歯列矯正中の歯周病について
相談者:
れいかママさん (35歳:女性)
投稿日時:2015-11-23 23:33:04
こんにちは。
矯正を始めて半年になります。
歯周病のことをでご相談されて下さい。
元々歯茎が下がり掛けており、矯正中は月1、2回スケーリングもし、歯磨きも歯間ブラシなどを使い時間を掛けて丁寧にブラッシングをしてきたはずなのですが、最近、さらに歯茎の下がりと歯肉がほのかに赤いのが気になり、パントモを撮った所、歯槽骨が下がり歯周病が進んでるとのこと。
このままじゃ入れ歯になっちゃうよと脅かされ?
とても不安です。
歯磨きは丁寧に毎回歯間ブラシも併用して、寝る前にはコンクールでうがいをしていたはずが、、なぜ?スケーリングも月2回位してもらっています。
ただ、矯正を始めてから寝ている最中くいしばりが激しく、歯ぎしりも酷くなりました。
また、矯正の担当医が早く動くようにゴム掛け4本、締め付けが激しく常に痛いので、歯が動いているから歯根膜が破壊されてレントゲンで歯槽骨が下がって写っているのかな?
担当医は、矯正中だから下がってるがある程度は戻るけど歯周病に気を付けてと言っていました。
本当に矯正が終わればある程度歯槽骨が戻るのか不安でなりません。
次回の矯正時に担当医に相談しようと思いますが、不安なので、こうなってしまったであろう原因と今後の歯周病対策を教えて下さい。
矯正を始めて半年になります。
歯周病のことをでご相談されて下さい。
元々歯茎が下がり掛けており、矯正中は月1、2回スケーリングもし、歯磨きも歯間ブラシなどを使い時間を掛けて丁寧にブラッシングをしてきたはずなのですが、最近、さらに歯茎の下がりと歯肉がほのかに赤いのが気になり、パントモを撮った所、歯槽骨が下がり歯周病が進んでるとのこと。
このままじゃ入れ歯になっちゃうよと脅かされ?
とても不安です。
歯磨きは丁寧に毎回歯間ブラシも併用して、寝る前にはコンクールでうがいをしていたはずが、、なぜ?スケーリングも月2回位してもらっています。
ただ、矯正を始めてから寝ている最中くいしばりが激しく、歯ぎしりも酷くなりました。
また、矯正の担当医が早く動くようにゴム掛け4本、締め付けが激しく常に痛いので、歯が動いているから歯根膜が破壊されてレントゲンで歯槽骨が下がって写っているのかな?
担当医は、矯正中だから下がってるがある程度は戻るけど歯周病に気を付けてと言っていました。
本当に矯正が終わればある程度歯槽骨が戻るのか不安でなりません。
次回の矯正時に担当医に相談しようと思いますが、不安なので、こうなってしまったであろう原因と今後の歯周病対策を教えて下さい。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2015-11-24 08:15:24
れいかママ さん、こんにちは。
>本当に矯正が終わればある程度歯槽骨が戻るのか不安でなりません。
ある程度というのが、どのくらいを想定しているのかが分かりませんが「歯槽骨が下がり歯周病が進んでるとのこと」ということでしたら、然程は回復が望めないかもしれません。
ちなみに、歯周病の評価に対しては、大雑把なパノラマレントゲンではなく、部分毎に細かく撮っていただいた方が良いように思いますし、ポケットの深さや出血や排膿も大事な診査項目かと思います。
>次回の矯正時に担当医に相談しようと思いますが、不安なので、こうなってしまったであろう原因と今後の歯周病対策を教えて下さい。
歯周病治療を得意としている歯科医院で相談なさるのも一法かもしれません。
>本当に矯正が終わればある程度歯槽骨が戻るのか不安でなりません。
ある程度というのが、どのくらいを想定しているのかが分かりませんが「歯槽骨が下がり歯周病が進んでるとのこと」ということでしたら、然程は回復が望めないかもしれません。
ちなみに、歯周病の評価に対しては、大雑把なパノラマレントゲンではなく、部分毎に細かく撮っていただいた方が良いように思いますし、ポケットの深さや出血や排膿も大事な診査項目かと思います。
>次回の矯正時に担当医に相談しようと思いますが、不安なので、こうなってしまったであろう原因と今後の歯周病対策を教えて下さい。
歯周病治療を得意としている歯科医院で相談なさるのも一法かもしれません。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-11-24 08:33:32
ご相談ありがとうございます。
>なぜ?
歯周病治療を受けていなければ、当然の結果とも言えます。
>スケーリングも月2回位してもらっています。
それは歯周病治療でなければ、やはり当然の結果です。
>ただ、矯正を始めてから寝ている最中くいしばりが激しく、歯ぎしりも酷くなりました。
歯周病を急速に悪化させる要因となります。
>また、矯正の担当医が早く動くようにゴム掛け4本、締め付けが激しく常に痛いので、
ほんらいの矯正治療とは違います。
>歯が動いているから歯根膜が破壊されて
どうやらご想像は的中していると思われます。
>レントゲンで歯槽骨が下がって写っているのかな?
実体も下がっていると思われます。
>担当医は、矯正中だから下がってるがある程度は戻るけど歯周病に気を付けてと言っていました。
ほとんど戻りません。
矯正医も歯科医師ですから、歯周病のことを知っています。
また、歯周病があるままに矯正治療で強すぎる力をかけたり、歯ぎしりをすれば、歯が抜けてしまうことを知っています。
ご担当の先生も知っているようですが、本格的に歯周病を治して歯を抜けないようにまでする気はないと思われます。
>本当に矯正が終わればある程度歯槽骨が戻るのか不安でなりません。
ほんの少しは戻る可能性はあります。
しかし、歯周病があるか始まっていて、矯正治療や歯を強く動かせば、一気に老人の歯のほうになったり、早めに抜けてしまうことは定説です。
浦島太郎のようにならないためには、矯正治療こそ予防医療が必要です。
>不安なので、こうなってしまったであろう原因と今後の歯周病対策を教えて下さい。
原因は、歯を動かすことだけに夢中になっているからと思われます。
歯を失わない予防医療が必要だったからです。
まだ歯が抜けないうちに、本当の歯周病治療をうけましょう。
>なぜ?
歯周病治療を受けていなければ、当然の結果とも言えます。
>スケーリングも月2回位してもらっています。
それは歯周病治療でなければ、やはり当然の結果です。
>ただ、矯正を始めてから寝ている最中くいしばりが激しく、歯ぎしりも酷くなりました。
歯周病を急速に悪化させる要因となります。
>また、矯正の担当医が早く動くようにゴム掛け4本、締め付けが激しく常に痛いので、
ほんらいの矯正治療とは違います。
>歯が動いているから歯根膜が破壊されて
どうやらご想像は的中していると思われます。
>レントゲンで歯槽骨が下がって写っているのかな?
実体も下がっていると思われます。
>担当医は、矯正中だから下がってるがある程度は戻るけど歯周病に気を付けてと言っていました。
ほとんど戻りません。
矯正医も歯科医師ですから、歯周病のことを知っています。
また、歯周病があるままに矯正治療で強すぎる力をかけたり、歯ぎしりをすれば、歯が抜けてしまうことを知っています。
ご担当の先生も知っているようですが、本格的に歯周病を治して歯を抜けないようにまでする気はないと思われます。
>本当に矯正が終わればある程度歯槽骨が戻るのか不安でなりません。
ほんの少しは戻る可能性はあります。
しかし、歯周病があるか始まっていて、矯正治療や歯を強く動かせば、一気に老人の歯のほうになったり、早めに抜けてしまうことは定説です。
浦島太郎のようにならないためには、矯正治療こそ予防医療が必要です。
>不安なので、こうなってしまったであろう原因と今後の歯周病対策を教えて下さい。
原因は、歯を動かすことだけに夢中になっているからと思われます。
歯を失わない予防医療が必要だったからです。
まだ歯が抜けないうちに、本当の歯周病治療をうけましょう。
回答3
回答日時:2015-11-24 12:55:42
不安になるような説明を受けられている様ですね。
一応、歯科医の間でも矯正治療をすれば歯周病は悪化(発症)するというイメージが強いのですが、研究論文からは否定されています。
歯周治療がきちんと出来ていて、プラークコントロールがきちんと出来ている状態であれば矯正治療を行うことは問題ありません。
歯周治療がきちんと出来ていて、プラークコントロールは悪い、という場合だと、矯正治療をしない場合よりも歯周病の進行を促す可能性は研究から指摘はされています。
れいかママさんの実際の状況を知る由がない以上軽はずみなことも言えませんが、矯正をしていることを過剰に不安視する必要はないと思いますよ。
それと矯正中のレントゲン像についてですが、骨の改造が起こっているために、矯正をしていない時に較べて骨量は一時的に少なく見えます。
骨がなくなっている訳ではなくてカルシウム等の無機質の量が少ないのでレントゲンには黒く骨がない様に見えるという状況です。
もちろん歯周病の進行でも骨は減少して映りますから区別はつきませんが、そういう場合もあるということです。
あと矯正中〜矯正後の歯肉の位置についても、歯列不正を直して歯根間距離が広がることで、歯肉は下がって見えます。
これは歯周病の進行ではなくて適正な位置で歯肉が落ちついた結果と解釈出来ますから、同じ「歯肉が下がった」という現象でも理由は異なります。
一方で矯正治療中はそうは言ってもプラークコントロールが難しくなるという問題もありますが、矯正治療終了後は歯列不正もなくなり、歯肉も程よく下がって矯正前よりもプラークコントロールはしやすくなるという利点もあると思います。
せっかく意を決して矯正治療を始めたのなら、このままプラークコントロールに細心の注意を払いつつ進められたら良いのではないでしょうか?
歯周病、プラークコントロールについてもしも現在安心出来ないのでしたら別個で歯周治療に力を入れている医院でも相談してみてもいいと思いますよ。
専門性の違いで矯正専門医院だと歯周治療に関しては詳しくない場合もあると思います。
一応、歯科医の間でも矯正治療をすれば歯周病は悪化(発症)するというイメージが強いのですが、研究論文からは否定されています。
歯周治療がきちんと出来ていて、プラークコントロールがきちんと出来ている状態であれば矯正治療を行うことは問題ありません。
歯周治療がきちんと出来ていて、プラークコントロールは悪い、という場合だと、矯正治療をしない場合よりも歯周病の進行を促す可能性は研究から指摘はされています。
れいかママさんの実際の状況を知る由がない以上軽はずみなことも言えませんが、矯正をしていることを過剰に不安視する必要はないと思いますよ。
それと矯正中のレントゲン像についてですが、骨の改造が起こっているために、矯正をしていない時に較べて骨量は一時的に少なく見えます。
骨がなくなっている訳ではなくてカルシウム等の無機質の量が少ないのでレントゲンには黒く骨がない様に見えるという状況です。
もちろん歯周病の進行でも骨は減少して映りますから区別はつきませんが、そういう場合もあるということです。
あと矯正中〜矯正後の歯肉の位置についても、歯列不正を直して歯根間距離が広がることで、歯肉は下がって見えます。
これは歯周病の進行ではなくて適正な位置で歯肉が落ちついた結果と解釈出来ますから、同じ「歯肉が下がった」という現象でも理由は異なります。
一方で矯正治療中はそうは言ってもプラークコントロールが難しくなるという問題もありますが、矯正治療終了後は歯列不正もなくなり、歯肉も程よく下がって矯正前よりもプラークコントロールはしやすくなるという利点もあると思います。
せっかく意を決して矯正治療を始めたのなら、このままプラークコントロールに細心の注意を払いつつ進められたら良いのではないでしょうか?
歯周病、プラークコントロールについてもしも現在安心出来ないのでしたら別個で歯周治療に力を入れている医院でも相談してみてもいいと思いますよ。
専門性の違いで矯正専門医院だと歯周治療に関しては詳しくない場合もあると思います。
相談者からの返信
相談者:
れいかママさん
返信日時:2015-11-24 19:33:40
小林先生、さがら先生、渡辺先生
お忙しい中、質問に対するご回答ありがとうございました。
先生方のお言葉を参考に、本日、歯周病認定医の先生に相談に伺いました。
検査をし、歯茎の状態、ポケットの深さ、プラークコントロールも悪くない状態。歯茎がほのかに赤いのはオーバーブラッシング。
なのに歯槽骨だけ数ヶ月で急激に減退する原因は、矯正により強い力をかけた事しか考えられないとの事。
減退の速さが激しいので、今すぐにでも矯正を中止して力をかけない様にしないとさらに骨が無くなり歯が抜けてしまう可能性が高いとの事でした。
矯正担当医も前例に見た事がない稀なケースだそうです。
明日、ブラケットオフ致します。
渡辺先生、不安を取り除く優しいお言葉をありがとうございました。
現実を受け止めて、できる事をこれからしていきたいと思います。
ありがとうございました。
お忙しい中、質問に対するご回答ありがとうございました。
先生方のお言葉を参考に、本日、歯周病認定医の先生に相談に伺いました。
検査をし、歯茎の状態、ポケットの深さ、プラークコントロールも悪くない状態。歯茎がほのかに赤いのはオーバーブラッシング。
なのに歯槽骨だけ数ヶ月で急激に減退する原因は、矯正により強い力をかけた事しか考えられないとの事。
減退の速さが激しいので、今すぐにでも矯正を中止して力をかけない様にしないとさらに骨が無くなり歯が抜けてしまう可能性が高いとの事でした。
矯正担当医も前例に見た事がない稀なケースだそうです。
明日、ブラケットオフ致します。
渡辺先生、不安を取り除く優しいお言葉をありがとうございました。
現実を受け止めて、できる事をこれからしていきたいと思います。
ありがとうございました。
タイトル | 歯列矯正中の歯周病について |
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質問者 | れいかママさん |
地域 | 埼玉 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 専門職(医師・弁護士・会計士) |
カテゴリ |
歯周病(歯槽膿漏)治療 歯列矯正のトラブル 歯茎が下がった(歯肉退縮) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。