噛むと激痛の左下7番の抜歯を薦められている (ドイツ)
相談者:
さやさや777さん (48歳:女性)
投稿日時:2016-02-12 09:35:00
信頼している歯科医に左下7番の抜歯を勧められています。
左下7番は約20年前に歯髄炎にかかり神経は抜いてあり、かぶせてあります。
昨年9月ごろ、硬いドイツパンの耳を噛んでしまったところ左下6番目ぐらいの根に激痛が走り、数日間痛みが取れませんでした。
その後治まったかのようでしたがどことなく頼りない感じで、食事の時も慎重に噛んでいました。
10月後半に、左下6番から前方の歯にかけて鈍痛があり、歯科医に行きましたが予約なしだったので信頼しているいつもの担当医ではなく、新しく医院を引き継いだ経営者の若い医師が代理で診察。
「問題は左下7番(親知らずはもうないので現在一番奥の歯)で、これはかぶせてあるのも古くてやり直すべき。
痛みが消えないようなら抜歯。
とりあえず様子を見ましょう。」
と言われました。
痛みは6番あたりでしたが、確かに20年前に7番が歯髄炎にかかったとき、7番に痛みはなく、6番から前方へ向けてばかり痛んだので、7番がだめになっていることに歯科医も中々気づかず発見が遅れた経緯があったので、ある程度納得しましたがいきなり抜歯と言われて驚きました。
次に11月に入って担当医に診てもらうと、
「かぶせてあるのはまだ傷んでませんよ」
とのこと。
しかし左下7番がグラグラしていることを指摘。
しかし、数年前のレントゲン写真をみると上下の一番奥の歯はどれも根が浅く、触ると上下左右どれも多少ぐらついているけれど、痛いのは左下のみなので、ぐらついていることと痛みとの関連性はないと推測。
「おそらくストレスで噛みしめる癖があるみたいだから、リラックスすることを心がけること。
今の硬いのではなくて柔らかいマウスピースに作り直してあげるから、それで様子をみましょう」
と。
その時ゲル(?)を使って歯周のポケットに器具を差し込んで洗浄してくれましたが、その後、今までになく7番の歯が痛み、左下で噛むと激痛が。
先生は
「これで痛みが引くか暫く観察しましょう」
と。
その後、12月に日本に帰国したりなどでひと月ほど様子を見ましたが、横ばい状態。
噛むと6番の歯も痛むので、左側では殆ど噛めません。
しかし、歯茎を内側から押さえると7番は非常に痛みますが、6番の根本はなんともありません。
普段から噛むと激痛が走るので噛めませんが、噛まなければ鈍痛が強かったり弱かったり、忘れている時もあるほどです。
外からみて顔の腫れや熱もありません。
1月8日に再診察を受けましたが、その時点で7番の外側の歯茎のあたりに膿疱が見られ、医師はとりあえず膿を押し出し軽く洗浄。さらに
「痛みが引くか様子をみましょう。
でもそれでも痛いようなら抜歯しかない」
とのこと。
--------
私は免疫不全の病気(筋痛性脳脊髄炎)であると3~4年前に診断がくだされましたが、おそらく疾患はもっと何年も前からで、2012年の末から約2年弱殆ど床から起きれない時期がありました。
今では軽く外出することも毎日でなければ可能です。
が、この病気は多様な症状があり、現在主治医にホメオパシーを中心に対症療法で支えてもらっています。
歯科医はこのことを聞いて、
「ホメオパシー治療により、体が活性反応をして膿を作り出しが可能性もある」
といわれ、このことはホメオを処方してくれている主治医も
「あり得る」
と言っています。
-----
1月中は噛むと激痛、噛まない時も鈍痛が強くなってきた気がして、ホメオパシーで歯根の炎症に効くといわれているMercurius Solubilis Hahnemanni D6 を2~3週間飲んでました。
が、そのせいか(ホメオパシーでは一旦症状が悪化することがある)、7番の外側の膿疱は消えることなく(しかしそれ以上ひどくなるでもなく)、7番内側の歯茎は押すとひどく痛みます。
しかし、それもそれ以上悪くはならない。
ずっと横ばい状態なのですが、1月末にMercurius S. を一旦飲むのを中止すると、その後痛みはかなり緩和。
しかし、やはり痛くて左では噛めません。
2月8日に歯科医に行って、
「今回一度もレントゲンを取ってないので観て欲しい」
と頼みました。
数年前のものと比べて明らかに歯床の骨が退化(?)しているように見えましたが、根の部分がどうなっているのかは
「このレントゲンからははっきりわからない」
とのこと。
また、もしも根が膿んているとして、横から切開して膿を出せないかどうか尋ねましたが、
「この部分は骨が厚くて横からは切開不可」
と。
歯科医は
「こもう十分様子も見て、これ以上痛みに耐えるのは無意味。
この一番奥の歯は噛むのにそれ程影響はないし、治療としては抜くのが一番手っ取り早い。
でも今すぐは抵抗あるのはわかるから、もう暫く様子を見てもいい。
ひょっとすると奇跡が起こって快方にむかうこともあるかもしれない...しかし私の経験上では歯床がこの状態に変化して行ってるなら快方は期待できない」
とのこと。
ドイツの首都・ベルリン在住20年になりますが、今までかかった歯科医で一番信頼はしています。
しかし、噛む時は痛いものの、はっきりと悪化するでもなく、このまま抜歯すべきなのか非常に迷ってます。
歯科医も主治医も、私の持病のこを配慮しても、もしも根に膿が溜まっているような状態なら放置するのは免疫系に更に負担をかけるので、早めに処置した方がよいといいますが、逆に免疫系の病気を持っているせいで歯にこのような影響が出ていることも考えられる、と言われています。
日本ではホメオパシーはまだあまり知られていないようですので、その点を無視しても、歯科医の観点からご意見があれば、是非聞かせていただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
左下7番は約20年前に歯髄炎にかかり神経は抜いてあり、かぶせてあります。
昨年9月ごろ、硬いドイツパンの耳を噛んでしまったところ左下6番目ぐらいの根に激痛が走り、数日間痛みが取れませんでした。
その後治まったかのようでしたがどことなく頼りない感じで、食事の時も慎重に噛んでいました。
10月後半に、左下6番から前方の歯にかけて鈍痛があり、歯科医に行きましたが予約なしだったので信頼しているいつもの担当医ではなく、新しく医院を引き継いだ経営者の若い医師が代理で診察。
「問題は左下7番(親知らずはもうないので現在一番奥の歯)で、これはかぶせてあるのも古くてやり直すべき。
痛みが消えないようなら抜歯。
とりあえず様子を見ましょう。」
と言われました。
痛みは6番あたりでしたが、確かに20年前に7番が歯髄炎にかかったとき、7番に痛みはなく、6番から前方へ向けてばかり痛んだので、7番がだめになっていることに歯科医も中々気づかず発見が遅れた経緯があったので、ある程度納得しましたがいきなり抜歯と言われて驚きました。
次に11月に入って担当医に診てもらうと、
「かぶせてあるのはまだ傷んでませんよ」
とのこと。
しかし左下7番がグラグラしていることを指摘。
しかし、数年前のレントゲン写真をみると上下の一番奥の歯はどれも根が浅く、触ると上下左右どれも多少ぐらついているけれど、痛いのは左下のみなので、ぐらついていることと痛みとの関連性はないと推測。
「おそらくストレスで噛みしめる癖があるみたいだから、リラックスすることを心がけること。
今の硬いのではなくて柔らかいマウスピースに作り直してあげるから、それで様子をみましょう」
と。
その時ゲル(?)を使って歯周のポケットに器具を差し込んで洗浄してくれましたが、その後、今までになく7番の歯が痛み、左下で噛むと激痛が。
先生は
「これで痛みが引くか暫く観察しましょう」
と。
その後、12月に日本に帰国したりなどでひと月ほど様子を見ましたが、横ばい状態。
噛むと6番の歯も痛むので、左側では殆ど噛めません。
しかし、歯茎を内側から押さえると7番は非常に痛みますが、6番の根本はなんともありません。
普段から噛むと激痛が走るので噛めませんが、噛まなければ鈍痛が強かったり弱かったり、忘れている時もあるほどです。
外からみて顔の腫れや熱もありません。
1月8日に再診察を受けましたが、その時点で7番の外側の歯茎のあたりに膿疱が見られ、医師はとりあえず膿を押し出し軽く洗浄。さらに
「痛みが引くか様子をみましょう。
でもそれでも痛いようなら抜歯しかない」
とのこと。
--------
私は免疫不全の病気(筋痛性脳脊髄炎)であると3~4年前に診断がくだされましたが、おそらく疾患はもっと何年も前からで、2012年の末から約2年弱殆ど床から起きれない時期がありました。
今では軽く外出することも毎日でなければ可能です。
が、この病気は多様な症状があり、現在主治医にホメオパシーを中心に対症療法で支えてもらっています。
歯科医はこのことを聞いて、
「ホメオパシー治療により、体が活性反応をして膿を作り出しが可能性もある」
といわれ、このことはホメオを処方してくれている主治医も
「あり得る」
と言っています。
-----
1月中は噛むと激痛、噛まない時も鈍痛が強くなってきた気がして、ホメオパシーで歯根の炎症に効くといわれているMercurius Solubilis Hahnemanni D6 を2~3週間飲んでました。
が、そのせいか(ホメオパシーでは一旦症状が悪化することがある)、7番の外側の膿疱は消えることなく(しかしそれ以上ひどくなるでもなく)、7番内側の歯茎は押すとひどく痛みます。
しかし、それもそれ以上悪くはならない。
ずっと横ばい状態なのですが、1月末にMercurius S. を一旦飲むのを中止すると、その後痛みはかなり緩和。
しかし、やはり痛くて左では噛めません。
2月8日に歯科医に行って、
「今回一度もレントゲンを取ってないので観て欲しい」
と頼みました。
数年前のものと比べて明らかに歯床の骨が退化(?)しているように見えましたが、根の部分がどうなっているのかは
「このレントゲンからははっきりわからない」
とのこと。
また、もしも根が膿んているとして、横から切開して膿を出せないかどうか尋ねましたが、
「この部分は骨が厚くて横からは切開不可」
と。
歯科医は
「こもう十分様子も見て、これ以上痛みに耐えるのは無意味。
この一番奥の歯は噛むのにそれ程影響はないし、治療としては抜くのが一番手っ取り早い。
でも今すぐは抵抗あるのはわかるから、もう暫く様子を見てもいい。
ひょっとすると奇跡が起こって快方にむかうこともあるかもしれない...しかし私の経験上では歯床がこの状態に変化して行ってるなら快方は期待できない」
とのこと。
ドイツの首都・ベルリン在住20年になりますが、今までかかった歯科医で一番信頼はしています。
しかし、噛む時は痛いものの、はっきりと悪化するでもなく、このまま抜歯すべきなのか非常に迷ってます。
歯科医も主治医も、私の持病のこを配慮しても、もしも根に膿が溜まっているような状態なら放置するのは免疫系に更に負担をかけるので、早めに処置した方がよいといいますが、逆に免疫系の病気を持っているせいで歯にこのような影響が出ていることも考えられる、と言われています。
日本ではホメオパシーはまだあまり知られていないようですので、その点を無視しても、歯科医の観点からご意見があれば、是非聞かせていただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2016-02-12 15:59:43
海外での歯科トラブルは何かと大変かと思います。
>根の部分がどうなっているのかは
>「このレントゲンからははっきりわからない」
>とのこと。
>歯科医の観点からご意見があれば、是非聞かせていただきたく存じます。
担当医はおそらく「歯根破折」を疑われているのではないかと考えます。
歯科用CTを撮影されるか、マイクロスコープで破折線を確認されると確実なのですが、ドイツではこれらの機器は普及されているのでしょうか?
>根の部分がどうなっているのかは
>「このレントゲンからははっきりわからない」
>とのこと。
>歯科医の観点からご意見があれば、是非聞かせていただきたく存じます。
担当医はおそらく「歯根破折」を疑われているのではないかと考えます。
歯科用CTを撮影されるか、マイクロスコープで破折線を確認されると確実なのですが、ドイツではこれらの機器は普及されているのでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
さやさや777さん
返信日時:2016-02-12 16:41:50
櫻井先生、返信ありがとうございます。
歯根にヒビが入っている可能性も指摘されました。
その場合ひとりでに治ることはないが、痛みなど問題がないかぎり処置は必要ないのだけど…と。
ドイツでも歯科用CTはあると思いますが、その診療所では置いてません。
頼めば恐らく外注してくれるかも知れませんが、ドイツの保険の適用範囲は年々厳しくなり、あらゆる治療・検査の費用の自己負担が求められるようになってきてます。
私が病気のせいで生活保護を貰っていて余裕が全くないのを担当医は知ってるので、配慮から勧めなかったのでは、と思います。
社会的に弱い立場の人に理解のある診療所なので、たまに自費の部分を大幅に「融通」してくれたり、やたらとインプラントなどを勧めず、マウスピースでの調整など、親身に相談にのってくれます。
担当医は自分は来週から2週間休暇で留守なので、抜歯の決心がついたら今週中に臨時で来るか、もしくは休暇から戻るまで更に様子を見て良い、とは言ってくれています。
「今週中」とは今日が最後。
本文にも書きましたが、10日ほど前に歯根の炎症を抑えるホメオパシーを止めてから痛みが徐々にですが緩和してきています。
今朝起きてみると、微かな鈍痛はあるように思いますが、左下7番の歯茎は内側から押しても殆ど痛くはありません。
外側にあった膿疱も傷跡のようなものがありますが、膿で膨らんではいません。
噛むとやはり痛みますが、以前よりましです。
一時的な緩和状態はこれまでもあったので、今回このまま快方に向かうのは分かりませんが、とりあえず、慌てて今日抜歯せず、あと2週間更に様子を見て(担当医の言う「奇跡」が起こらなければ)抜歯しかないと納得してからの方が賢明なのかもしれません。
歯根にヒビが入っている可能性も指摘されました。
その場合ひとりでに治ることはないが、痛みなど問題がないかぎり処置は必要ないのだけど…と。
ドイツでも歯科用CTはあると思いますが、その診療所では置いてません。
頼めば恐らく外注してくれるかも知れませんが、ドイツの保険の適用範囲は年々厳しくなり、あらゆる治療・検査の費用の自己負担が求められるようになってきてます。
私が病気のせいで生活保護を貰っていて余裕が全くないのを担当医は知ってるので、配慮から勧めなかったのでは、と思います。
社会的に弱い立場の人に理解のある診療所なので、たまに自費の部分を大幅に「融通」してくれたり、やたらとインプラントなどを勧めず、マウスピースでの調整など、親身に相談にのってくれます。
担当医は自分は来週から2週間休暇で留守なので、抜歯の決心がついたら今週中に臨時で来るか、もしくは休暇から戻るまで更に様子を見て良い、とは言ってくれています。
「今週中」とは今日が最後。
本文にも書きましたが、10日ほど前に歯根の炎症を抑えるホメオパシーを止めてから痛みが徐々にですが緩和してきています。
今朝起きてみると、微かな鈍痛はあるように思いますが、左下7番の歯茎は内側から押しても殆ど痛くはありません。
外側にあった膿疱も傷跡のようなものがありますが、膿で膨らんではいません。
噛むとやはり痛みますが、以前よりましです。
一時的な緩和状態はこれまでもあったので、今回このまま快方に向かうのは分かりませんが、とりあえず、慌てて今日抜歯せず、あと2週間更に様子を見て(担当医の言う「奇跡」が起こらなければ)抜歯しかないと納得してからの方が賢明なのかもしれません。
タイトル | 噛むと激痛の左下7番の抜歯を薦められている (ドイツ) |
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質問者 | さやさや777さん |
地域 | 海外 |
年齢 | 48歳 |
性別 | 女性 |
職業 | その他 |
カテゴリ |
歯の痛み その他 抜歯:7番(第二大臼歯) ドイツ |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。