奥歯に最良なクラウン(金属アレルギー等が不安)

相談者: miyagiさん (31歳:女性)
投稿日時:2015-10-24 15:59:31
はじめまして。

現在、左上最奥歯の治療中です。
神経を取った後、ファイバーのコアを入れ、クラウンを選択するところなのですが、種類選びに迷っています。

金歯を第一選択にしていましたが、歯科では銀歯orセッラミックなど白い歯を勧められました。

理由は、金歯も合金なので銀歯よりちょっといい位の差しかない。
5千円が5万円になるのでコスパが良くない的な内容でした。


後で調べたところ、金歯でもアレルギーの可能性があるそうで、両二の腕に子供の時から謎のブツブツがあるので不安になりました。
また、すでに銀歯が4本あるので、隣り合ってはいませんが、静電気的なものが気になります。


上記のことから、耐久性が劣ってもセラミック等に変えようかと思い始めているのですが、どちらが最良かご意見お聞かせいただけないでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2015-10-24 17:07:38
審美を除けば高カラット金合金は歯科補綴材料として最も優れていると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: miyagiさん
返信日時:2015-10-24 17:26:23
お忙しい中ありがとうございます。

補足として、主治医は金歯の治療は最近していないとおっしゃっていました。

銀歯 or  白い歯 でおっしゃっていたのに

「いえ、金歯が希望です。」

と押し切ってしまっている状態です。


まだ通って一回目ですが、スタッフの方の対応の良さや先生の治療の手際など素人目に安心感があります。

ただ治療内容や素材選びについては、保険内の治療優先なのか、治療方針をよく持っていらっしゃるのか、あまり流行りの治療法は取り入れないとおっしゃっていました。


これから被せ物詰め物に関しては、自費診療をしていくつもりなので、銀歯もできれば取り除きたいと思っています。

皮膚アレルギーも、母も同じ発疹があるので遺伝かもしれませんが親子揃って金属アレルギーだった可能性もあるので、一度皮膚科に行ってみようかと思います。

金歯は銀歯に比べれば、健康面でのリスクは多少軽減すると考えて良いでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-10-24 18:20:08
個人的には細見先生が書かれているように最後臼歯クラウンであれば金合金が一番良いとは思います。

しかし、最終的には「担当医の得意な方法」が一番であると考えます。

なので、miyagi さんが「どうしてもゴールドで」と言うお考えであれば「ゴールドでの治療を得意としている歯科医」に転院するのがベストだと思います。


天ぷら屋さんに行って「キスかエビがお勧め」と言われているのに「豚肉を揚げてくれ」と言っているようなものです。
だったら最初から「とんかつ屋さん」に行った方が豚肉を美味しく食べられると言う事と同じです。


金歯銀歯に比べれば、健康面でのリスクは多少軽減すると考えて良いでしょうか?

保険の銀歯(パラジウム合金)に比べれば高カラット金合金ははるかに金属アレルギーのリスクは低いと考えます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: miyagiさん
返信日時:2015-10-24 20:13:10
治療前の大きな虫歯があるので次回からそのように主治医と相談して(転院など)治療を進めたいと思います。

高カラットか確認してませんが、銀と比べて、アレルギーのリスクが減ると考えられると伺えて安心しました。

ご多忙の中、丁寧にご回答くださってありがとうございます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-10-25 01:54:24
解決後ですが、金歯(特に高カラットで軟らかいタイプ)は、一般的に歯科医が考えているほどいいものではないと自分は考えています。

マイクロスコープ等使って注意深く観察していくと、マージンフィットについては技工士さえ良ければ確かに素晴らしい様に見えますし、セラミックの様に割れることなく、潰れていくのでクラウンの耐久性に関しては大いに安心出来るのは確かですが、逆に言うと軟らかすぎて、潰れてるだけです。

潰れているということはそこで負担して欲しい力を他の歯に逃がしているということですから、例えば奥から順に金歯→金歯→セラミックと並んでいればセラミックが割れてくることに繋がるので、あたかもセラミックが悪くて金歯が丈夫という様に見えてくる訳です。

軟らかいということはかみ合わせでも潰れますが歯科で行われる一般的なクリーニングや歯石とりでもどんどん傷ついていき、プラークも溜まりやすくなります。



厳密に言うと金歯でも金以外に何を混ぜるかによって物性が大きく変わるので硬い金歯も可能なのですが、大雑把に言えばカラット数が上がって金の割合が高くなるほど通常は純金(金箔を想像して下さい)の物性に近づくために軟らかくなっていきます。



以上は硬さの面だけで説明しましたが、アレルギーの面でもそもそも金にアレルギーを示す金属アレルギーも非常に多いですし、プラークの溜まりやすさで言えばつるつるで傷がない状態でさえも天然歯よりも劣りますので、個人的には現在おかかりの先生がおっしゃる意見については概ね同意出来そうです。



ただ、金歯でも5万円ではクオリティー的にとても担保できませんから・・今は金が高騰していて、技工所に支払う金額が金歯もオールセラミックもほとんど変わらなくなっています。

技工料以外の部分が歯科医院側の手間のかけ方で金額が変わると捉えるなら、金歯であれオールセラミックであれ10万ぐらいはかからないと保険と同じ手間のかけ方で材質が違うだけ、という状況を想像する、というのが正直なところです。




タイトル 奥歯に最良なクラウン(金属アレルギー等が不安)
質問者 miyagiさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科金属アレルギー
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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