6番抜歯後、ハイブリッド冠を支台歯に使用したブリッジは出来ない?

相談者: しげこさん (18歳:女性)
投稿日時:2016-01-03 03:05:23
長年の不摂生によりほとんどの歯が虫歯でボロボロの状態です。

引っ越したばかりで、歯医者も治療途中で引っ越し先の歯医者に変えました。
今のところ疑問な点が3つあります。

一つ目は、奥歯ブリッジについてです。
現在の歯医者で左6番の歯を抜歯したのですがその場所をブリッジにすることを勧められました。
ブリッジにすることは構わないのですが、(現在進もうと思っている職業上)保険外の費用でも払うのでで白いブリッジを入れて欲しいと言ったら、支える歯となる前後の歯も虫歯で支えられないかもしれないから不可能だと言われました。

また、自費で白いものにするとしても3本で30万以上はかかると言われました。
流石に30万は高すぎるので他には無いのかと聞いても無いと言われました。
しかし、帰宅してからその歯医者のサイトを見たら、1本4万から奥歯にも利用できるハイブリットインレーというものを見つけました。
なぜ聞いたときにハイブリットインレーのことを教えていただけなかったのか疑問です。
6番目の歯のブリッジにはハイブリットインレーは使用できないのでしょうか。

二つ目は、前歯のブリッジについてです。
現在左1番の歯の根が、まだ十代前半のときに神経をとってしまったせいで溶けてしまっている状況だそうで、抜歯してブリッジにしなければならないと言われました。
しかし、前歯の抜歯は奥歯とちがってかなり抵抗があります。
また、ブリッジの支えとなる歯もかなりの虫歯で、耐えられるか不安だと言っていたのに、ちょっと考えて、大丈夫でしょと言われました。

不安な状態の歯を支えにしても本当に大丈夫なのでしょうか?
様々なサイトで、ブリッジしたら支えとなる歯もだんだん弱くなり、抜歯しなければならない状態にまでなる可能性が高いと書いてあったのでかなり不安です。

本当にこのまま虫歯の歯を支えに、前歯を抜歯してブリッジにしてしまって大丈夫なのでしょうか。

三つ目は、以前通っていた歯医者では抜歯になるまでの歯は無いと言われて、なるべく根を残した状態での治療をしていただいていたのに現在の歯医者では、この歯も抜歯、あの歯も抜歯とどんどん抜かれてしまいます。

歯医者によって考え方も違うのかもしれませんが、もしかしたらまだ抜かなくても治療の余地のある歯もどんどん抜かれてしまうのでは無いかと不安でなりません。
本当に根が半分ほど溶けてしまっている歯は抜歯する他に方法は無いのでしょうか。
また、できるだけ元の歯を残す方法と悪い歯は抜歯してしまう方法とどちらがいいのでしょうか。

読みにくい長文を長々とすみません。
先生方の見解で回答していただければありがたいです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-01-03 11:51:35
こんにちは。

むし歯が多く治療を受けていて抜歯か保存かで歯医者さんの言うことが違うため戸惑っていらっしゃるようですね。

>長年の不摂生によりほとんどの歯が虫歯でボロボロの状態です。

おそらく以前お菓子や甘いジュース類を多量に摂取していたのではないでしょうか。

むし歯のできないおさとうの量 http://yamadashika.jp/prevent05.html


>本当に根が半分ほど溶けてしまっている歯は抜歯する他に方法は無いのでしょうか。

これは難しい問題です、もしエクストルージョンをして残せるようなるのなら抜歯は避けられると思います。


>できるだけ元の歯を残す方法と悪い歯は抜歯してしまう方法とどちらがいいのでしょうか。

もちろん残すに越したことはありませんが、残せるかどうかは実際に診察しないことには何とも言えないと思います。

参考になれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-01-03 12:02:51
こんにちは。

>なぜ聞いたときにハイブリットインレーのことを教えていただけなかったのか疑問です。
>6番目の歯のブリッジにはハイブリットインレーは使用できないのでしょうか。


6番目の歯にハイブリッドインレーは出来ますがそれではブリッジではないですよ。
ブリッジとは大きな欠損を補うために前後の歯を支えにして強い構造体のもの(最近は白いものならばジルコニアがメインです)を装着しないといけないため費用は高額になるのが普通です。


>できるだけ元の歯を残す方法と悪い歯は抜歯してしまう方法とどちらがいいのでしょうか。

その歯を無理に残すことによって他の組織に炎症が波及するようでしたら抜歯したほうがよい場合があります。
しかし、炎症が起きるのは歯質が変質していたり汚染されている場合です。

治療が可能ならば汚染された部位を少し引っ張りだして完全に除去して代用品に変えその上から修復することも可能かもしれません。
ただし、引っ張り出すと土台となる根っこの部位が少なくなるために定期的なメンテナンスと毎日のお手入れが欠かせない状態になったりします(つまりややこしくなる)。


ご本人がご自身の歯を条件が悪くなっていても出来るだけ残して大切に使いたいという強い希望をもたれ、卓越した歯磨き技術をマスターされそれを行えば残せないような歯が何年も残ることはあります。
しかしそうでない場合は抜歯してブリッジを薦められる場合があると思います。


歯科医は総合的に判断して自分自身が行える治療法を提示しているのですから、まずはあなたご自身の強い希望があればそれをしっかり伝えてください。
ないのであれば歯科医が薦める治療法の中から選択することしか出来ないでしょう。


万一、歯科医の説明がわかりにくかったり不満であれば治療契約をされる前に何軒か相談に行くことも出来ます。
その際は検査は最初からやり直す必要がありますがご自身が納得できる歯科医とめぐり合うためにはある程度の時間と出費は致し方ないでしょう。



>長年の不摂生によりほとんどの歯が虫歯でボロボロの状態です。


こういう状態で初診受診されると治療に協力的ではないかもしれないとか、ご自身でメンテナンスを行うのは無理だろうとか、定期的なプロフェッショナルメンテに通院されるとは思えないなどの判断が働き二度と長期的に虫歯にならない治療法(つまり抜歯や全部被覆冠修復というようなご自身の歯質が口腔内に露出しない治療法)を提示されることが多々あります。

色々なことを総合的に判断して治療法が提示されるからです。



今後は歯の大切さを十分理解され日頃から歯磨きをしっかり行い口腔内を清潔にされる生活習慣を身につけられるように。

虫歯治療後もお手入れをしっかり行ってください。

お大事に。

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タイトル 6番抜歯後、ハイブリッド冠を支台歯に使用したブリッジは出来ない?
質問者 しげこさん
地域 非公開
年齢 18歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
抜歯:6番(第一大臼歯)
ハイブリッドセラミッククラウン
ブリッジ治療法
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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