[写真あり] 上1番、副作用の可能性がある根管貼薬剤(FC)について

相談者: 真美さん (34歳:女性)
投稿日時:2015-10-26 16:27:17
大きな根尖病巣があるということで、先月から根管治療を受けています。

今から一か月前に、根の腐敗が見られるというような理由で、FCという薬剤を詰めて、その後にセメント?で封鎖しました。
この薬を詰めて以来、頭が砕けるような激しい頭痛に、目の充血、歩行中のふらつき、眩暈が続いていて、ロキソニン等の頭痛薬を飲んでも一向におさまりません。

頭頂部と後頭部に熱があり、アイスノンと冷えピタ使用です。
口の中以外の病気はないし、これまでに頭痛薬を服用する習慣もありませんでした。

神経科や脳神経外科で検査を受けましたが、この薬によっての副作用としか思えませんとの事でした。

歯医者さんで取ってもらうようにと言われましたが、このように一度詰めてしまったFCという薬を、根管から抜くことは可能なのでしょうか?
詰めた箇所は上の前歯1番です。

このままだとクモ膜下出血につながるのではないか、というような症状です。

先生方の御指導を頂ければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2015-10-26 16:32:52
>このように一度詰めてしまったFCという薬を、根管から抜くことは可能なのでしょうか?詰めた箇所は上の前歯1番です。

FC自体の効果が1ヶ月以上続く事は無いと思います。

今の症状には他に原因が有るように思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-10-26 17:11:26
細見先生に同意です。

「FCが」と言うよりも他に問題がありそうな気がします。

根管治療の得意な先生にしっかり診てもらうのがよろしいかと思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-10-26 20:22:41
こんにちは、私はですがFCも疑う必要はあると思います。

爪に塗る100均のマニュキュアが問題になっていますが、歯科ではホルマリン系の薬がまだまだ一般的に使用されています。


一度「化学物質過敏症」で検索してみてください。

ホルマリンの殺菌能は1〜2日程度ですが、薬剤の浸透能力は高く体全身に回ります。
また貼薬したことでしばらくは体内に残ることも考えられます。


個人的にはここ10年以上FCは使用していませんが、問題なく根管治療は行えています。


もし、学物質過敏症の疑いがあるような場合高次元の病院(大学病院)などで一度診て頂いた方がいいと思います。


昔、私の病院にも学物質過敏症の患者さんから問い合わせがありましたが、根管治療は他にも色々な薬剤を使用しアナフィラキシーショックなどショック状態にさせてしまうのが怖くて大学病院を勧めました。


はやく落ち着くといいですね。

おだいじに

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1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 真美さん
返信日時:2015-10-26 20:58:07
細見先生、櫻井先生、井野先生、御回答を有難うございます。

薬によるアレルギーがあり、初診の際の問診票に記載したのですが・・・
ちなみに受診しているのは、都内大学病院の連携歯科なのです。

明日、さっそく検査に行きたいと思いますが、ひとつ不安があります。

今後まだ根管治療をしなくてはならない歯が5〜6本あるのですが、自費で高くなっても構いませんから、患者の身体状態を考慮した治療を受けたいのです。

新しい時代に沿った治療をしている歯科医院では、水酸化カルシウム等も使っているとお聞きします。

一度詰められてしまった薬は、他の薬剤に入れ替えてもらえないものなのでしょうか?
FCによる症状というものは、今後も長く継続する可能性があるものなのでしょうか?

既往症を考慮して頂けないのなら、歯科を替わるしかないと考えています。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-10-27 09:18:00
>薬によるアレルギーがあり、初診の際の問診票に記載したのですが・・・

ホルマリン系の薬剤のことは記入されたのでしょうか?

もしホルマリン系のことが書いてあれば「FC」などは使用しないと思いますが。

そのことが書かれていなければ、FCを日常使用する先生であれば普通にFCは使用すると思います。


水酸化カルシウム等も使っているとお聞きします。

そうですね、世界的なトレンドとしてはFCは過去の薬にはなってきていますが、こと日本は治療費が安すぎるためか貼薬剤で何とかしようという考えがまだまだ支配的です。

私は『無貼薬』というアメリカの専門医の先生でも3割が行っている根管内に何もいれない方法をよく使いますが、ここ10年以上無貼薬が主でも問題は出ていません。


>一度詰められてしまった薬は、他の薬剤に入れ替えてもらえないものなのでしょうか?

FCなどは暫間的な薬であって、最終的な薬ではありませんので治療の度に新しいものに入れ替えていると思います。

また最終的な薬を入れていれば歯の中にはガッタパーチャーというゴムが入っていると思います。
(ガッタパーチャーにはホルマリンは含まれていません)


ただ、貼薬剤で使用したFCが歯・体の中に浸透した薬効はしばらく持続するかもしれません。

すみません、この辺りは専門でないので知識がありません。


>既往症を考慮して頂けないのなら、歯科を替わるしかないと考えています。

既往症云々ではなく真美 さん自身の体が何に対してアレルギーが出るか分からない状況なので、かかりつけの先生に一度大学病院歯内療法科などに紹介状を書いて貰って診て頂いた方が安心だと思います。
 

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-10-27 10:37:19
FCの副作用については、20年以上前だったかに問題となり、「国内での製造を中止させよう!」とまで頑張った先生もいらっしゃいました。
しかし、今も製造は勿論、使用される先生は少なくないようです。

「根管内は閉鎖された空間なので、仮蓋さえしっかりと出来ていれば漏れ出すことはない」との認識は薬剤の種類によっては通用しないかもしれないですね。

一時期、FCが遺伝子に対して影響を与える可能性(つまり、その作用は子孫にまで及ぶ?)を言われた時期はありました。
しかし、最近は聞かなくなりましたから、結局そのような心配は無かったとのことなのでしょうかね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 真美さん
返信日時:2015-10-27 11:58:32
井野先生、藤森先生、御丁寧な御回答を有難うございます。
大変勉強になります。

根管治療は、まず2〜3回の消毒に通ったのち、「今日は最後に少し強い薬を入れて、フタを入れます」と前置きして、その「お薬」を注入して、仮歯をかぶせました。

昨夜は正常な呼吸が出来ず、一睡もできず、まるで顎関節症を併発したかのような状態になりましたので、今からこの歯科と連携している大学病院の救急外来へ行くことになりました。

また何か参考になるデータ等が出ましたら、経過をお知らせしたいと思います。
有難うございました。



タイトル [写真あり] 上1番、副作用の可能性がある根管貼薬剤(FC)について
質問者 真美さん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療に関するトラブル
その他(写真あり)
歯科用材料によるアレルギー
根管貼薬
回答者




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