどんなにか嬉しいのですが、どう思われますでしょうか?
A6番がそうでなかったとしても、全体的に歯が悪くて、今後、抜歯の可能性は非常に大きいのです。
怖いですが、壊死になる可能性はあるように思いますが、いかがでしょうか。
B今の補綴科では、診療は3週間に1度くらいということですが、そんなに間が空いても問題ないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
正確には覚えていないのですが、15年以上は昔に 左下6番の歯を抜いて、7番と4,5番で支えるブリッジにしていました。
2年前にその6番に骨が露出してきました。
それまで、5年半の間、ビスホスホネート製剤(ボナロン)を服用していました。
その時点で、服用をやめました。
口腔外科で「BP製剤による顎骨壊死」と診断され、経過を診ていましたところ、2年経って、骨に肉が完全に被さって来ましたので、また、ブリッジをするなどを、検討してよいと許可が出ました。
ブリッジにするについては、歯の高さや、ブリッジの厚みなど、いろいろ問題があり、(それも相談させて頂きたいのですが、次回にします。)、それまで通っていた歯医者さんから、口腔外科もある補綴科がいいでしょうとのことで、大学病院を紹介して頂きました。
(ずっと通っていた口腔外科のある病院には歯科がありません。)
そこの補綴科の先生のお話です。
「歯を抜いたのは、薬を服用する大分前のことだから、顎骨壊死ではないのではないか。
歯を抜いたあとに、骨や歯のカケラが出てくることがある」
2年間、口腔外科では顎骨壊死以外の可能性を聞いたことがありませんでした。
@そうでなかったらどんなにか嬉しいのですが、どう思われますでしょうか?
A6番がそうでなかったとしても、全体的に歯が悪くて、今後、抜歯の可能性は非常に大きいのです。
怖いですが、壊死になる可能性はあるように思いますが、いかがでしょうか。
B今の補綴科では、診療は3週間に1度くらいということですが、そんなに間が空いても問題ないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2015-09-02 13:07:14
@ 以下が顎骨壊死に関するリンクです。
* 顎骨壊死に関する外部へのリンク(PDF)1
* 顎骨壊死に関する外部へのリンク(PDF)2'
診断基準に残念ながら合致すると思います。
2.診断基準
以下の3 項目の診断基準を満たした場合に、BRONJ と診断する。
@ 現在あるいは過去にBP 製剤による治療歴がある。
A 顎骨への放射線照射歴がない。
B 口腔・顎・顔面領域に骨露出や骨壊死が8 週間以上持続している。
個人的な経験ですがブリッジのポンティック部分(はまかぜさんならば6番に相当)の粘膜が盛り上がりポンティック部分に圧迫される形となり潰瘍を作ったことがあります。
はまかぜさんの場合はどういう経過だったかはわかりません。。
A ボナロンの服用が2年ほど無いようですので確率は低くなると思います。
3 大学病院の宿命かと思います。
* 顎骨壊死に関する外部へのリンク(PDF)1
* 顎骨壊死に関する外部へのリンク(PDF)2'
診断基準に残念ながら合致すると思います。
2.診断基準
以下の3 項目の診断基準を満たした場合に、BRONJ と診断する。
@ 現在あるいは過去にBP 製剤による治療歴がある。
A 顎骨への放射線照射歴がない。
B 口腔・顎・顔面領域に骨露出や骨壊死が8 週間以上持続している。
個人的な経験ですがブリッジのポンティック部分(はまかぜさんならば6番に相当)の粘膜が盛り上がりポンティック部分に圧迫される形となり潰瘍を作ったことがあります。
はまかぜさんの場合はどういう経過だったかはわかりません。。
A ボナロンの服用が2年ほど無いようですので確率は低くなると思います。
3 大学病院の宿命かと思います。
相談者からの返信
相談者:
はまかぜさん
返信日時:2015-09-02 18:13:56
柴田先生
お返事をありがとうございました。
@やっぱりそうなのですね。
@-1 BP製剤は置いておくとして。
抜歯した後に、骨や歯のカケラが出てくることがあるというのは、あるのでしょうか。
@-2 お聞きしにくいことですが。
今の補綴科の先生は、BP製剤の副作用が出ている私にとって、知識、理解度等、信頼してよいのでしょうか。
B-1 大学病院の宿命とのことですが、間が空くことのマイナスがあっても仕方がないということでしょうか。
B-2 そうだとしたら、治療にもよると思いますが、どういう場合にマイナスになりやすいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
お返事をありがとうございました。
@やっぱりそうなのですね。
@-1 BP製剤は置いておくとして。
抜歯した後に、骨や歯のカケラが出てくることがあるというのは、あるのでしょうか。
@-2 お聞きしにくいことですが。
今の補綴科の先生は、BP製剤の副作用が出ている私にとって、知識、理解度等、信頼してよいのでしょうか。
B-1 大学病院の宿命とのことですが、間が空くことのマイナスがあっても仕方がないということでしょうか。
B-2 そうだとしたら、治療にもよると思いますが、どういう場合にマイナスになりやすいでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2015-09-02 20:58:05
@-1 それはあります。
虫歯が進んでいると歯質がボロボロになり抜歯の際破折してしまうことがあります。
その破折片が見つからないこともあります。
また歯を支える歯槽骨は薄いためこちらも破折というか折れてしまうことがあります。
こちらも探しても分からないことはあると思います。
そうすると自然に分離して出てくるかことはあります。
@-2 よくわかりません。
B-1 開業医よりも時間をかけた診療をある程度保険でかつ専門性をもつ歯科医がすることと天秤にかけての選択になると思います。
どちらを選択するかですね。
虫歯が進んでいると歯質がボロボロになり抜歯の際破折してしまうことがあります。
その破折片が見つからないこともあります。
また歯を支える歯槽骨は薄いためこちらも破折というか折れてしまうことがあります。
こちらも探しても分からないことはあると思います。
そうすると自然に分離して出てくるかことはあります。
@-2 よくわかりません。
B-1 開業医よりも時間をかけた診療をある程度保険でかつ専門性をもつ歯科医がすることと天秤にかけての選択になると思います。
どちらを選択するかですね。
相談者からの返信
相談者:
はまかぜさん
返信日時:2015-09-03 09:45:25
柴田先生
お返事をありがとうございました。
考えてみます。
早いお返事を頂きまして、感謝しております。
お返事をありがとうございました。
考えてみます。
早いお返事を頂きまして、感謝しております。
タイトル | ビスホスホネート製剤による顎骨壊死なのかどうかについて |
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質問者 | はまかぜさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 65歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 口腔外科関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。