下7番抜歯で、噛合う相手が無くなるので上の歯も抜歯するのは問題?
相談者:
JNRさん (34歳:男性)
投稿日時:2015-11-25 15:50:41
下顎左の6・7のクラウンが立て続けに別々に取れてしまい、歯科医に行ったところ、7は虫歯がかなり進行しており抜歯が必要、6は抜歯は不要で歯を温存できるとのことでした。
神経は6・7ともに以前に抜いてあります。
歯科医からは5・6・7の3本でブリッジを作る方法を提案されています。
ですが、5は特に問題の無い歯で、見た目にも目立つ場所なので金属の被せ物のために削るのは、できれば避けたいと考えています。
ですが、7を抜歯すると上の歯が伸びてきてしまうとのこと。
なのでブリッジもしくは入れ歯が不可欠と言われております。
そこで、上の歯が伸びてくることが問題なら、対応している上顎7番(現状虫歯なしの健康歯)も、一緒に抜歯してしまえば?と思うのですが、その場合どのような問題が考えられるでしょうか。
歯科医としては健康な歯を抜歯するのはちょっと・・・というところも
あるかと思いますが、方法のひとつとして、どのように考えられるのかメリットデメリットをお伺いしたいです。
ちなみに、右側は上下ともに親知らず(8)まで生えそろっております。
左側は、親知らずのさらに奥に過剰歯(9番?)があったため親知らずがなかなか生えてこられず、数ミリほど頭を出したところで止まっていたために歯茎の中で虫歯が進行してしまい、連鎖的に6・7も大きな虫歯になっていたという経緯があります。
このクラウンが1年半ほどで取れてしまい、今回に至ります。
左下は過剰歯(9?)、親知らず(8)ともに抜歯済みです。
左下6・7以外には、クラウンが必要な虫歯はありません。
レジン充填で治療した歯はいくつかあります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
神経は6・7ともに以前に抜いてあります。
歯科医からは5・6・7の3本でブリッジを作る方法を提案されています。
ですが、5は特に問題の無い歯で、見た目にも目立つ場所なので金属の被せ物のために削るのは、できれば避けたいと考えています。
ですが、7を抜歯すると上の歯が伸びてきてしまうとのこと。
なのでブリッジもしくは入れ歯が不可欠と言われております。
そこで、上の歯が伸びてくることが問題なら、対応している上顎7番(現状虫歯なしの健康歯)も、一緒に抜歯してしまえば?と思うのですが、その場合どのような問題が考えられるでしょうか。
歯科医としては健康な歯を抜歯するのはちょっと・・・というところも
あるかと思いますが、方法のひとつとして、どのように考えられるのかメリットデメリットをお伺いしたいです。
ちなみに、右側は上下ともに親知らず(8)まで生えそろっております。
左側は、親知らずのさらに奥に過剰歯(9番?)があったため親知らずがなかなか生えてこられず、数ミリほど頭を出したところで止まっていたために歯茎の中で虫歯が進行してしまい、連鎖的に6・7も大きな虫歯になっていたという経緯があります。
このクラウンが1年半ほどで取れてしまい、今回に至ります。
左下は過剰歯(9?)、親知らず(8)ともに抜歯済みです。
左下6・7以外には、クラウンが必要な虫歯はありません。
レジン充填で治療した歯はいくつかあります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
回答1
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2015-11-25 16:08:08
>歯科医からは5・6・7の3本でブリッジを作る方法を提案されています
個人的にはお勧めしません。
>上の歯が伸びてくることが問題なら、対応している上顎7番(現状虫歯なしの健康歯)も、一緒に抜歯してしまえば?
どれぐらい伸びるか分かりません。
ブリッジ・入れ歯・抜歯などせず、経過観察してもいいかと思います。
ご参考まで・・・
個人的にはお勧めしません。
>上の歯が伸びてくることが問題なら、対応している上顎7番(現状虫歯なしの健康歯)も、一緒に抜歯してしまえば?
どれぐらい伸びるか分かりません。
ブリッジ・入れ歯・抜歯などせず、経過観察してもいいかと思います。
ご参考まで・・・
相談者からの返信
相談者:
JNRさん
返信日時:2015-11-26 09:40:17
杉原さま、さっそくのご回答ありがとうございます。
左上顎7番が伸びてきてしまったら対処すればよい、という解釈でよろしいでしょうか。
上7番がある状態で下7番が無いことで起こりうるリスクがイマイチ、ピンときておりません。
これが6番欠損なら、両隣が倒れてきてしまう、などなんとなく理解できるのですが・・・。
左上顎7番が伸びてきてしまったら対処すればよい、という解釈でよろしいでしょうか。
上7番がある状態で下7番が無いことで起こりうるリスクがイマイチ、ピンときておりません。
これが6番欠損なら、両隣が倒れてきてしまう、などなんとなく理解できるのですが・・・。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2015-11-29 13:51:04
左上の歯が伸びてしまうと顎をいろいろな方向に動かす際に早期に奥歯が当たってくるようになりそれを無意識に避けるためにバランスが崩れてしまうこともありますが、何ら問題にならないこともあります。
経過観察でもよいかも知れませんね。
担当医に直接疑問に思われている内容をお尋ねになってよく話し合って治療を進めてください。
経過観察でもよいかも知れませんね。
担当医に直接疑問に思われている内容をお尋ねになってよく話し合って治療を進めてください。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-11-30 08:43:43
ご相談ありがとうございます。
7番は重要な役割があります。
できれば専門医などに相談して歯を残す努力が望ましいと言えます。
身体にとって無駄な部分はありません。
特に7番は、噛み合わせの重要な役割を担っており、上下の7番のあたりが無くなると、噛み合わせが全部狂い全部の歯と場合によっては身体に影響が出ることが考えられます。
もちろん気にならない人も多数おります。
あるいは、気がつくまでに長期間かかることもあります。
全体との兼ね合いもあります。
よく相談しましょう
7番は重要な役割があります。
できれば専門医などに相談して歯を残す努力が望ましいと言えます。
身体にとって無駄な部分はありません。
特に7番は、噛み合わせの重要な役割を担っており、上下の7番のあたりが無くなると、噛み合わせが全部狂い全部の歯と場合によっては身体に影響が出ることが考えられます。
もちろん気にならない人も多数おります。
あるいは、気がつくまでに長期間かかることもあります。
全体との兼ね合いもあります。
よく相談しましょう
相談者からの返信
相談者:
JNRさん
返信日時:2015-11-30 12:46:57
Dr.ふなちゃんさま、ご回答ありがとうございます。
著しい噛み合わせ不良を招くことがあるということですね。
ただ、そうなるかどうかは確実ではなく、ケースバイケースといったところでしょうか。
担当医はブリッジ一択、といった論調でこちらが今問題の無い5番に手を加えることに難色を示したところ、入れ歯という手もあるが、上7番は絶対に伸びてくるので必ず何かを入れるように、かなり強い口調で勧められました。
経過観察がなぜ選択肢に無かったのか、次回通院時に伺いたいと思います。
=====
さがらさま、ご回答ありがとうございます。
>7番は重要な役割があります。
>できれば専門医などに相談して歯を残す努力が望ましいと言えます。
7番の役割とはどのようなものでしょうか。
具体的にご教示いただけると幸いです。
また、専門医とは大学病院など特定機能病院の歯科医のことでしょうか。
歯科医師にも得意不得意はあるかと思いますが、患者の側からは何を専門とされているのかは見えにくい印象です。
いわゆる通常の歯医者で専門性を見抜くポイントなどはありますでしょうか。
噛み合わせの面で不調が出てくる可能性については理解できました。
何か具体的な症例などありましたらご紹介いただけると幸いです。
どういう可能性があるのかは知っておきたいので。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
著しい噛み合わせ不良を招くことがあるということですね。
ただ、そうなるかどうかは確実ではなく、ケースバイケースといったところでしょうか。
担当医はブリッジ一択、といった論調でこちらが今問題の無い5番に手を加えることに難色を示したところ、入れ歯という手もあるが、上7番は絶対に伸びてくるので必ず何かを入れるように、かなり強い口調で勧められました。
経過観察がなぜ選択肢に無かったのか、次回通院時に伺いたいと思います。
=====
さがらさま、ご回答ありがとうございます。
>7番は重要な役割があります。
>できれば専門医などに相談して歯を残す努力が望ましいと言えます。
7番の役割とはどのようなものでしょうか。
具体的にご教示いただけると幸いです。
また、専門医とは大学病院など特定機能病院の歯科医のことでしょうか。
歯科医師にも得意不得意はあるかと思いますが、患者の側からは何を専門とされているのかは見えにくい印象です。
いわゆる通常の歯医者で専門性を見抜くポイントなどはありますでしょうか。
噛み合わせの面で不調が出てくる可能性については理解できました。
何か具体的な症例などありましたらご紹介いただけると幸いです。
どういう可能性があるのかは知っておきたいので。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-12-01 08:53:01
ご返信ありがとうございます。
>7番の役割とはどのようなものでしょうか。
強く噛み込む時の上下の顎の左右の位置について決めてガイドしている、強く噛み込む時に前方方向へも支えとなる、1本ずつの負担力は6番が最大ですが全体で咀嚼する時にはどの歯よりも際立って強く最大の力で食物を噛み潰している、それにより他の歯に害を与えないように守っている「唯一の歯」、です。
これにとって代わる歯はありません。
>専門医とは大学病院など特定機能病院の歯科医のことでしょうか。
まず抜歯と言われている歯について、残す治療をする専門性を持つ歯科医師です。
根管治療の専門性、矯正治療の専門性、歯周病治療の専門性、むし歯予防の専門性が必要です。
そして被せる時には、歯の役割を知り、治療の害を予防し、失った機能を回復させる補綴治療の専門性が欠かせません。
ただキャップを作るがごとく、被せることは極めて危険な行為です。
>いわゆる通常の歯医者で専門性を見抜くポイントなどはありますでしょうか。
ポリシーと実績と活動性です。
>何か具体的な症例などありましたらご紹介いただけると幸いです。
7番の役割を失った後は、6番を失いやすくなります。
特に6番の神経を失っている場合は、喪失リスクがとても高くなります。
7番を失うと、強く噛み込む位置が不安定となり、上下の歯は一度に全部当たりますから、全部の歯にいろいろな異常が起こっても不思議ではなくなります。
次に咀嚼能率が落ちるために、咀嚼回数が増えます。
つまり、7番喪失後は前よりたくさん噛まないと十分に食べ物がこなれなくなります。
そのため残った歯の負担が増え、寿命が縮まります。
特に6番、それから特に抜歯した反対側です。
逆に、回数を変えない場合は充分こなれない食物を飲み込むために、胃腸などの消化系に過剰な負担をかけることになり、異常を口から身体に広げることにも繋がることがあります。
また反対側で噛むことが多くなり、片噛みの癖となります。
よくある片噛みの癖の人たちには特徴が出てくることもあります。
顔が曲がります。
よく使う側は発達して普通よりも大きくなり、使わない側は衰弱してやつれます。
使う側は若く力強く見え、使わない側は老けて見えることもあります。
普通ならば両側は、全く対象ではありませんが、だいたい同じです。
ちなみに、身体に無駄な部分はありません。
たとえば、足の小指は小さいから1本くらいなくても良いか〜と思いませんか?
でも小指は身体が横にズレないようにガイドしている大事な役割があるそうです。
右の小指の働きが無くなれば、身体は右にズレます。
O脚やX脚になりやすいとも言われています。
右がないから、左の小指も取っちゃおうと思いますか?
7番も大事にしましょう。
>7番の役割とはどのようなものでしょうか。
強く噛み込む時の上下の顎の左右の位置について決めてガイドしている、強く噛み込む時に前方方向へも支えとなる、1本ずつの負担力は6番が最大ですが全体で咀嚼する時にはどの歯よりも際立って強く最大の力で食物を噛み潰している、それにより他の歯に害を与えないように守っている「唯一の歯」、です。
これにとって代わる歯はありません。
>専門医とは大学病院など特定機能病院の歯科医のことでしょうか。
まず抜歯と言われている歯について、残す治療をする専門性を持つ歯科医師です。
根管治療の専門性、矯正治療の専門性、歯周病治療の専門性、むし歯予防の専門性が必要です。
そして被せる時には、歯の役割を知り、治療の害を予防し、失った機能を回復させる補綴治療の専門性が欠かせません。
ただキャップを作るがごとく、被せることは極めて危険な行為です。
>いわゆる通常の歯医者で専門性を見抜くポイントなどはありますでしょうか。
ポリシーと実績と活動性です。
>何か具体的な症例などありましたらご紹介いただけると幸いです。
7番の役割を失った後は、6番を失いやすくなります。
特に6番の神経を失っている場合は、喪失リスクがとても高くなります。
7番を失うと、強く噛み込む位置が不安定となり、上下の歯は一度に全部当たりますから、全部の歯にいろいろな異常が起こっても不思議ではなくなります。
次に咀嚼能率が落ちるために、咀嚼回数が増えます。
つまり、7番喪失後は前よりたくさん噛まないと十分に食べ物がこなれなくなります。
そのため残った歯の負担が増え、寿命が縮まります。
特に6番、それから特に抜歯した反対側です。
逆に、回数を変えない場合は充分こなれない食物を飲み込むために、胃腸などの消化系に過剰な負担をかけることになり、異常を口から身体に広げることにも繋がることがあります。
また反対側で噛むことが多くなり、片噛みの癖となります。
よくある片噛みの癖の人たちには特徴が出てくることもあります。
顔が曲がります。
よく使う側は発達して普通よりも大きくなり、使わない側は衰弱してやつれます。
使う側は若く力強く見え、使わない側は老けて見えることもあります。
普通ならば両側は、全く対象ではありませんが、だいたい同じです。
ちなみに、身体に無駄な部分はありません。
たとえば、足の小指は小さいから1本くらいなくても良いか〜と思いませんか?
でも小指は身体が横にズレないようにガイドしている大事な役割があるそうです。
右の小指の働きが無くなれば、身体は右にズレます。
O脚やX脚になりやすいとも言われています。
右がないから、左の小指も取っちゃおうと思いますか?
7番も大事にしましょう。
タイトル | 下7番抜歯で、噛合う相手が無くなるので上の歯も抜歯するのは問題? |
---|---|
質問者 | JNRさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯:7番(第二大臼歯) その他(歯科治療関連) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。