銀歯除去時は痛みなし。しかしリーマーを入れたら根管入り口で激痛

相談者: リンゴちゃんさん (37歳:女性)
投稿日時:2016-02-01 09:37:15
初めて投稿させていただきます。

今週末にも、再度、歯医者さんに行く予定ですが、それまでにどうしても不安があって投稿させていただきました。

★質問は四つです。

以前より左下の六番の歯が不調で、冷たいものがしみたり、痛んでいましたが、銀歯なので外さないと分からないため、暫くは様子を見ましょうとかかりつけの歯科医師より言われていました。

その二ヶ月後の先日の夜に、耳の後ろまで痛みが広がるような激痛に見舞われ、氷水を含んで痛みをごまかさないと耐えられなくなり、翌日急いで歯医者さんに行きました。

レントゲンでは根っこに膿が溜まっていると言われ、電流を流す検査をし、神経が死んでいるとのことで、麻酔無しで銀歯を外しました。
その時、痛みは全く感じませんでした。

しかし、リーマーを入れた直後、またもや激痛が、、
先生もなぜそんなに痛がるのかやや不思議そうにしておられました。
(入口付近で痛みがでたため。)

@考えられる理由は何でしょうか?

結局、麻酔の効き目も悪いので、数回に分けて打ち、神経を三本切る治療を終えました。

今となってはあの痛みは何だったんだろう?
まさか神経が残っていたのか?
と、不安です。

あと、

A麻酔をしてしまった事でやはり根管治療の成功率も変わってくるのでしょうか?
(私がひどく痛がったために麻酔をしてもらったのですが、先生はしない方が良いという考えみたいでした。)

最後に・・・

B6番の歯が再感染してしまうという事態を防ぐには今後どうしたらいいのでしょうか?
(できれば再感染してしまった時の治療法も合わせて教えていただきたいです。)

C神経を「切る」のと「抜く」のは同じ意味合いでしょうか?

以上、分かりにくく、とりとめのない文章で申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-02-01 12:40:46
推測に過ぎませんが、、、

@歯の根っこが複数本ある場合には、ある根っこの神経は生きていて、他の根っこの神経は死んでいる・・ような場合もあると思われます。
(本当は、神経の生死判断は簡単ではありませんが)

A痛ければ、麻酔してもらえば良いと思いますよ。

B歯の根っこの中に、ばい菌が入る機会を最小限に抑えてもらったら良いと思います。

C神経を「切る」と「抜く」の使い分けをされる場合もありますが、この場合は、単に個人的な言葉の選び方(同じ意味)であったかとも思われます。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リンゴちゃんさん
返信日時:2016-02-01 20:04:36
藤森先生
この度は丁寧にご返信をいただき、感謝いたします!
A〜Cは理解しました。

ただ、
@についてですが、複数本のうち、もし根っこが生きている場合、
最初の電流を流す検査をした時には痛みを感じるものでしょうか。

歯の神経の根っこの仕組みがよく分かっていないもので、すみません。

申し訳ありませんが、もし、よろしければご返信よろしくお願いします。
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-02-02 10:09:14
電流を流す検査で『神経は死んでいる』と判断された場合でも、(リーマーを入れると痛みを感じるとの意味で)神経が生きていることはあるように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リンゴちゃんさん
返信日時:2016-02-02 23:19:12
藤森先生、またのご回答、誠にありがとうございました。
返信が遅くなり申し訳ありません。

早く解決ボタンを押さないとだめだとは思っているのですが、もしや神経が生きていたのかもということで、最後に、一つだけどうしても疑問が出てきてしまいました。

今回のケースで、

@神経が生きていれば、残すような処置方法もあったのでしょうか?
それとも私のような、激痛を訴える患者には神経を切る処置で間違ってはいないのでしょうか?

重ね重ね質問ばかりしてまことに申し訳ありません。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-02-03 10:07:15
私見になりますが、

日本の保険治療は費用が安過ぎる為に「視診・レントゲン虫歯が大きい=抜髄」という図式だと思います。

それが例え神経が残せたかもしれない歯であってもです。
 
私も勤務医時代は時間に追われそうしていました。
(1日20人近くの患者さんを治療するにはそうせざる得ないと思います)


>電流を流す検査で『神経は死んでいる』と判断された場合

補足として「電気歯髄診断」は神経の生死を確実に判断する検査ではありませんので、特定の神経線維の反応をみるかなりざっくりした検査方法になります。
ただ現時点での診断ツールとしては非常に優れたものの1つだとは思います。


最初の検査などに十分時間を割いた方がいいのは事実なのですが、海外の先進国のように1日数人の患者さんで、1本の歯の治療で10万近く費用を頂ければ術前時に色々検査を行い、ゆっくり虫歯の部分のみを除去することも可能なのですが、こと日本は・・・

一度読んでみてください。
【日本人の命を守る「国民健康保険制度」が日本人の歯を虫歯だらけにした。】
http://doclabo.jp/contents/797


先に書いた「電気歯髄診断」も歯科医院のサービスで行うような検査になっていますので、行わないことの方が多いと思います。


私の場合ですが、顕微鏡下で大臼歯の虫歯を丁寧に少しずつ必要最低限の削除を行うと1時間近くかかることもざらにあります。
(ただし、日本ではここまでやっても頂ける治療費は1500円程度です、1分で削っても60分かけても同じ費用設定です。60分もかけていてはスタッフも雇えません)


歯チャンネルなどで歯のことを勉強している方のニーズというのは現在の保険治療ではカバーしきれない部分が多いです。
(治療費が安いぶん、理想的な治療からそぎ落としている部分は多いと思います)

ただし、日本人の8〜9割の方は今の保険歯科医療でも困っていません。

悪くなったらすぐに歯科にかかれる環境は世界的にみても数少ないと思います。



>@神経が生きていれば、残すような処置方法もあったのでしょうか?

部分的に生きていても、どこから生きているかなど現在の歯科治療では知る方法がなく、神経の治療となれば全て取ることが通法です。


あまり気にし過ぎない方がいいですよ。


おだいじに

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リンゴちゃんさん
返信日時:2016-02-03 19:40:37
井野先生
この度は返信をいただき、本当にありがとうございました。
返信が遅れて申し訳ありません。

神経の件も、私が勉強不足で、知らないことばかりでした。
保険のことも色々と教えていただき、心のモヤモヤも解消されたように思います。

それと、すぐに治療をしていただけるだけでもありがたい環境なんですね。

今後は、あまり細かいことは気にせず、治療を続けて行きたいと思います。
ありがとうございました。

最後に藤森先生にも感謝いたします。
ありがとうございました。



タイトル 銀歯除去時は痛みなし。しかしリーマーを入れたら根管入り口で激痛
質問者 リンゴちゃんさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療中の痛み
むし歯 治療中の痛み
根管治療中の痛み
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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