臼歯のレジンが虫歯に。臼歯にレジンは適さないのか？
相談者：
ryotasさん (21歳：男性)
投稿日時：2016-01-25 10:18:24
初めて投稿させていただきます
今、大学3年です。医学部に通っていますが、歯科については無知なので、出来るだけ丁寧に書くつもりですが、よろしくお願いします。
中1まで一回も虫歯になったことがなく、初めて虫歯になった（治療を受けた）のは中2で、下の左右6番と左上6番の3本を治療されました。
それから歯科検診の度に虫歯が見つかり（実際にしみてたりはしてました）、下の左右5番から7番と右上の4番から7番、左上の5番から7番と上の左右1番を治療しました。
中2から通っていた歯医者さんは、友達に、白いので治ると勧められ、通っていました。
実際に全部（おそらく）レジンで治してくれて、また、痛くなくて、早く終わったので（他のところにいったことがないので主観的ですが）、2,3本虫歯にまたなって、再治療しましたが、ずっと通っていました。
大学に入ってから、明らかに虫歯はあるのですが、（歯は検診もないので）暫く放置しておいてしまって、最近痛くなり、大学の歯科の先生（教授）に相談したところ、診てもらったのですが、今までレジンで治療した大臼歯がほとんどレジンが磨耗して縁から虫歯になっていて、外れてはいないものの、やり直さないといけないと言われ、教授の息子さん（歯医者）のところに通っています。
数本抜髄することになるそうで、他の歯もレジンにしては大きすぎるとのことで、すべてインレーにした方がいいといわれ、インレーにしています。
これからすべて治すのに半年くらいかかるそうで、また、メタルのクラウンやインレーで、歯科医ではないものの医者になるものとして、かなり衝撃を受けています。
教授やその息子さんいわく、臼歯（特に大臼歯）でそれなりの大きさの虫歯の場合、レジンは好ましくないし、まして僕のようにスポーツをやっている人にはNGとのことです。
本当にそうなのですか？
また、臼歯にレジンをいれるのはめずらしいのですか？
僕が受けてきた虫歯の治療はある意味でヤブだったのですか？
今、大学3年です。医学部に通っていますが、歯科については無知なので、出来るだけ丁寧に書くつもりですが、よろしくお願いします。
中1まで一回も虫歯になったことがなく、初めて虫歯になった（治療を受けた）のは中2で、下の左右6番と左上6番の3本を治療されました。
それから歯科検診の度に虫歯が見つかり（実際にしみてたりはしてました）、下の左右5番から7番と右上の4番から7番、左上の5番から7番と上の左右1番を治療しました。
中2から通っていた歯医者さんは、友達に、白いので治ると勧められ、通っていました。
実際に全部（おそらく）レジンで治してくれて、また、痛くなくて、早く終わったので（他のところにいったことがないので主観的ですが）、2,3本虫歯にまたなって、再治療しましたが、ずっと通っていました。
大学に入ってから、明らかに虫歯はあるのですが、（歯は検診もないので）暫く放置しておいてしまって、最近痛くなり、大学の歯科の先生（教授）に相談したところ、診てもらったのですが、今までレジンで治療した大臼歯がほとんどレジンが磨耗して縁から虫歯になっていて、外れてはいないものの、やり直さないといけないと言われ、教授の息子さん（歯医者）のところに通っています。
数本抜髄することになるそうで、他の歯もレジンにしては大きすぎるとのことで、すべてインレーにした方がいいといわれ、インレーにしています。
これからすべて治すのに半年くらいかかるそうで、また、メタルのクラウンやインレーで、歯科医ではないものの医者になるものとして、かなり衝撃を受けています。
教授やその息子さんいわく、臼歯（特に大臼歯）でそれなりの大きさの虫歯の場合、レジンは好ましくないし、まして僕のようにスポーツをやっている人にはNGとのことです。
本当にそうなのですか？
また、臼歯にレジンをいれるのはめずらしいのですか？
僕が受けてきた虫歯の治療はある意味でヤブだったのですか？
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時：2016-01-25 11:21:05
こんにちは。
医学部生だということですから将来ヤブにならないようにしっかり勉強と研鑽を積んでください。
臼歯の虫歯の治療にレジンで出来るかどうか？ですが、小さな虫歯ならば問題なくレジンで修復が可能です。
磨り減っていたと言うことですが、レジンは磨り減る修復材料です。
磨り減ったらまたやり直して修復しなおせるので銀色の見た目のよくない修復物で積めておくよりも審美的によいのでよく使われています。
医療の現場も歯科の現場も材料の進歩は早く、ryotasさんが虫歯治療を受けられた時代とはまったく異なった強度をもったレジンが最近は販売されています。
また、接着強度も高くなってきているのでちょっと前の適応範囲よりもずいぶん大きな虫歯治療まで使用することが可能になっています。
また、耐摩耗性も大いに向上しています。
＞大学の歯科の先生（教授）に相談
大学の歯科ですが、研究分野が幅広くまた細分化されていますからどれだけCR修復の臨床をご存知かで信頼度は変わってくると思います。
出来れば最新のCR（コンポジットレジン）開発に関わられた教授か、最低でも保存修復学の教授にお尋ねいただくのがよいと思います。
＞数本抜髄することになるそうで
臨床症状がない、あるいは軽微な歯を最初から抜髄ありきで治療されてしまうと保存可能な神経も抜かれてしまうことになります。
ですから、可能であれば出来るだけ抜髄をしない方向で治療を行える技量と設備と材料のある歯科医院を受診されたほうがよいのではないかと思います。
そもそも、虫歯が多発したのは、フロス使用の習慣がなかったせいではないでしょうか？
また、スポーツ飲料や炭酸を常飲されていたとか、栄養に偏りがあったとか、歯磨きが上手く出来ていなかったなど。よい機会ですから生活習慣を見直してみられることをお勧めします。
血糖値の急上昇急降下は身体にとって負担になるのでTCHの問題も引き起こしやすくなりそうです。
また過度のスポーツは口呼吸を誘発しやすく唾液による再石灰化が上手くいかないことにつながりそうです。
スポーツでの修復物の破折や磨耗を防ぎたいのでしたらスポーツマウスガードもあります。
夜間のマウスピースで睡眠障害を防ぎつつ歯や修復物を守ることも可能です。
臨床では虫歯の修復材料の選択には色々な考え方がありそうです。
修復材料の強度を上げて修復材料が破折や磨耗しないものを選択してトラブルを防ぎたいのか？修復材料の強度は歯と同程度にしておいて歯の磨耗と同程度に磨耗していくようなものを使用するのか？（ただし、修復材は歯のようには脱灰しないでしょうから経年的に同レベルと言うものは出来ないでしょう）
歯よりも強度のちょっと弱いもので天然歯の咬耗の邪魔をしないものを使用するのか？
また、修復材料と歯の維持についても考える必要があります。
色々な要素があるのでややこしいですね。
医者が薦める治療というのはその歯科医が行える範囲でトラブルが少ない治療法ということですから、その担当医に行ってもらうならばその治療法がベストだろうと思います。
また、歯科は医科とは異なり同じ歯科医院内でも治療法選択（特に修復物選択時）の際、自費治療が選択できます。
保険治療では期待出来ない物性も自費治療では選択可能なものがありますから担当医とよくご相談ください。
医学部生だということですから将来ヤブにならないようにしっかり勉強と研鑽を積んでください。
臼歯の虫歯の治療にレジンで出来るかどうか？ですが、小さな虫歯ならば問題なくレジンで修復が可能です。
磨り減っていたと言うことですが、レジンは磨り減る修復材料です。
磨り減ったらまたやり直して修復しなおせるので銀色の見た目のよくない修復物で積めておくよりも審美的によいのでよく使われています。
医療の現場も歯科の現場も材料の進歩は早く、ryotasさんが虫歯治療を受けられた時代とはまったく異なった強度をもったレジンが最近は販売されています。
また、接着強度も高くなってきているのでちょっと前の適応範囲よりもずいぶん大きな虫歯治療まで使用することが可能になっています。
また、耐摩耗性も大いに向上しています。
＞大学の歯科の先生（教授）に相談
大学の歯科ですが、研究分野が幅広くまた細分化されていますからどれだけCR修復の臨床をご存知かで信頼度は変わってくると思います。
出来れば最新のCR（コンポジットレジン）開発に関わられた教授か、最低でも保存修復学の教授にお尋ねいただくのがよいと思います。
＞数本抜髄することになるそうで
臨床症状がない、あるいは軽微な歯を最初から抜髄ありきで治療されてしまうと保存可能な神経も抜かれてしまうことになります。
ですから、可能であれば出来るだけ抜髄をしない方向で治療を行える技量と設備と材料のある歯科医院を受診されたほうがよいのではないかと思います。
そもそも、虫歯が多発したのは、フロス使用の習慣がなかったせいではないでしょうか？
また、スポーツ飲料や炭酸を常飲されていたとか、栄養に偏りがあったとか、歯磨きが上手く出来ていなかったなど。よい機会ですから生活習慣を見直してみられることをお勧めします。
血糖値の急上昇急降下は身体にとって負担になるのでTCHの問題も引き起こしやすくなりそうです。
また過度のスポーツは口呼吸を誘発しやすく唾液による再石灰化が上手くいかないことにつながりそうです。
スポーツでの修復物の破折や磨耗を防ぎたいのでしたらスポーツマウスガードもあります。
夜間のマウスピースで睡眠障害を防ぎつつ歯や修復物を守ることも可能です。
臨床では虫歯の修復材料の選択には色々な考え方がありそうです。
修復材料の強度を上げて修復材料が破折や磨耗しないものを選択してトラブルを防ぎたいのか？修復材料の強度は歯と同程度にしておいて歯の磨耗と同程度に磨耗していくようなものを使用するのか？（ただし、修復材は歯のようには脱灰しないでしょうから経年的に同レベルと言うものは出来ないでしょう）
歯よりも強度のちょっと弱いもので天然歯の咬耗の邪魔をしないものを使用するのか？
また、修復材料と歯の維持についても考える必要があります。
色々な要素があるのでややこしいですね。
医者が薦める治療というのはその歯科医が行える範囲でトラブルが少ない治療法ということですから、その担当医に行ってもらうならばその治療法がベストだろうと思います。
また、歯科は医科とは異なり同じ歯科医院内でも治療法選択（特に修復物選択時）の際、自費治療が選択できます。
保険治療では期待出来ない物性も自費治療では選択可能なものがありますから担当医とよくご相談ください。
| タイトル | 臼歯のレジンが虫歯に。臼歯にレジンは適さないのか？ |
|---|---|
| 質問者 | ryotasさん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 21歳 |
| 性別 | 男性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ |
虫歯治療 レジン(白いプラスチック) |
| 回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
