抜歯・非抜歯のボーダーライン症例(開咬)の矯正開始前の迷い
相談者:
あーおさん (23歳:女性)
投稿日時:2015-09-21 10:46:42
いろいろな方の意見を聞いてみたいと思い初めて質問させていただきます。
先日精密検査をうけ、上下顎ともに軽度の叢生と開咬、Angle class1 オーバーバイト0mm、オーバージェット3mmと診断されました。舌癖もあります。
私の場合抜歯と非抜歯のボーダーラインで精密検査後もかなり判断に迷うケースのようで、最終的には上下4番(4本)と下顎親不知(2本)を抜歯する方針で治療計画が立ち、金額の説明を聞き了承のサインもしました。
しかし今さらではありますが、抜歯矯正に対して不安が出てきました。
そこで質問です。
1.担当医は最初、非抜歯で治療計画を立てていたようです。
そのことを知りやはり非抜歯でできるなら非抜歯でやったほうがいいのではないかと思いました。
(抜歯矯正は審美の面ではメリットがあるが、舌をいれるスペースが狭くなり後戻りがしやすいと言われました)
無理に非抜歯矯正をすると、口元が突出すると聞いたことがありますが、ボーダーラインの場合でも非抜歯矯正で口が閉じにくくなったり、突出したりすることはあるのでしょうか。
現在は上唇がEライン上で下唇がEラインより少しでているような状態です。
2.私は扁桃腺が産まれつき大きいのですが、この場合抜歯すると歯列や舌が奥にいくことで苦しくなったりすることありますか?
3.年をとっても自分の歯でしっかり噛んで食事をしたいと思っています。
開咬の場合、矯正せずにそのままの噛み合わせでいるのと健康な歯を6本抜歯してでも開咬を治すのとではどちらの方が自分の歯をより長く使うことができるのでしょうか。
色々考えてしまい、このように迷いがあるなら矯正自体をしないほうが良いのかとも考えています。
拙い文章で伝わっているかどうか不安ですがアドバイスを頂けると幸いです。
先日精密検査をうけ、上下顎ともに軽度の叢生と開咬、Angle class1 オーバーバイト0mm、オーバージェット3mmと診断されました。舌癖もあります。
私の場合抜歯と非抜歯のボーダーラインで精密検査後もかなり判断に迷うケースのようで、最終的には上下4番(4本)と下顎親不知(2本)を抜歯する方針で治療計画が立ち、金額の説明を聞き了承のサインもしました。
しかし今さらではありますが、抜歯矯正に対して不安が出てきました。
そこで質問です。
1.担当医は最初、非抜歯で治療計画を立てていたようです。
そのことを知りやはり非抜歯でできるなら非抜歯でやったほうがいいのではないかと思いました。
(抜歯矯正は審美の面ではメリットがあるが、舌をいれるスペースが狭くなり後戻りがしやすいと言われました)
無理に非抜歯矯正をすると、口元が突出すると聞いたことがありますが、ボーダーラインの場合でも非抜歯矯正で口が閉じにくくなったり、突出したりすることはあるのでしょうか。
現在は上唇がEライン上で下唇がEラインより少しでているような状態です。
2.私は扁桃腺が産まれつき大きいのですが、この場合抜歯すると歯列や舌が奥にいくことで苦しくなったりすることありますか?
3.年をとっても自分の歯でしっかり噛んで食事をしたいと思っています。
開咬の場合、矯正せずにそのままの噛み合わせでいるのと健康な歯を6本抜歯してでも開咬を治すのとではどちらの方が自分の歯をより長く使うことができるのでしょうか。
色々考えてしまい、このように迷いがあるなら矯正自体をしないほうが良いのかとも考えています。
拙い文章で伝わっているかどうか不安ですがアドバイスを頂けると幸いです。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-09-22 11:03:45
軽度の叢生で抜歯矯正は普通しないはずです。
Angle class1 での開咬(気味)でしたら、舌の癖が問題で、(舌をいれるスペースが狭くなり)は、まさか前歯の間に入れることではないでしょうね。
奥歯の方のスペースであれば、狭くなるというのは抜歯矯正で生じることがあるので、真逆です。
オーバーバイト0mmはふつう、開咬とは言わないと思います。
舌のスペースを問題にするなら、非抜歯で進める臼歯部圧下の方法まで説明してくれるような、矯正歯科の意見をきくことも必要かもしれません。
Angle class1 での開咬(気味)でしたら、舌の癖が問題で、(舌をいれるスペースが狭くなり)は、まさか前歯の間に入れることではないでしょうね。
奥歯の方のスペースであれば、狭くなるというのは抜歯矯正で生じることがあるので、真逆です。
オーバーバイト0mmはふつう、開咬とは言わないと思います。
舌のスペースを問題にするなら、非抜歯で進める臼歯部圧下の方法まで説明してくれるような、矯正歯科の意見をきくことも必要かもしれません。
相談者からの返信
相談者:
あーおさん
返信日時:2015-09-23 16:04:26
松山先生御回答ありがとうございます。
軽度の叢生ではあまり抜歯をしないのですね。
横顔の変化があった方が満足度が高いのではないかということで抜歯を提案されました。
前歯の間のことではないです。
抜歯の方が狭くなると言うことですね。
2カ所の歯科にいきましたがその両方で開咬といわれたので、そうだとは思うのですが、見た目的には正面から見ると上の歯と下の歯が噛み合っているように見え下からみると噛み合っていないのがわかるような感じです。
(左右の3番の所は正面から見ても少し隙間があります。)
臼歯を圧下するというよりは前歯にゴムを掛けて上下の前歯をくっつける感じの説明でした。
他の歯科や担当医にも再度話を聞きたいと思います。
軽度の叢生ではあまり抜歯をしないのですね。
横顔の変化があった方が満足度が高いのではないかということで抜歯を提案されました。
前歯の間のことではないです。
抜歯の方が狭くなると言うことですね。
2カ所の歯科にいきましたがその両方で開咬といわれたので、そうだとは思うのですが、見た目的には正面から見ると上の歯と下の歯が噛み合っているように見え下からみると噛み合っていないのがわかるような感じです。
(左右の3番の所は正面から見ても少し隙間があります。)
臼歯を圧下するというよりは前歯にゴムを掛けて上下の前歯をくっつける感じの説明でした。
他の歯科や担当医にも再度話を聞きたいと思います。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-09-23 17:15:08
・前歯にゴムを掛けて上下の前歯をくっつける感じの説明
本当にそうなのでしょうか。
臼歯を圧下させる場合に、前歯が圧下される反作用を打ち消すために、前歯のゴムかけをしますが。
Angle class1 で、小臼歯抜歯、前歯を挺出させる開咬の矯正は、下顎の後方回転をきたしやすく、口元の張りがなくなることもあります。
下顎の後方回転とは、臼歯部の咬合高径が低くなることを意味し、それは顎位の変更を生じることで、舌房も狭くなることを意味します。
本当にそうなのでしょうか。
臼歯を圧下させる場合に、前歯が圧下される反作用を打ち消すために、前歯のゴムかけをしますが。
Angle class1 で、小臼歯抜歯、前歯を挺出させる開咬の矯正は、下顎の後方回転をきたしやすく、口元の張りがなくなることもあります。
下顎の後方回転とは、臼歯部の咬合高径が低くなることを意味し、それは顎位の変更を生じることで、舌房も狭くなることを意味します。
相談者からの返信
相談者:
あーおさん
返信日時:2015-09-23 18:40:02
タイトル | 抜歯・非抜歯のボーダーライン症例(開咬)の矯正開始前の迷い |
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質問者 | あーおさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 23歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正で抜いた・抜く予定 歯列矯正の治療法 開咬・オープンバイト(前歯が噛まない) 歯並びが悪い |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。