嘔吐反射や発音など上顎の義歯を装着することに不安です

相談者: luckytoruさん (54歳:男性)
投稿日時:2015-11-10 05:14:31
こんにちは。

一昨日に、all on 4失敗で再手術する必要が発生した件で投稿し、暖かく励みになる投稿をいただき、心から感謝しているものです。

再手術に対する不安は減少し、なにを改善すれば良いかが見えてきたのですが、もうひとつ、大きな不安を抱えています。

それはインプラント脱去後、一時的に使用することになるであろう義歯についてです。
僕の場合は、上顎の総入れ歯保険適用)になります。

1. もとより嘔吐反射が強く、以前部分義歯を試したときも大変困難な思いをし、結局義歯による解決をあきらめて、all on 4インプライントを行った経緯がある

2. 職業上、人と会食したり、人前で話すことが多く、食事や講演中にはずれたりしないか、発音が不自然にならないかという点に不安がある

3. 上顎総入れ歯を装着した場合、見かけ上はわからないのかという点に不安がある

と、主に3つの点で不安を持っております。

基本的な質問だと思いますが、ここを乗り越えて、前向きに再手術に取り組むために、専門家の皆さまのアドバイスやご意見をいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-11-10 08:11:33
ご相談ありがとうございます。

再手術を前提としているのであれば、義歯への期待はあまりできないかもしれません。
総入れ歯をゴールとした場合の回答をします。

>1. もとより嘔吐反射が強く、

最小限の大きさで機能すれば、それは楽になる可能性があります。


>2. 職業上、人と会食したり、人前で話すことが多く、食事や講演中にはずれたりしないか、発音が不自然にならないかという点に不安がある

機能回復が目的ならば、総義歯でも食事と会話と笑顔が、ふつうにできることが一つの目標となります。
外れないどころが、ご自身でも外すことが大変なくらいにくっつくようにすることも可能です。

とくに歯の無くなった後の顎が大きく縮んでしまった場合、そういった機能性は、むしろインプラントよりも優れている場合も少なくありません。


>3. 上顎総入れ歯を装着した場合、見かけ上はわからないのかという点に不安がある

見かけを自然にする工夫は可能です。
それは模型のような完璧な歯並びではなく、お一人ずつに合わせた個性を持たせた見かけを創造することです。

なお、見かけだけではなく、上に書いた機能性を求める総義歯の場合は、治療回数や期間、また費用もインプラントよりはるかに多くかかります。

なお上の歯が全部無いようですが、もし下の歯が残っている場合は総入れ歯とは言いません。
上下の歯が全部無いという本当の総入れ歯よりも、その状態は格段に難しくなることを知って頂きたいところです。

もちろん、インプラントと同様に義歯にもデメリットはあります。
ご担当の先生によく相談しましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: luckytoruさん
返信日時:2015-11-10 09:09:24
さがらさん

こちらでもご回答いただき、心から感謝しております。

おっしゃられる通り、総入れ歯ではありませんでした。
失礼しました。
下の歯はすべて残っておりますので、上の歯全体の義歯の装着に関してです。

義歯でも高度な工夫ができることも理解いたしました。
ただ、all on 4インプラント再手術のためのテンポラリな義歯のため、保険を適用したシンプルなものになるかと思います。

その前提で、1. 嘔吐反射への対応 2. 食事や講演中にはずれないか 3. 見かけ上はほとんどわからないのか について不安を持っております。

担当の先生ともよく相談できると良いのですが、次回二週間後にインプラント除去および義歯の装着と言われており、それまで相談できる機会がないため、こちらでご教示いただければありがたいと思い、投稿させていただきました。

義歯についてのさまざまな情報をいただき、ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-11-10 11:17:20
>all on 4インプラント再手術のためのテンポラリな義歯のため、保険を適用したシンプルなものになるかと思います。

正直言って、これだとかなり制約は出るような気がします。

もちろん、保険の総入れ歯でも問題無く使えるようにするのが一つの目標ではありますし、義歯の上手な先生であれば可能でしょう。

しかし保険の場合、材質に制約がある以上、「これ以上は妥協してください」と言う事も考えられます。


>1. 嘔吐反射への対応

おそらくこれが一番の問題になるような気がします。
(保険のレジン床で面積や厚みを金属のように薄くする事ができないため


>2. 食事や講演中にはずれないか

これは歯科医のウデによると思います。
しかし、コレも一定以上の面積を確保しないと難しい事が予想されます。

一般的には「面積が広い=外れにくい」です。


>3. 見かけ上はほとんどわからないのか

これは間違いなくクリアできます(技工士さんの腕にもよりますが)。

外から見た感じは保険の総入れ歯も自費(金属)の総入れ歯もほとんど変わりありません。
(使われる人工歯の種類によっては多少差が出る事があります)


以上の事から考えるとluckytoru の要求(妥協点)によってはテンポラリーであっても自費の金属床義歯を作成する必要があるかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: luckytoruさん
返信日時:2015-11-10 19:36:19
櫻井さん

大変にポイントをついたご回答、ありがとうございました。
非常に参考になりました。

見かけ上で問題ないのであれば、嘔吐反応をできるかぎり我慢してみて、どうしても困難な場合は金属床義歯を検討するのがいいかも知れませんね。

またはずれないように安定剤の利用も検討したいと考えております。

大変ご親切なご回答ありがとうございました。



タイトル 嘔吐反射や発音など上顎の義歯を装着することに不安です
質問者 luckytoruさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:複数の歯(前歯部)
抜歯:複数の歯(臼歯部)
部分入れ歯 その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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