右上3〜5・7番欠損。インプラント以外で負担のない治療はないか

相談者: TS2016さん (52歳:男性)
投稿日時:2016-02-01 10:15:47
はじめまして

最近歯科に通っていて、右上の3番、4番を抜きました。
今の右上の状態は、2番ほぼ根っこのみ、3〜5番欠損、6番歯茎の高さまでは歯は無い、7番欠損、8番もかなり削った状態です。

今後の治療は、2番土台入れて被せ、6〜8番ブリッジして、2番と6番を利用して止め具付きの入れ歯を入れる予定です。


当初インプラントを薦められましたが、高額であり一生使える保障もないためお断りするとこの方法しかないと言われました。

ただ、この方法では、2番と6番に負担が掛かるので直ぐにダメになりますよとの説明は受けました。
そこで、止め具の無いような入れ歯は無いのかと尋ねましたが明確な返答は無く、上記のような方法で進んでいます。


残り少ない歯に負担を掛けていずれダメになり、また歯が減ってしまうなんてとてもショックです。

本当に他に良い方法は無いのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-02-01 10:51:13
こんにちは。

残った歯に負担がない義歯があればインプラントなど歯科医も薦めませんし他の方も高額な出費と外科まで伴ってインプラントを選択する人はいないはずです。

残念ながら義歯は粘膜負担だけでは機能が格段に落ちてしまいますから残った歯に支えてもらう必要があります。

その際、粘膜の沈下量と支えになってる歯の沈下量が根本的に違うために支えの歯を揺り動かす力が生じてしまい支えの歯の健康を損ねていくのが運命です。


また歯を失うと同時に小さくなっていく歯槽部や歯茎や失った歯の形態や色を回復するために樹脂が使用されますが、この樹脂が汚染されやすいので不潔にしておくとカビや細菌の巣になりやすくまたそれも残りの歯にとってマイナスに働きます。

残りの歯にとってマイナスにならない欠損修復法といえばやはりインプラントが一番よいということになります。

ただ、現在のお口の状態や身体の状態がインプラントが長期的に機能してくれるような望ましい状態であるかどうかはご質問内容からはわかりません。


どの治療法にもメリットデメリットがありますから新たな治療を受けなくてよくなるようなお手入れ法のマスターや口腔衛生の改善法や力のコントロール法などもしっかり指導してもらい可能な範囲から治療法を選択して機能回復をなさってください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TS2016さん
返信日時:2016-02-04 11:26:18
丁寧なご回答ありがとうございます。
インプラント以外で良い方法が有ればと期待したのですが残念です。
回答 回答2
  • 回答者
水野です。
回答日時:2016-02-04 12:17:07
こんにちは。
ご苦労なさっていますね・・。

基本的に入れ歯は海に浮いている船のようなものだと自分は考えます。
で、それを固定するには支えとなるアンカーが必要なんです。

それをインプラントにするか歯にするかというところで変化があります。
もちろんアンカーには力がかかるので歯の寿命は場合によっては短くなると思います。

いろいろ考え方があると思いますのでご参考になればと思います。

お大事になさってください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-02-04 12:42:18
マグネットを利用したオーバーデンチャーもひとつの方法かと思います

参考
http://www.ha-channel-88.com/partial/attachment_denture-1.html

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-02-05 08:19:08
ご相談ありがとうございます。

>残り少ない歯に負担を掛けていずれダメになり、また歯が減ってしまうなんてとてもショックです。

お気持ちはよく分かります。
我々もそれは大きな課題だからです。


>本当に他に良い方法は無いのでしょうか?

部分入れ歯でも、良いといわれているガイドラインは、入れ歯を入れることで歯が減らなくなる目的が達せられる方法です。
正しい入れ歯はとても優れています。

歯を入れる治療を補綴と言い、入れ歯、インプラントブリッジ被せものを指します。

しかし部分入れ歯はその中で、もっとも設計が難しく、最も高度な治療です。
歯が無いところに型を取って歯を入れる、という短絡的な考えでは効果が出ません。

歯をもうこれ以上失わないためには、正しく設計製作できることが最低の条件となります。
他にも複雑な条件を満たす必要があります。


>当初インプラントを薦められましたが、高額であり一生使える保障もないためお断り

たしかに、インプラントは一生保証できる方法ではありません。
しかし、世界の先進国スウェーデンでは一番初めの患者さんが42年間使えた実績はあります。
我々は場合によっては42年間で十分だと考えています。

なお高額でも、長期間目的が達成できれば、元が取れるとも言え価値は高く、割安ともいえる考えもあります。

ちなみに入れ歯でも何でも噛めればインプラントに決して負けることはありません。

またそのうえで、残った歯を失わない性能を持つ本当の入れ歯は、単純なインプラントより高額になることさえあります。




タイトル 右上3〜5・7番欠損。インプラント以外で負担のない治療はないか
質問者 TS2016さん
地域 兵庫
年齢 52歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 歯が抜けた・抜く予定 その他
インプラントその他
補綴関連
回答者




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