空隙歯列の大人矯正の成功確率につきまして

相談者: ヤマモトヤマトさん (36歳:男性)
投稿日時:2016-02-09 22:12:20
初めまして。
空隙歯列矯正についてご相談させてください。

小学生時より上前歯4本が空隙歯列です。
社会人となり、金銭的にも余裕ができましたのでカウンセリングを受けたいと思っております。
しかし妻から

「大人矯正はほとんが失敗するからやめた方がいい」

言われ、困っております。


実は妻が上記のように言うのには理由があり、妻本人も矯正経験者です。
9年ほど矯正を続けており、噛み合わせがうまくいっていないこともあり、今現在も半年に一度のペースで通院しております。

本人は、9年も通い続けていることや噛み合わせがうまくいかないことは、大人矯正では至極当然のことであるため、しようがないと諦めております。


また、このような現状についてカウンセリング等では説明はなく、治療が始まってからデメリット面が小出しにされたとの事で、このことも普通だと言っております。
以上の理由から、絶対に勧めないと言いますが、本当にそうでしょうか?


当然、ネット等で調べましたが、そのような記載を見つけることができず、ほとほと困っております。
もし妻の言うようなことが事実、あるいは全員ではななくても大多数がそうであるならば、医療問題として、何かしらの話題になる気もしております。
妻のケースはたまたまなのでしょうか。


ご意見の程、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2016-02-10 12:29:52
歯並びに隙間がある原因は何なのでしょうか。

@先天性の歯牙欠損がある
A虫歯などで歯を失った、
Bもともと大きな顎を持っていて隙間ができてしまう

などが挙げられます。


いずれの場合も隙間を埋める矯正は考え物です。

@については個人の正常咬合と言われるような、それなりに安定した咬みあわせになっていますし、

Aではブリッジあるいはインプラントで対処するべきでしょうし、

Bでは後戻りに対処しきれないことが多いですし、必然性を感じません。


多分前歯部分の見えるところの審美性を感じてのことでしょうが、それこそメリット、デメリットで判断していくようなことではないでしょうか。
要するに状況によります。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ヤマモトヤマトさん
返信日時:2016-02-10 21:38:06
松山先生

ご回答いただきありがとうございます。
状況によるとのこと、承知いたしました。

おっしゃる通り、問題部分は前歯部分の見えるところの隙間ですので、現状は審美性のみがデメリットです。


私では隙間の原因はわかりませんが、先生のご提示された@〜Bの原因について、それぞれの対処は高難度である、という印象を文面より受けました。

従いまして、審美性獲得のみのメリットに対して、
噛み合わせが悪くなる
・噛み合わせを治すための期間が余計にかかる
・後戻りに対処できない
等のデメリットが生じやすくなるということですね。
妻が何を言っているのかが分かった気がします。

以上のようなことをカウンセリングで説明いただけることを願います。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-02-10 22:06:01
こんばんは。

空隙歯列を気になさっているようですね、実際の咬合状態を拝見したわけではないので断定まではできませんが年齢を考慮すれば個人的には叢生より治療は難しくないように思います。

奥さんの矯正治療の治療経過がよくない原因についてはよくわかりませんが成人だからと言ってうまくいかないというのはあまりないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ヤマモトヤマトさん
返信日時:2016-02-10 22:25:37
山田先生

ご回答いただきありがとうございます。

ポジティブなご意見感謝いたいます。
年齢はあまり関係なさそうですね。


妻の件ですが、デメリット部を失敗と表現しているかと思われます。
併せて、予定より期間を要していることも、その様に感じさせていると思われます。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-02-11 14:36:48
こんにちは。

矯正治療はご自身の歯をあまりいためることなく(削られることなく)見た目や噛みあわせを改善できるしか治療法としてメリットは大きいです。

ただし、松山先生の回答のようにすきっぱである理由というものがありますから、今機能的に問題を感じていないあるいは生じていないようならば矯正治療で積極的に機能に影響を与えることは行わないほうがよい場合もあります。


ただ、機能をMFTを併用しながら変える気概があるならば矯正治療ですきっぱを治すことは難易度としては低い治療になります。

審美的な問題だけを改善したいだけならば歯を削らずに貼り付ける極薄のベニアなどでも審美性の改善は出来ますから、きちんと歯科医院で診断を受けることが大事だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ヤマモトヤマトさん
返信日時:2016-02-13 15:12:12
船橋先生

ご回答くださりありがとうございます。

>ただ、機能をMFTを併用しながら変える気概があるならば矯正治療すきっぱを治すことは難易度としては低い治療になります。

なるほど、それほど難しくはないんですね。
とはいえ、船橋先生のおっしゃるように、機能に問題ないというのであるならば、という感じですね。



>審美的な問題だけを改善したいだけならば歯を削らずに貼り付ける極薄のベニアなどでも審美性の改善は出来ますから、きちんと歯科医院で診断を受けることが大事だと思います。

先ほどベニアについて調べさせていただきました。
このような手法があると初めて知り、今の私にぴったりの治療法(手法?)と思いました。
一度カウンセリングを受けたいと思います。



タイトル 空隙歯列の大人矯正の成功確率につきまして
質問者 ヤマモトヤマトさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
空隙歯列(すきっ歯)
回答者




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