転院したら歯周病と診断、前医では全く説明されていなかった

相談者: いっきょさん (45歳:女性)
投稿日時:2016-01-27 15:35:00
20年以上同じ歯医者に定期的に通っていましたが、不信感が重なり別の歯医者を受診したところ、歯周病だと診断されました。
そこの歯医者で、

「通っていた歯医者では何も言われなかった」

と聞かれましたが、そんな説明は全くありませんでした。


歯茎は素人目ですが健康でしたし、通っていた歯医者でも、

「いつもきれいに磨けています」

と言われていましたので、骨が大きく下ったレントゲンを見せてもらい、歯が動いている自覚はあっても歯周病だとは全く思っていませんでした。



治療は、毎回歯石を取ってもらう事と、15年ほど前?に前歯付近2本を固定の為に差し歯、ここ2〜3年内に上下左右の奥歯が動いているからと健康な歯も削り4ケ所固定して貰いました。

新しい歯医者で、固定していても歯は動いてると説明され、ここまで酷いと歯周病の治療は出来ないから抜歯しか方法はないと言われ、実際に奥歯を抜歯しました。


歯医者に通っていても歯周病になる人はいるとは思いますし、その事自体は何も思いませんが、患者に歯周病だと言う事を告げずに、歯周病の治療が固定のみで他の治療の選択肢がなかった事が悲しいです。

早くに、歯周病だと言われていれば、歯の磨き方も工夫出来たと思いますが、「きれいに磨けています」と言われ安心していましたし、そこの歯医者でなくても他の歯医者に変わってでも、固定だけではない方法で治療がしてもらえる歯医者を探したと思います。



C4の虫歯が発見されなかったのも我慢出来ましたが(結局抜歯)、長年通っていた不信感は、説明不足が多かったのですが、最後の最後まで説明不足で裏切られた気持ちになってしまいました。

患者が歯周病であれば、医者には説明責任があると思うのですが、歯医者によっては、歯周病だと告げる事はしなくてもいいのでしょうか?
(癌の場合だと考えられないと思うのですが・・・やはり、たかが歯周病なのでしょうか?)


しかし、歯周病の進行を少しでも遅らせたいと思っていますので、固定や歯石取り以外にどんな治療方法があるのか教えて頂ければと思います。

また、大学病院の方が詰め物はきちんと詰めてもらえ、かみ合わせも上手く行くと聞きましたが、本当でしょうか?


お手数お掛けしますが、宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-01-27 16:03:58
>患者が歯周病であれば、医者には説明責任があると思うのですが、歯医者によっては、歯周病だと告げる事はしなくてもいいのでしょうか?

それは無いと思います。
病状は患者に伝えるべきかと思います。

ただ、

「治療介入が必要かどうかの判断」

はそれぞれの歯科医で判断基準が異なる場合もあります。


実際に拝見していないので何とも言えませんが、仮に前医が「極端に治療介入が遅い歯科医師」で、今の先生が「極端に抜歯傾向の歯科医」だとすれば、前医に不信感を持たれてしまったとしても不思議はありません。
(今の先生が極端に抜歯傾向かどうかの判断はできませんが…)

事実、当院にセカンドオピニオンでいらっしゃる患者さんを見ていると「まだまだ治療の余地があるのに、抜歯って言われたの?」と言うケースも多く経験します。



>また、大学病院の方が詰め物はきちんと詰めてもらえ、かみ合わせも上手く行くと聞きましたが、本当でしょうか?

「大学病院だからうまくいく」と言う事はないと思います。

大学病院で研修医クラスの先生が担当になるのと、開業医で上手な先生に診てもらうのとではかなりの差があるでしょう。


結局は担当医次第です。

難しいかもしれませんが、信頼できる腕の良い歯科医を探すしかありません。

「良い医師を見つけるのも寿命のうち」

です。


とりあえず、歯周病と言う事であれば歯周病学会の認定医、専門医などを基準に捜されてみてはいかがでしょうか?

参考
日本歯周病学会名簿
http://www.perio.jp/roster/

日本臨床歯周病学会名簿
http://www.jacp.net/general/search/

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2016-01-27 16:36:31
定期的に歯科医院に通われていても、実質、放置されてるにも等しいようなケースも時折ありますね。

もし何か不信に思われる事がありましたら、紹介状を書いて貰って、レントゲン写真歯周病検査値をご持参の上、大学病院などでセカンドオピニオンを求められたら良かったと思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-01-27 16:54:43
いっきょさん、こんにちは。

保険治療で歯石をとってもらったり、歯を固定することは歯周病の病名を付けないとできない内容になるかと思います。

ですのである程度歯周病として介入しているかと思いますが、初期治療のみで進行を抑えられる場合と、手術などが必要になる場合があります。

状態によって今後の内容は大きく変わってきますので担当の先生にご相談されるべきかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-01-27 17:58:37
櫻井先生 回答有難うございます。

やはり、歯周病だと患者に告げる必要がありましたよね。
本当に、告げられなかったのが残念で仕方ないのです。

今回、奥歯抜歯する前にもう1ケ所の歯医者でも抜歯をしなくてはいけないと言われましたし、奥歯だけでなく上の前歯の方も抜歯する方が良いと治療中の歯医者で言われましたので、もう1ケ所の歯医者でも前歯を抜いた方がいいと言われていると言う事を言わずに診てもらうと、この歯は抜いた方がよいみたいに言われました。

なので、長年通っていた歯医者の治療介入が遅かったのだと思います。


新しい歯医者でのレントゲンと、何年か前にみせてもらった前の歯医者でのレントゲンの骨の下がりはどちらも大きく下っている印象しかありませんでしたので、ここまで骨が下るのには年数もかかったと思われますので、この間に固定以外の治療が出来なかったのが悔やまれてなりません。

詰め物は担当医次第なのですね。大学病院は遠いですので、近くの開業医の先生に診てもらう事に迷いがなくなりました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-01-27 18:14:04
藤森先生 回答有難うございます。

先生の言葉に、そんな事もあるのだと、自分自身の身をもって実感致しました。
本当に、放置状態と同じだとしか思えません。

歯周病だと診断された直後は、定期的に通っていた自分が情けなくも思えました。
(今も多少そんな気持ちが残っていますが・・・)


説明不足等で不信感が何度もあったのに、人柄は悪くないと思っていた先生ですし、やはり私は素人なのだから先生を信じるしかないと思い通っていましたが、もっと早く別の歯医者でも受診すべきだったと後悔しても後の祭りですが・・・

今後といっても、もう遅いのかもしれませんが、今後は、何か不信に思う事があれば、セカンドオピニオンを求めたいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-01-27 18:30:08
上坂先生 回答有難うございます。

やはり、前の歯医者の先生でも、私が歯周病だと分かっていたのですね。
何故、私にその事を告げてくれなかったのかと思う気持ちで一杯です。


10年以上前に、インプラントをする気持ちはなかったのですが、先生にインプラントの事で質問した事があるのですが、保険治療でない治療で良いものはないという様な事を仰っていました。

私は、当時はそんなものかもしれないと思っていましたが、今は、事前にメリット、デメリットを説明していれば、後は患者の決める事だと思う様になりました。


なので、きちんとした歯周病治療をそこの歯医者ではおこなっていないのではないから、そんな事を言ったのかもしれないと思う様になりましたので、せめて歯周病だと言ってくれていれば、他の病院で治療を受けられたのにと思う気持ちで残念で仕方ありません。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-01-27 18:43:35
しかし、長年通っていた歯医者で、歯周病だと言われなかった事が納得出来ないと言う様な事を、最近診てもらった歯医者で言ったのですが、それは仕方のない事だから・・・歯医者によって違うから・・・みたいに言われたので、歯医者に通う意味があるのかなと思ったり、自分が悪かったのかと思ったりしましたので、こんな質問をしてしまいました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-01-28 10:35:06
歯医者に通う意味があるのかなと思ったり、自分が悪かったのかと思ったりしましたので

やはり

「しっかり説明してくれてご自身で納得のできる歯科医にかかる」

と言うのが一番だと思います。

説明の時間を確保すると言うのが現在の保険制度では一番難しい事ではあるのですが…。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-01-28 14:28:19
櫻井先生 本当に有難うございます。

長年通っていた先生は、私が、歯の事で「こんな事を聞きました」といった質問に対しては、多分親切に説明してくれていたと思うのです。
だから、安心して通っていたところがあります。

しかし、私自身の歯の治療に関する事は、私との普段の会話の中から、先生が私の考えを推測して治療され、治療方針等の説明がほとんどなかったと思います。その、不信感が重なってしまいました。


奥歯の固定をした後に、食事をすると歯が痛いです。と伝えれば、

「そらそうだよ、だって私さんが歯を抜きたくないというからその固定の仕方にしたのだから」

と言われました。


固定する前に抜歯の話はもちもん固定について詳しい説明もなかったので、普段の会話のなから、年を取っても歯を抜きたくないと言っていた事を覚えていて、そんな治療をされたのだと想像しましたが、その固定の方法だと、隣のまだ丈夫な歯も固定で繋げたが為に後2、3年しか持たないよともその時説明されました。

先生を信じて固定しましたが、事前に聞いていれば、ぐらぐらしている歯の為に他の歯を犠牲にしなかったのにと・・・それを聞いた時、下の奥歯2本を抜歯して、やり直して貰いましたが、どうして、事前にその事を説明してくれなかったのかと思い、前々からの不信感を大きくしました。

固定する前は、頻繁にレントゲンを取っていたのに、固定した後は、逆にレントゲンの回数が減り、歯と歯の間にC4の虫歯が発見された事も多少の不信感を覚えましたが、それは人間だもの・・・と我慢出来ましたが、今回の歯周病の事は、本当に納得出来ませんでした。

櫻井先生の、「良い医師を見つけるのも寿命のうち」と言うお言葉が、本当にその通りだと心に染み入りました。

私の口の状態は、手遅れに近い状態かも分かりませんが、今後、信頼できる先生と出会えて、歯医者に通っていて良かったと思えるようになりたいです。



タイトル 転院したら歯周病と診断、前医では全く説明されていなかった
質問者 いっきょさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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