根管治療を自費で行っても痛みが消えず

相談者: はなたまみさん (41歳:女性)
投稿日時:2015-09-19 12:19:15
初めて相談致します。
よろしくお願いします。

6月の下旬ごろ、左下6番を虫歯治療後痛みがひかず神経を抜きました。
根の治療をしても痛みがひかず(7回)転院しました。


自費ラバーダムあり、マイクロあり(治療ではあまりつかわず)の歯科で三回治療するも、むずかしかったようで転院。
冷たいものでしみる症状と、関連痛なのか左上7番もいたみがでている(数年前に抜髄済)

自費歯内療法認定の先生にみて貰っているが痛みはひかない。
中は消毒されていて綺麗になっているようなので、治療は終わるようです。
ペインクリニックの紹介もするとの事。


痛みがあるなか治療が終わってしまうと、今後どうしたらいいのか、ペインの範囲なのか。
自費でされてる所は何回も治療はしない所が多いのでしょうか?

生活にも支障がでてるので今後どうしたらいいのか悩んでいます。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-09-19 12:25:27
はなたまみ さん、こんにちは。

>中は消毒されていて綺麗になっているようなので、治療は終わるようです。

自費歯内療法認定の先生」という方は、このまま歯の修復を推奨されていらっしゃるのでしょうか、それとも、ベストは尽くしたが、既に何人もの歯科医師が処置を試みても痛みが引かないのと同様、これ以上は保存の見込みは少ないということだったのでしょうか。

現状と今後の見通しについて、改めて説明していただいてはいかがでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなたまみさん
返信日時:2015-09-19 13:05:06
小林先生ありがとうございます。

そうですね、先生のおっしゃる通り、現状と今後の見通しについて聞いてみます。

次の診療では培養検査をするようです。
ペインクリニックのお話が出てきたということは、治療は出来てるという事だとおもいます。


自費の治療をしたら痛みがひくのではないかと過度の期待をしてしまってたので落ち込んでいます。

このまま治療が終わるなら転院も考えます。
認定医の先生でも治らないとなると、転院先もあるのかないのか。

保険で一生懸命治療をしてくれる先生の方が良いのか〜歯科医を選ぶのはむずかしですね。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-09-22 15:45:44
自費の治療をしたら痛みがひくのではないかと過度の期待をしてしまってたので落ち込んでいます。

そうですね、費用がだいぶ違うので痛みが無くなると思ってしまいますよね。


私も根管治療を主にしておりはなたまみさんと同じような患者さんを診ますが、まず痛みが取れない可能性をお話ししてそれでもやりますか?と聞きます。

長く痛みが続いているようなケースは治療によって痛みがゼロにならないこともあります。

ただ、細菌感染により出ていた痛み、違和感に関しては時間はかかりますが、徐々に落ち着いてくることもあります。


痛みの中には『非歯原性歯痛』と言って、歯の治療をしたことにより痛みを脳が記憶してしまったりして起こる痛みがあります。
(おおよそ3.5%ぐらいだそうです)


そういった場合根管治療では治らずペインクリニックなどでお薬での治療を行うことがあります。

ただ、順番的にいえば、きちんとした根管治療を行いそれでも痛みが落ち着かなかったら⇒ペインクリニック となりますので、まずは今見て頂いている先生にきちんと根管治療をしてもらいその症状次第で先生に紹介状を書いてもらえばいいと思います。



先日習ったブログですが、

* http://eedental.jp/ee_diary/2015/09/post-1241.html

ですので、まずはきちんと根管治療をしていただいてから専門の病院を紹介してもらえばいいと思いますよ。


おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなたまみさん
返信日時:2015-09-22 16:19:00
井野先生ありがとうございます。

専門医の方からみたきちっとできた根の治療とはどこで判断するのでしょうか?

痛みがでていても、根管が綺麗になってる、根管の見落しがないとかでしょうか。


長く治療を行えば治るものでも無いという事はわかっているのですが、期待をしすぎていたようです。

まさか虫歯の治療からこんな事になるとは思ってもみず、せめて、ひりひり、ずきずきした自発痛だけでも治ってくれるといいのですが。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-09-22 16:31:58
>専門医の方からみたきちっとできた根の治療とはどこで判断するのでしょうか?

デジタルな指標はありません。

言うなれば、担当している先生の「勘」での判断になると思います。


>まさか虫歯の治療からこんな事になるとは思ってもみず、せめて、ひりひり、ずきずきした自発痛だけでも治ってくれるといいのですが。

残念ながら全ての患者さんがうまく行く訳ではありません。

今回のように治療を受けた後に悪くなってしまうこともあります、不安だと思いますが、今治療して頂いている先生に分からないこと不安なことは話してみてください。

おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなたまみさん
返信日時:2015-09-22 18:40:37
井野先生ありがとうございます。

根の治療できっちり出来たかの判断は担当の先生の勘なのですか。
あらゆる知識と手法をもちいて治療して、痛みがおさまらないのは違う原因を考えるという事ですか。
専門でしてらっしゃる先生はそれほど自信を持って治療してるのですね。すごいです。


非歯原性歯痛はなかなか診断が難しそうですね。
過去の回答をみてみましたが、麻酔をしても痛みがあると書いてました。
今の所麻酔はきいています。

非歯原性歯痛だと抜歯しても痛みが残るんですね。
もう痛みに耐える事に疲れて抜歯も考えなくてはと思っていたのですが、もしも、非歯原性歯痛だったらと思うと歯がもったいないです。


根の治療ってむずかしいですね。
次はよくなると思って治療してもまだ痛いとがっかりします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-09-22 18:55:12
>過去の回答をみてみましたが、麻酔をしても痛みがあると書いてました。今の所麻酔はきいています。

全てが同じわけではありませんのでね。


非定型歯痛というものは様々な痛みをまとめての名称です。



>非歯原性歯痛だと抜歯しても痛みが残るんですね。

そうですね。
隣の歯に痛みが移ったりすることもありますので、抜歯する前に一度専門の病院(ペインクリニックなど)にかかられた方がいいと思います。


根の治療ってむずかしいですね。
>次はよくなると思って治療してもまだ痛いとがっかりします。

専門医の先生にかかられているようでしたら、その先生の指示に従って頂いた方がいいと思いますよ。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなたまみさん
返信日時:2015-09-22 20:09:27
井野先生ありがとうございます。

たびたびお返事をいただけてとても感謝しています。

私が治療していただいているのは認定医の先生でして、井野先生のように専門にされている先生ではないのです。

なので、次はそれだけしている専門医の先生にみてほしいと思ってしまって‥

そうですね、今の先生に今後の事も含めて聞いてみます。


ペインクリニックを紹介していただいて、抜歯は最後ですね。

他にも数年前に神経を抜いた歯が左右上2本痛みがでてるので、口の中が痛くて、この歯が治ってくれないとつらいです。
痛みを我慢してるだけの日々はしんどいですね。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-09-23 00:17:01
はなたまみさん、こんばんは。

根の治療を行っても、痛みが改善されずお困りのようですね。

非歯原性疼痛や、非定型歯痛などは、井野先生がおっしゃっているように、「様々な痛みをまとめての名称」です。

非=違う
歯原性=歯が原因
疼痛=痛み

非=違う
定型=いつもの
歯痛=歯の痛み

この名前からもわかるように、「原因が良く分からないけど、痛いって言ってる…」という患者さんに付けられていた病名です。


この病名には、麻酔が効く痛みとそうでない痛みが混在していたり、抜歯すれば治る痛みとそうでない痛みが混在しています。

流れとしては、しっかりと根の治療を終わらせて、痛みが続くようであれば口腔顔面痛など、痛みを専門とするドクターにご相談いただくのが良いと思います。


早く、痛みが和らぐと良いですね。
お大事になさってください。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなたまみさん
返信日時:2015-09-23 06:34:47
安藤先生、遅い時間にお返事いただいてありがとうございます。

この病名がつく診断の基準はありますでしょうか?
レントゲンや視診にて歯の異常が確認できないとか、他に何があるのでしょうか?


抜歯して治る事もあるのですね。
その場合は素人考えでやはり歯に異常があったのではと思ってしまいます。

根の治療の終わりは痛みがなくなるものだと思っていたので、痛いまま終わる事もあるのですね。

この病名がつくと歯科治療もなかなか進まない感じがしますが、他の歯の治療もできないのでしょうか?


たくさん質問してすみません。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-09-24 23:08:36
はなたまみさん、こんばんは。

>この病名がつく診断の基準はありますでしょうか?

非定型歯痛という病名は、Persistent Idiopathic Facial Pain (持続性特発性顔面痛)と改められるような風潮にあります。
非定型顔面痛から名称が変更されたもので、非定型歯痛もこの亜型であると考えられています。
個人的にはこの病名も好きではないのですが…


この疾患は、ICHD-3 (国際頭痛疾患分類) によって定義されていて、下記診断基準を満たすものとされています。

A.毎日、1日2時間以上の間、そして三か月間以上継続して生じている痛みであり、
B.疼痛部位の特定が困難であり、単一の神経支配領域に限局していない。鈍痛で嫌な痛み。
C.神経系の診査は正常である。
D.歯科疾患は否定されている。
E.その他のICHD-3分類に当てはまらない。

上記診断基準を満たす疾患が持続性特発性顔面痛と分類されます。
DとEの部分がミソで、「他の疾患が否定されている」という意味ですが、これらを否定するのが臨床的には困難な場合が多く、問題となります。



レントゲンや視診にて歯の異常が確認できないとか、他に何があるのでしょうか?

「痛み」という感覚はそもそも、目に見えるものではありません。
レントゲンや、診察時に見えるのは「疾患・病変」であり、痛みを見ているわけではありません。
神経細胞の変性など、目に見えないような変化によっても痛みが生じる事があります。

これは、CTを撮ろうが、MRIを撮ろうが、映像化する事ができない場合が多々あります。



>この病名がつくと歯科治療もなかなか進まない感じがしますが、他の歯の治療もできないのでしょうか?

痛む理由が見えるならば、それを治療する事に問題はありません。
しかし、「レントゲンを撮っても、悪そうではないけど…」や、「見た感じ悪くないんだけど…」という状態でも、「痛いならとりあえず治療しましょう」という事は避けた方が賢明です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなたまみさん
返信日時:2015-09-25 12:10:44
安藤先生たびたびのお返事ありがとうございます。


他の疾患が否定されてるというのは確かになかなか判断しにくいですね。
患者さんの方も納得するまでに時間がかかりそうですね。

他の歯の歯科治療に進むには担当医の診断にまかせた方がよさそうですね。


この歯を抜いて痛みがなくなるなら、抜歯したいと思う気持ちと、抜歯しても痛みがとれない時の精神的ショックを考えると、一度専門家にみてもらった方がよさそうですね。



タイトル 根管治療を自費で行っても痛みが消えず
質問者 はなたまみさん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 神経の無い(神経を取った)歯の痛み
根管治療の専門医
根管治療後の痛み
痛みがある状態での治療終了
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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