噛み合わせ治療のスプリント装着に不安
相談者:
チャットさん (60歳:女性)
投稿日時:2016-02-13 15:52:50
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-02-14 12:16:39
こんにちは。
歯茎の痛みを生じた原因は、かみ合わせの悪さだったのでしょうか?
かみ合わせが悪いということは、就寝時や日常生活で歯に負担がかかる習慣や態癖が常態化している可能性がありそうです。
最も大きな原因として、睡眠時酸素分圧低下(睡眠障害)があげられるのではないかと推測しています。(希望的観測ですが今後このあたりの研究が進んでくれるのではないかと思っています)
夜間スプリントを入れて寝るということは、元々の噛みあわせを変える可能性をもっています。
かみ合わせが悪い患者さんの矯正治療の前にしばらくスプリントを入れて、上下の歯がかみ合わせない状態を意図的に作って、顎位を修正した後に咬合を採取しなおして矯正の治療のゴールを作ることはよく行われている手順です。
このように矯正治療を前提にしたあるいは咬合再構成前のスプリント療法には治療の前処置としての意味がありますが、そういう大規模な治療を行う予定もなく歯茎の痛みのためにスプリントを就寝時に入れると不調をきたす場合もあると思います。
担当医に不調があることをしっかり伝えられて、必要であればそのスプリントはやめたほうがよいかもしれませんね。
歯茎の痛みを生じた原因は、かみ合わせの悪さだったのでしょうか?
かみ合わせが悪いということは、就寝時や日常生活で歯に負担がかかる習慣や態癖が常態化している可能性がありそうです。
最も大きな原因として、睡眠時酸素分圧低下(睡眠障害)があげられるのではないかと推測しています。(希望的観測ですが今後このあたりの研究が進んでくれるのではないかと思っています)
夜間スプリントを入れて寝るということは、元々の噛みあわせを変える可能性をもっています。
かみ合わせが悪い患者さんの矯正治療の前にしばらくスプリントを入れて、上下の歯がかみ合わせない状態を意図的に作って、顎位を修正した後に咬合を採取しなおして矯正の治療のゴールを作ることはよく行われている手順です。
このように矯正治療を前提にしたあるいは咬合再構成前のスプリント療法には治療の前処置としての意味がありますが、そういう大規模な治療を行う予定もなく歯茎の痛みのためにスプリントを就寝時に入れると不調をきたす場合もあると思います。
担当医に不調があることをしっかり伝えられて、必要であればそのスプリントはやめたほうがよいかもしれませんね。
相談者からの返信
相談者:
チャットさん
返信日時:2016-02-14 15:54:57
船橋先生、有難うございました。
担当医と相談致します。
担当医と相談致します。
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2016-02-14 17:12:26
西山です
>歯ぐきの痛み治療と並行して噛み合わせ治療の為
歯茎の痛みと咬み合わせが関連しているという判断なのでしょうか?
もし関連しているという判断であれば,上下の歯を咬み続ける時間が長い,または咬み続ける頻度が多い可能性はあるかもしれません.
ただ,これについては咬みあわせた整ったとしても,そのような行動は残ってしまうことも考えられます.
睡眠中に上下の歯を咬みあわせる時間は,多い人でも20分程度です(6〜8時間の睡眠中で).
したがって,よほど強い力が生じていないと,歯茎の痛みまで生じる可能性が低いと思われます.
実際,歯茎の痛みはいつがピークなのでしょうか.
起床時でなければ睡眠中への対応はあまり意味がないかもしれません.
>歯ぐきの痛み治療と並行して噛み合わせ治療の為
歯茎の痛みと咬み合わせが関連しているという判断なのでしょうか?
もし関連しているという判断であれば,上下の歯を咬み続ける時間が長い,または咬み続ける頻度が多い可能性はあるかもしれません.
ただ,これについては咬みあわせた整ったとしても,そのような行動は残ってしまうことも考えられます.
睡眠中に上下の歯を咬みあわせる時間は,多い人でも20分程度です(6〜8時間の睡眠中で).
したがって,よほど強い力が生じていないと,歯茎の痛みまで生じる可能性が低いと思われます.
実際,歯茎の痛みはいつがピークなのでしょうか.
起床時でなければ睡眠中への対応はあまり意味がないかもしれません.
相談者からの返信
相談者:
チャットさん
返信日時:2016-02-15 10:33:02
西山先生、有難うございました。
参考になりました。
参考になりました。
タイトル | 噛み合わせ治療のスプリント装着に不安 |
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質問者 | チャットさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 60歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)治療 噛み合わせに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。