ドックスベストセメント後の痛みが収まりません
相談者:
ぶぶぶさん (31歳:女性)
投稿日時:2015-12-27 04:35:41
質問させていただきます。
先日、ドックスベストセメントの治療をしていただきました。
しかし治療をしてからも痛みは変わりません。
夜中にズキズキした痛みがあり、薬を飲もうか迷いながらも今のところ飲んでいません。
痛みは気づけば収まっています。
再度歯医者に行くと、
「痛み止めを飲んで、様子を見ましょう」
と言われました。
その時に
「もしかしたらすでに神経までいってるかもしれないなぁ」
とおっしゃいました。
そして、念のために高周波を当ててくださいました。
しかし相変わらず痛みは治まりません。
@この痛みが次第に収まっていくことはあるのでしょうか?
A痛み止め薬を飲んで様子を見るのは正しい方法なのでしょうか?
B神経まで影響している虫歯かどうかはレントゲンを見て判断できないものなのでしょうか?
C高周波を当てても痛みの変化はなかったのですが、何度か当ててもらって様子を見たほうがいいのでしょうか?
先日、ドックスベストセメントの治療をしていただきました。
しかし治療をしてからも痛みは変わりません。
夜中にズキズキした痛みがあり、薬を飲もうか迷いながらも今のところ飲んでいません。
痛みは気づけば収まっています。
再度歯医者に行くと、
「痛み止めを飲んで、様子を見ましょう」
と言われました。
その時に
「もしかしたらすでに神経までいってるかもしれないなぁ」
とおっしゃいました。
そして、念のために高周波を当ててくださいました。
しかし相変わらず痛みは治まりません。
@この痛みが次第に収まっていくことはあるのでしょうか?
A痛み止め薬を飲んで様子を見るのは正しい方法なのでしょうか?
B神経まで影響している虫歯かどうかはレントゲンを見て判断できないものなのでしょうか?
C高周波を当てても痛みの変化はなかったのですが、何度か当ててもらって様子を見たほうがいいのでしょうか?
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-12-27 08:51:56
個人的にはドックベスト治療は「コンセプトがおかしい」と思っているので、全く信用しておりませんが…。
>@この痛みが次第に収まっていくことはあるのでしょうか?
>A痛み止め薬を飲んで様子を見るのは正しい方法なのでしょうか?
>C高周波を当てても痛みの変化はなかったのですが、何度か当ててもらって様子を見たほうがいいのでしょうか?
個人的には転院して適切な治療を受けられるのがよろしいかと思います。
当院にはドックベストをはじめ「コンセプトのおかしい治療」を受けられた方が結構いらっしゃいますが、早めに適切な処置をすれば神経が助かる事があります。
(とは言うものの、残念な結果になることも少なくありません)
>B神経まで影響している虫歯かどうかはレントゲンを見て判断できないものなのでしょうか?
残念ながら分かる場合と分からない場合があります。
>@この痛みが次第に収まっていくことはあるのでしょうか?
>A痛み止め薬を飲んで様子を見るのは正しい方法なのでしょうか?
>C高周波を当てても痛みの変化はなかったのですが、何度か当ててもらって様子を見たほうがいいのでしょうか?
個人的には転院して適切な治療を受けられるのがよろしいかと思います。
当院にはドックベストをはじめ「コンセプトのおかしい治療」を受けられた方が結構いらっしゃいますが、早めに適切な処置をすれば神経が助かる事があります。
(とは言うものの、残念な結果になることも少なくありません)
>B神経まで影響している虫歯かどうかはレントゲンを見て判断できないものなのでしょうか?
残念ながら分かる場合と分からない場合があります。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-12-27 11:11:12
櫻井先生>
>コンセプトがおかしい
櫻井先生が使わないのはまったくの自由ですが、”おかしい”と治療法自体を否定される根拠はいったい何なんでしょうか?
>コンセプトがおかしい
櫻井先生が使わないのはまったくの自由ですが、”おかしい”と治療法自体を否定される根拠はいったい何なんでしょうか?
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2015-12-27 11:19:20
歯髄症状が酷いのであれば感染が酷くならないうちに抜髄したほうがよい場合があります。
残念ながらぶぶぶさんの場合は、痛みの様子から手遅れだったかもしれませんね。
担当医に経過をよくご相談いただき適切にその後の処置を受けてください。
お大事に。
残念ながらぶぶぶさんの場合は、痛みの様子から手遅れだったかもしれませんね。
担当医に経過をよくご相談いただき適切にその後の処置を受けてください。
お大事に。
回答4
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2015-12-27 12:16:22
>先日、ドックスベストセメントの治療をしていただきました。
>しかし治療をしてからも痛みは変わりません。
その痛みの種類にもよりますが、ドッグスベストセメント治療をした時点でもうすでに歯髄炎になっていた事が考えられると思います。
多くの歯髄炎は治せませんので抜髄が適応になると思います。
>@
歯髄が死んでしまうと一時的に収まる事はあると思います。
>A
上記のように歯髄炎を元々起こしていたと仮定すると正しくない方法にあたると思います。
>B
非常に近いと判断できる場合と全然想像できない場合があります。
>C
やはり上記のように元々歯髄炎を起こしていれば早めの抜髄が正しいと思います。
>しかし治療をしてからも痛みは変わりません。
その痛みの種類にもよりますが、ドッグスベストセメント治療をした時点でもうすでに歯髄炎になっていた事が考えられると思います。
多くの歯髄炎は治せませんので抜髄が適応になると思います。
>@
歯髄が死んでしまうと一時的に収まる事はあると思います。
>A
上記のように歯髄炎を元々起こしていたと仮定すると正しくない方法にあたると思います。
>B
非常に近いと判断できる場合と全然想像できない場合があります。
>C
やはり上記のように元々歯髄炎を起こしていれば早めの抜髄が正しいと思います。
回答5
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2015-12-27 12:34:59
個人的にはドックベストを使っている先生に?という先生が多いので(あくまでも個人的感想ですが、非常に気になっている部分です)、身内や知人にドックベストセメント治療を勧めることはありませんが、どんな材料でも使い方次第なのでドックベストセメントそのものが悪い材料だとは思っていません。
ただ、従来通りの治療をきちんと行えば十分な治療結果が得られますし、ドックベストセメントを使わないと治らないというケースは無いように思います。(ドックベストセメントで治る場合は、ドックベストセメントを使わなくても治るということです)
歯の神経は確かに残せるのであれば残した方が良いのですが、残せる可能性が非常に低い状態なのであれば早めに抜髄するというのも正しい選択です。
(残せない神経を無理に長期間残そうとすると神経を抜いても痛みが長く残ってしまったり、歯を抜かなくてはいけない可能性が高くなってしまったります。神経を抜かないことにもリスクはありますので、その点はご留意ください)
ただ、従来通りの治療をきちんと行えば十分な治療結果が得られますし、ドックベストセメントを使わないと治らないというケースは無いように思います。(ドックベストセメントで治る場合は、ドックベストセメントを使わなくても治るということです)
歯の神経は確かに残せるのであれば残した方が良いのですが、残せる可能性が非常に低い状態なのであれば早めに抜髄するというのも正しい選択です。
(残せない神経を無理に長期間残そうとすると神経を抜いても痛みが長く残ってしまったり、歯を抜かなくてはいけない可能性が高くなってしまったります。神経を抜かないことにもリスクはありますので、その点はご留意ください)
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-12-27 14:10:18
回答7
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2015-12-27 14:11:14
> 森川先生
>> コンセプトがおかしい
神経と一緒に感染した部分を残すからではないですかね。
というか使用している術者によって「感染物質をどのくらい残している」のかがあまりにも不確実で不明瞭です。
もしかしたら適度に残す分には効果があるのかも知れませんが、この「適度に」という点のその程度にまったく根拠が無い、または伝わっていない気がしています。
私が不快症状や痛みでその後の治療を行ったり、セメントの脱落の仮封を急患で行ったケースのほとんどではものすごい量の感染歯質が残っているとかいうよりも、窩洞の整理すらしていないものがほとんどでした。
もしかしたら窩洞を洗っただけじゃないの?と思うようなものが多いです。
あんな凸凹の部分にあんなに粘調性の高いセメントを充填して、はたして窩洞がきちんと密閉できるのか不思議でなりません。
それに「ダメであったらやはり抜髄しましょう」と先に説明するのはいいのですが、その後の抜髄から補綴までそのまま同じ医療機関で行うのでしたらそれ全て保険で治療は不適切とも思いますし。
なので私見としては「コンセプトがおかしい」のか「コンセプトの理解が術者・患者に伝わっていない」のかどっちなのかは判りませんが、それなのに商品だけが広まってしまったように感じています。
感染歯質を抗菌的に治療しようとする動きは昭和30年代くらいからされているみたいなんですが、相当に医科学の発展した平成の今でも保存学会は否定的ですよね。
大勢に流されようとは思いませんが、やはりどこかがおかしいという印象は否めません。
>> コンセプトがおかしい
神経と一緒に感染した部分を残すからではないですかね。
というか使用している術者によって「感染物質をどのくらい残している」のかがあまりにも不確実で不明瞭です。
もしかしたら適度に残す分には効果があるのかも知れませんが、この「適度に」という点のその程度にまったく根拠が無い、または伝わっていない気がしています。
私が不快症状や痛みでその後の治療を行ったり、セメントの脱落の仮封を急患で行ったケースのほとんどではものすごい量の感染歯質が残っているとかいうよりも、窩洞の整理すらしていないものがほとんどでした。
もしかしたら窩洞を洗っただけじゃないの?と思うようなものが多いです。
あんな凸凹の部分にあんなに粘調性の高いセメントを充填して、はたして窩洞がきちんと密閉できるのか不思議でなりません。
それに「ダメであったらやはり抜髄しましょう」と先に説明するのはいいのですが、その後の抜髄から補綴までそのまま同じ医療機関で行うのでしたらそれ全て保険で治療は不適切とも思いますし。
なので私見としては「コンセプトがおかしい」のか「コンセプトの理解が術者・患者に伝わっていない」のかどっちなのかは判りませんが、それなのに商品だけが広まってしまったように感じています。
感染歯質を抗菌的に治療しようとする動きは昭和30年代くらいからされているみたいなんですが、相当に医科学の発展した平成の今でも保存学会は否定的ですよね。
大勢に流されようとは思いませんが、やはりどこかがおかしいという印象は否めません。
回答8
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-12-27 14:45:54
@感染歯質は、ある程度の硬度になるまで取り除く。
Aドックベストセメントに接着性・封鎖性はないので、必ず、上からレジン充填かグラスアイオノマーセメントでしっかり被う。
また、封鎖性をあげるために辺縁1mm以上の軟化歯質は完全に除去する。
Bある一定期間経過後は、なるべく(→『必ず』だと思います)ドックベストセメントと取り残した軟化歯質を取り除いてから、封鎖性の優れた修復をする。
・・あたりは、講習会でも教えられるはずですけどね。
材料費が比較的安かったのと除去しやすかったのは良かったと思います。
予後は良好です。
でも、他の材料の研究報告が多く出てきましたから、xx年後にも存在する材料かどうかは微妙です。
Aドックベストセメントに接着性・封鎖性はないので、必ず、上からレジン充填かグラスアイオノマーセメントでしっかり被う。
また、封鎖性をあげるために辺縁1mm以上の軟化歯質は完全に除去する。
Bある一定期間経過後は、なるべく(→『必ず』だと思います)ドックベストセメントと取り残した軟化歯質を取り除いてから、封鎖性の優れた修復をする。
・・あたりは、講習会でも教えられるはずですけどね。
材料費が比較的安かったのと除去しやすかったのは良かったと思います。
予後は良好です。
でも、他の材料の研究報告が多く出てきましたから、xx年後にも存在する材料かどうかは微妙です。
回答9
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2015-12-27 18:14:42
>ドックベスト治療は「コンセプトがおかしい」
コンセプトは昔からある薬剤でカリエスをコントロールしようとするものですが何一つ定着はしていませんよね。
イメージ的に例えれば、
半分腐ってしまったお肉を薬剤で処理して食べれるようにしようとしているようなものですが、既に腐りきっていても分からず薬剤を使用して復活を望むようなケースもあるのかと・・・
薬剤よりも介入の時期というのが非常に成功率には大きな因子になる気がします。
また、これらの薬は最初に飛びついた歯科グループが良いと言うだけで、客観的データーもあまりない状態。
今年は2人の方がドックベスト後に来院されましたが、いずれも抜髄の時期が遅すぎると感じました。
また患者さんもネットで得た情報にすがり過ぎのようにも感じました。
(そういう心理状態の患者さんがこの治療を受けるのですが^^;)
第三象牙質は削ったことによる刺激でもできますし、逆に変な薬剤をべっちゃり入れずにシールドレストレーションをきちんとすればいいような気も個人的にはしています。
以上私見でした。
コンセプトは昔からある薬剤でカリエスをコントロールしようとするものですが何一つ定着はしていませんよね。
イメージ的に例えれば、
半分腐ってしまったお肉を薬剤で処理して食べれるようにしようとしているようなものですが、既に腐りきっていても分からず薬剤を使用して復活を望むようなケースもあるのかと・・・
薬剤よりも介入の時期というのが非常に成功率には大きな因子になる気がします。
また、これらの薬は最初に飛びついた歯科グループが良いと言うだけで、客観的データーもあまりない状態。
今年は2人の方がドックベスト後に来院されましたが、いずれも抜髄の時期が遅すぎると感じました。
また患者さんもネットで得た情報にすがり過ぎのようにも感じました。
(そういう心理状態の患者さんがこの治療を受けるのですが^^;)
第三象牙質は削ったことによる刺激でもできますし、逆に変な薬剤をべっちゃり入れずにシールドレストレーションをきちんとすればいいような気も個人的にはしています。
以上私見でした。
回答10
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-12-28 00:19:46
感染歯質をあえて残す というコンセプトのことなんじゃないかと推測しますが、感染歯質を完全除去(実際には細菌の比較的多い部分をにすぎませんが)が戦前から続いてきた”古い”常識ですよね
ドックベストがその古い常識を打ち破った とは言いませんが、その発想の方向性は悪くないと思います。
だって歯質以外の他の臓器の大部分は、”感染した部分は完全除去”なんて古典的な(というか内科的な発想とはまったく逆サイドの)ことやってるわけじゃありませんからね。
実際、保険適応のHY剤などは感染歯質をちょっぴりと残してもいけちゃう感触がありますけどね(個人的な感想です)。
ドックベストがその古い常識を打ち破った とは言いませんが、その発想の方向性は悪くないと思います。
だって歯質以外の他の臓器の大部分は、”感染した部分は完全除去”なんて古典的な(というか内科的な発想とはまったく逆サイドの)ことやってるわけじゃありませんからね。
実際、保険適応のHY剤などは感染歯質をちょっぴりと残してもいけちゃう感触がありますけどね(個人的な感想です)。
回答11
回答12
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2015-12-29 13:39:09
感染歯質を、
一気に取り除く < 時間をかけて段階的に取り除く
だと思いますよ。
最低5年以上の経過は見ないとダメでしょう。
でも、上手くいったらいったで、歯髄腔が狭搾しますから、今度は根管治療をやり難くなる面はありますね。
一気に取り除く < 時間をかけて段階的に取り除く
だと思いますよ。
最低5年以上の経過は見ないとダメでしょう。
でも、上手くいったらいったで、歯髄腔が狭搾しますから、今度は根管治療をやり難くなる面はありますね。
タイトル | ドックスベストセメント後の痛みが収まりません |
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質問者 | ぶぶぶさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療後の痛み 根管治療その他 歯科治療用の薬 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。