虫歯の7番を抜いて親知らずを移植する場合について
相談者:
kouji458さん (36歳:男性)
投稿日時:2015-10-20 14:21:11
まだ抜歯になるか分からず、歯を移植をするかも決めてませんが教えてもらえますでしょうか。
虫歯で右下の7番を抜いて親知らずを移植することを検討中です。
7番や6番は根が2本の場合が多いと思います。
私はそうです。
下の親知らずはレントゲンを撮ったところ、左右とも7や6のようなはっきりとした根は見えません。
歯全体が根のような感じに見えます。
もし移植に失敗した時や、数年でだめになった場合で根が骨と吸収?一体化?していない場合は、7番のあった場所に親知らずが入るように骨を削ってあるのでぽっかりと穴が開く気がします。
7番を抜いてすぐにインプラントする場合なら、根と根の間に埋めれるような気がしますが、親知らずが取れた後なら、元の7番の根があった場所も移植のために骨を削った場所も穴になってしまわないのでしょうか。
その場合は骨の厚みに余裕があればより深く埋めるのでしょうか。
それとも根が骨に一体化せずに移植した親知らずが抜けた場合を恐がるのなら、最初からインプラントのほうがいいのでしょうか。
ネットで見ると移植の後でインプラントも出来ると書いてあるのを見つけましたが、根が骨と一体化していてから抜けた時のことのようでした。
ご意見を聞かせていただけるとうれしく思います。
虫歯で右下の7番を抜いて親知らずを移植することを検討中です。
7番や6番は根が2本の場合が多いと思います。
私はそうです。
下の親知らずはレントゲンを撮ったところ、左右とも7や6のようなはっきりとした根は見えません。
歯全体が根のような感じに見えます。
もし移植に失敗した時や、数年でだめになった場合で根が骨と吸収?一体化?していない場合は、7番のあった場所に親知らずが入るように骨を削ってあるのでぽっかりと穴が開く気がします。
7番を抜いてすぐにインプラントする場合なら、根と根の間に埋めれるような気がしますが、親知らずが取れた後なら、元の7番の根があった場所も移植のために骨を削った場所も穴になってしまわないのでしょうか。
その場合は骨の厚みに余裕があればより深く埋めるのでしょうか。
それとも根が骨に一体化せずに移植した親知らずが抜けた場合を恐がるのなら、最初からインプラントのほうがいいのでしょうか。
ネットで見ると移植の後でインプラントも出来ると書いてあるのを見つけましたが、根が骨と一体化していてから抜けた時のことのようでした。
ご意見を聞かせていただけるとうれしく思います。
回答1
ハシモトデンタルオフィス(大阪市西区)の上坂です。
回答日時:2015-10-20 15:57:48
kouji458さん、こんにちは。
移植歯がダメになり抜いた場合、基本的には他の抜歯と同じように抜いた場所は血液で満たされ骨に置き換わってきます。
抜歯した穴の大きさでどのくらい骨のラインが下がるかはわかりませんが、歯の大きさの穴が空くことはありませんのでインプラントを埋めることは出来るかと思います。
あとは骨の量によって、インプラントの長さを変えるか、新しく骨を作るなどの処置は必要になるかもしれません。
御自身の歯を残すことはインプラントには無いメリットも多いので、状態が良ければ試す価値はあるかと思います。
移植歯がダメになり抜いた場合、基本的には他の抜歯と同じように抜いた場所は血液で満たされ骨に置き換わってきます。
抜歯した穴の大きさでどのくらい骨のラインが下がるかはわかりませんが、歯の大きさの穴が空くことはありませんのでインプラントを埋めることは出来るかと思います。
あとは骨の量によって、インプラントの長さを変えるか、新しく骨を作るなどの処置は必要になるかもしれません。
御自身の歯を残すことはインプラントには無いメリットも多いので、状態が良ければ試す価値はあるかと思います。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2015-10-20 16:25:07
kouji458さん、こんにちは
移植がうまくいかなくてインプラントを考える場合は、最初からインプラントを行うよりもできる骨の量が少なくなるために不利になる可能性が高いです。
また移植と言う治療は治療過程が複雑ですが、インプラントは単純です。
また移植に関しては方法論も確立されていないために、各先生がご自身のやり方で治療していることがほとんどです。
欠損した部分に歯を入れるということでは似ていますが、私はまったく違ったものだと考えています。
参考になれば幸いです。
移植がうまくいかなくてインプラントを考える場合は、最初からインプラントを行うよりもできる骨の量が少なくなるために不利になる可能性が高いです。
また移植と言う治療は治療過程が複雑ですが、インプラントは単純です。
また移植に関しては方法論も確立されていないために、各先生がご自身のやり方で治療していることがほとんどです。
欠損した部分に歯を入れるということでは似ていますが、私はまったく違ったものだと考えています。
参考になれば幸いです。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-10-20 16:44:13
相談者からの返信
相談者:
kouji458さん
返信日時:2015-10-21 17:10:19
先生方、ありがとうございます。
抜歯の跡が骨に変わっていくとは知りませんでした。
てっきり治癒に伴い歯茎が傷跡を覆ってくるだけだと思っていました。
移植が定着せずにだめだった場合は、インプラントが不利になる可能性が高いのですね。
いったんうまく定着して何年後かにダメになって抜く場合(骨と一体化せず)は、インプラントにする場合は普通の抜歯の時と同じなのでしょうか。
ケースによると思いますが自分のレントゲンを見た限りは、枝分かれというか根のような形状が親知らずにあるように見えなかったのですが、親知らずはそういう人が多いのでしょうか。
そういう形状の親知らずを移植して抜いた場合は、一般的にインプラントには不利になることは可能性としては多いのでしょうか。
移植をした歯が普通にダメになるよりも吸収されたほうが、あとにインプラントする場合は都合がいいのはよくわかりました。
いろいろと助かります。
抜歯の跡が骨に変わっていくとは知りませんでした。
てっきり治癒に伴い歯茎が傷跡を覆ってくるだけだと思っていました。
移植が定着せずにだめだった場合は、インプラントが不利になる可能性が高いのですね。
いったんうまく定着して何年後かにダメになって抜く場合(骨と一体化せず)は、インプラントにする場合は普通の抜歯の時と同じなのでしょうか。
ケースによると思いますが自分のレントゲンを見た限りは、枝分かれというか根のような形状が親知らずにあるように見えなかったのですが、親知らずはそういう人が多いのでしょうか。
そういう形状の親知らずを移植して抜いた場合は、一般的にインプラントには不利になることは可能性としては多いのでしょうか。
移植をした歯が普通にダメになるよりも吸収されたほうが、あとにインプラントする場合は都合がいいのはよくわかりました。
いろいろと助かります。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-10-22 08:31:39
ご相談ありがとうございます。
>移植が定着せずにだめだった場合は、インプラントが不利になる可能性が高いのですね。
特別不利とはいえません。
>いったんうまく定着して何年後かにダメになって抜く場合(骨と一体化せず)は、インプラントにする場合は普通の抜歯の時と同じなのでしょうか。
ほぼ同じです。
>親知らずはそういう人が多いのでしょうか。
そういう傾向があります。
>そういう形状の親知らずを移植して抜いた場合は、一般的にインプラントには不利になることは可能性としては多いのでしょうか。
7番も親不知のような根の形をしていることも珍しくありません。
したがった、親不知であろうと7番であろうと、形状による抜歯後の差はほぼありません。
ちなみに移植についてははっきりしていないことも少なくありませんが、少なくとも健康な状態の歯とははっきり違いが出ます。
それは歯根膜という骨との大事なインターフェースであり、かつ根の活力や性能を発揮するところは、劣化してしまいもう活力は再生しないことです。
したがって、移植後は退化傾向が出て早ければ数年、長期なら15年とか20年とかで異常がはっきりして使えなくなる傾向があります。
それまでは使えます。
まぁ、20年使えれば成功といえないこともありません。
少なくとも移植歯の単独で被せ物をして使うのであれば、成功すればある程度の長期の見通しは立つといえます。
ただ移植歯は決してブリッジの支えに使うことは避けたい歯です。
>移植が定着せずにだめだった場合は、インプラントが不利になる可能性が高いのですね。
特別不利とはいえません。
>いったんうまく定着して何年後かにダメになって抜く場合(骨と一体化せず)は、インプラントにする場合は普通の抜歯の時と同じなのでしょうか。
ほぼ同じです。
>親知らずはそういう人が多いのでしょうか。
そういう傾向があります。
>そういう形状の親知らずを移植して抜いた場合は、一般的にインプラントには不利になることは可能性としては多いのでしょうか。
7番も親不知のような根の形をしていることも珍しくありません。
したがった、親不知であろうと7番であろうと、形状による抜歯後の差はほぼありません。
ちなみに移植についてははっきりしていないことも少なくありませんが、少なくとも健康な状態の歯とははっきり違いが出ます。
それは歯根膜という骨との大事なインターフェースであり、かつ根の活力や性能を発揮するところは、劣化してしまいもう活力は再生しないことです。
したがって、移植後は退化傾向が出て早ければ数年、長期なら15年とか20年とかで異常がはっきりして使えなくなる傾向があります。
それまでは使えます。
まぁ、20年使えれば成功といえないこともありません。
少なくとも移植歯の単独で被せ物をして使うのであれば、成功すればある程度の長期の見通しは立つといえます。
ただ移植歯は決してブリッジの支えに使うことは避けたい歯です。
タイトル | 虫歯の7番を抜いて親知らずを移植する場合について |
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質問者 | kouji458さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 抜歯:7番(第二大臼歯) インプラント治療法 親知らずの移植 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。