ラミネートベニアを取り外した後のエナメル質について
相談者:
さとみ27さん (27歳:女性)
投稿日時:2015-10-16 17:52:42
上の前歯8本にラミネートベニアをつけてから、2年経過しました。
芸能人のような白さにした結果、不自然さへの後悔と、唇や舌があたっているところの異物感に悩むようになり、できることなら取り外しを考えているので、相談させてください。
つける際に削ったエナメル質の厚さは0.3mmです。
日本人のエナメル質の厚みは2-3mm程度だと聞きましたが、ラミネートを外した場合、そのままの状態で大丈夫なのでしょうか。
考えられる不調として、しみやすくなる、エナメル質が減った分、象牙質が透けて以前より黄色く見えるといったこと以外に、どんなリスクがありますか?
(見た目が悪くなることは自分でも想像つきますが、それを覚悟してでも外す方がましだと考えています。ラミネートには懲りたので、作り直すという選択は考えていません。)
また、コンマ数ミリの世界のエナメル質の喪失を、少しずつでも、回復させたり、質を強くしたりできる可能性はありますか?
あれば、その方法もご回答いただければ、大変嬉しいです。
芸能人のような白さにした結果、不自然さへの後悔と、唇や舌があたっているところの異物感に悩むようになり、できることなら取り外しを考えているので、相談させてください。
つける際に削ったエナメル質の厚さは0.3mmです。
日本人のエナメル質の厚みは2-3mm程度だと聞きましたが、ラミネートを外した場合、そのままの状態で大丈夫なのでしょうか。
考えられる不調として、しみやすくなる、エナメル質が減った分、象牙質が透けて以前より黄色く見えるといったこと以外に、どんなリスクがありますか?
(見た目が悪くなることは自分でも想像つきますが、それを覚悟してでも外す方がましだと考えています。ラミネートには懲りたので、作り直すという選択は考えていません。)
また、コンマ数ミリの世界のエナメル質の喪失を、少しずつでも、回復させたり、質を強くしたりできる可能性はありますか?
あれば、その方法もご回答いただければ、大変嬉しいです。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-10-16 18:41:24
>日本人のエナメル質の厚みは2-3mm程度だと聞きましたが、ラミネートを外した場合、そのままの状態で大丈夫なのでしょうか。
形成した部位が全て0.3mmということは、まずないでしょうから、外したまま大丈夫だとは、言える筈もありません。
そもそも、実際に切削した量は、担当医だけが知り得ますので、直接お尋ねになってください。
>考えられる不調として、しみやすくなる、エナメル質が減った分、象牙質が透けて以前より黄色く見えるといったこと以外に、どんなリスクがありますか?
色調よりも、形状に不具合が発現するかもしれません。
>コンマ数ミリの世界のエナメル質の喪失を、少しずつでも、回復させたり、質を強くしたりできる可能性はありますか?
質を強化など、現実的では無いようように思います。
量的な回復は、改めての修復物のみで可能となり得ます。
形成した部位が全て0.3mmということは、まずないでしょうから、外したまま大丈夫だとは、言える筈もありません。
そもそも、実際に切削した量は、担当医だけが知り得ますので、直接お尋ねになってください。
>考えられる不調として、しみやすくなる、エナメル質が減った分、象牙質が透けて以前より黄色く見えるといったこと以外に、どんなリスクがありますか?
色調よりも、形状に不具合が発現するかもしれません。
>コンマ数ミリの世界のエナメル質の喪失を、少しずつでも、回復させたり、質を強くしたりできる可能性はありますか?
質を強化など、現実的では無いようように思います。
量的な回復は、改めての修復物のみで可能となり得ます。
回答2
ほほえみ歯科(大阪府高槻市)の松岡です。
回答日時:2015-10-17 20:12:52
さとみ27さん、こんばんは。
エナメル質0.3mmというのは、ラミネートベニアをつけるために最低限必要になる量だと考えたほうがいいように思います。
人の手で削るものですから、当然均一に削ることは不可能です。
ラミネートベニアを外したあとの見た目は、色よりも形が問題になると思います。
違和感に関しては今のラミネートベニアの形態に問題があるのかもしれません。
今の状況であれば他の歯科医院で再度ラミネートベニアを作ったほうがいいのかもしれません。(もちろん、ラミネートベニアの色はもう一度相談しなおすといいと思います。)
エナメル質0.3mmというのは、ラミネートベニアをつけるために最低限必要になる量だと考えたほうがいいように思います。
人の手で削るものですから、当然均一に削ることは不可能です。
ラミネートベニアを外したあとの見た目は、色よりも形が問題になると思います。
違和感に関しては今のラミネートベニアの形態に問題があるのかもしれません。
今の状況であれば他の歯科医院で再度ラミネートベニアを作ったほうがいいのかもしれません。(もちろん、ラミネートベニアの色はもう一度相談しなおすといいと思います。)
相談者からの返信
相談者:
さとみ27さん
返信日時:2015-10-18 01:35:30
回答3
相談者からの返信
相談者:
さとみ27さん
返信日時:2015-10-18 11:33:54
ご回答ありがとうございます。
ただ、小林先生のような文面の言い切り方は、患者の受け止め方によってはきついかもしれませんよ。
こちらは、どうにかしたくて相談しているので、元には戻らないと断定されてしまっては…
死にたくなります。
ただ、小林先生のような文面の言い切り方は、患者の受け止め方によってはきついかもしれませんよ。
こちらは、どうにかしたくて相談しているので、元には戻らないと断定されてしまっては…
死にたくなります。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2015-10-18 19:19:43
こんにちは、私もショックなことを書いてしまうかもしれませんが・・・
>つける際に削ったエナメル質の厚さは0.3mmです。
小林先生がおっしゃるように、まず0.3mmの形成量で終ることはまずないと思いますよ。
例えば、レジンで作ったようなステントガイドやシリコンガイドを元に形成すれば0.3mmとすることは可能ですが0.3mmで止めるということは・・・
実際ラミネート治療はエナメル質の多くを削っていると思います。
(場合によってはエナメル質が薄っすら残る程度のこともあります)
>日本人のエナメル質の厚みは2-3mm程度だと聞きましたが、ラミネートを外した場合、そのままの状態で大丈夫なのでしょうか。
エナメル質の厚みが2〜3mmもあるのは臼歯の咬頭頂付近ですね。
前歯などは実際削ってみるとエナメル質は1mmぐらいですね。
日本人のエナメル質は他の人種に比べ薄いと言われています。
エナメル質は場所にもよって厚みは異なり、
歯頚部(歯茎より)ではエナメル質の厚みは非常に薄く、0.3ぐらいですから実際あっというまに削ってしまいます。
歯は全ての部位でエナメル質が3mmもある訳ではないですからね。
また、外す際に顕微鏡を使用して非常に慎重に外しても歯には傷がはいります。
ラミネートが外れないように強力なレジンセメントを使用していると思いますから、ポロっと外れることはまずないと思います。
ですのでラミネートを外そうとすると、また歯の全面を再び傷付けて外す必要があることは知っておいた方がいいでしょう。
現状の今の選択肢としては、
・もう一度自然な感じのラミネートにするか、
・セラミッククラウンにするか、
・外さずにそのままにしておくか、
の選択肢しかないと思いますよ。
>こちらは、どうにかしたくて相談しているので、元には戻らないと断定されてしまっては…
お気持ちはわかりますが、歯科治療は一度触った歯は元には戻せないのは事実です。
また審美治療は歯の寿命と引き換えに成り立っている部分もあるので、次の選択は慎重にされた方がいいでしょうね。
言い方の問題だとはおもいますが、文字だと感情が冷たいように感じてしまうかもしれませんね。
何にせよ、一度ラミネートをやっている歯科医院で相談された方がいいと思いますよ。
おだいじに
>つける際に削ったエナメル質の厚さは0.3mmです。
小林先生がおっしゃるように、まず0.3mmの形成量で終ることはまずないと思いますよ。
例えば、レジンで作ったようなステントガイドやシリコンガイドを元に形成すれば0.3mmとすることは可能ですが0.3mmで止めるということは・・・
実際ラミネート治療はエナメル質の多くを削っていると思います。
(場合によってはエナメル質が薄っすら残る程度のこともあります)
>日本人のエナメル質の厚みは2-3mm程度だと聞きましたが、ラミネートを外した場合、そのままの状態で大丈夫なのでしょうか。
エナメル質の厚みが2〜3mmもあるのは臼歯の咬頭頂付近ですね。
前歯などは実際削ってみるとエナメル質は1mmぐらいですね。
日本人のエナメル質は他の人種に比べ薄いと言われています。
エナメル質は場所にもよって厚みは異なり、
歯頚部(歯茎より)ではエナメル質の厚みは非常に薄く、0.3ぐらいですから実際あっというまに削ってしまいます。
歯は全ての部位でエナメル質が3mmもある訳ではないですからね。
また、外す際に顕微鏡を使用して非常に慎重に外しても歯には傷がはいります。
ラミネートが外れないように強力なレジンセメントを使用していると思いますから、ポロっと外れることはまずないと思います。
ですのでラミネートを外そうとすると、また歯の全面を再び傷付けて外す必要があることは知っておいた方がいいでしょう。
現状の今の選択肢としては、
・もう一度自然な感じのラミネートにするか、
・セラミッククラウンにするか、
・外さずにそのままにしておくか、
の選択肢しかないと思いますよ。
>こちらは、どうにかしたくて相談しているので、元には戻らないと断定されてしまっては…
お気持ちはわかりますが、歯科治療は一度触った歯は元には戻せないのは事実です。
また審美治療は歯の寿命と引き換えに成り立っている部分もあるので、次の選択は慎重にされた方がいいでしょうね。
言い方の問題だとはおもいますが、文字だと感情が冷たいように感じてしまうかもしれませんね。
何にせよ、一度ラミネートをやっている歯科医院で相談された方がいいと思いますよ。
おだいじに
タイトル | ラミネートベニアを取り外した後のエナメル質について |
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質問者 | さとみ27さん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ | ラミネートベニア |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。